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表題作STAY DEADLOCK番外編 1

ディック・バーンフォード,元軍人
ユウト・レニックス

同時収録作品STAY DEADLOCK番外編集(1)

ロブ・コナーズ,犯罪心理学者(大学教授)
ヨシュア・ブラッド,警備会社ボディガード

その他の収録作品

  • Never walk alone(書き下ろし)
  • Commentary 1-4(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

シリーズ完結後もますます広がるDEADLOCKワールド──ロス市警刑事のユウトと、警備会社のボディガードとなったディックはLAで二人暮らしをスタート。恋人となったロブとヨシュアの愛も深まり、予想外にパコがトーニャに告白!! 新たなカップルの兆し…!? 完結後に発表された番外編を一挙収録!! それぞれの人生を歩み始めたDEADLOCKキャラクターたちのその後v 高階佑による漫画も収録。

作品情報

作品名
STAY DEADLOCK番外編 1
著者
英田サキ 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
DEADLOCK
発売日
ISBN
9784199008191
4.8

(242)

(209)

萌々

(26)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
24
得点
1170
評価数
242
平均
4.8 / 5
神率
86.4%

レビュー投稿数24

ユウトがまさかの浮気を……?!?!?!

あー、あの話が読みたいなぁと思っても探し出せないため(電子なのでパラパラできない)、なんの話がどこに収録されてるかの忘備録。
特にレビュータイトルの話がどこにあるか、なかなか見つけ出せなかったけど、ここにあったのか!

攻め視点好きなので、本編のあの時のディック視点というのが最高にありがたい。
(本編を全部ディック視点で書いたやつもあれば、涙流して読みます)

【Quork of fate】刑務所・ディック視点・バスケ後のユウトは上半身裸で…。
ディックからすればモザイク必須レベルだったに違いない。

【強き者、汝の名前は女】一般官房に戻されたネト視点。トーニャ。

【遠い夜明け】懲罰房から戻されて熱にうなされるユウトを見るディック視点。

【分かれ道】DEADHEAT DEADLOCK2 12章後のディック視点

【Our footprint on the beach ふたりの足跡】再会後のディック視点。

【Love begets love】ロブ宅でのホームパーティーでパコにディックを紹介する話。

【You mean a lot to me】パコがトーニャについに告白するも……ご立腹のユウト視点。腹の虫が収まらないユウトはネトに相談。
「少しくらい、夢を見てもいいじゃない」
いじらしいぃぃ!!
その後を読みたいときは番外編3の「Can you feel my heart?」へ。

【ヨシュア・ブラッドの意外な趣味】バットマンの大ファン

【Day after day】 ケンカをして家を飛び出したユウト視点・一人称。ドミノピザvsパパジョーンズ

【I need a love that grows】ロブ視点。寝起きの悪いヨシュア。昔の相手のリンダを泊めると言い出したヨシュアと喧嘩。

【Lost without you】デニーと偵察中のユウトはディックを見かけ……
CIAからの依頼。独立記念日の花火。巻末に漫画あり。

【Fall in love again】Lost without youの続き。ディック視点。

【Love me little love me long】(LAで暮らしはじめて一年目。)
ハリウッドスター・レナードが失踪してしまいユウトが代役をする羽目に……
その様子が放送され、みんなでテレビを見る漫画がその次に収録されている。

【Midnight phone call】ロブ視点。せっかくのデート中、新人からの電話をなかなか切ろうとしないヨシュアに業を煮やすロブ。電話をなぜなかなか切らなかったかがヨシュアらしい話。

【Never walk alone】これだけ書き下ろし。
この話が再っ高に好き。
ディック視点。ユウトがまさかの浮気を……?!?!?!
ディックの出した結論が極端すぎる。マンダリン男(笑)そしてユウトが至高の男前。ディックは奥歯がいくつあっても足りなさそう。

0

電子版には挿絵が無い

DEADLOCK番外編1-4巻 電子版をセット購入。

このシリーズは、紙版を購入するべきでした。
挿絵が電子版には・・漫画は有るけど、挿絵が無い。

作品の内容にマッチした高階佑先生の 挿画、
二つの相乗効果で魅力を感じる作品なので、
絵が無いと、物足りません。(´;ω;`)

2

BL的重要イベントが番外編に

本編3部作の裏話的なものが二割、その後のお話が八割くらいで構成された番外編集。

本編の隙間に入るお話は、あのとき実はこのキャラたちは…と全く知らないエピソードを楽しめるものから、本編エピソードを別キャラ視点から読めるものがあった。
その後の話は一つの流れをカプごとに追っていて、番外編集の中でさらに"あのとき実はこのキャラたちは…"が成立していた。もはや本編で良いのでは?というストーリー。

気になっていたのはパコとディックの初対面話。本編(続編)ではすでに知り合っている状態だったので。BLレーベルの作品なのにBL的重要イベントを番外編で書くのにびっくりした。番外編だからとスルーしなくて良かった。
ロブの結婚話は次の番外編集になるのかな。Commentaryで夫婦になったと書かれていたが、収録された作品の中にそれらしい話はなかった。読みたい……。
以下感想を適当に。

「Love begets love」
兄ばかパコにユウトがディックを恋人として紹介するお話。パコとディックが二人で話し込んだその一時間の内容を詳しく教えて欲しい。ここがすごく楽しみだったのに、ユウト視点で詳細は分からなかった。

その後パコがトーニャの件で兄の威厳を失くしそうになる流れまで含めて面白かった。パコの話題に触れるとユウトの機嫌が悪くなる地雷案件になっているような(笑)このカプのその後もまたどこかの番外編で読めるかな。

「Never walk alone」
タイトルでまず泣ける。勘違いから始まり、ディックの独り相撲っぷりがすごいお話。
笑えるオチからカップルが絆を深めるラストまで最高の流れだったので、漫画を入れるならぜひこの作品でお願いしたかった。絵にするとかなり映えるシーンもあったのに!収録作の中で一番好きだった。

ディックは本編とその後で物事の捉え方がかなり変わったと思う。ユウトに関し、何でもポジディブというか好意的な解釈をしていて、読んでいて心地良い。何でも良いように受け取ってくれる相手って最高じゃないの。
自分にとって良いことと相手にとって良いことがぴったり合っているから、結果的にそうなるのかなあと思ったり。

ロブ推しとしてはロブの供給が足りなかったので、次も読もうと思う。

1

本編も良かったのに番外編まで楽しい!

番外編って、おまけみたいなスピンオフみたいなイメージを抱いていましたが、読んでみてびっくりしました! レビューには楽しい楽しい書いてあったので読んでみようかなと半信半疑手にとってみて本当に良かった。皆様のレビューに感謝です。
まず驚いたのは番外編の中で物語が進んでいるということです。
そしてあんなに楽しかった本編よりも繰り返し繰り返し読んでいるのはこの番外編の2冊だということに最近気づいて、私自身も驚いています。その理由はきっと二つあって、一つ目はまずユウト以外の視点で描かれている話が多数あること。二つ目はディックとユウトの二人が思い合っている姿がなんとも言えず好きだからです。
本編には最後の最後にしかなかった二人の優しい気持ちがたくさんたくさん、いろんな形で描かれていて、そのどれもが良い話なんです! 
どの話が特に好きか考えてみると、ディックがスーハースーハーしてる浮気疑いの話と、レナードの話と、独立記念日の花火の話です。一つ挙げるつもりが三つ巴の戦いになってしまいました。さらに付け加えると、ディックの愚痴をロブにもらすユウトとそれを受けてロブが慰め、励まし、それはつまり、心理学的には〜みたいに解析しちゃうシーンもすきです。
これからも楽しい番外編、切ない番外編、かっこいい番外編、たくさんの番外編を読みたいです。

1

バラエティに富んだ充実したストーリー

とても読み応えがあり、内容も濃い短編集でした。
ディック×ユウトはもちろんのこと、
ロブ×ヨシュア、パコ×トーニャも良かった! 
特に、ヨシュアへの理解が深まったというか、
とても不器用で真面目で可愛いなと思うようになりました。
正直、ロブがどうしてここまでヨシュアに夢中なのか分からなかったけど、本作を読んでロブの気持ちが少し分かった様な気がします^^

全ての話においてしっかりしたストーリー性があり、
本当に面白くてあっという間に読んでしまいました。
コミカライズも高階先生の絵が美しく、
小説とはまた違った印象もあって良かったです。

それにしても、マンダリン男には笑ってしまった(笑)

2

幸せな一冊

ロブ×ヨシュアのスピンオフを読んでから読もうかと思いましたが、耐えきれませんでした。ロブ×ヨシュアに関わる作品がいくつか、メインのお話が2つぐらい、割と重要なネタバレもチラホラありましたが、潔癖でなければ読む前でも問題ないかと思います。もちろん、この後ロブ×ヨシュアの「SIMPLEX」も買います!!

本編の解釈に影響するようなお話もあったので、本編がお好きな方は読まない手はないでしょう。
本編の大部分が受け視点の作品で、攻め視点の章なんかがあるのが大好きなのですが、今回ディック視点が読めて大満足!!特に本編2巻はディックの登場シーンも少なくて何考えてるか分からずモヤモヤもしましたが、ディックがいかにユウトを愛しているか分かります。幸せな1冊です。

2

DEADLOCKファンは是非

番外編。

本編では抑えて書かれなかった裏話は、やっぱり番外で気軽に楽しむのが吉。映画の最後に添えられたエピソードのように、クスリと笑えたり、愛を確認できたりと、どれもこれもファンなら大満足の短編でした。

何度も読み返す作品ではないけど、本編で張られていた伏線を掘り下げたり、LOVE補給には絶好の1冊でした。

ディックとユウトだけでなく、パコの恋路も語られたりと、DEADLOCKは脇キャラがみんな魅力的ですね。あまり多くを語らないディックのあまあまなところが堪能できます。

1

番外編はいっかな と思ってる方→この2冊はMUST BUYでは。

DEADLOCKに遅まきながらハマった後、外伝よんで、
うーん、番外編はどうしようかな と思っていた私。
なんとなく流れで購入してみましたが、大当たり~♪
こんなに、ハマりなおす番外編は他に経験ないです。
本編が辛すぎたからでしょうか。
ゆっくりかみしめるようにSTAY→AWAY→STAY→AWAYと読みました(笑)
本当に至福の2冊です。
全部で16個のお話+先生のコメントが1Pずつ、4か所。

1.Quirk of fate ~運命のいたずら~
 刑務所内で、バスケの試合に駆り出された後のユウトとディック。
 ディック目線。
2.強き者、汝の名は女
 刑務所内で、懲罰房を出た直後のネトのお話。
 トーニャ、鋭い!女は強いという結論。
3.遠い夜明け
 刑務所内、懲罰房を出たユウトの発熱話。ディック目線。
4.Forked road~分かれ道~
 本編2巻の二人がすれ違った直後のディック目線。
 この巻はディックが超嫌いだった(笑) 
5.Our footprint on the beach ~ふたりの足跡~
 本編3巻最終で二人が気持ちを確かめた後~翌朝のお話。ディック目線。
 超幸せトロトロ話。癒されるー
6.Love begets love
 ディックと同居を開始した10日後、ロブの家のホームパーティで、パコと
 ご対面~となったディックの話。ユウト目線。
7.You mean a lot to me
 パコがトーニャに告った後のお話。ユウト目線。
 ユウトにヘタレってるディックがちょっと登場(笑)
8.ヨシュア・ブラッドの意外な趣味
 ロブとヨシュアの初デートの日の夜のお話。ロブ目線。
 ロブがエロおやじ本領発揮。
9.Day after day(朗読CD)
 CD聞いてないので、なんとも言えないのですが、
 CDのためのシナリオ?脚本なのかな?
 同居始めてから半年後のユウト&ユウティ家出話(笑)。ユウト目線。
10.I need a love that grows
 ロブとヨシュアの喧嘩話とディックが某国へ出かける直前~出かけた後
 の頃のお話。ケイティ(ロブの姪)とご対面した時のヨシュアが
 すんごく可愛い♡ロブ目線。
11.Lost without you
 10とシーンかぶってます。ディックを応援しようと頑張るユウトのお話。
 ユウト目線。きゅーーーーーーっとツラそうにしているユウト。
 ディックのバカーと久しぶりの怒り(笑)
12.Fall in love again
 11で出かけたディックの帰国話。ディック目線。ディックにきゅーん。
 デルタ時代のディックの上司が登場。
 こういうおっさん、大好き♡お仕えしたい♡
13.Love me little Love me long&後日談漫画
 映画スターの痴話喧嘩に、ディックとユウトが巻き込まれるお話。
 最後のディックのセリフがよいです。見直したわ、ディック。
 漫画の方は、小説部分の後日談。みんなで集まって、
 テレビを見ている時に、ロブが意地悪して、ディックが悪者になる話(笑)
14.Midnight phone call(朗読CD)
 くつろいているロブに、喧嘩して家を飛び出したユウトから電話あり
 ヨシュアとの喧嘩話?のろけ話を聞かせるお話。ロブ目線。
15.Never walk alone
 ユウトの浮気話。最後、ディックと一緒に涙ぐんじゃいます。
 ディック目線。
 この話の中でユウトの女装話があり、これを漫画版で読みたかったなあと
 少々思いました。
16.Lost without you 漫画版
 11のコミック版♡10とも一部シーンがかぶります。
 ディックが格好いい・・・

あまーい部分も切ない部分もあり、各キャラの幅がより広がって
奥行が増えて、すんごく各キャラに入れ込んでしまうようになる本でした。
気をつけないと、本編、外伝と無限ループで読んじゃいそう。

先生方、出版社の方、本当に素敵な本を有難うございました!

8

堂々の不朽の名作1位

素晴らしかった…!これしか言えないほどの良作だった。まさに堂々の不朽の名作一位!前4作は読んでいてまるでスピーディーな洋画を観ているようなので一気に読み終えてしまった。それに対して番外編の2冊はその後の話をいくつかの短編で組み上げられている。3つのカップルが穏やかな日々を送っていく中で、いろんな出来事があったり…喧嘩したり、愛を確かめ合ったりという話。

最初はあっちこっちで載っていた書き下ろしや全サ小冊子などを積んだ2冊だと知っていて、全部バラバラな話かと思っていたけれど、まさか全部繋がっているとは思わなかった…。

1冊目の最初のディック目線はすごくお気に入り!前作の3冊は全てユウト目線で描かれたので、謎めいたディックはどんなこと考えてたのかさっぱり捉えられなかった。だからディック目線の5篇を読んでお二人の過去を振り返っているような気分になって、なんだかすごく懐かしくて涙が出そう…

それからユウトとディックの新生活。最後は最高に素敵な終わり方で先生に脱帽…!ノエルのことを触れながら、ようやく最後の葛藤を乗り越えたお二人を見ていてすごく満喫した。
いつもクールなディックがユウトのことになると別人みたいに慌てたり退屈になったりして、こう見ると彼は本当にたくさんのものを失ったからこそまたユウトを失うことを恐れているのが見え見えだ。ユウトは一生ディックの死角だろうね…。一途にディックを追いかけていく健気なユウト…本当に愛おしくてたまらない。
お二人、どうかお幸せに…

あとはこの2冊の中で一番好きなロブとヨシュアの話「I need a love that grows」。愛されることに不慣れなヨシュアと、世話焼きなロブ。先生が言った通り、この2人は出会うべくして出会った運命の2人なのだ…。
ロブのような完璧な男はいったいどんな欠点を持っているのか興味津々なんだけど、ヨシュアにでも決して弱気を見せないとロブはいつも心がけているからこそ彼は完璧に見える、とでも解釈できるんだね。
ヨシュアは早くロブの欠点見つかって、その欠点まで愛したいと言ったのに…でもそう考えてみるとロブは確かに難しいキャラだよね。明るくていつもハイテンションで人生を楽しんでいる(ように頑張っている)ロブは実に謎だらけだ。ユウトと出会う前のロブの生活を覗いたりしてみたい…
彼はどこかネトに似てるかもしれないね…けどこの2人は気が合うのは同類者だからで、恋人にはなれないのも同じ理由であるんだね。恋愛に手慣れなロブこそ、ヨシュアのような初々しくて不器用なのに肝心なところでは素直になる子に癒されるわけ。
お互い相手の個性とマッチングして、本当に最高に相性の良いカップルだと思う。でも1つだけ言いたい。ロブ、あんまり意地を張ってないで、ヨシュアくらいには甘えて弱音を吐いても良いと思うよ〜(笑)。


良い作品見つかって凄く楽しかった…!この前も言ったけど、初外国モノが「デッドロック」でよかった。

先生、素敵なストーリー本当にありがとうございました。

6

ファンへのご褒美的な1冊

電子にて。
ロブ×ヨシュアの話も多くて大満足でした(≧∇≦)

ラブラブな話ばかりかと思いきや、ディックがCIAからゲリラ沈静化のために案内役を依頼されるなど心揺れる出来事もあり、ユウトの気持ちを思うと複雑でした…。
でも自分の不安な気持ちを押し殺してディックの背中を押したユウトはやっぱり男前。
でもあれは読んでるこっちも辛かった…!
ディックが無事帰国できて本当に良かった。

ユウトが浮気してると勘違いして突っ走って自己完結しちゃうヘタレなディックが可愛かったですw

番外編2はいつ電子化されるのかなぁ。

4

みんながより一層愛しくなり、応援したくなる、幸せになれるお話。

デッドロックシリーズ。いよいよ番外編です。そしてこの番外編Stay とAwayがシリーズの中で一番お気に入りです。事件もなく甘々なカップルのイチャコラをニヤニヤしながら覗いてる感じです。笑
この本の初めの何編かは、デッドロックのお話のディック目線で描かれています。私は、本編を読んでいる時にディック目線のお話が読みたいとずっと思っていたのでこれは有難かったです。ディックが、ユウトに対して警戒心を持ちつつも、惹かれていっている姿が微笑ましかったです。一目惚れと言ってもいいくらいに早い段階で、ユウトに惚れていたと知り笑いそうになりました。結局は誰もユウトの可愛さには抗えないのよ...笑
ネト目線のお話もあり、面白かったです。ディックのユウトへの気持ちに気付き、半ば馬鹿にするようなふうにディックと接しているのを見て、ほんとディックってただのヘタレだなぁと再確認しました。笑
この番外編の中で 私が一番好きなお話はI need a love that grows です。ロブとヨシュアが、一悶着あった後にお互いの気持ちを再確認し、関係を成熟させるお話です。最後にはロブがヨシュアに結婚を迫るところまでいきます。肝心の結婚式は次巻のAwayに詳しく書いてあります。
この話で、ヨシュアの寝起きの悪さが暴露されます。それがもうめちゃくちゃかわいいの!!笑 普段の堅い貴公子のような雰囲気は遥か彼方、ほげーっとしたネコちゃんのような寝起きなんです... ロブ、思わぬ収穫に驚いたことでしょう。これでヨシュアをたっぷり世話して可愛がってあげることができるね!笑
他の短編も、多かれ少なかれ問題はあれ、それぞれのカップルが幸せに日々を暮らしてることが伝わってきます。
デッドロックシリーズのキャラに愛着が湧いている方は読んでも損はない作品集だと思います。より一層、愛しくなる、そんなお話がてんこ盛りでした。オススメです。

6

本編を補う甘さ

DEADLOCKシリーズの番外編。
小冊子などで出されていた物を集めた作品で、後からハマったり特典を入手することのできないファンにはひじょうに有難いです。
最近こういう形の商業発行があって、これが当たり前になって貰えるととても嬉しい。
電子で購入しましたが、カラーイラストがついていました。
本編でのメインカップル、ディック×ユウトの話が中心ですが、刑務所で友情を結んだネトやトーニャ、ユウトの義兄のパコ、そしてディックを追う中で知り合ったロブ、ロブが想いを寄せるヨシュアとキャラ総出演です。
ディック視点が6本、ユウト視点が5本、ネト視点が1本、ロブ視点が3本(だったと思います)。

本編で刑務所に収監されている時の二人には視点がユウトだったせいもあり甘ったるいモノローグなどほとんどありませんでした。
ですのでディック視点がひどく新鮮かつ、ユウトをそういう視線で見ていたのねとこちらが恥ずかしくなります。
悶えてしまうー。
そして惨殺された仲間たちへの復讐心とユウトとの間で揺れ動き、またそれを許さないディックの心の内も読めて本当に良かったです。

英田さんの作品に対してのコメントが所々にあり、それもまた楽しめました。
大満足の一冊です。

4

ファンへの至高の贈り物

この本を出版してくれたことに感謝したい気持ちです。
DEADLOCKシリーズが完結してから出会ったので、商業誌として出版されていたものやせいぜいドラマCDの冊子などしか手に入らなかった私からしたら、至福の2冊でした。
古くからのファンで苦労して特典や全プレなどを手に入れた方々には申し訳ありませんが、後発の読者としては到底手に入らない非売品の作品が、本編に深く関連している部分について読みたくて仕方ありませんでした。
それに触れる部分でちらりと要約されているので話が通じないことはないのですが、やっぱりだからこそ読みたいという気持ちが募るのは仕方がないですよね。

私も発売時すぐに購入した作品のSSや、予約特典の冊子や応募券を集めてのプレゼントで手に入れた好きな作品の非売品の短編が間をおかずに発売されたり別の本に収納されてしまったら、悔しい思いをするし面白くないとは思います。でも、ある程度時間が経過したらこうしてまとめて発行してくれたら新規ファンにはいいことだと思うし新たな読者を開拓することにもつながると思うので今度も長く続いたシリーズ作品は特に、こうしてまとめて発行してくれたら嬉しいと思います。

これを読む前に改めてシリーズを再読してから続けて読みました。
そうすると、本編が補完されてより一層楽しむことができました。
本編では描かれなかったディックの心情が切なかったです。
刑務所内でユウトが感じていたちょっと意地悪で何を考えているのかわからなかったディスクのユウトへの思いや隠していることの罪悪感、刑務所から出て初めて偶然に再開した時の別れのシーンでの葛藤など想像はしても初めて聞かされた真実という気がしました。
そして、DEADSHOTの完結直後の二人の甘々が見られてよかったです。甘味控えめだった分堪能でしました。

また作者の制作秘話や裏話的なコメンタリーが嬉しいです。

ディックがハリウッドスターの護衛をすることになった話とユウトとの関わり、そしてその後日談が面白かった。
高階さんの漫画がとてもよかった。これが初めての漫画とのことでした。
イラストレーターさんとしては他の方の作品でもお馴染みで、高階さんのイラストだと買う気が1ランクアップする大好きな方です。
もう何作も書かれている漫画家さんかと思うくらい巧みです。
挿絵はありませんが漫画が2作もあり嬉しかったです。

7

その愛で包みこむ…ユウトという男

ドライで暴力の渦巻くアメリカの刑務所の中から始まる「DEADLOCK」の世界。その本編の番外編として、小冊子やCDのブックレットのSS、漫画、作者様からのコメント等、16編が収録されています。
テロと陰謀、死と復讐がメインの本編よりも、はっきり言ってこちらの方が甘くて好きかも…
あ、決して本編をdisっているわけではありません。あの本編があるからこそのこの甘さ、なのだと思います。
さて、ユウト。
出会いの時はディックと噂されることをかなり警戒していたユウトだったけれど、BL界でも一二を争う位の最高峰の受け様になって…
「ひ弱な部分は皆無の男」であり、「清廉なムード」を漂わせ、その上「まっすぐな心を持った真面目な男」であるユウト。スーパー攻め様ならぬ正にスーパー受け様ともいえる愛の深さ。
そんなパーフェクトなユウトの揺れる想いが綴られるのが「Lost without you」だと思いました。
一度は訣別したCIAの危険な任務に誘われたディックに『俺も、お前が望むことを…理解して……いつも、どんな時も…』と涙ぐみながら、行っていいと言うユウト。
ここ、こちらの涙腺も直撃されました。

ロブとヨシュアのCPも、ロブが愛を求める男であり、ヨシュアがそこを満たす存在です。こちらのCPはロブが先生のようで少し対等さが少ない感じがするかもしれません。
ユウトの兄、パコ。彼はすごく人間的。トーニャに恋をしているんだけど、彼がトランスであることが受け入れられない。悪いと思っていても優柔不断になってしまう…人はパーフェクトにはなりきれないよね。パコのそんなところが私には好ましいです。
「DEADLOCK」本編に暗い雰囲気を感じていましたが、番外編がこのような1冊になって全てを読むと、より深くより甘く、大好きなシリーズとなりました。

3

あの感動とドキドキが再び!!

DEADLOCK3部作が完結してからの番外編が、一挙に収録されています。
ファン垂涎の1冊と言って、過言ではないでしょう。

ロサンゼルスで新婚生活(!?)を始めたユウトとディックを中心に
ロブとヨシュアのカップル、ネトやトーニャも登場します。
好きなキャラが揃い踏みで、自然と胸が高鳴ってしまいます!

●Never walk alone
一番最後に収録されていた短編ですが、
何より最初にこの物語について語りたいです。
ユウトが浮気をしたとディックが勘違いをする話です。

この話でディックがいかにユウトを愛しているかということが分かって、
ドキドキハラハラしながらも、感動が止まらない話でした。

生死をかけるほど、ユウトを愛しているディック。
ディックの狂おしいまでの執着と愛は、モノローグとなって
作品に描かれるわけですが、
とにかく萌える! 萌えまくります!
楽しいシーンではなく、切ないシーンなのに、
寝転んでジタバタしたくなるほどです(笑)

ユウトと別れを決心したディックはどれほど辛かっただろう。
どれほど眠れぬ夜を過ごして、そのことを決断したのだろう。
胸が痛くなります。

誤解が解けた後のエッチシーンがこれまた良い!
最高にエロいです。
騎乗位は、ちょっと苦手なのですが、もうここのシーンは
許せちゃいました。
ユウト、素晴らしいよ、君は全く!!(><)

●Love me little love me long
急遽、映画スターの代役をし、
レッドカーペットを歩くことになったユウト。
そのユウトをボディガードすることになったディック。

その大仕事が終わってから、ディックは
「その気になれば、どこでだってお前を愛していると叫ぶ」
という言葉をユウトに行った時は嬉しかったです。
ユウトは
「少しずつでいいから長く愛されたい。少し愛して、長く愛して」
と、言います。
それに対し、
「お前を長く愛せる自信はあるが、少しだけ愛する自信はない」と言う
ディック。
ユウトは勿論ディックを愛しているけど、
ひょっとしたら、その100万倍以上ディックはユウトのことを
愛しているのかもしれないと、思った瞬間でした。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

他にも珠玉の短編が収められています。
DEADLOCK好きな方には、決して見逃して欲しくない1冊でした。
ユウトとディックが暮らした1年間で、お互いがお互いを
どれほど深く愛したのかが分かって、嬉しかったです。

どうかこんな日が1日も長く続きますようにと
祈らずにはいられません。

4

ほとんど所有済でもうれしい

「DEAD LOCK」シリーズの、全員サービス小冊子や小説Chara等に掲載された、番外編の総まとめ本の1冊目になります。
同人誌で出された「テ・キエロ・ムーチョ」だけは未収録です。
私は「DEAD LOCK」シリーズにハマって以来、番外編を結構がんばって集めたつもりでしたが、やはりいくつか抜けがあるんですよね。まとめ本のリクエストを何回か送らせてもらいました。
今回、まとまった本書を見ると、大体8割は自分で集めたようです。しかし、小冊子等は判型がバラバラなので、バラけて自宅に保存してあるわけです。8割を所有していても、このように通した時間軸で、一気に読めるのは大変うれしいです。(「テ・キエロ・ムーチョ」は結構ゲイゲイしいロブのエピソードなので、リアルっぽいお話が嫌いな方にはお勧めしません。)
実は私は、小説等の番外は、本編に関わって欲しくないと思っています。イレギュラーで出た番外編を読まないとわからないエピソードが、本編に出てくるのは悲しいです。外伝「HARD TIME」が出たとき、既にロブとヨシュアが結婚していたのを読んで、正直「あちゃー」と思いました。でも、その経過が改めて商業で読めるならば、話は別です。
さて、本書番外編1冊目「STAY」です。
私は、シリーズ中で外伝「SIMPLEX」を最初に読んだので、ロブ&ヨシュアカップルが好きです。だから、「ヨシュア・ブラッドの意外な趣味」から始まる彼らのエピソードが嬉しいです。
特にロブ&ヨシュアの最初のケンカが描かれた「I need love that grows」がおもしろかったです。 ここで、低血圧ヨシュアのひどすぎる寝起き姿が初登場となるわけですね。(英田さんはよほどこの低血圧ヨシュアのエピソードがお好きと見え、本当にこの後の番外編に、何度もロブとヨシュアの寝起きの儀式が登場します。(笑))まだまだ、人間関係には不器用で不愛想な頑ななヨシュア、なんとバカ正直にも初体験の女性をロブに吐露してしまいます。そのお相手・リンダが再びヨシュアに関わってきたのですから、大人の余裕をかっこつけで見せているロブも冷静さを失ってしまいます。さて……
私は、ロブがヨシュアをしょっちゅう「ハニー」「ダーリン」「ベイビー」と呼び、甘くささやくところが、大っ好きです。
「STAY」で嬉しかったのは、朗読CDの台本も収録されていたこと。このCDも所有していますが、やはり文字でも読みたかったのです。
英田さんの創作に関したコメントも大変興味深かったです。ロブの相手はヨシュアで「今となっては正解だった」と書かれています。おや? 「SIMPLEX」のあとがきでは、ヨシュアのキャラは相当な難産だったとお見受けいたしましたが。「今となっては」なんですね。よかったよかった。
ユウトとディックのエピソードは、ディックに再びCIAから依頼がくるという辛い試練が二人におそいかかってきます。しかし、物語は順当に進み、また甘い二人に戻りました。
幸せな気分のまま、感想は2冊目「AWAY」に続きます。

10

愛のオンパレード

ユウト×ディック
ロブ×ヨシュア
ネト、トーニャ、パコ
と豪華キャストの仲良しエピソードが盛りだくさんで大満足です(^o^)

ユウトとディックの痴話喧嘩なんて読んでいて笑ってしまいます。
すぐ怒るユウトとそれをなだめるディック。
ディックは完全に尻にひかれてますね~(笑)

本編では見られない、それぞれの日常感あふれたお話がたくさん詰まっていて、本編を思い出しながら楽しく読ませてもらいました。
番外編2も早く読みたくてたまりません。

そして、本編ももう一度よみかえしてみようと思います。

4

欠くことのできない伴侶となった2人

全サなどで書かれた番外編を集めた短編集らしいですが、ずいぶん沢山あったのですね。
読み応えありました。ありがたや(-人-)
「DEADLOCK」本編はもちろん、外伝は「SINPLEX」を読んでいないと厳しいと思います。
「HARD TIME」は未読でも大丈夫です。

とても面白くて本編を読み返したくなりました。
個人的には、単なるほのぼのラブラブな短編集ではありませんでした。
それは本編のディック視点をじっくり堪能できたからです。
ユウト視点での本編は、ユウトの気持ちをないがしろにし続けるディックに結構ヤキモキしました。
しかし、悲しみと憎しみと絶望と罪悪感で生き延びていたディックを知った後では、彼が自ら幸せを遠ざけるのは当然だと理解できました。
だからこそ、ユウトと出逢い一緒になれた奇跡が改めて心に響きます。
喧嘩できる相手がいる幸せを噛みしめているディックにとても重みを感じました。
そして「先に死んでいったディックの仲間達は、ディックの幸せを望んでいるはず」というユウトの言葉にディックの過去は終結したんだなと実感しました。
スッキリキッパリというわけにはいかないでしょうけど。

そして悲しみを乗り越えた2人だからこそ、説得力のある素敵なセリフや文章が沢山ありました。
「どれだけ愛しても愛情は尽きたりしない」とか「俺の隣がお前の生きる道だ」などなど。
愛情関係は、お互い努力と協力をしあって維持し続けるものだというのも伝わりました。

ネトとトーニャ、パコとユウトの兄弟関係もとても萌えるし、ロブ×ヨシュアもどこか可愛らしくてとても萌えます。
彼らの愉快な会話も楽しいですが、それ以上に感動的な文章やセリフが印象に残りました。
書き下ろしはギャグテイストで面白かったです。なんだかんだで終始ニヤニヤしていました。

7

豪華ブッフェvv

一言で表すならブッフェスタイルvv
好きなものをちょこちょこつまむように、ディックとユウトの
つき合い後のいちゃいちゃをちょこっとずつ堪能する一冊でした!!!

いやー。顔の筋肉が崩壊しまくりで終始にやけまくり。笑
外で読む場合はマスク必須ですね!

偶然手にしたDEADLOCKシリーズ。
胸が締め付けれるほどに切なく、すれ違いじれじれするストーリに反して
この番外編の甘ったるいことといったら!笑

本編では語られることのなかったディック視点がもーどーにもたまらんっ
もはや一目惚れなんじゃん!
外伝のSIMPLEXでディックのヘタレワンコっぷりの片鱗は垣間見えていましたが、この番外編ではそのヘタレっぷりが存分に溢れでてます。爆
本編でこのときそんな想いが!っとぐふぐふと読み直さずにはいられません。
そしていち早くディックの想いを見抜いていたトーニャ姐さんの女の勘には脱帽。やっぱ乙女は違うのね。( ̄ー ̄)ニヤ

刑務所内にいた頃のディックはユウトの硬質な色気に夜が長く感じるほど
惑わされまくっていたようです。(*゚∀゚* )アラマァ
それに抵抗するためにずっとユウトのことを"レニックス"と距離を置いた
呼び方を続けたんでしょうねぇ。
でも自分だけを見てほしいという奥底に留めていた独占欲を煽るように
ネトが目の前でユウトをその厚い胸板に閉じ込めるように抱きしめて
しまうものだから、抑えられない衝動に駆られてとうとう"ユウト…"と
呼んでしまったんだね!!(*≧∇≦*) キャッ
と、1作目で突然ユウトの名を読んだ背景がわかったことで胸熱になっちゃったヨ!!!

やはり、というか。この二人はどーでもいい些細なことでの喧嘩は絶えないようで。
付き合って7ヶ月経った頃にはまるで倦怠期のカプのような状態に。笑
ディックの独占欲・・・・は留まることを知らないというか。
発言が女子っぽいというか・・・・。苦笑
些細なことを普段からユウトの意見を優先して自分は我慢してる!と
日々の我慢を嫉妬で機嫌が悪いときに爆発する感じとか。(゚ー゚;A
ほんとピザくらい好きなもの頼めよ・・・・。笑

書下ろしでは、ユウトの浮気を疑い(まぁ、あの状況じゃねぇ…)
好きすぎるあまり身を引くことを選択するディックの姿は切ないです。
でも全くの勘違いだし、原因が原因なだけに、んなアホな。。。笑
と、生温かい気分にさせてくれます。
もちろん危機的状況(?)後の二人のエチシーンは濃厚ですよ~(≧∀≦)キャー

「 Love me little love me long 」
そのタイトルとおり。「すこし愛して、ながーく愛して」
昔のお酒のCMを彷彿させるタイトルに苦笑しつつも、
ディックの最後の甘い台詞に膝つきそうになりました。

「 お前を長く愛せる自信はあるが、少しだけ愛する自信はない 」

もう!ディックの甘々発言にきゅんきゅんしちゃったじゃないかーっ。笑
この有言実行男がっ!!!爆


そして私の大好きなヨシュアの以外過ぎる趣味。笑
…ヲタクだったんだね、ヨシュア。そんなところもまたかわいいよ。
(゚∀゚ )アハ
あとロブのヨシュアに対する心の声がね、ホントおバカかわいい。
「 ヘイ、アミーゴ。ちょっと冷たいんじゃないのか? 」
「 ベイビー。恋人を責める時は逃げ道を用意してあげなきゃ。 」
とか、声に出したらヨシュアが侮蔑の視線を落としそうな発言がねー。笑
ホントこのカプはかわいいんだよなー。
「 I need a love that grows 」ではいつになくエチに積極的な
ヨシュアが見れて大満足です。(*´∀`*)♪


どのお話もよかったのですが、やっぱりユウティが一番かも。笑
ディックとユウトがいちゃいちゃから色めきたった情欲へ変貌し
ベッドが軋むほど愛し合ってるのを横目にとぼとぼと部屋を出ていく
ユウティがね。笑
きゅぅん…って声が私には聞こえてきたよ。笑

どれもこれも短いストーリーなのですが(そりゃあ、短編集だからね・・・・)、恐ろしいほどの満足感がありました。
なので個々でも充分に楽しめるのですが、これだけまとまってると幸せに
浸れます。
DEADLOCKシリーズラヴァーには買わないという選択肢はないです。はい。
まだご覧になっていない方はぜひシリーズ読破後にご堪能くださいっ

14

幸せで満たされます

DEADLOCK番外編ということで、つい先日読み終わったばかりのタイミングでありがたいです。小説のシリーズものは結構SSが多いので、こうして1冊の形に纏めて下さると、後から嵌った人への救済にもなるし、リアルタイムで追ってた人も手軽に読み返すことができたりで嬉しいですね。
もっとこういった形での出版が増えて欲しいです。

さてさて、シリーズ大団円で終えた後、ディックとユウトがどんな風に生活してるのかな~と楽しみに読み始めましたら、


痴話喧嘩SSを集めた番外編だった(笑)


痴話喧嘩できるだけ、ふたりの周辺が平和だということの証でもあるんですが、それにしてもくだらないことで二人とも意地を張ってます。
お互い辺に頑固だから拗れるんだろうけど、ディックがいつも折れてあげているというのには妙に納得。
ユウトの白黒つけないと許せない、潔癖ともいえる真っ直ぐさは美点ですが、行き過ぎると融通がきかずに可愛げがないようにも見えます。でもディックからしたら、そんなユウトの欠点ですら愛しいというのが感じられて胸が温かくなりました。
ユウトもディックの強さの中に垣間見える脆さというのをしっかりと理解していて、時に母性すらも感じさせる慈しみ深さが愛しい。

誤解やすれ違いというテッパンネタも仕込んできていますが、それに振り回されるロブが不憫だと思いながらもついつい笑っちゃいました。
私は外伝の方はまだ積んでいるので、ロブとヨシュアのお話を垣間見ることが出来て、本編を読むのが楽しみになりました。
パコとトーニャのセクシュアリティの違いなど、脇役にもしっかりとスポットが当てられていて、全体を通して非常に充実した構成になっています。

ディックが予想以上に嫉妬の虫で驚きなんですが、生い立ちなどから無理からぬことかと思うと少しせつないです。
一見完璧に見える攻が、受に縋るような執着を見せるという展開が大好物なので、ディックとユウトの関係は個人的にうまうまでした。
今から番外編の2が楽しみでなりません。
いつまでも二人がくだらない痴話喧嘩を出来るような、平和な日常が続くことを祈ります。

犬のユウティが可愛くて癒し。

10

Days of lovers in Los Angeles

個性的で男前で美形なキャラ達が、なんとも魅力的なこのシリーズ。
ハリウッド映画のように大胆でドラマチックなストーリー、
麗しい高階さんの挿絵にも魅了されて、夢中で読んだ。
そして読み終わって、すでに結構出ていた番外編がどうしても読みたくて
それなりにお金も使って集めたものの集めきれず……
いつか機会があったら全てを読んでみたいと思っていた作品達を
こうしていっぺんに読めるなんて!!

神さま、ありがとう。
幸せそうなディックとユウト、ロブとヨシュアをみられる幸せ。
本編がシリアスな分、この甘い、時に諍いもある日常が愛おしい。

書き下ろしにもニヤニヤが止まらなかったし、
タイトルもどれも洒落て、シリアスありちょっとコミカルもあり、
コミカライズも掲載され、作者の解説も嬉しく、と
盛りだくさんに楽しめるとてもお得な一冊になっている。

2/3は既読だったけれど、今まで使ったお金が惜しいとは思わない。
まとまって読むと更に感慨深いし、そして多くの人に読んでほしいから。
ただし、本編あっての番外なので本編未読の方は是非そちらからどうぞ。

来月発売の総集編2『AWAY』もとても楽しみです。

15

ファン垂涎の番外編集

DEADLOCK/SIMPLEXの番外編集、第1弾(第2弾は12/27発売)。
漫画を含む全ての番外編を文庫本価格で読めるという、私のようにハマるのが遅かったファンにとっては大変嬉しい企画です☆

※「テ・キエロ・ムーチョ」のみ未収録とのこと。こちらは電子版で読めます。

殆どの話は既にちるちるのレビュー等を拝見して知っていましたが、実際に読むと感動もひとしお。
事あるごとに開かれるホームパーティ、小粋なジョークなど、いかにもアメリカンな世界観もやはり素敵でした。

ユウトとディックの話で一番萌えたのは書き下ろし。
ディックがユウトの浮気を疑いオロオロ→ユウトの幸せのためなら自分は潔く身を引こう…と結論を出すところが何とも切ないです。
もちろん浮気は誤解だったわけですが、このすれ違いを機に話し合い、ますます絆を深めていく二人にじ〜〜〜んと感動しました。

もちろん他の番外編もとても楽しめました。
特に、ケンカする度すぐ謝ってくるディックの可愛さにニヤニヤが止まりません。
ユウトも、辛い過去を持つディックの幸せを誰より願っていて、いざというときは自分が折れる健気さがいいな〜。
本編で紆余曲折あった分、ラブラブな二人を見ることができて読者的にも幸せでした。

ロブとヨシュアの話は、
ロブの影響で少しずつ自分を変えようとしているヨシュアがいじらしく、そんなヨシュアを可愛がるロブにも萌萌で、やはりこのCP好きだな〜と実感しました。
英田さんのロブ評も興味深かったです。

第2弾も楽しみです!

19

やっぱりネトが好き

大好きな「DEADLOCK」の世界。「SIMPLEX」「HARD TIME」は辛うじて読んだものの、自分が情弱でズボラな上に対象作品が多すぎてこれまで番外編や短編というものを読まずに来たので、番外編集の刊行には感謝の気持ちでいっぱいです。

届いた本を厳かな気持ちで手に取り、可憐なユウトが描かれた表紙を捲って、美麗な口絵から溢れてくるハッピーオーラに喜びを噛み締めつつ、目次を一見して…ビックリしました。こんなに沢山の番外編があったのか、と。「DEADLOCK」の世界はこんなにも生き生きと、喜怒哀楽に溢れて広がっていたんだなぁと思い、また感動しました。

おおよそ作中での時系列になっていて読みやすかったです。ユウト視点の作品、ディック視点の作品、その他のキャラクター達の視点の作品もあり、本当にバラエティ豊かで楽しい一冊になっています。

特に、これまでディックのモノローグを読む機会がなかったので、監獄や戦場から離れたディックが良い意味で「ただの男」だったのが、新鮮でもあり可笑しくもあり、非常に魅力的でした。

CDを何度もリピートしているおかげで、セリフがそれぞれの声で聞こえてくるようでした。既刊を読み返しながら続刊の「AWAY」を読む日を楽しみに待とうと思います。

10

幸せいっぱい、胸いっぱい。

好きになりすぎて、色んな方面にある番外編を買いあさろうかと迷いに迷っていたところに、この朗報。
もう言葉にならないぐらいに嬉しいです。

15の番外編&漫画。豪華!
まだ刑務所にいるふたりから始まり、そして現在まで。
あちこちに散らばっていた『幸せ』がこの一冊に詰まっていて、読んだこっちが幸せいっぱいです。

ディックはこのときこんなことを思っていたんだ。
このカップルの裏ではそんなことがあったのね。
なんだかんだと二人は仲良し~。
などなど、それぞれに関心と感動です。

ディックは相変わらずヘタレだし、ユウトは相変わらず意地っ張りだし。
でもお互いがお互いを大事にして、そして大切にしている様子がちゃんとあって、胸がほんわか。

お話の挿絵はないのですが、漫画がありました。
お話のその後を描いたものと収録されているひとつの番外編を漫画版にしたもの。
文字もいいけど漫画もいいですねぇ、やっぱり。
表紙の次にあるカラーイラストは裏表で、ディックとユウトの二人がっ
(*´▽`*)
何気ない一コマもビシッと決まっている場面も両方素敵です!

主役二人のほかに数々の名脇役たちも登場しているので、最初から最後までまったく飽きない一冊でした。
この番外編集のために本編3冊に外伝2冊を読み返して待ったかいがありました!
既刊分を読み返してからこの番外編を読むことをお勧めします!

16

この作品が収納されている本棚

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