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表題作オネエさんは好きですか?

藤本響,29歳,新進気鋭の建築家,女装家
桜井遼太郎,29歳,建築会社勤務の真面目なリーマン

その他の収録作品

  • BONUS TRACK(描き下ろし)
  • カバー下:4コマ漫画

あらすじ

建築会社で働く桜井遼太郎が、ある設計事務所で出会ったキレイなおねえさんの正体は、新進気鋭の建築家・藤本響。
女装だとわかっていてもトキめいてしまうほど美しい響に誘われるまま、遼太郎は唇をかさね、さらにはその唇でヌかれてしまう。

とりあえずセックスしてみよ?

雄モード全開の響に、遼太郎はタジタジで…! ?

描き下ろし12ページ収録!

作品情報

作品名
オネエさんは好きですか?
著者
成瀬一草 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
シリーズ
女装上司の啼かせ方
発売日
ISBN
9784801954908
3.7

(79)

(22)

萌々

(28)

(22)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
16
得点
293
評価数
79
平均
3.7 / 5
神率
27.8%

レビュー投稿数16

いうほど「オネエ」ではない!

単話売りされていた時は「不真面目な彼とおれの30days」というタイトルだった作品です。

コミックス化でタイトルが変わり、「オネエ」という部分が強調された印象がありますが、オネエを期待すると拍子抜けしてしまうと思います。
また、攻めの女装部分も多くはありません。
決して女性的というわけでも、そういった部分が強調されているわけでもありません。

まず、口調はオネエ口調ではありません。
攻めが女装しているのは第一話とボーナストラックのみ。女装状態での濡れ場はボーナストラックのみで、本編の濡れ場は男の状態のみです。
女装している理由も「綺麗な格好をしているといいアイディアが浮かぶ」という芸術家的な理由です。

男が見ても女が見ても美形の攻め、女装しても違和感がないような柔らかい雰囲気の綺麗系の攻めが見たいという方におすすめです。
基本的に言動が可愛らしくて小悪魔的だけれど急に男っぽさを前面に出してくる攻めに翻弄される受けも楽しめます。

2

ノンケの葛藤

絵はきれいです。読んだことのある他の作品もこの方だったのを初めて知りました。

あんまり感想ないかな。なら書くなよ!ですが…。

ノンケが女装ゲイに一目惚れ
相手からも好かれる
抱かれてみる
葛藤する
恋人になる

ヤバイ5行で終わってしまう。

葛藤部分が長いのは新鮮でした。攻めの作戦勝ちなのかな?ヒモになってもいいなんて羨ましい!
一緒に仕事して一緒に眠って美味しいご飯もご馳走になって気持ちよく抱かれて、You一緒に住んじゃいなよ!

0

・・・

コメディ。

課長もおねえさんだった・・爆笑

0

王子様

成瀬先生の作品は「ファックナイトレバーサル」と「セックス・アンド・ワールドエンド」既読で、アウトロー作品のイメージが強かったのですが、社会人ラブ作品と半々ぐらいなんですね。こちらは社会人モノというにはひとクセがある作品です。

女装攻めも女装受けも嫌いじゃない、程度の自分です。きっとお好きな人はもっと楽しめると思う!女装攻めの良さはしっかりおさえてる気がします。自分は普段女装してたりオネェ喋りだけど、エッチシーンだけものすっごく雄な攻めが好きだからちょっと違いました。こちらは一貫してほんのり女性を感じさせます。雄というより可愛くて綺麗な王子様って感じでした。今時紋切りな"女性""男性"もナンセンスかもしれませんが。

萌〜萌2

1

その後の二人が気になります。

久しぶりのオネエ攻め。
序盤のお互い惹かれあう描写は丁寧でとてもよかったです。

また、遼太郎がノンケ特有の無神経さを出す部分も、個人的にはよかったです。
ノーマルで29年生きてきて、周りにもゲイがいなかったら当然他人事で、いくら響が魅力的でも葛藤があってしかるべき。

でも、だからこそ後半の囲い込みが強引すぎて、
遼太郎本人の納得の上とはいえ、いつか破綻しそうに思えます。
駆け引きで恋愛関係にころばせることは悪くないけど、
恋の勢いのまま仕事までも囲い込むと
今は二人の関係を重視して気にとめない細かいことに
いつか気がついてすれ違いが起きそう。。
よくあるノンケに振られてトラウマ持ちの攻めになっちゃいそう。。。

29歳という年齢もリアル。まだ恋愛だけでも動ける年齢。
はたして、五年後の二人も一緒にいるのか?
親が出てきて、子どもを意識して、ゲイコミュニティを近くに意識して。恋人の庇護下で仕事して。
うーむ。

遼太郎の仕事ぶりがまじめで実直で、
個人事務所に不向きそうなのも気になる。

結局は、響が「ほしいから」強引に引き抜いたようにしか見えないのが引っかかるポイントか。

でも、恩師以外で初めて純粋な評価をしてくれた人を逃がしたくないよね。
押せば落ちそうな手応えもあるし。
周りが見えてない様子が、いつか落とし穴に落ちそうでちょっと怖かったです。
でも案外、愛で包んでいつまでも遼太郎を丸め込んじゃえるのかな。

前半丁寧でとても面白かった分、
後半の勢いについていけず残念でした。

1

オネエ攻めに少しでも興味がある方は是非

 ゲイ女装家攻め×ノンケ受けですが、受けの遼太郎のガードがそこまで硬いわけではないのでテンポも良いですし、非常に読みやすい作品でした。攻めの響も女装していない時は男前で、女装している時もそんなに女性らしさが強調されてはいなかったので、女装ものが読めるかどうか迷っている方でも手に取りやすいと思います。恋愛の駆け引きは少なめですが、遼太郎が響を受け入れていく過程も自然で、絆されてしまうノンケの王道といったキャラでした。逆に言うと何か強く印象に残る部分がある作品ではなかったですが、女装家攻めBLの入門として、初心者の方にもオススメできる作品だと思います。

0

女っぽさが少ないので女装攻めの入門編にいいかも

丸々一冊同じカプです。
女顔で美人な有名建築家・響と、建築会社勤務の遼太郎。

女装攻めだけど、オネエではないです。
女になりたいから女装ではなく、攻めは才能溢れる建築家なのできれいな格好していい気分でいると良いアイデアも浮かんでくるかな~みたいなお気軽な感じ。
普段もスカートではないし、化粧も睫毛があがってる程度なのでスッピン時の落差もほとんどない。

女装攻めのいいところは、ギャップ、落差だと思うんです。普段は性別不明っぽいのに、抱く時は漢・雄っぽさ全開というギャップ。
だけど、こっちは女装時がさほど女~って感じではないのであまり落差がないし、雄全開というまででもなかったのでちょい肩透かし感があります。
でもその分、女装攻めにちょっと興味があるけど、あまりドギツいのは怖い…という人には最適だと思います。(最後、ドレス姿がありますが)

女装攻めという点ではマイルドだったけど、それよりも結構難しいところがある(アシスタント談)という有名建築家の響が遼太郎のことがえらく気に入ってしまって、すっかりワンコになってるところがかわいいです。
そして遼太郎がノンケってことで「男の俺も女の俺もどっちも本当の俺だから好いてもらえるならどっちでもいい」とか言っちゃってるところもかわいいんだけど、正直、遼太郎はちょいデリカシーがない発言をときどきしたりしてどこがいいのか私にはいまいち判らず…。

初読み時には響がびしっとスーツで決めて遼太郎の会社へ乗り込んできたところがカッコ良くてスーツ萌えしてたんですが、何度か繰り返し読むうちに見慣れてしまい(汗)そこよりも響のワンコ感がかわいいなと思うようになった一冊です。

2

バリタチ女装家

女装好きな方には少しもの足らない感じのキャラかもしれません。美人で「女性?」と間違えてしまうほどの顔なのですがふんわりスカートや、セクシードレスと言うわけでもなく、ボーイッシュな女の人がするファッションです。肩幅もあるし、声も低いとのことで、個人的にはその辺にいそうな綺麗な女装している男性を想像できて、リアルでした。

ノンケの遼太郎がまさにオネエさまに食われちゃいましたね!可哀想と言う意見もあるようですが逃げようと思えば逃げれる状況だし、欲望に負けた遼太郎はやはりそっちの好奇心もあったんでしょう。仕事まで転職して響のところへ転がり込んだのですから思う存分“仲良し”してください。

0

逆カップルの方が…

美人の有名建築家・響と、建築会社のリーマン・遼太郎。
遼太郎が見とれたくらい響は美人だけど、オネエさんと言うほど女性の服を着てるわけでなく、中性的といったほうがいい気がします。

美人の響が攻めなところが、この本の面白いとこだと思うのですが、遼太郎はどこにでもいそうな普通の男でもちろんノンケ、そんな遼太郎が、気持ちが育つ前に男に抱かれて人生が変わるってかわいそうな気がするんです。

『女装上司の啼かせ方』の二人が遼太郎の同僚、ゲイカップルの相談役で登場します。広海さんはあいかわらず怖くてかわいい。
広海さんのキレイなオネエさん受は好きでしたが、響のキレイなオネエさん攻めには違和感があって…
この本のテーマにケンカ売ってますが、遼太郎が攻めのほうがしっくりきた気がします。

3

キレイなオネエさんはスーツ姿がよく似合う

オネエ攻め×生真面目リーマン。
ノンケ受けがオネエにほだされ恋が始まるお話です。

オネエで乙女ちっくな振る舞いをしてるのですが男前だなぁと感じる部分が多かったです。
個人的にオネエ攻めは男の顔を見せるギャップが好きなので
押さえるところはしっかり男らしい姿を見せてくれて楽しめました(^^)

一番のお気に入りの顔は、長髪をハーフアップ×スーツ姿♪カッコ良かったー!
普段着ver.の後れ毛有りのゆるいハーフアップもカッコ良い。
なかなかハーフアップ男子を見る機会がないのでウキウキしちゃいました。
んで、ハーフアップ×スーツの男らしい姿のページをペロリと捲ると
今度は一転、メイクバッチリ決めてワンピース着た美女のお姿に変身。
美女が平凡な男サラリーマンを犯す倒錯的な絵面に萌えた〜ヾ(*´∀`*)ノ

ふわふわキャッキャと乙女らしい喋りをするけど、エッチの最中は完全のに雄で。
狙った獲物(受け)をガッチリ逃げないよう捕まえてコトに及ぶ強引さはあるのに、
受けが萎えちゃうから服を脱げない臆病さもあるのが良かったです。

ノンケ受けが男同士の世界に入ることに二の足を踏んでるのを、受け本人が納得してこちら側に来るのを待つ努力をしてるのは、受けの気持ちを理解して受けのことを大切に思ってるんだなーと感心してたら、最後は華を振りまいて強引に掻っ攫いw
待てる人なのか、待てが出来ずわがままなのか、どっちなんだw(゚∀゚)
いや、そのわがままな姿こそが藤本響らしさなのか。。。

ノンケの受けさん。
お仕事を頑張る生真面目さは良かったのですが、ちょいちょい無神経なのが引っかかりました。
エッチの最中は可愛かったんですけどね…。




1

オネエ要素薄く感じる

オネエ攻め大好きなので、このタイトルと帯は大変魅力的で即買いしたのですが
オネエさんとはいいつつも本編にがっつり女装等は無く(脇役の女装はあります)メイクをしているわけでも口調が女性らしいわけでもないので、オネエキャラというキャラ設定としてテンプレに当てはめるとしたら常時それらしい要素はネイルくらいかなと思いました。
なんというか乙女ゲーなんかによくいる口調が穏やかで綺麗なお兄さん程度かなと、なので雄モードのときとのギャップはあまり感じられず何が違うのか良く解らなかったのが残念です。
主人公が自分はノンケなのにと葛藤したりとかは良かったと思います、オネエさんも要素薄くても美人でしたしエッチもちゃんとエロくて満足
同作者の別の作品の女装するキャラが登場するのでそちらの設定などを知らないと少し困惑するかもしれません

書き下ろしはたいへんすばらしかった、攻めがドレスを着たままのがっつり女装エッチがとても最高でこういうのが見たかったんだ!って思ってしまいました

1

オネエさんの愛は結構一途

建築会社に勤める遼太郎が図面をもらいに代打で行った先は
新進気鋭の建築家でオネエ(女装家)の響宅。
最初女性と見間違う程綺麗で
しかも憧れのB美術館の設計をした張本人!!
仕事で一緒にいるうちに
遼太郎はストレートなはずが揺らいできて…。

成瀬さんの作品は初めて読ませていただきました。
オネエがバリタチってギャップに惹かれまして!
なんというか、響の欲望に忠実なところが
嫌いじゃなかったというか憎めなかったというか。
むしろ羨ましいとさえ思える程の自由さ!
遼太郎へのアプローチも、
ちょっと断られたくらいじゃへこたれないポジティブww
そのくらい想定内だよ、みたいな余裕さも感じられつつ
いざ本気で口説くとなったらロマンティック全開で押す!
いいなぁ、これくらい前向きでいられるのが羨ましいww
それでも、ただただ強引なだけじゃなく、
遼太郎の意思を尊重したり、
体を重ねる時に萎えられたくないから服を脱がなかったりとか
健気な部分があるのも良かったです。

遼太郎はごくごく普通の真面目な男で
自分が女みたいにされてしまうことに抵抗を感じるのは
そりゃあ戸惑って当然だよねっていう。
でも押されて押されて押されての後の引く罠に
まんまとハマっちゃうところ、可愛かった!!
ただ響に流されたわけじゃなくて
きっちり自分で認めるあたりも男らしかったです。
こういう受けいいなぁ。
ノンケが落ちるお話ってやっぱり楽しい♪

でも響が遼太郎を自分の事務所に引き抜くのは…
ある意味公私混同では…??
いえ、好きだからっていうだけじゃなくて
きっちり遼太郎の仕事振りにも惚れてるっていう事もあるんでしょうけど…。
それこそ一生がかかってるわけじゃないですか。
愛する人と共に仕事するのはそれこそ素敵な事ですけども。
遼太郎も漢気がある人なので
そこは突っぱねても
恋人として一緒に生きていくという選択をしても良かった気が…。
細かいところをすみません;;

でもオネエのバリタチっぷりは楽しかったです!
あと、同僚のいかにも神経質そうで厳しい河野が…!?
っていうのが意外でしたがこちらもギャップが良かった☆

3

女装姿と男性姿のギャップに萌え

建築会社の桜井(受け)がお使いに訪れた設計事務所。そこにいた綺麗なお姉さんは、女装した有名建築士・藤本(攻め)だった。最初は引いたものの、自分が好きな美術館を設計したのが藤本だと知り、俄然親近感を覚えた桜井。ともに仕事をするうち仲良くなったが、ふとした拍子にキスをしたらそのまま口でされてしまい…。


オネエ攻めです。女性に見える系のレベルの高い女装です。
攻めがワンコタイプで、「え〜遼太郎、○○しようよ〜」みたいな話し方をする人なんですが、女装してないときは非常に男らしくて、そのギャップが魅力的でした。受けは、いかにもノンケ! っていう意外性のないキャラでしたが、男前でよかったです。

1冊まるまる同じカップルの話で、くっつくまでも、くっついてからも大きな事件やすれ違いのない、ほのぼのしたお話でした。
受けの職場に花束持って迎えに来た攻めには萌えたぎりました。女装もいいけど、長髪の男前がスーツで花束持って迎えに…という萌えにはかなわないなと思いました。
セックスするようになってから、受けに「逆でもいいよ」って言ってます。受けが断ったのでリバはないですが、帯に書かれていたような「バリタチ」ではないような気がします。

受けの同僚に別の女装リーマンが、というエピソードがありまして、その女装子さんがすごく気になりました。後輩攻めとの関係も可愛い。そちらのカプが主役の作品も単行本が出ているそうなので、機会があれば読みたいと思います。

4

オネエだけど王子!

私、これとっても好きでした!
表紙からも分かる通り、建築家の響さんはとっても美形で、普段はスカートなんかは穿いてはいないけどロングヘアにネイルでキメてる「キレイなおネエさん」。そのメンタリティは、女性になりたいわけではなく、綺麗にしていると気分がいいし建物のイメージが湧く、というもの。
仕事で関わるノンケの遼太郎と恋仲になるというお話です。
響はグイグイ遼太郎に攻め込んで行きますが、遼太郎はノンケといえども第一印象で「好み。きれい」と(女性と思ってたから)刷り込まれていた?からか、はっきりと拒否したりもせず、これは初めから脈アリ系。
ある晩、恩師の先生の退院が延期されたと落ち込む響に、「キスしてくんないともう元気出ない!」と泣きつかれて、キス。そして勃ってしまう(ヒィッ)。そしてお口でされちゃって……その上ホンバン……。
流されすぎ?
しかも響が攻め!ですよ〜。
響のこと、嫌いじゃない。むしろ好きなんだけど、女にされるのは抵抗がある。そこに「女装上司」の森川x河野も参戦で「女役だから立場が下というわけじゃない」と聞かされて、響と向き合う遼太郎。そして…
ごくごく自然に、今迄の自分のままに響と恋人として過ごす遼太郎。男が男のまま、受けになる事を受け入れて自然に過ごすさまが非常に好ましいです。また、響はオネエではあるけれど「響は響」という男前な一面もあって、そこも良かったです。
帯に「しとやか美人なオネエさんは時々とっても漢前」とあったけど、響は甲斐性もあって才能もあって、「いつでも漢前」です。
2人のHシーンはちゃんと男同士に見えますので、「女はイラネ」派の方も是非読んでみてください。

5

その男「バリタチ」につき

予想していたよりも好きでした。
故にちょっと甘めの評価だけどイイヨネ(・∀・)☆

お話。
たまたま同僚の変わりに訪れた仕事先。
出会ったのは超美形なオネエさん。
タイプ!と思ったのもつかの間、実はオネエさんではなく~
もちろんノンケだから男なんてスイマセン。
なところから始まるわけですが、グイグイされてるうちに
いつのまにかほだされて、気づいたらお尻いじられて気持ちよくなっちゃうとかな。
そういう運命のもとにいるんだわなwwwが面白い。
受がカワイイ系ではないのがいい。
基本的に、女装BLで美人な設定だと
正直あんまりホモくさくなくて、どーよ・・と思ってしまう
部分も私の中では大きいのですが
本作、ちゃんと攻めるときは男の顔をしてるのがニクいv
いやよいやよ言いながらも受け入れてしまう受。
さもありなん。
完全女装姿での攻シーンはスカートが邪魔なのが残念ではありましたが
テンポあって楽しいでした。
1冊まるまる読めたというのも良かったですな。

その男「バリタチ」につき。
この帯の文句がまた絶品☆☆☆

3

女装ワンコ × 真面目ノンケリーマン

前作の1st コミック「女装上司」のふたりと、
同じ建築会社に勤めるノンケリーマン(受け)が、
新進気鋭の建築家である攻め(表紙の女装の人)と仕事で出会い、
攻めが初めて設計した美術館をすごく好きだと言ったことで、
すっかり気に入られて、キスされ、フェラされ、エッチまで☆

だけど真面目でノンケの受けは、なかなか恋愛モードにはなれなくて……


1冊まるごとひとつのCPのお話です。
出会いから始まって、くっつくまでを丁寧に描いていて、
そして恋人になってからの、
忙しくてしばらく会えなかったら…というエピソードや、
描き下ろしでは、ドレスアップしたガチ女装の攻めとのエッチや、
改めて愛の告白をし合うシーンもあって、た~っぷり楽しめました♪

受けはノンケながら、
女装した攻めの外見が好みだったのもあり、
後ろを弄ることに興味があったのもあり、
キスやエッチをするのは、攻めの押しに流される形で意外とスムーズ。
だけど、
「男と付き合う」ということには常識的に抵抗があるようで、
女装攻めのワンコ攻撃にも、つれない態度。
それでも、受けは基本いい人なので、
攻めを切り捨てることはできず、真面目に悩んで…。
このノンケ受けの悩む姿や、
ふとしたセリフにすごく現実味が感じられて、よかったな。

前作の「女装上司」のふたりもいいアドバイザーとして登場するので、
読んでいる方はより楽しめると思います。
わたしは未読だったので、探して読んでみたくなりました (*^^*)

攻めは女装はするけれど、
言葉づかいは男で、時々しっかり雄っぽさが見えます。
でも、ワンコで全体的には軽めでキレイ可愛い感じなので、
もっと漢っぽさのギャップで魅せてくれた方が、個人的には好みだったな。

あと、恋人同士になってから、
いくら「会いたい」と言われたからって、
忙しい受けを仕事中に連れ出すというのは、社会人的にどうだろう…
と思ってしまって、後半のいい場面が萌えにくかったです (;´・ω・)
受けの仕事が終わる夜中に待っていて~~とかの方が、
きっとキュンときたなぁ。
ふたりで美術館に行くシーンを描きたかったんだろうけど、
その仕事ぶりに惹かれた…という話を、仕事をサボりながらされても、
全然グッとこない…というか逆効果に感じられてしまって、
そこがとても残念でした。

ということで、楽しめましたが萌え×2まではいかず…です。

8

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