「ロッセリーニ家の息子」シリーズ　連続刊行記念岩本薫書き下ろし小冊子　Piacere

キャラクター人気投票結果発表！

「Piacere」　…かっこいいタイトル。
たぶんイタリア語だと思うのだけど、残念ながら私には読めません。「こういうタイトルの時は、カタカナのふりがなが欲しい」と思うのは、私だけでしょうか。
9月初めに届きました。「ああ、待ったなあ…」という感じです。
応募券を発送したのが昨年の年末で、それから振り込み用紙が届きました。無事に小冊子が届くまで、万が一のことを考えて、お財布から振り込み票が捨てられなかったのです。（これはたぶん、どの全サでも同じでしょうね）
「ロッセリーニ家の息子」シリーズ文庫化にあたり、3冊分の応募券で申し込めた、全員サービス小冊子です。特設webサイトでキャラクター人気投票がありまして、第1位のキャラを主人公にしたお話を、岩本薫さんが書き下ろす企画でした。

ここから、盛大なネタバレを…（嫌な予感がする方は退避～）

キャラクター人気投票第1位！
それは、
エドゥアール・ロッセリーニさん、「ザ・孔雀攻め」さまでした。

第2位は、成宮礼人さん。

予想した通りだったという、わはは…

以前、岩本薫さんのサイトで全作品からの人気投票がありまして、その1位もこのカップルだったのでした。
私は、「ロッセリーニ家の息子」シリーズでは、お話では彼らの「捕獲者」が一番好きなのですが、カップルではマクシミリアン×ルカが好きです。

という訳で、書き下ろしは、エドゥ×礼人の「カルダーウッドのまぼろし」
ホテルの夏の繁忙期を過ぎ、エドゥアールと礼人は遅い1週間のバカンスへ。イギリスの古城に泊まった二人は……
ゴシックホラー調のお話でしたが、二人のイチャコラは通常運転。

もう一つの書き下ろし「Boun Compleanno」
期待を担って誕生した末娘・ヴィットリアの1歳のお誕生日をめぐるショート集。3兄弟に加えて、アシュラフ×東堂組も。
アシュラフはどんだけ絶倫なのでしょう。
個人的には、泣き出したヴィットリアを、周りがおろおろする中、背中をトントンしてあやしてしまったマクシミリアンが、非常にツボでした。

待ったかいがあった小冊子で満足です。
装丁は、真っ白な表紙に、ワインレッドのタイトルとライン（ロッセリーニ家の生業がワイン醸造業だから？と深読みしちゃう）、そして金箔押しのラインと、優美で上品なものでした。