いろんなシチュのいろんな"H"お見せしますv

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表題作放課後はいつもふたり

斉藤良輝(テル)高校生
岡本かずき(かず)テルの幼なじみ

同時収録作品初心者のための旅行ガイド

イケ(現地在住のあやしいガイド)
沢田草一(ひとり旅行中の大学生)

同時収録作品トイレの魔法使い

松永(コワモテ学級委員長)
川(臆病男子・松永の同級生)

同時収録作品クノイチさんと

志方(クノイチ)事務課職員・実はハッカー
東(アズマ)大学院生・プログラマー

その他の収録作品

  • 『その後』※各作品のその後(すべて描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

関西のちょっとイナカ、幼なじみの学生ふたりが勉強部屋で初めてのvvv
あやしいガイドと新米バックパッカーが大自然の夜空の下でvvv
コワモテ学生とオドオド学生がトイレの個室でvvv
仮想空間で出会った二人が現実世界でアクロバティックなvvv

ボーイズラブというジャンルで新たな才能が開花する
実力派漫画家、風呂前 有の初BL作品集!!

作品情報

作品名
放課後はいつもふたり
著者
風呂前有 
媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
ISBN
9784863495661
3.7

(45)

(10)

萌々

(19)

(11)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
14
得点
163
評価数
45
平均
3.7 / 5
神率
22.2%

レビュー投稿数14

”H”が先で愛(I)は後から?

風呂前先生の商業デビュー作
今更ですがレビューを…

大好きな風呂前先生ですがやっぱりデビュー作らしさを感じる若々しい感じ?の短編集
その分「描きたいもの」は分かるので帯の「カワイイ顔してどスケベぞろい」、裏表紙PR「いろんなシチュのいろんな”H"お見せします♡」は偽りなく拝めます

キャラの内面萌えというより見た目属性、フェチ重視な所が目立ちます
そばかす、あばら、体格差、褐色、黒髪眼鏡、短髪ガタイ受け、優等生攻めナドナド
バリエーション豊富な男の子達が”H”ありきで描かれているお話し達かな~

LOVEがナイ!とは言いませんが「あの話が読みたい」って思い出すより「あの男の子のあのHが見たい」で思い出しちゃうタイプの本かな~…

チョッピリ古典的な表現ですが『Hの後にIが来る』ってヤツですかね♪

4組のお話しで3組はHのその後も妄想しやすい関係性ですが、お話し順で言うと2組目の旅先のアバンチュール系の2人だけは前後含めてLOVEが見当たらなかったのが残念~ (>ㅅ<)
まぁ攻めのイケさんは自分で自分の事「ズルい大人」って自覚してるから仕方ないんだけど…「ズルい大人&褐色」というえらく自分的な好物男子だった為にもっとおかわりしたかったっていう願望が1番残った感じですね~w
でも、愛はないけど無理矢理感とかは全くないのでアバンチュールとしては正解な描写だったんかな
褐色のお外のワイルドHが見たくなったらまた読もうかな~( *´艸`)フフ

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そばかすだって綺麗だよ

◆放課後はいつもふたり(表題作)
 この作品のカップルがとっても可愛かったので、もっと長編だったら萌2にしていたかも。冒頭かずが、テルが同じ高校の友人に「彼女のフェラが下手」という話をしているのを聞いてしまうシーンがあり、この年齢でクズな彼氏に弄ばれているのかな、なんて心配しました。が、実際は予想とはまったく異なっていて。テルの発言はあくまで愛おしい恋人自慢みたいなものなんですよね。2人の関係はかずから告白して付き合い始めた幼馴染。それくらいでは揺るぎません。童顔のテルがエッチの時には案外引かないところも年相応でいい。実はテルの方がずっと前から好きだったというオチと、それをかずに秘めておく狡さも、受けの知らないところでいろいろ考えているのに萌えました。

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食べろら

方言男子あり、海外あり、DKにDDと盛りだくさんの作品集。

【放課後はいつもふたり】(2話+描き下ろし) 中立
幼馴染みのテルとかずき。
中学から別の学校になって、高校生になった今は朝の電車と放課後だけが2人の時間で…。
早く最後までしたい攻めと、なかなか踏み出せない受けの話。
童顔にお坊ちゃま風ヘアスタイル、優等生風な外見のテルのSっぽさが気になって。
ガリガリなかずきの体が、骨ばっていて痛そうなのも気になって。
賢いテルが常に優位に立って、おばかなかずきを丸め込むような雰囲気が苦手でした。
柿の葉寿司って家で作るんだ!?というのと、「食べろら」という方言が印象的でした。

【初心者のための旅行ガイド】 萌
単身バックパッカーでインドっぽいところに来た、箱入り息子風の草一。
タクシーでボラれておっかなびっくりなところに声をかけてきたイケさんと…。
旅の恥はかき捨て、ワンナイト的な行為のつもりが、思いがけずハマってしまうかも?という話でした。
悪い大人を簡単に信じてしまう草一のピュアさが可愛い。

【トイレの魔法使い】 萌
学級委員の松永と、いじめられっ子のカワ。
松永が好きで、「神様」とまで言うカワに押し切られて…という話。
儀式で神様の力を得たカワの豹変っぷりにびっくり。
どこからが計算だったんだろう!?と勘繰ってしまいます。

【クノイチさんと】(3話+描き下ろし) 萌2
「アズマの部屋」という多人数参加型オンラインゲームを作っている院生の東と、大学事務職員の志方。
ある日、「クノイチ」というプレイヤーに「アズマの部屋」がハッキングされて…。
犯人を彼女にするために「クノイチ」探しをするという話。
大きい受けは苦手なので攻め受けにびっくりしましたが、東のおおらかすぎる性格が一番伝わりやすいエピソードでもあったので、苦手意識は発動しませんでした。
後半に逆転するのも良かった。
志方さんが可愛すぎるから、東の大きい体に包まれる志方さんを見たい欲が満たされました。

個人的にイケさん×草一のその後がもっと知りたい。
世界中を適当に飛び回るイケさんを、それこそ世界中追いかけ回す草一という図を想像して楽しんでしまいました。

表題作はかなり個性的な作画でクセが強めですが、読後感はあっさりめなので気軽に読める作品集だと思います。

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やっぱり面白い!

風呂前先生のはじめてのBL作品集ですが、素晴らしいですね。
先生の性癖かな?
体格差とかソバカスとかリバとか……
刺さる読者も多いと思う。
かく言う私にもサクっと刺さりましたw

4組のカップルが登場する短編集です。
読み足りないこともなく、とても面白かったです。

【放課後はいつもふたりで】
方言が可愛い♡
身体のソバカスで興奮する、攻めの程よい変態具合が良かった。
逆体格差萌えもあります。

【初心者のための旅行ガイド】
こちらも体格差あり!
攻めがいい感じのおじさんでカッコ良かったです。
旅の恥はかき捨て?
いや、一期一会か♡

【トイレの魔法使い】
川のキャラが掴めなかったw
コミカルでスピーディーな展開が面白かったです!

【クノイチさんと】
こちらは不思議なお話でした。
リバあり体格差ありのカップルで、どちらも変わったキャラ。


全体的に、とても好きな短編集でした。
独特の雰囲気は、先生の画風故なのかなあ。
今後の作品にも期待してます!

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か わ い い !(表題作が)

放課後はいつもふたり
関西の田舎の幼馴染のふたり。かずとテル。ほぼかず視点で話は進み、本当にテルが大好きでなるべく一緒にいたくて。かずの勉強部屋で会ってもいつもテルはかずの体を求めてきて。早く入れたいって。
でもかずはそんな特別なことはテルの誕生日にしたいとオアズケしてて…。心の準備も出来てないし…。

田舎の様子がほっこりしますね、テルがすっかりかずの親とも仲良くて好物作ってもらったり。
かずは自分だけがこんなにテルのことを好きなのかと悲しく、かといってテルを怒らせた?とアワアワして。
会ったら泣いちゃうし。
かずから川で告白して去年のテルの誕生日も川でお祝いして。

でも実はテルは可愛い顔をして外堀を埋めてきたらしい。ここが萌萌ポイントでした。
かずのそばかすもキレイや!って見惚れてるし。これはテルがぐっと背が伸びて大きくなってスパダリになる予感。

初心者のための旅行ガイド
なんかすぐ全財産すられそうだなと思っていたら案の定。貴重品は大丈夫だったけど変なお兄さんにつかまって。きっとそっちだろうなあと予想通りで。
主人公がチョロ過ぎて、でも意外とあっさり旅行しなくてお兄さんと一緒にいたいって。気合入れて一人旅来たんじゃないの?

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そばかす、体格差、リバ好きさんに!

「放課後はいつもふたり」
幼馴染みのかわいいカップルがいちゃいちゃ。そばかすの子の方が少し背が高いけど受けです。攻めは受けのそばかすがキレイだと思っていて、フェチっぽさもあるけど、小さい時からずっとこうみたい。幸せ感のあるお話。

「初心者のための旅行ガイド」
旅行先でボラれて困っているところを助けてくれた、現地の日本人?とエッチしちゃうお話。攻めは褐色肌でワイルドな感じ、受けは小柄な眼鏡くんです。唐突な感じで始まるけど、受けが嫌そうな感じではないので甘い雰囲気。エッチはアウトドアです。後日談もイチャラブが見れるけど、このあと二人はどうなるんだろう?

「トイレの魔法使い」
このお話が一番好みでした! 
いじめられてるクラスメイトをトイレに匿ってあげたら、告白されて跨がられちゃうお話。襲い受けです。受けは攻めを神格化していて、エッチすることでパワーを得られると思い込んでる。で、力を得た受けがいじめっこ達にどうするか…。オチもよかったし、眼鏡攻め(襲われてるけど)の流されぶりが可愛い。

「クノイチさんと」
自分の作ったオンラインゲームの仮想空間にハッキングしてきたクノイチさん。正体を突き止めたら、同じ大学の職員さんだった。このクノイチさん、小柄な眼鏡くんで可愛い。主人公のタイプらしいのですが、なんやかんやで主人公は抱かれちゃう。その後ラブラブになってから、やっぱり抱きたいんだよね、とリバに。体格差カップルの受け攻め両方見られて、お得感がありました!

全体的にあっさり読めて可愛い感じの短編集ですが、裸体がなんかゴツゴツしてて、肋骨なども浮いているのが若干気になりました。筋肉のつきかたもムチムチという感じじゃなく、とにかく硬そうで、ぶつかると痛そうな体。
絵は上手いし、顔も可愛らしいのですが、筋肉はむっちりふんわりしてるほうが好みです。




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おーいリバ好きさん〜ここにリバありますよー

可愛らしい表紙に惹かれて読んでみたら、中身はかなり個性的で独特。

「放課後はいつもふたり」
高校生BLであり、方言BLであり、初体験BLである。
なんとも甘酸っぱい。
攻めの子が小柄で可愛らしいのに「どスケベ」で、受けの子はそばかすだらけの微妙なルックス。で、ちょっとヘタレ。
でもそれって「初体験」を大切にしたくてグルグルしてるんだよね。
まだ大人になる前の、脇腹に浮く肋骨とか骨ばった足とか尖った背骨とか、非常にリアル。リアルすぎるくらいでちょっと引いちゃった。

「初心者のための旅行ガイド」
これはストーリーが微妙。
というのは、このガイドさん。不慣れなバックパッカーをヤっちゃう常習犯なんじゃないの…?と思わせるから。
草一くんの表情などは良かったです。

「トイレの魔法使い」
高校生BL。
いじめられっ子が、ボクに力を与える儀式をして、と何故か乗っかってきて…
事後、急に気だるげな色気を振りまくのがこわいやら面白いやら。ほんとに力が宿ったんですかね?

「クノイチさんと」
リバあり。
大学院のマルチメディア工学を専攻していて、遊びで仮想空間のゲームをプログラミングしていたアズマ。
ある時そのゲーム空間で、ハッカーが何か情報交換をしていた痕跡が。
相手はハッカーのクノイチ。アズマはセキュリティを上げるがまた侵入される。
怒ったアズマはプログラムにトラップを仕掛けるが…
この話、すご〜い好み!リバと関係なく好み。
クノイチさんのルックスは、正直定形っぽい。小柄でメガネで、大人しい感じ。
だけどそんなクノイチさんの方が攻めで、明るくて元気なアズマに挿入するのです!でもアズマはそんな事全然気にしてないの。
クノイチさんは大学の職員だけれど裏ではハッカー集団の1人で、アズマと知り合った事で組織から抜けようとする。だけど組織側はあまりにも素っ気なくて、自分に価値など無かったのだ…と思い知るクノイチさん。
そんなクノイチさんを恋人として必要としているのが、アズマ、なんです。
そして、アズマはクノイチさんに入れたい、と。
ビバ!リバ!ヤッホー‼︎
こちらもクノイチさんの体つきは脇腹に肋骨が浮いてて骨盤がゴツッとしてて、ちょっとコドモの体みたい。
このCPは時々攻受交代しそうですね。ヨシヨシ!

どの話もtnkが小さめなのがミョーにリアルだと思いました。

3

絵が好き

デビュー作なんですね。
短編がいくつか収録されています。
個性的な絵で、きちんと描き込んである味のある絵がよいです。

表題作は、くりっとした大きな目の小柄な男前(攻め)と、ソバカス大柄男子のカップル。思い返すとソバカス男子はあんまり読んだことがない。というか初めてだった。ちょっとぐるぐる悩んじゃうんだけど、かわいいキャラ。そこへ、ぐいぐいくるイケかわいい攻めっていう、意外なカップルで、どっちも大好きだけどあまあまじゃないというリアルな感じがよかったです。

他に面白かったのは、「クノイチさんと」。大学が舞台で、情報系の研究室に所属してゲームなどを作っている底抜け元気マンと、地味な事務員が、ゲーム世界で罠の張り合いの末に。。
というお話。時間をかけて両思いになるお話で、こちらも珍しい設定で面白かった。脇の親友もいい味。

他の短編はHまでが少し性急だったかな。

好きな作家さんです。

0

4CPのお話で色んな萌えが詰まってます

カラーチャートをキミにがとても良かったので、既刊のこちらも購入しました。
風呂前有先生の描く男の子たちはかわいくて、表紙の4組のCPのお話が1冊に入ってます。

そばかす顔のかずとちょっと小さめのテル。二人は幼馴染で、恋人。
お互い相手のことを思っていて少し行き違いがあったりもするけど、すぐに仲直り。
カラーチャートをキミにでも思いましたが、受けの子の泣き顔が本当に印象的でかわいくて仕方ないです。テンポの良い関西弁の会話も心地良いです。
小さいほうのテルが攻めで、大きいほうのかずが受けというのもギャップがあって萌えます。

次はアジアか中東のどこかの国を旅行中の草一と現地ガイドのイケさん。イケさんに連れられて見晴らしの良いところに連れて行ってもらう草一だけど、行きのタクシーに荷物を忘れイケさんと野宿すること。イケさんにいきなりセックスしようと言われて最初は拒んでいたのに襲われる形になったものの、何故か気持ちよくなっちゃって嫌じゃなかった草一くん。2回目は草一から誘う形になって、イケさんのこと好きになっちゃた草一くん。

3つ目はトイレに入っていた松永に川が、古代の儀式みたいに神様と繋がると力が分けられるからと座っている松永に川の乗っかるというちょっとぶっ飛んだ内容でしたが、ちょっと面白かったです。

4つ目は大学事務員の志方と大学院生の東くんのお話、仮想世界でハッキングしてきたクノイチさんを捕まえたところ事務員の志方で、何故か付き合うことになり、Hすることに。
まさかの小さいほうのクノイチさんが体格の大きい東くんに入れるほうで、多分4CPの中で一番体格差のこのCPに萌えます。2回目は東くんがクノイチさんに入れることに。
リバ苦手な方はNGなんでしょうが、リバありでも平気なのでそれはそれで好きです。愛があればどっちがどっちでも逆になっても大丈夫です。
普段眼鏡で堅そうなのにHになるともうクノイチさんがエロエロで東くんが夢中になっちゃうのもわかります。

4CPのお話なので短いものから、長めのお話までどれも良かったです。
個人的には一番最後の東くんとクノイチさんの話が好きでした。
もう大きな東くんの膝の上にちょこんと乗ってるクノイチさんがかわいくて、体格差がキュンとしました。

1

フェチがうまくはまれば当たり

作者さんの描く受けは全体的に中性的で庇護欲をそそるタイプが多く、エロ描写にもとにかく受けの可愛さ・エロさへのこだわりを強く感じます。また、丁寧に描かれたそばかす・あばら・メガネなど、身体などの特徴にも強いフェチを感じました。

ストーリーの構成も、恋愛だけでなく楽しめる形になっており、BL以外でも活動されている作家さんらしさがあります。

読み応えは満点なので、絵やフェチ感がうまくマッチすればかなり楽しめるのではと思いますので、
表紙や帯でじっくり見定めてみることをおすすめします。

1

ちょっと変わった短編集

絵もストーリー展開もどこか個性的な、感情描写のあっさりした短編〜中編集です。

表題作。
幼なじみの高校生2人。もうすでに出来上がっていて、イチャイチャしてるカプですが、家族や友人には秘密の関係です。
攻めの部屋が離れなので、学校から帰ってきたらそこでいちゃついています。エロいことしてる途中に母屋から母親が出てくる物音がして慌てたり。鍵付けようよ、と見ているこっちが焦ってしまいます。(笑)
受けも攻めも仲良くずっと一緒にいたいと思っているみたいですが、読んでいて、幼いなぁ…と思っちゃいました。くっついた時のエピソードがないこともあって、余計に危うく脆い関係に思えてしまった。
あと、受けがそばかすっ子なので、どちらかといえばブサイク受け設定なのかな、と思って読んでいたのに、途中でクラスメートの女の子にモテてるシーンがあってびっくりしました。そばかすあるけどイケメン設定とか、そういうのは最初から提示しておいてほしかったな。
まあ、可愛らしい話ではありました。

『初心者のための旅行ガイド』
大学生で、休暇中に1人で海外旅行に来た受けが、現地に住んでる日本人に助けてもらってイチャイチャする話。
受けくんは世間知らずで頼りなく、攻めは頼れると説明されている割にはこちらもイマイチ頼りなく(案内している旅行者を盗難被害に遇わせるのはガイドの責任だと思う…)、その2人が嫌なことを忘れるためにセックスして、初めての受けは気持ちよさにハマっちゃって…な展開。
土台のしっかりしていない、フワフワした作品でした。攻めの正体や、今後どうなるのかの説明が全くないのも、余計に足元がしっかりしていない印象でした。それにしても今後どうなるのかな…。旅行先での一夏の思い出で終わるんだろうか。

あとは学生ものと、ハッカーものが入っていました。
こちらもちょっと奇妙な、個性的な話でした。
ハッカーものはリバありなので、苦手な方はお気をつけください。お好きな方はどうぞ。

4

そばかす萌え

お話はどれも短編なのであっさりしていて、かわいらしいものが多かったのですが、裸の描写が私は萌えませんでした。なんか、リアルなんでしょうけれど、骨っぽかったり、影がたくさんついていたりで、外国に住んで現地の人のように見えていた人以外みんな痩せすぎのように思いました。学生が多かったので、現実はあんなもんだろうとは思いますが、やはり細マッチョくらいの夢を見たかったです。

表題作が一番好きで、かずの背中のそばかすにきゅんきゅんしているテルがなんだか変態ちっくなんだけど、わかると言うか。無防備に寝ている背中のそばかすをなでなでしているシーンは、愛を感じました。

くのいちさんの話は、ずいぶんガタイのいい受けだなぁと違和感を感じつつ読んでいたら、途中からの逆!体格で決めつけるもんではないのかもしれませんが、やはりこちらの方がしっくり来ます。

結ばれるまでの経緯は様々だけど、最終的にはハッピィなので安心してさらっと読める一冊でした。

2

微妙だよっ

本屋さんで帯につられて表紙買いというか、衝動的に買った作品です。
可愛い顔してどすけべって言うもんだから、どんなんやろって思って読んでみましたけど、まぁこれがどれも微妙というか…
最初の学生カップルは表紙では中央左の子達ですが関西弁が可愛い純粋っぽい子達でしたけど、勉強部屋とか無人駅でやるっていうシチュは良いとは思ったけど、なんかこう刺激に欠けて、「ど」が付くほどのスケベさは無いなぁと思ったり。

で、表紙の左端のバックパッカーと現地で住んでる日本人?ガイドの話は案外面白かったです、けどこれも、なぜガイドさんはバックパッカーの受けにいきなりセックスしようと持ちかけるのって感じになったりで…

右端のコワモテ学生とキョドッてる学生カップルは逆レイプみたいな感じでしたけど、攻めにされてるキャラがトイレで抜いてるってネタがあまり本題と繋がりが見えなくて(たまたまトイレに居させたというこじつけにはなる)、あと受けの子が虐められてるって描写だけど何かただパシられてる様にしか見えないとこがなんとも…

最後の表紙中央右の院生と大学職員の話は終始意味不明な流れでえっ…って感じでした。リバ要素があるんですが、最初攻めやってた大学職員を、受けしてた院生はなぜ好きになったのかの描写というか理由がなくてアッサリし過ぎてて置いてきぼり食らわされた感じです。これはもう心理描写なんて無い感じなので話にのめり込むのが無理でした…ただ、後半攻め受けが逆転してからはようやく面白みというかグッとくる描写ではありました。

全体的に見たら微妙にしか面白くないしドスケベって帯の宣伝文句は詐欺やろって感じで思い出に残るほどでは無いんですが、所々の描写は可愛い雰囲気だったので中立にしております…

4

とても個性的でした◎

ピンクの帯には『カワイイ顔してどスケベぞろい』。
この本に登場するカップルはすべて表紙にお目見えしていますが、話は4作品それぞれ独立しています。そしてすべての作品にコミックス描き下ろしとして「その後」の話を収録。どの人物も似通った顔立ちではなく、カップルとしても特徴がはっきりしているので作品ごと切り替えてすぐに入り込めました。どのお話もよかったですけど、私は表題作がやっぱり好きだったなぁ。
※以下、ネタバレ含みます(攻め受けについても)。

■『放課後はいつもふたり』(表紙左から二番目)
舞台は和歌山(あとがきより)。方言が自然でステキでしたし、景色だけでもゆったり時間が流れているように感じます。ここで共に育ったのに、中学からは別々の学校に通うふたり。電車の中で同じ高校の子に声をかけられると相手がそっちにいっちゃって寂しかったり。待ち合わせというより「駅のホームで待ってる」っていうのがいいんですよね、しかもこの子(白シャツ)が。顔だけじゃなく、脱いでも見えるソバカス可愛い!可愛かった!

■『初心者のための旅行ガイド』(一番左)
あとがきによると商業BL誌初掲載の作品だそう。なかなかワイルドなふたりです。褐色攻め、よかった!旅行初心者はもちろんメガネの子(大学夏季休暇中)で、スパイスの香り漂う国にバックパック1つでやってきたが、乗り物でボッタクリに遭い…。そんなときに出会ったのが褐色のイケさん。とても親切な人だけど……?流されちゃうけれど好みの流され方でした。満点の夜空の下、狼の遠吠えをバックにって...この受けくんは案外順応性のあるタイプとみえるので、卒業したらこっちに来てもいいんじゃないだろうか。

■『トイレの魔法使い』(一番右)
このメガネくんが、みんなの先生みたいなんですよ、みんな同級生なんだけど(笑)。そしてこんなにエロい展開になるとは思ってなかったなぁ、もちろん個室エッチありです。いやぁ、この子(右)すごいなぁ。面白いです!

■『クノイチさんと』(右から二番目)
体格差エッチ。そしてなんと、"はじめの"うちは小柄の方が「攻め」です。確かにアクロバティックなHシーン描写にもおお!と思いましたが、心理戦(いろんな)も入っていたりして。背の高い子がおバカで強引なのも、脇役の子がツンデレっぽくてかわいいのも作品にぴったりでした。彼もいい人に出会えますように。3話+描き下ろしで70頁ほど、一番長い作品です。

いろんな場所でエッチしてましたね。裸体のあばらの浮き上がりとか、肉付き具合にも目が行きました。そして背景、特に風景、景色がとても素敵だったなぁ。お話も含め、ほかにはない感じで好印象です◎そういえば「イケさん」しか書きませんでしたが、キャラの名前がどれも印象的でしたよ。

7

この作品が収納されている本棚

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