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恋ときどき、焼きサバ定食

koi tokidoki yakisabateishoku

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表題作恋ときどき、焼きサバ定食

永瀬涼一 27歳 証券マン
石塚仁 定食屋店員

同時収録作品クロがヒトになった理由

受け攻め表記なし クロ もと飼い犬
受け攻め表記なし トオル 魚屋

同時収録作品メモラブル・メモリーの再会

倉崎正美 僧侶
篠原理人 幼なじみ

その他の収録作品

  • やまねこ亭男子会(描き下ろし)

あらすじ

ハイスペイケメン証券マンだがナルシストの永瀬涼一は、
とある下町の定食屋「やまねこ亭」の跡取り息子・石塚 仁に猛アタック中♥
なびく気配はイマイチないがどうやら嫌われてはいないらしい。
ある時ひょんなことからデートに連れ出すことに成功。
雰囲気も悪くなく仁も終始楽しそう。
「これはイケる…! 」そう確信した永瀬は思い切って告白した!
けれど食い気味に「ごめん」と断られて───俺はどこで間違えた!?
定食屋で繰り広げられる、恋とご飯の物語♥

作品情報

作品名
恋ときどき、焼きサバ定食
著者
大島かもめ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796408196
3.8

(91)

(23)

萌々

(37)

(29)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
351
評価数
91
平均
3.8 / 5
神率
25.3%

レビュー投稿数14

さらなる「かもめ体験」を求める方に、ぜひオススメしたい

すっごい良かったー!
「チキンハートセレナーデ」「仕立て屋と坊ちゃん」「コントラディクト」etc. と神作があまりにも多い作家さんなので、どうしても比べてしまうかな?と思ったけど、全然そんなことはなく、やっぱりかもめ作品は期待を裏切らない!
個人的にサバ大好きなので気持ち入っちゃったよ。
そしてやはり大島さんは内面の描き方が素晴らしく、人の弱点を表現するのがもんんのすごく上手いです。

最初の34ページで早くも腹筋痛ぇシーンが渋滞www
てか置 き 方www
ひざカックンwww
座ってもねぇwww
「ジーザス」www
ていうか最後のコマのパパwww
そしてまさかこんな形で山城新伍さんを思い出すことになるとはw

「馬鹿の三杯汁」という言い回しも初めて知りました。
相変わらずBLって勉強なるわぁ~。

えろは本編少な目、描き下ろしでがっつり、というか標準的。
最初の106ページと描き下ろしが表題作で、他は短編2本:
「髪アリの若い住職x幼馴染」と「けも耳x人間」です。
後者がめちゃくちゃ良かった!
特にまた最後のコマが秀逸!w
結局この本全体でいったい何回笑わせていただいたかw

BL AWARD 2024 総合コミック部門ノミネート作品「オフステージラブサイド」や上記に挙げた作品など、いわゆる「かもめ作品の有名どころ」を履修済みの方、次はこんな感じのはいかがですか?
そうでなくとも、かもめギャグをとことん楽しみたい方にものすっっっごいおすすめです。

0

何処もかしこも面白かったー!

シーモアさんで2泊3日レンタルしたのですが面白すぎて購入。
お話3つ収録なのですが、どのお話もキャラクターの表情と台詞ひとつひとつが魅力的で、笑えたりムズキュンだったり読み応えあって豊かな一冊でした。

・「ノンケの男すら惚れさせる生ける伝説」永瀬と定食屋のツン息子
・幼い頃にキスした寺の息子同士
・愛想のない魚屋の息子と人間になった飼い犬
の3本立て。

表題作の焼きサバ定食は、とにかく折れない自信満々の永瀬が楽しくて、定食屋のおじさん客(と店主)を仲間につけてワイワイするのがすごく面白い〜!
全くなびかない仁を車に押し込んで
「照れちゃって♡ LET’S GO(ウインク)」
が最高でした。
実は隠れ健気なところだったり、人の弱い部分や無邪気になる瞬間が強気なところの中に絶妙に描かれていて、全3話完璧に神でした。
かもめさんの作品は、主人公たちだけでなく子供やおじさん達の表情や佇まいがすんごく上手い作家さんですよね。他ジャンルでも描かれてるのかな?
書き下ろし最後の1ページまで笑えました。

「クロがヒトになった理由」も1話読切であるのにそれを感じさせない読み応えでした。
人外だったり犬が人間になるお話もそう珍しくないと思うのですが、無理に甘くなったりエロになったりせず、日常の雰囲気や男の子の感情を中心に、丁寧で楽しそうに描かれていて、読んでいてとても清々しくなりました。
中編・短編集だからと手に取らないのは勿体ないオススメな一冊です。

7

いい意味で裏切られた

作家買いです。
表題作のほかに読み切りが2作収録されていました。

表題作
表紙とタイトルから「ふわふわハッピーな日常系BLかな?」と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。
ベースはコメディチックに描かれているのですが、意外と重苦しいシーンもある。けれど、それを後に引かずサラッと読ませてくれて、とてもいいテンポで読めました。
笑えて、読み応えもあって、とても良かったです。

読み切り
1作目、すごく好きな設定でした。法事のため、久しぶりに帰ってきた地元で、十数年ぶりに幼馴染と再会する…。
変わってしまった相手にうまく対応できなかったり、自分の知らない大人っぽい仕草が気になってしまったり、そういうのがとっても萌えました。
2作目は個人的には可もなく不可もなく…ということで割愛させていただきます。

実は、1冊まるまる表題作だと思って読んだしまったせいで物足りなさがあったのですが、最初から3話で終わりだと理解していれば非常に充実した気持ちで読み終えることができました。
どうか、私と同じ過ちを犯す人が一人でも減りますように

1

収録作が健気過ぎて(T_T)

【恋ときどき、焼サバ定食】
あー、子供の時にもらった祖母の珠玉の言葉が主人公永瀬の中で変換されて呪文になってしまったんですね。
カッコいい俺、もてる俺、出来る俺って。そうじゃなきゃいけないって。

一目惚れした定食屋の息子仁はちゃーんと永瀬の仮面を見抜いてたんですね。

永瀬が悪い夢を見るのが気の毒で。
素のままでいいじゃない!カッコいいところだけじゃないよ人は!

永瀬の元カレの言葉がグサグサ来ますね。

でも実は仁も脈があったのかな?
永瀬のカッコ悪いところを知る度に好意がわいてきたのかな?
最後はチョメチョメかぁ、ふぅ。やりますね!
仁も潔いな、さすが。

【メモラブル・メモリーの再会】
正美~!泣かすねぇ。なんて壮大な計画なの!人生かけて理人のことを!
理人も正美のことが忘れられず。
この先どうなるのかな?戻ってこないかな?

【クロがヒトになった理由】
ペット物はいつも考えさせられますね。自分も実家でワンコを飼っていたので、もし話せたら?人間になったら?と想像しちゃいます。
クロが明るくて働き者で健気で。
一人ぼっちになった飼い主を心配して毎日神社に人間になれるようお祈りしてたんですね。
飼い主のそばでずっと見てたから店番もバッチリ!
しかもゲイである飼い主の好みの顔で…。
飼い主もそれでいじめられすっかり対人スキルを無くして悲しいですね。
穏やかに日々は過ぎて売り上げも絶好調で。

でもでも悲しい展開が…。
そうだよね、両者の気持ちがわかります。

その後なんと!あー、今度はゆっくりね!

0

かもめ先生好きです

かもめ先生好きです
このお話も良かったです
ちょっとシリアス要素は薄めかな

表題作は可愛らしいお話
攻めが健気というか一本気というか、憎めない感じが絶妙でした
きっちりしたリーマンなのに、好きな人の前ではダメダメ
なのに、本人は気づいているのかいないのか
2人のやりとりはもちろん定食屋さんのことを常連さんも素敵
温かみのある人たちが良かったです

心理描写がやっぱり素敵で、心臓をギュッと掴まれるような感じ
心地よいお話でした

2

テンポ良く展開して笑わせてくれる、攻め的には余裕の無い必死な恋。

「カッコいい」と言われ続けて、モテてモテて来た永瀬が、初めての難攻不落な恋に挑む⁈
という、大人の男を見せたい永瀬が、期せずしてカッコ悪いとこばかり晒してしまうという、
七転八倒ラブ♡
定食屋で一目惚れした仁くんに、カッコ悪くも余裕無く必死になってる様が可愛くて。
働き者の仁くんを可愛い♡ と思って、カッコつけて頑張る永瀬だが。
その頑張るカッコ悪い姿がよもや可愛いのだ。
そう、可愛いのはむしろ永瀬の方。あ、永瀬が「受け」でも良かったのかもね。
そう、恋をして、余裕なんて無くなってる姿で、カッコなんてつけられるわけないのだ。

何故、永瀬がそこまで「カッコいい」自分であらねばならないと思って頑張ってきたのか?
という理由もつぶさに描かれていて。
永瀬が嫌味なカッコつけでは無く、努力をしている、仕事でも何でも。
というのが分かるので、これはもぅ、一周回って、カッコいいんでは⁈ と、思えて来ます。
定食屋へ来る、おっさん達や定食屋の親父(仁くんの父)が温かく見守ってる様子も笑えます。
描き下ろしは、女子会ならぬ男子会⁈ 男子会でも女子会ばりに赤裸々に語るのでしょうか。
二人のエチを知りたがる(何故⁈)おじさん達が可笑しい。チョメチョメ⁈

同時収録は、幼馴染のキスが忘れられない「メモラブル・メモリーの再会」
寺を継いだ、正美の住職姿はエロい。

そしてなんと言っても、ケモ耳ファンタジーの「クロがヒトになった理由」が可愛くて♡
魚屋なら、猫でも良し、だとは思うんだけど。
両親を亡くし、継いだ魚屋を一人で切り盛りしているトオルを助けたい。
その一心でヒトになる、飼い犬のクロ。
耳と尻尾は付いたまま。可愛いー♡
一生懸命、トオルの仕事を手伝うクロ。
そう、クロは健気にも頑張るんだけど。もちろんそこはBLあるあるで。
クロはずっと前からトオルを愛しているのだ。
愛してるからこそ、共に生きることを願うクロ。
そして、クロが神さまに願ったように、ハッピーラブ♡
丸っと表題作で良かったのにー‼︎ と、思ってたんだけど、
思いがけず、可愛いファンタジーも読めて、とってもお得感がありました♡

0

超ナルシスト男の眉毛が下がる瞬間が好き

表題作が一番好きです。攻め受けの二人もさることながら、定食屋の親父さんや常連さん達がいい味出してます。
【恋ときどき、焼きサバ定食 1〜3話】
証券会社のエリートサラリーマン・永瀬がふらりと入った町の定食屋の息子に一目惚れして…。

リーマン永瀬が超ナルシストのゲイなんです。で、定食屋の息子を落とすためにせっせと定食屋に通ってイケてるオレ☆をアピール。
モテる男としてゲイバーで狙った子を逃したことはないし、さらにノンケの男すら惚れさせるいける伝説の男・永瀬。なのに定食屋の息子はまったくなびく気配もない…。
永瀬の視線で展開されるストーリーなので、盛大な勘違いっぷりと現実とのギャップが読んでて笑えます。
ナルシストだけどおバカなタイプだし、虫が苦手なのに相手の好みに合わせて昆虫館に行って昆虫食にトライしてしまうとか、健気で愛すべき人間であるのが見え隠れするので、定食屋の常連オヤジ達と一緒に永瀬の恋を応援したくなってしまいます。

【メモラブル・メモリーの再会】
幼なじみ再会もの。
正美は小さい頃は華奢でいじめられっ子だったのに再会したら…と変貌はお馴染みだけど、イケメン生臭さ坊主になってたというのがちょい新鮮。
悪っぽいのが袈裟着ててなんかカッコいいんですよ。ただし剃毛していないです。やっぱりツルツルは不人気なのかしら…

小学生だったころ、拾ったエロ本に刺激されてキスをしてしまった理人と正美。だけど次の日はお互い何でもなかったように振舞っていたのは、大人に隠れてエロ本を読むよりもっとヤバい事をした…という自覚があったから。
正美とのキスを気持ちいいと感じてしまった自分をヤバいと思った理人は、その気持ちを塗りつぶすべく女の子達と数多く付き合ってきた。それなのに再会後、正美に再びキスをされてそんな努力は無駄だったと知り愕然とする理人。
再会後の正美が理人にキスしたのは「やけっぱち」でと言ってたけど、正美は理人が跡継ぎで戻ってきた時に一番の親友として傍にいられるようにお坊さんになるべく色々頑張ってきたとか、チャラそうに見えてかなり切ない思いを秘めてたんだなぁと。
お互いヘタレ同士です。

【クロがヒトになった理由】
全裸にケモミミの男が飼い犬のクロだと名乗って…というファンタジーもの。
トオルの事を助けたい、本当はちゃんと笑えるのにいつもムッツリしてて…というクロ。ほのぼのです。


4

こういうところ自分にもあるなぁ

 テイストの違う3作品ですが、どの作品の主人公にも、普段自分では意識してないけど、こういうところ自分にもあるなぁ、と共感できるところがあって、ちょっとダメなところのある主人公に感情移入しながら読みました。
 表題作は、格好良くあろうとするあまり裏目に出ちゃう残念リーマンのお話ですが、そんな残念男が好きになったのが、父親の定食屋で働く孝行息子で、攻めの内面をちゃんと見抜いているところや、親父さんも他のお客さんも生温かい目で二人を見守っているところがいいなと思いました。
 他の2作は、比較的よくありそうな再会ものと、あまりなさそうな飼い犬が人化したお話。どちらも適度な切なさがスパイスになって、最後にほっこりできるお話でした。

2

食べることとやることはどっかで繋がっているような気がする

唐突ですが、
『完璧な人』に恋することが出来ますか?
あまり私の廻りにそういう人がいないもので、実人生では経験がない訳なんですけれども、もし側にいたとしても私は無理なんじゃないかと思うのです。
でも、もしその人の『ダメさ』『弱さ』を垣間見ちゃったりしたら、イチコロで参ってしまうような気がします。普段見せている完璧さがデフォルトなのではなく、その人の努力や気遣いによって成り立っていることが解かったその瞬間に、グッと来ちゃうと思うんですよ。
表題作はそういうことを、笑わせながら再確認させてくれるお話です。
そもそも、長くつきあっていくならいつかは色々な事がばれちゃう。食事中の無防備な姿に注目した石塚くんは目の付け所が良い。賢い子です。
他、二つのお話が入っていますが、ストレートで面白かったです。全てのキャラに嫌みがなく可愛らしい。作者のお人柄でしょうか。

(追記)おまけ番外編の「チョメチョメ」って……昭和かーっ!(笑)

5

ほだされまくっています

大島さんの絵が好きです
攻めの独りよがりのカッコつけな求愛に、地に足がついている堅実な受け君
いい具合にお似合いだと思います
恋なんて落ちちゃったらそんな風に間抜けに暴走しちゃうこともあるもんです
塩サバ定食そんなに美味いのか?
定食屋の常連オヤジたちの以外な乙女な野次馬っぷりと、受け君の父ちゃんのアバンギャルドなことったら
大人やねぇ

7

ナルシスト(バカ)

この方の漫画は初めてでした〜!
絵はとても好きな感じなんですが、細かいところまで書き込むタイプと比べると、申し訳ないですが物足りなさも感じてしまいました。
お話に関しては、「とてもいい」一択!
表題作は、ナルシストリーマン×定食屋の店員。お馬鹿なタイプのナルシストなので嫌味っ気はなく、愛しささえも覚えました。このお話はとにかく攻めの眉毛の下がる瞬間が好きでした!

同時収録であと2話入ってるんですが、個人的には元犬×人間が面白かったです。今まで飼ってた犬を恋人として受け入れることに苦悩する主人公が魅力的でした。

ほんわりする感じのお話が多かったので、お休みの日などにまた読みたいです。

3

白目、多めで

ヘタレな恋の物語(多分)が3編入った作品集。
表題作はハイスペックエリートが定食屋のバイトくんに恋をする話。
エリートくんは何事にも自信満々の超ポジティブマン。
そんな彼の独りよがりでトンチンカンなアプローチを拒絶していたバイトくんだが、エリートくんがようやく見せた残念な素顔にキュン。
このお話、ヘタレ攻めのツンデレ受け、普通に可愛いラブコメディとして、サラッと読むといいみたい。
他に幼なじみ再会物と、飼い犬が人化する話が入っている。
絵の雰囲気は好きなタイプだし、話もサラッと可愛いし、ただ、同じような、白目多めのお顔のアップがずっと続くのがちょっと残念。

1

ナルシスト & 犬のヒト化が可笑しく愛おしい

初コミックの「仕立て屋と坊ちゃん」がなかなか印象的で、
2冊目をとても楽しみにしていました~
お話の最初の入りから、かなり面白かったです☆
今回は3作品が入っていますが、どれももっと読みたかったなぁ!

■表題作「恋ときどき、焼きサバ定食」3話+描き下ろし
モテる証券マンでナルシストのゲイ(攻め・表紙右)が、
定食屋で働くノンケ男(受け・表紙左)に一目惚れをして、
定食屋に通い詰め、ひたすら格好いい自分をアピールするんだけど…
という、ちょいシリアスで可笑しいラブコメでした☆

攻めが格好よく見えることにこだわるようになった、
体育祭の時のトラウマ話は、自分だったら…と思ったら切ないな。
でも、その後は格好いい自分であろうと努力することで、
それを乗り越えてきたんだなぁ…かなりなナルになっちゃったけど☆
そう思ったら、攻めはなんだかとても愛おしい人でした。
ナルシストなので、自分の事しか見えていないのかと思ったら、
受けのために大嫌いな昆虫館にも冷や汗をかきながら連れて行くし!
(その様子はすごく可笑しい~)
ただ、格好いい姿しか見せないというのは、
つまり相手を侮っているのかも…というのも、真理だなぁ。

素をさらけ出して、真剣に関係を築く大切さや、
格好悪い自分でも受け入れてもらえる幸福…が素敵に描かれて、
だけど、定食屋の客たちや受けの親父の野次馬根っぷりには笑えて、
単にいい話なだけじゃない作品☆なのがよかったな。

■「メモラブル・メモリーの再会」1話
十数年ぶり再会した幼馴染のお話です。
子供の頃にエロ本を見て気持ちが昂ぶってキスをした2人。
再会した攻めはだいぶ雰囲気が変わっていたけど、再びキスをしてきて…

攻めの雰囲気が変わっていた理由にはキュンときて、
またキスをしてきた理由には、胸がちくっと切なくなりました。

■「クロがヒトになった理由」1話
不愛想な魚屋の飼い犬、クロがある日いきなり人になって!?
というコミカルだけど、ちょっと切ないスパイスも入ったお話。
これ、すごく面白かったです~~

ゲイバレした過去により不愛想になってしまった魚屋だけど、
犬のクロは飼い主さんの優しさも笑顔も知っているから、
どうしても助けになってあげたくて…なんて、う~~健気だぁ(/_;)
そんなクロが人になった姿は、魚屋さんの超タイプで…だけど……

動物モノが好きな人には、ぜひぜひ読んでほしいです~~


他の本との読み合わせもあって、
真っ白が多めな背景が最初は気になったのですが、
面白くてグイグイ引き込まれて、途中からは気にならずに楽しめました♪

12

攻めサゲが受け付けない…

イケメン証券マンの永瀬(攻め)は、偶然入った定食屋で跡取り息子・仁(受け)に一目惚れして以来、半年ものあいだ店に通い続けている。イケメンだがナルシストの彼は、受けや定食屋の客の間では残念な男扱い。そんなある日、やっと受けをデートに連れ出せた攻めは、満を持して告白する。しかし受けの答えは即答で「ごめん」で…。


絵は好きだし、個々のキャラはなかなか良かったんですが、ナルシストな攻めをバカにしたような描写が延々続くのがすごく受け付けなかった。ナルシストだけど、悪い人じゃないんですよ? なのに攻めをこんなに下げる必要があるのかと思う。受けにはこきおろされ(まあこれは仕方ないですけど)、証券会社の客には土下座させられ、元彼にはバカにされ…なんかひたすら可哀想でした。いじめを見てるみたいで、こういうのを見て楽しむことができない。
受けが攻めをけなすのはいいんです、気のない相手に口説かれてコテンパンに断るのは道理だと思うので。でも萌えられなかった。受けの父親や定食屋のお客は面白かったですが。

ほかに同時収録が2点。幼なじみの再会ものと、飼い犬が人間になって魚屋を営む受けを手伝ってくれる話。
幼なじみものは、そもそもどうしてお互いがお互いを好きになったのかがあまりよくわからなかった。小さい頃にしたキスを忘れられないって、えっその程度でノンケが男とくっつくの? と思ってしまいました。
飼い犬×飼い主の話が中ではいちばん面白かった。犬のクロがアホで健気で可愛い。エッチは本番がなかったので受け攻めは推定ですが、このカプのエッチが見たかったな。
評価としては、表題作が中立、幼なじみものが萌、犬×飼い主が萌×2です。

7

この作品が収納されている本棚

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