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いちばん遠い星

ichiban tooi hoshi

最遥远的那颗星

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表題作いちばん遠い星

貝森明,23歳,エリートサラリーマン
海老原友幸,25歳,カフェ店員

その他の収録作品

  • Merry Christmas Darling(描き下ろし)
  • あとがき
  • 4コマ漫画(描き下ろし)

あらすじ

将来自分の店を持つため喫茶店で働く海老原。大学時代の後輩でエリートサラリーマンの貝森とは友人関係にある。かつて告白され断ったけれど、今でも貝森は好きだと言ってくれる。本当は海老原も貝森が好きだ。でも、告白する勇気はない。過去の恋愛のせいで体の関係は持てないし、今さら恋愛対象が同性だとも言えなくて…?

作品情報

作品名
いちばん遠い星
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813031161
4.2

(251)

(145)

萌々

(59)

(30)

中立

(9)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
23
得点
1060
評価数
251
平均
4.2 / 5
神率
57.8%

レビュー投稿数23

じゃれつく溺愛ワンコ攻めの、優しい愛が最高

秋平しろ先生の新刊にハマり、既刊をざくざく読み返しています。

大学時代の天文サークルの後輩、貝森×先輩のエビさん。

エビさんエビさん、とじゃれつくこの年下ワンコ攻め様がね、いい…。可愛いです。
本当にほんっとうにエビさんのことが大好きなのが伝わってきて、なんだかこっちまで笑顔になっちゃう感じ。
表紙からして伝わって来るこの溺愛っぷり…ぎゅぎゅっとバックハグですもんね(*´˘`*)

卒業前に、想いを寄せていた貝森から告白されたものの、ゲイだと言うことを隠したくて咄嗟に「同性とは無理だから」と断ってしまったエビさん。互いに社会人となった今も、貝森はエビさんの働く店に足繁く通い、好きだと言ってくれるけれどー

という、拗らせ受け様の両片想いストーリーです。

もうね〜〜なかなか素直になれないエビさんに対し、一直線に想いをぶつけてくる貝森、最高だよ!!
「恋人でも作れば」なんて思ってもないこと言っちゃうエビさんに、「やだよ俺エビさんが好きだもん だからエビさんが喜ぶことをエビさんとしたい」なんて、真顔で目を見つめて言えちゃう。…かっこいいな…!!

過去のトラウマからセックスをするのを怖いと思っている、エビさん。
二人が初めて体を重ねた時(最後までじゃないけど)、震えるエビさんの手を取ってキスする貝森が…エビさんを心から大切にしたいと思っている気持ちが伝わって来て、涙が出そうになりました。

最後の、貝森視点の”メリークリスマスダーリン”もすごく良かった。
エビさんの中ではエッチ=挿入だけど、貝森にとっては”エビさんが気持ちよければそれが完全で完璧”っていう考え方がすごく素敵だな、と。

変顔をしてエビさんをリラックスさせる貝森、グッジョブ。そしてエビさん、おめでとう✨

1

廻り道でもいい

真っ直ぐに想いを伝え続ける貝森と自分の気持ちに蓋をし続ける海老原。
微妙な距離を保ったままの"友人関係"を少しずつ変えていくようなお話でした。

過去の恋人とセックスが上手くできなかったことがトラウマになり、恋愛を避けている海老原。
貝森のことが好きだと気付いてからもそれがネックとなり、気持ちに応えられないまま数年…。
正直、そのことだけに囚われすぎでは?と思う部分もありました。エビさん大好きオーラ全開の貝森が、セックスできないだけで離れるわけないのにな、と。
でも貝森のことが好きだからこそ、その不安のループから抜け出せないというのがわかると、もだもだまでキュンとしてしまう不思議。

出会い系での世間って狭いなという展開もありつつ、長年の両片想いを実らせたふたり。貝森が悔し涙を流す姿は胸がギュッとなったけれど、これからの幸せな日々でそれも上書きされていくのだろうなと思えるラストは素敵でした。

キュンと切なさのバランスが絶妙ですごく癒やされました〜!

1

うだうだエビに貝森がんばった

正直なところ、受けがトラウマを引きずって好きな相手に思いを打ち明けられず、それでも離れられなくて相手をやきもきさせながらも、ぐるぐるぐるぐるする話はちょいと苦手です。読めないというほどではないけど、萌えない。萌えどころまでが長ぇ〜〜!とめんどくさくなる。

本作もそれで、エビが過去一度の失敗からセックスがうまくできない、だから貝森と付き合えない、嫌われると勝手に思い込んで悩んで…でも離れるのは嫌、とうじうじが続く。

貝森はエビが好きだし、エビに拒絶はされないから離れられないしで、友だちのままでいいと思いつつ、気持ちは募るわけで。
貝森は、煮え切らない、何を考えているかよくわからないエビにキレず、あきらめず、よくがんばったなと。

ま、その分、エビがなし崩し的とは言え、正直に話して、はれて両思いになった時は、2人ともどもこちらもよかったよかったとカタルシスがデカイわけですが。

先生の言う通りだったんですよね。貝森とちゃんと話してみたらって。それもエビは頑なにセックスできないからダメだとそこばっかこだわって…やきもきした。
出会い系でマッチングしたのが先生だったのが偶然すぎて、少々萎えましたけどw
ここで登場するための、カフェ、塾での出会いが伏線だったんですね。

でもま、お互いを好きで好きでしょうがないというCPが大好きなので、くっついてからは萌え萌えでした。
特に、すぐにエビに抱きついちゃう貝森がいいです。

0

同じ気持ちでいられるのが幸せ

気に入った作者さんの作品は全部読みたい派なので、こちらも。
初の年下攻めでした。
しかも一途なワンコで、我歓喜。

過去のトラウマで恋愛を避けてきた海老原が、ゲイである事を隠し、貝森のことを好きな事も隠し続けて早数年…なお話でした。
年下ワンコの貝森の一途さにヤラレました。
事あるごとに好き好きのシャワーを降らせるのですが、スルーなエビさん。
両片思いどころか両思いなのに、トラウマやついた嘘のせいで踏み出せないんですよね。
もったいない〜。もったいないオバケが取り憑くレベルやで、エビさん!

いつも明るく飄々としていた貝森が漏らした
時々すごくつらい…
が、本当の気持ちなのかなぁと思うと切なかったです。
エビさんにも刺さって、自分の気持ちとも改めて向き合う機会となったのは良かったです。
辛いと言っていた貝森を幸せにしたいって、それこそ最高の愛だよなぁ。

不倫はアレだけど、先生が割と分別のつく大人で良かった。
エビさんの気持ちに寄り添って、汲んでくれたのはありがたかったです。

全てを告白した場面で、貝森が帰ってなくて良かった〜。
心底ホッ!
そこからの流れが甘くて、セリフもキュンキュンするものばかりで最高に萌えでした。

描き下ろしの貝森目線のお話もとても可愛かった!
エビさんと付き合えて舞いあがってる貝森、高3の秋にエビさんに一目惚れして志望大学を変えた貝森、昨日のエビさんを思い出して締まりのない顔になる貝森…もうエビさんの事好き過ぎるのが可愛すぎる。

だけど、サラッと同棲を提案したり、初めてのエビさんをほぐすコツを知ってたり、かなりのスパダリ要素も持ち合わせてるんですよね。

4コマも可愛い2人に悶えたし、とっても笑えました!

0

いちばん近い星になった☆

いつ購入したかもわからないけど、
つい先ほど読了いたしました^^;

秋平先生の作品は本当に癒されます。
キュンキュンした〜

後輩ワンコ・貝森×拗らせ美人・海老原

海老原拗らせちゃってますよね……
高校時の彼に、セックスできないなら意味がないと振られてしまった事を、ずっと引き摺っています。

大きなトラウマになりますよね……
貝森のことが好きなのに、
また同じことで振られると思っている海老原。

ちょっとー
貝森のどこみてるの?
そんなことする男なわけないじゃん‼︎
---と、読者は思うけど、
海老原にとっては一大事なんですよね。
出会い系まで使って慣れようとするほどだから……

でも、そんなことしたら貝森は悲しむし、
最後までできなくてホッとしました。

〝貝森くんの幸せってどんなことだろうね?〟

海老原がセックスの相手を頼んだ先生の言葉……

貝森の幸せって、海老原のそばにいられることですよね?
ただそれだけでも幸せ〜ってくらい、
海老原の事が大好きですよね。

こんなに健気な攻めいるかな?ってくらい、
貝森は、とっても健気で献身的な攻めでした。
とってもいい!
終始好感持てました^^

イレギュラーな事態とはいえ、
海老原が素直になれてよかった。
2人で幸せを感じることができてよかった。
そして、先生も自分の幸せを見つめ直したんじゃないかな?
みんなにとって、とてもいいラストになったと思います。


0

魚介系カップル

〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:あり
帯:なし
裏表紙:なし
備考:

〖紙媒体〗
未読

0

長い長いすれ違い

表紙で絵柄が好みじゃないかもな〜と思っていても、ストーリーがしっかりあるBL漫画がお好きな方は一度手に取ってみて欲しいです。
秋平先生の「トワイライト〜無印&+」を読んでから、作家買いすると決めました。

そんなわけで2作品 3冊目の秋平先生です。
今まで読んだ2作品とも、自分のセクシャリティーに悩むキャラクターが出てくるので、そういう方向性のお話が多いのかしら?秋平先生の既巻一通り読んでみます。

エビさん(黒髪 受)がとっても拗らせていて、あまりにも一人で思考の泥沼にハマっているので、イライラする人もいるかもしれない。そこ含めて可愛いのですが。

※電子書籍 ebj/ カバー裏・裏表紙無し 局部描写ほぼ無い為修正無し

1

受けの態度をカバーする攻めの一途さ

 評価に迷いました。萌えたシーンはたくさんあって、やっぱり秋平先生のタッチが大好きだなぁと思った反面、受けの海老原の態度はちょっとどうかな、とも思ったので。これは、攻めの貝森の不屈の一途さがなければ成り立たない話です。海老原はゲイで、初めてセックスで下になった時、激痛のあまり耐えられず相手と喧嘩したトラウマがあります。貝森に告白されて、咄嗟に自分はゲイではないと振ってしまった海老原。恋人になるなら挿入が絶対条件だろうと頑なに考えている彼は、性的に貝森を受け入れてあげられないことを最大のネックに感じ、その後も恋人じゃなくてもいいからと慕ってくれる貝森とただ一緒に過ごす日々を送っています。

 海老原のトラウマはよく分かるし、貝森が好きだからこそセックスができないと告げてがっかりされるのが怖いという気持ちも共感はできます。でも、これだけ長い間貝森と共に過ごしていれば、彼がそんなことで海老原を好きじゃなくなるような人間ではないことは分かると思うんですよね。初体験は慣らす過程が不十分だったのかもしれないし、相手に思いやりがなかったのかもしれないし、貝森とだったら上手くできる可能性もある。好き同士と分かっているなら、性行為については話し合えばいいだけのこと。だから、ネットで相談して出会い系で別の男性と練習しよう、という海老原の思考にまでは共感できませんでした。挿入できないなら恋人にはなれないと思われる、なんて貝森への信頼がなさ過ぎますよね。

 そういう海老原の一連の態度には、正直納得いかない部分も多かったです。ただ、恋人でない期間も、2人の日常のやりとりは可愛らしく、秋平先生の技量で十分カバーしていたようには思います。そして、貝森が長期間報われなかった分、恋人になってからの甘々な2人はとっても可愛くて。特に、会社でもつい浮かれてしまう貝森や、盛大に照れる海老原に本当に萌えました。絵文字のようなにこにこ顔の貝森、ハートを飛ばしまくる貝森が大好きです。けっして諦めなかった貝森の純情さがきらきらしていて眩しかったですね。

1

辛い嘘にしばらく耐えてください

嘘は星になった。
良かったです!

両片想いなんですがどちらも辛くて。海老原の気持ちもわかるし、でも貝森も辛いし、海老原早く打ち明けちゃいなよ!とずっと思ってました。
やっと海老原が貝森の為に動きますがまさかの方向へ。やめてー!

貝森が好きだからこそしたい、絶対に失敗できないのはわかりますが、先生の言うとおり二人で乗り越える問題だよ!

貝森に告白とともに先生とのことを話して辛かったです。貝森の気持ちを思うと。長年海老原だけを好きで追いかけて苦しんで、本当は両想いだったのにそんな理由で他の人と。

でもこの後ちゃんと仲直りしてできる範囲で愛し合います。

付き合って二度目の冬。ラブラブですね。貝森も浮かれちゃって幸せいっぱいです。
そしてクリスマスとうとう海老原も我慢の限界。
繋がる準備の時の貝森がとてもいいです。もう本当に海老原が好きでたまらなくて。
優しくて一途で辛くても諦めなくて少しでも側にいたくて。

海老原もやっと嘘を星にできて良かったです。海老原も貝森が好きで辛かったです。ああ、本当に辛かった。その分後半は本当に幸せでした。ありがとうございます!

作者さんの中ではこの作品が今のところ一番好きです。

1

合体だけがすべてではない

何が好ましいって、攻がとにかく一途で健気で献身的。
結局なにがあっても受が好きで仕方ないというのを隠さない。
まっすぐな攻がすごく、スゴク、すごく好きなのです((ノェ`*)っ))タシタシ

卒業の時に大学の後輩に好きだと告白される。
ゲイである自分。
受け入れることは可能だったはずなのに
ゲイであることを隠し拒絶。
いつの間にか好きになっている自分を抑え込みひたすら拒絶。
その背景にあったのは・・・

ひたすら葛藤するめんどくさい受と
何があっても結局好きなもんは仕方ないと受を愛し続ける攻。
このせめぎあいがすごくメンドクサイのですが、
そのめんどくささも読み終えてみれば可愛いと思ってしまうから不思議だ。この攻にしこの受。
初Hまでが長かった分お幸せにというところですが
せっかくのところが朝チュンなのが少々残念。
案外性欲強そうな攻にガツンガツンやっていただきたい。

評価が高いのは知っていたのですが
表紙の作画が好みじゃなさすぎて敬遠してた今作。
もっと早くに読めばよかった。
中は思いのほか好みでした。
ほか作品もチェックせねば

4

世界の中心はエビさん

『年下ワンコ攻め』
と一口に言ってもそのタイプは多種多様に渡りますが、
こちらの年下ワンコ攻めはホンット〜に犬でしたw

作中で「エビさん」ってワードが何回出てるんだろう…w
一言目も二言目も「エビさん♡」「エビさん♡」
ワンコ攻めの世界の中心はエビさん(受け)で回ってました。

なんでも思ってることは顔に出るし、
尻尾ブンブン振ってるのも見えるし、
まー可愛いったらありゃしないヾ(*´∀`*)ノ

で、心優しく大らかなワンコという雰囲気で
言葉使いも優しくいつもニコニコしてるのですが、崩れる瞬間がっ!!(∩´///`∩)

「なんにもしてなくねぇだろ!」
と怒鳴るシーンにめっちゃ萌えた…ワンコのギャップ萌えスゴイ…。

「…っ、ちょっとだけ泣かせて」
と顔を伏せるシーンは切なくてキュンキュン////
年下ワンコの一途さと可愛さは挙げだすとキリがないほど出てくる。

受けで評価が分かれそうですね…。
過去のトラウマから恋愛に臆病になってて不器用といえば聞こえはいいですが、
捉え方によっては、傷つかない安全圏で攻めを振り回す無神経さも見える。

個人的にはメンドくさい人だなぁーぐらいにしか思わなかったですが、
他人とセックスして経験を積もうとするシーンはいただけませんでした。

攻めが好きで、攻めを幸せにしたくて。
その結論がセックスを受け入れられる身体になるって…(;´Д`A
それをされたら攻めが傷つく事ぐらいわかるでしょーに。。。

でも山場超えた後は、ちゃーんと攻めを大切にして2人で幸せを築く姿にホッコリ。
長い間「嘘」で武装してたのが剥がれ落ち、ただの可愛い人になってるw
あと、ふとした表情がとんでもなく色っぽいです(^//^)
無自覚フェロモン系のお兄さんでした♪

キュンキュンした余韻が心地いいので萌え×2評価です。

1

すみません、受けのことをひっぱたきたい衝動にかられました。

後輩の貝森君は海老原(エビさん)に5年前告白したのちも、ずっと一途に慕ってくれています。
エビさんはゲイなのに、「俺は男はダメだ」と告白を断ったのですが、本当は貝森君のことが好き。
お互い両片思いだし、貝森君はワンコのごとくエビさんへの愛情表現をしてくれる。
何が心配なんだよ、さっさとくっついちゃえよ・・・と思う私。

しかし、エビさんは過去のセックスに関するトラウマがあるのです。
つきあったからにはセックスは避けられない。貝森くんと付き合いたいけど、また同じ事が起きたら怖い。
どーしよーと考えた挙句、なんと、別の人でエッチの練習をしようとします。
すみません、このエビさんの思考回路についていけません。ひっぱたきたい衝動にかられました。

すごく不誠実だし、そういう事含めて経験するのが付き合うってもんじゃないの?

エビさんだけの話でしたら、しゅみでない ですが、
貝森君が本当にいい子でいい子で、貝森君のことは大好きなので中立にします。

6

ピュアです!

こんな可愛い男子2人、ほんとにいたらいいなぁ。
ゲイカップルって、すぐにエッチしちゃうイメージがあるけど、そうじゃないお話し。
ピュアなのです。

攻めは5年も片思い。
仕事忙しくてもひたすら受けの部屋に友達として通ってて、好きだよ〜ってシグナルを送り続けてる。

受けは過去のトラウマでエッチができないから、好きなのにほんとの気持ちが告げられない。
エッチできなきゃ相手を幸せにできないって思いこんで、出会い系でやり方をおしえてもらっちゃおうとするあたり、かなり暴走しちゃってます。
それだけトラウマが深くて、攻めに嫌われたくないって気持ちが強いんだよね。
出会い系では結局エッチはできなかったわけだけど、そのことを話したら悔しくて泣いちゃった攻めも可愛かった!

くっついてからも、受けを気遣って挿入しない攻め。それでも全然満足してるっていうのも良いです。
彼氏でいられるだけで幸せ〜って、かわいいこと言ってます。

全体を通して、とにかく健気な2人なのでキュンキュンしっぱなしで大満足でした。そして、描き下ろしでちゃんとエッチができて、さらに大満足!
エッチシーンもかわいくて、とっても幸せな気分になれますよ。
ピュアな気分になりたいとき、何度も読み返してます。





2

一途な2人に引き込まれます

冒頭から両想いなので、ずっと心がぬくぬくしたまま辛くなるエピソードもなく、どうやって丸く甘く収まるんだろうなあという期待と推移を楽しめる作品です。読んでいてグイグイと引き込まれますね。
なにしろ2人とも一途なのがいい。
受けが攻めとの初めてを失敗したくないからと、頑張って好きな人以外と体験しようと頑張る経緯は、生々しいけど現実的でイタさは感じないし健気さが際立ちます。(先生ほんとにいい人だ。受けがさらっと先生とのことを攻めに暴露しちゃうあたりは、若干びっくりしました。口軽いわあ……)
くっついた後もゆるく幸せそうでほんわかが続きます。
兎にも角にも絵はステキ、キャラは可愛くお話もハッピーで波乱は特にないので安心して読み終えられた良作です!
カバー下も必見!最後までほこほこモコモコします〜
これだけで神!

3

攻めに拍手

評判やレビューを見て久方ぶりに本屋まで足を運びました。小説ではあるけど最近コミックでは泣いてませんでしたが、これはきました。
なぜなら私自身受けの気持ちとシンクロする部分が多々あり物凄く感情移入させられたからです。

エビちゃんが過去のトラウマから脱したがってもがいてどうしようもなく怖くて前に進めない姿。
悩みが迷いを産んで自分でもどうしたらいいのかもうわかんなくなっちゃう。
貝森に嫌われたくない一心で出会い系サイトで済ませようとするところ。
本命にはガッカリされたくない、振られたくないんですよ。ああ、物凄くわかる。
怖いんですよ、大好きな人が離れていってしまうのが。
気持ちに応えてあげることが出来ないくせに、ずっと傍にいてほしい、そんな自分が嫌いなエビちゃん。
先生も本当にいい人だった。
悩みに悩んでエビちゃんになかなか手が出せない先生が可笑しくて可愛かったです。
結局、最後まではしなかったですが、行為中も手が震えてしまうエビちゃん。
貝森の姿を思い浮かべながら、カレの恋人になるために頑張る姿に切なくて。

貝森も辛いよなぁ。5年もそんな状態なのに…でもやっぱり諦めきれないほどエビちゃんが好きなんだよな。
だから、拒絶してよ、ていうシーン。嫌って拒絶してくれたら諦められるかもしれないっていう貝森の気持ちがまた苦しい!

貝森の、柴犬モードとマジモードのギャップが萌えました。マジモードの貝森、セリフがなくても切なさや辛さが表情に滲み出ていて心臓鷲掴みされました。
もう本当に優しくて優しくて可愛くて、で、マジになるとカッコいいんだから。狡い!

ラブラブの2人は本当に可愛くて可愛くて、なんかずーっと見ていたくなるほど。
もっと見たい。



4

嘘は星になった。全部星になった。

ワンコ攻めがたまらなく可愛い作品です。
冒頭から目を奪われました。
うおおお、かわええええ!!

≪あらすじ≫
主人公の受けは、大学の時攻めに告白されました。
しかし自分がゲイであることを隠し、その告白を断りました。
その後、慕ってくる年下の攻めに心を許し、攻めを好きになった受け。
しかし、受けにはトラウマがあり、セックス恐怖症になっていました。
もし攻めの想いを受け入れ、つきあうようになったら、
必ずセックスをしなければならない……。
それが怖くて、攻めの想いをいつまでも
受け入れることができない受けは……?

----------

攻めの主人公(受け)への懐きよう、慕いようが凄いです。
年下攻め、ワンコ攻めが好きな私には辛抱たまらん!
その上、似合わずに頭がめっちゃいいとか!
これまた、好みの設定キタ!
健気で一途でいじらしく、控えめなのに高収入で頭脳明晰。
凄すぎるー! 好みど真ん中なんですけどっ><

対する主人公の受けは、大学から続く攻めの好意を
今更受け入れることができず、
過去のトラウマからセックスを怖がっています。
うーむ、攻めを受け入れられない理由ってそれだけだろうか…。
受けには重大な問題かもしれないけど、その理由だけで
想いが報われないでいる攻めがあまりにも可哀想すぎます。
あんなに一途に健気に慕ってきているのに……。

受けは攻めにほだされるような態度をとることなく、
ツンデレに見えるのに、自宅に毎日訪れる攻めを
嫌うことなく受け入れたり、なんとも思わせぶり…。
そりゃあ、好きならそうしたいのは分かるけどさ…、
こんな態度とったら、やっぱり攻めは期待しちゃうよね……。
憐れだよ…。



ついに受けが攻めに告白するシーンは、
辛かったけど、嬉しかったです。
その後のエッチシーンは、本番はなかったけど、
主人公の受けがずっと震えているのが可哀想で…
でも、それを受け入れる攻めの意外な包容力が
素晴らしいです。
嬉しい~。

セックス=挿入 と考える受けと、想いが通じ合って、
肌が触れ合えれば、それがセックスと考える攻めの
行き違いがあります。
一生、挿入せずに兜合わせだけでいいと考える攻めが
いじらしくてワンコ過ぎる><

挿入のセックスの時、力んでいる受けを安心させるために
「このままお話ししてようか」という攻めに萌え。
セックスしてる時なのに、変顔とかして受けを安心させようと
する攻めに、更に萌え。

絵に特徴があって、真ん丸な目が目がちょっと
受け入れられないかな~と
最初は思ったのですが、これはこれで良かったと思います。


受けが攻めにゲイということを隠した「嘘」は、星になりました。
長い間、これから2人は付き合っていくと思いますが、
2人の間にはこれからも、嘘はあってもきっとそれは
いつか通じ合って星へと昇華していくのではないかと思います。

2人にとって、「いちばん遠い星」とは、どの星だったのでしょうね。

3

雰囲気はとても可愛い話でしたが

カフェ店員の海老原(受け)は、大学時代の後輩の貝原(攻め)にずっと想いを寄せていた。実は貝原には告白されたことがあり、それからずっと好きでいてもらっているのだが、告白された時に思わず「俺は男はダメだ」と言ってしまった嘘をずっと引きずっているのだ。長い間の友人付き合いに、想いが溢れ出しそうになる海老原だったが…。


両想いなのに、すれ違ったままずっと友人として一緒にいる人たちの話です。
心理描写も日時描写もじっくりとていねいに描かれた、とても素敵な話でした。素敵な話ではありました。
でも、とにかく受けが理解に苦しむ人でした。相手の好意は知ってるし、もちろん自分の気持ちもわかっているので、始終イニシアチブがあるのは受けなのです。なのにぐじぐじ悩んでるのが理解できないし、何を言っても「おまえが言うな」みたいに思ってしまう。

・ゲイだけど初体験がひどかったせいで挿入がこわい←わかる

・告白されて、つい「男はダメ」って言っちゃった←わかる

・両想いなのはわかってるのにずっと焦らしてる←よくわからない

・他の人でエッチの練習しよう←まったくわからない

という感じで、理解できるところもあるのですが、納得のいかないところもあり、いちいち引っかかりました。
特に他の人でエッチの練習って、アホかと思いました。結局攻めを信用していないし、すごく不誠実ですよね。そのくせ攻めが風俗行くとか言ったら「ギャグ?」とか。なんでギャグやねん。おまえが言うな、と。嫌なら「俺もおまえが好きだった、挿入はこわくて無理だけど手が口でなら」って言えばいい、と思いました。これが「攻めの将来を案じて告らなかった」とかなら良かったんですが。

受けを理解はできないけれど、いい話ではあったし、くっつくあたりからはすごく萌えられました。攻めはすごく一途で可愛い人だったし、そのあたりも良かったです。

8

はるぽん

攻めの名前間違っちゃっててスミマセン

震える手を止めるキス

今までの秋平さん作品とは違う毛色でした

初めてのセックスが失敗し『出来ないなら居る意味ないじゃん』と手酷く振られたエビさん
貝森に告白され、断り、でも人柄に触れ徐々に好きになり
今更言えないままきちゃった..

それも、ノン気のふりまでしちゃったエビさん

という、結構拗れちゃってる受けです
トラウマになりやすい性格で打たれ弱くて
あぁ もう!となりそうですが、なんかわかる気もして
こういう人いるよねぇ
大人になるまで引きずっちゃって
凄く不器用で弱いんですよね エビさん

対する貝森は打たれ強くタフ
押せば何とかなるかも!と期待を胸にわんこ攻め
貝森がエビさんの分まで素直に言葉にしてくれます

対照的な二人
貝森を好きな気持ちが募り、拗れセックスへのトラウマを払拭して貝森と結ばれたい一心で考えた末まさかの出会い系に手を出すエビさん

おいおい、真面目な人程ネット情報鵜呑みにするよね
でも、駄目でしょ!とドキドキ

手も震えるエビさん 初志貫徹ならず
ホッとしました
偶然にもお相手が元塾の先生だったのも良かった
思い詰めるエビさんを宥めすかしてくれて

そんなこんなでようやく想いを伝えたエビさん
エビさんの出会い系話を聞き悔し涙を流す貝森

そんな貝森と身も心も繋がろうとするエビさん
震えるエビさんの手にキスした貝森が紳士過ぎてトキメキ止まりませんでした

色々勝手だったり破茶滅茶な行動しちゃったエビさんですが、震える手を気にしないでと言った時に、トラウマの深さが滲んでました

エビさんの不可思議な行動はグルグル思考の人ならではで、それを包み込んで愛する貝森には愛らしいとしか思えないのだと思いました

クセのある受けですが、わたしは嫌いじゃないなぁ
ラストのイチャイチャ見てると素直で優しくて可愛い
殻が分厚すぎただけだったんだと思わせてくれる
素敵で甘くて可愛いその後の二人でした

秋平さんの大好きな紳士は年若いわんこ攻め貝森に反映されてたと思います

貝森とエビさんの絶妙な塩梅が可愛い作品でした
秋平さんのラブラブには心からニヤけてしまいました

次のコミックも楽しみ♪

4

自分勝手でずるいひと

 学生時代からつきあいがある 社会人同士の恋のお話。
後輩の貝森君は海老原(エビさん)のことを好きだと言って ずっと一途に慕ってくれています。かれこれ5年。
エビさんは、常に傍らにいる貝森君をいつの間にか好きになっていました。
けれど 気持ちを伝える勇気が出ません。初めてつきあった彼氏とのHがうまくいかず、それが原因でにフラれた過去が尾を引いていたから...。

エビさん、貝森君と恋人同士になったとしても またHで失敗してフラれたらどうしよう という不安から、学生時代にお世話になった塾の先生と致して 慣れておこうという考えに及びます。
先生と、というのは たまたま偶然だったのですが、理由はどうであれ、好きでもない相手とHしようとしていた事実を聞かされた時の貝森君の顔... 表情...。
(なに下向いてんの! 自分がどんだけ貝森君を傷つけたか 自分の目でよく見てみなさい‼ と エビさんの首根っこ掴んで顔を上げさせたくなるシーンです。)
自分はエビさんに愛されていた という事実と、エビさんが他の人とHしようとしていた という事実を同時に聞かされた貝森君ですが、愛されていた嬉しさより やはりエビさんが他の人とHしようとしていた衝撃の方が大きかったワケです。
あまりのショックに よろめきながら出て行ってしまった貝森君を追いかけることもできない、相変わらず自分のことばっかりのエビさんに またまた腹が立ちます。(なんで自分が傷ついたみたいな顔してるんでしょう )
エビさんがお風呂に入っている最中にそっと部屋へ戻り、何事もなかったかのようにDVDを観ている貝森君が本当に優しいです...。
貝森君はエビさんのツラい過去ごと 総て受け入れてくれます。

お互いの気持ちを確かめ合い、晴れて両想いになった二人。
その後は いちゃいちゃラブラブで楽しそうです。
急がず焦らず ゆっくりゆっくり進めてくれた貝森君のおかげで、いくつもの季節を経て Hも成功し ハッピーエンドです。
ああ良かったねぇ~ 貝森君。(エビさんじゃない)


それにしても... 男性特有の考え方なのでしょうか。
学生時代、私の身近にも何人かいましたよ「初めてのHで失敗したら恥ずかしいから、別の人と練習してから本命彼女と~」とか言ってるハタチそこそこ男子。
練習 って...??  
好きな子の前で恥をかくことって そこまで嫌ですか、怖いですか。
それに比べたら 愛のないSEXなんて取るに足らないことですか。
練習だからいいんですか。
好きな子が傷ついたり不快に思ったりする事より 自分のプライドの方が大事ですか。
...当時の私には理解不能でした。 今も理解不能です。
同じ理由で 彼女が別の男性と練習してきたと知ったら 男性はどう思うのでしょうか。


自分が可愛い 身勝手で狡い男・エビさんと、温かく 海よりも深い包容力のある優しい貝森君。
ストーリーが好きか嫌いか ではなく、ダメダメなエビさんを見事に描いている 秋平しろ先生のマンガに「神」評価です。
ええ、エビさんみたいなひとは大嫌いです。蹴ってやりたくなります。
エビさんには勿体ない、貝森君の性格の良さも 神レベル。

次回作も とても楽しみです。

5

ずっと好き続ける攻めがけなげ

秋平さんらしい、ほんわか可愛い内容でした。
でも、先生とHの練習!?
すぐにやめるかと思いきや、練習が続くのでヒヤヒヤしました。
あれで最後までやられたら、この本手放しました(笑)
無事に本命の二人がくっついてよかったです。

余談ですが…
有名な書店に行ったら店頭になかったので、迷いつつも覚悟して店員さんに尋ねたら「発売はされたけどうちの店には入荷されませんでした」という答え。
別の本屋さんでも店頭で見つけられず店員さんにダメ元で尋ねたら、どこに隠れていたのか1冊探し出してくれました。
ドラマ重版出来にあった、全部のお店にまわらないほどの初版冊数だったの!?とびっくり!
絶対平積みになる本だと思っていたので。
なので、こちらの評価が高くて安心しました。
次作も絶対買いたい作家さんです。
また楽しみにしてます!

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俺セカンドウェーブ派…って何ですか?

緒川千世先生も推薦!
と大きく帯に描かれていてビックリ!

秋平先生の3冊目です。
秋平先生は、絵がシンプルなのに独特の雰囲気が大好きでデビュー作から大ファンです。
今作も独特のほんわかな雰囲気がたっぷり。
今までかわいい受だったのが、今回は受かクールでカッコよく攻めが年下ワンコで凄く新鮮でした!
受の海老さんはどの仕草も色気があって、落ち着いていて、攻めの告白を交わしているクール男子!
でも1人でぐるぐる考えて飛んでもない方向に行くので目が離せず、こうやって恋におちて行ったんだろうなぁ。と攻めの気持ちがとってもわかりました。

後半からいちゃいちゃし始めて思ったより、エロが多かったです。


秋平先生の作品は読んだ後にあったかい気持ちになります。
今回もさーっと全部読めて、読み終わった後の幸福感は半端ないです。
素敵な1冊ありがとうございました。

3

辛口です。

前作、前々作がとても良かったので、今作も早々にネットで予約して購入しました。

コーヒーが好きで、肉体関係を含め恋愛に臆病な海老原は大学生のころ後輩の貝森に告白された過去がある。
告白は断ったものの、その後海老原も貝森に惹かれる。以来友人関係を続ける二人だが、5年経った現在でも貝森は海老原を好きでい続けていた。
海老原はかつての恋人とのセックスが上手くいかなかったことをずっと引きずっている。その為、失敗して貝森に嫌われたくない、と海老原は慣れる為に出会系サイトを利用し、行きずりの相手と関係を持とうとする。ところが、待ち合わせ場所に現れたのは、世話になった恩師だった。

すみません、あまり印象に残らないお話だった為、あらすじが少々曖昧です。
秋平さんの描くピュアな受けの子が大好きだったのですが、今作は年齢が大人な為かやや小狡い感じがしてしまいました。貝森を幸せにしたい、と海老原は言っていますが、結局のところ自分が傷付きたくないからなかなか前に進めなかったんじゃ?

貝森が冗談で「風俗に行こうかな」的なことを言ったら、ショックを受けてたのに、海老原の方は他の男と寝ようとしていたことが納得できませんでした。
せめて、好きになり始めたきっかけとか、嫉妬や不安、迷いや恐れといった心理描写がもう少し丁寧に描かれていたらなぁ、と思います。

11

あー、キュンキュンする♡

秋平先生の新刊、楽しみにしていました。期待を裏切らない、ほんとに素敵なお話でした。

海老原(受け)は大学在学中に後輩である貝森(攻め)に告白されましたが、ゲイであることを隠すためとっさに嘘をつき、同性は無理と断ってしまいます。それから何年も貝森は好きな気持ちを隠さずに、海老原に接し続けてきました。いつのまにか貝森のことを好きになっていた海老原は悩むのですが…。

読んでいるこちら側はふたりが想いあってるのが判るから、やきもきしちゃうんだけど、それがいい!
お互いを想う気持ち、届かない思い、すれ違う切なさ、日常のほっとするような場面。一コマ一コマ伝わってきて、きゅーんってなります。

貝森はとにかくいい男です。
想いが通じ合っても、エッチが怖い海老原のために一年たっても挿入はしません。
しばらくは兜合わせだけの触れ合いなのですが、貝森は海老原が可愛いから一生これでもいいかとか思っちゃう。海老原のこと好き過ぎです。笑
こんな感じなので、初挿入のおねだりはまさかの海老原からでした。あんなに怖がっていたのに、いれてってなっちゃう。うん、可愛い。
指を入れる時は海老原に「変顔みてて」と話しかけ、笑った隙に入れて「おめでとう」と声をかけます。すごくエロい場面ではないのにドキドキしました。

溺愛わんこ貝森とツンデレ可愛い海老原をぜひ堪能してほしいです。

6

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