• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作覇者の情人

京一黎,香港黒社会の盟主
渡月千裕,暴力団の会頭

同時収録作品覇者の情人

ミケーレ・カゼッラ,シチリアンマフィアの御曹司
渡月千裕,暴力団の若頭

その他の収録作品

  • トリニティ
  • あとがき

あらすじ

モデルのような美形で、日本有数の暴力団・極東太平会の若き会頭である千裕は、世話役に裏切られ、マフィアに囚われの身となるが…

作品情報

作品名
覇者の情人
著者
あさひ木葉 
イラスト
日野ガラス 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344835979
3

(10)

(0)

萌々

(6)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
26
評価数
10
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

受けの強かさが好印象!

しょっぱなから二輪挿しとエロ満載のお話しです。
自分の命を守り、裏社会2人の後ろ盾を得るため、美貌と気の強さを使い身体で2人を落とそうとする受け。
受けが強くて頭が良く好印象で読んでて面白い作品でした。

攻め2人もクールと甘々と2人とも真逆のタイプで、心身共にグズグズにされる受けはエロ可愛くてキメセクの所など、とても良かったです。


あれだけ執着した教育係のくだりはあっさりでしたが、決着がついてから3人の関係はより良くなった気がします。

あさひ木葉先生の受けが強くのし上がる作品は面白いくて好きです!

2

何よりも二輪挿しプレイに受けの豪気を感じる

ヤクザ組長の父親を殺され信頼していた養育係の男にも裏切られた挙句にマフィアに売られた受けが、自らの美貌と身体を武器にのしあがっていく訳だが、復讐に萌えての復讐劇よりも、エロシーンにページ数を割いていてウホッ!!ときた(笑)。

正直、BLファンタジーとしてのヤクザ物目当てで読むには期待外れになると思う。
元々この話は、香港で実権を握る一黎とイタリアンマフィアのミケーレが売られてきた千裕を巡っての恋愛模様を追うってものとも違う。
各キャラクターの心情は汲み取り辛いが、身体上での3Pカップルらしい上手くまとまった関係に落ち着いている。

心情面では、受け・千裕が身体を張っている割には引き継いだ暴力団組織や行方をくらました養育係への執着心が薄いのが気になった。
快楽で相手を篭絡させようと気負っていた千裕が、逆に吞まれてしまっていて、結局は攻め二人の手中で弄ばれている気がしてならなかったが、三人の関係が収まったらあっさりと素直になっちゃって…。
多分、千裕の背景にヤクザ云々ってしがらみがなかったほうが、受けのエロ堪能し放題ってシチュエーションを楽しめたんじゃないかと思う。

エロ主体として見てみると、快楽を堪能するばかりでなく、二人からの快楽をいっぺんに受けとめるって豪気さが何よりも千裕の逞しさだと思う。
が、その一方で二輪挿しプレイをしていて身体大丈夫なのだろうか…って無用な心配も頭をかすめる(笑)。

1

二人の『夫』

帯に『ここに、我々を同時に咥えてみろ──』とあったので、あ、コレは~と思っていたんですが。
初っぱなから二輪でした。わぉ。

マフィア、極道、アンダーグラウンド。
最近その手のものに大ハマりしているので迷わず手に取ったのですが、中身的にはきな臭い抗争とかではなく、情人とのやりとりがほとんど。
痛い部分はなく、なんだかんだと最初から最後まであまさを感じました。

冷静沈着、クールな一黎。
明るく、情熱的なミケーレ。
対照的だけど、深いところでは同じ人間性の二人。
そんな二人に挟まれる千裕、なんて羨ましい(笑)

這い上がろうとする千裕の強さもまた魅力で、だからこそ長~い間飽きもせず二人は見守り続けていたんだろうなぁ。

凛とし、強気で堕ちてやらないと微笑む勝ち気な千裕との3Pも好きですが、ひたすら甘やかしとろけさせるのも好き。

3Pものってだいたいどっちかの攻に肩入れしちゃって、もう一人を応援できないことが多いんですが、これはどっちもいい!と『三人』であることを認めてしまう数少ない一冊でした。

4

二輪挿しデフォの3Pエロを堪能

あらすじ:
香港黒社会の盟主・一黎(攻め1)に誘拐された、暴力団組長の息子・千裕(受け)。
クーデターにより父を殺され、世話役の五島にも裏切られた千裕は孤立無援。
五島への復讐を誓い組織を奪い返すための後ろ盾を必要とした千裕は、一黎と、彼の客人でシチリアンマフィア御曹司のミケーレ(攻め2)に愛人契約を持ちかけ……

初っ端から3Pで二輪挿し、その後も貞操帯に乳首クリップにスパンキングに…と、最初から最後までエロ尽くしの一冊。
普段は強気な女王様を気取る千裕が、ベッドでは攻め二人の性玩具として散々泣かされ、卑猥な言葉を言わされ…
そんなギャップに不憫萌でした。

攻め二人は、一見対照的な性格ながら共にS寄りな性癖で、実は千裕をめぐり互いに嫉妬し合っている点も共通。

一黎は、怜悧な美貌の持ち主で、千裕を精神的に追い詰めることを好むドS。
千裕に五島の名を呼ばせながらフェラさせる等、千裕のトラウマをあえて掘り起こすようなプレイを仕掛けてきますが、その真意は…?
後日談SS『トリニティ』で語られる彼の千裕への執着ぶり、そして意外な包容力にはちょっとギャップ萌。
ミケーレにいじめられた千裕が一黎に泣きつき甘えている姿にも萌えました。

ミケーレは明るく気さくな性格ですが、調教嫌いと言いながらもやることは結構鬼畜。
千裕に「お尻の孔を、ぬるぬるのヴァギナにして」と言わせてみたり、
一黎のいないところで千裕に媚薬を使ってみたり、
嫉妬から暴走する分、ある意味一黎よりたちが悪いかもしれません。

半年かけて性技の数々や帝王学を叩き込まれた千裕は、二人の後ろ盾もあり組織を奪還し、会頭に就任。
10年ぶりに五島と再会し、当時のクーデターの真相を知る…という展開。

正直、復讐物としてはトントン拍子に話が進みすぎて今ひとつ。
日本、香港、イタリアに住む裏社会の男3人が、10年間も互いに裏切らず関係を続けてきたという設定にもピンときません。

しかし、手を変え品を変え登場する3Pの数々はどれも大変濃厚。
組織を背負って立つ一人前の男に成長したというのに、身体は二輪挿しでないと物足りないほど開発されきっている千裕のドM女王様ぶりに凄い色気を感じました。

ツッコミどころはあるものの、最後は何だかんだ甘々に落ち着くラストも結構好み。
ヤクザものとしては物足りないですが、3Pものとしては大変楽しめる一冊でした☆

10

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP