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表題作発酵青年

矢ケ崎優也,大学2年生,書店の息子
久保礼二,腐男子の大学1年生

その他の収録作品

  • 番外編
  • 発酵青年 その後
  • カバー下表紙1【表】~4【裏】:服について(漫画)

あらすじ

礼二には大いなる野望があった。
BL本に囲まれて腐男子生活を満喫したい! と。
そして大学入学と同時に夢の一人暮らしをスタートした礼二に「俺も腐男子だよ」と1コ上の矢ケ崎先輩が近づいてくる。
初めて見つけた同志に礼二は浮かれるが、それはプレイボーイ・矢ケ崎が礼二を釣るための嘘で…!?

作品情報

作品名
発酵青年
著者
友江ふみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799729489
3.6

(41)

(7)

萌々

(19)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
143
評価数
41
平均
3.6 / 5
神率
17.1%

レビュー投稿数8

もっと読みたい・・・!

まず、設定がめちゃくちゃ好きです。

腐男子くんが大学のセンパイに腐バレしてそれを言いふらされないように口止めしなきゃ!となったらセンパイから「俺もだから友達になろう」と言われて地獄から天国なんですが、実はセンパイは腐ってはおらず、ただ彼を狙っていただけという・・・_(:3 」∠)_BLあるある?

センパイに唆されてBLマンガ再現時に受ちゃんのおねえちゃん(腐)に見つかってしまった時はおねえちゃんが「萌える!」と倒れ込む展開を予想しましたが、腐以前に超絶ブラコンだったのと、悪名が轟いていたせいで、【ハメチンポイ捨てヤロー】と罵られるセンパイ(BLの攻様だ!ぞ!

そっから腐友達のバリアなどがあり・・・受ちゃんにもガッツリフラれて凹むセンパイ。しかしそれすらウソだと思われ・・_(:3 」∠)_

結局誤解が解けてまあるく収まるのは最終盤です。圧倒的に!ラブが足りない!!

大好きな設定だっただけに不完全燃焼ですが、やっぱりおバカな受ちゃんが可愛いので萌2です。

0

腐女子も腐男子も(◜ᴗ◝ )

腐男子が主人公のBLって割とあるけど、その中でもこれはその設定をすごく楽しく使ってるなぁと思いました。
主人公の周りの腐女子達がいい味出してて、私もその中に入ってうんうん!って会話に参加したくなりました笑
腐男子目線からも腐女子目線からも見てる感じが面白い!わたしは腐仲間とかいないし、誰にも秘密にして生きているので、主人公の環境に羨ましくあり楽しそう〜と思って読みました。

ただひとつ思ったのは、あんなに悩んで遠ざけていた2人の恋が最後あっさり告白→ハッピーエンドになってたのはびっくり。なんかページ足りなかったのかな?ってくらい急に幸せになっちゃってたな〜
もっと主人公が悩んでいた気持ちを打ち明けた丁寧な告白シーンのほうが良かったかも。。?
(あと同じくえっちシーンも、そこに至るまではまあまあ丁寧なのに、行為自体はあっさり描かれてます)

最後の作者さんの 腐女子登場人物のプロフィールが何気に面白い!すごいちゃんと設定してる〜
私もジョウと同じく生モノはだめなんだよね。腐女子でも趣味嗜好いろいろで奥が深い…

0

可愛い受が好きな方に!

可愛くて癒される作品。
腐男子の礼二は、大学生になり一人暮らしを始める。それは腐男子生活を家族にコソコソせずに満喫したいから。BL本が買える本屋も近い。そんな夢の生活を始めた礼二だが、大学で出会った矢ヶ崎先輩は、本屋の息子だった。腐男子がバレたと焦る礼二に、「俺も腐男子だよ」と近づいてきて。。。

全てを信じ込み疑わない礼二の可愛さにクラクラきました。矢ヶ崎は何やら裏があるとは思ってましたが、そこに乗り出してきた礼二姉や、隠れ腐女子のジョウ先輩やマリー先輩がいい仕事をしている!
BLに女子はいらないと思うこともありますが、この作品では同じ腐女子として見るからか嫌みなく受け入れられます。
矢ヶ崎のクズ攻めっぷり。礼二がこれだけ可愛ければ致し方ないと、矢ヶ崎目線で見てしまいました。礼二を泣かしてしまったことで、自分の気持ちを抑えた矢ヶ崎。そのことで何か心にモヤモヤを感じ、それが矢ヶ崎を信じたい気持ちと気付いた礼二が、告白する場面もマシュマロみたいに甘々で可愛かったぁ!(本屋のレジでか!と言うツッコミは入れたくなりましたが)

あと、萌ポイントは礼二の部屋着!
なに?!この可愛さは!と思ったら、カバー下表紙にちゃんと描かれていました。

どのページも可愛くて、可愛いしか言えてないレビューですが、可愛い受が好きな方にオススメの作品です。

0

BL度数20%

少女マンガ?かと思えるほど、全てが純粋
かつ、キレイな作品でした。

まず、エロさは皆無。
最後の方にチラッとある程度なので、それを求めてる方には少々(いや、だいぶと)物足りない気がします。

そして、登場する女子の多さ。
腐女子友達が二人、主人公の姉も腐ってる、
その三人が登場多めです。
しかも、姉はブラコンなので、
二人の恋のお邪魔虫に…

そして、絵がキレイ!主人公の久保礼二くんが
とても可愛い!
ショタではないけど、ショタ好きにはたまらないのでは?
そんな彼が書店で働く先輩に言う、一言。

「先輩も俺に下さい  なんちゃって…」

恥ずかしそうに「なんちゃって」という彼に
自分、悶絶。

1

平成ならば、有り得る話

BLは基本的にロマンスである、と言うのが評者の信条です。
ロマンスと言う範疇であればどの様な調理法もありだろうし、
むしろそれ程幅があった方が実りも豊かになる、と考えて
おります。
故に、その展開を支える土台にはそれなりにしっかりして
欲しいと願ってしまう訳です。
そう言う願望の詰まったレビュータイトルです。
この物語の時代設定が昭和だったら、評者は容赦無く
ちゃぶ台をひっくり返します。
星の数はロマンスとしての本筋に対してではなく、
残念ながら土台にかかる部分が多めであると御承知ください。

で、ロマンスとしての部分を改めて考えると。
フィクションとして軽く流す方もいらっしゃいそうですが、
自覚と言う部分で躓く方がいらっしゃるのではないかと
愚考します。
一点弁護するなら、8年かけて成立した一冊です。
8年もあれば、色々認識が変化しても致し方ないかと。

4

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