電子限定特典漫画付き
表題作の「No.1ホストが指名しています」
私はジャケ買いしたので、
前作を読んでおらず読んでいたら
もっと楽しめたのかなぁと思います。
ホストクラブ【cassis】のNo.1ホスト"聖"と
No.2ホスト"ナオヤ"のお話ですが、
セフレのような関係から物語がスタートします。
ライバル同士から身体の関係に…と
よくある設定ね、と理解したところで
お客である御曹司とお目付け役の2人組が登場。
拗らせカップル?に巻き込まれ、
まさかの攻めのトレード展開!?!?
お仕事として自分も
キスもリップサービスもするけど、
ナオヤくんの接客姿に内心は焦って嫉妬し、
Hも過激に❤︎
素直になれない意地の張り合いが可愛らしい。
えちえちだけど、展開は駆け足ぎみ。
聖くん視点で珍しく攻め視点だと思っていて、途中読んでいて"んんん??"ってなりました。
攻め×受け?
ん、受け×受け?
あ、なるほど。リバでしたか…。納得
2人とも受けっぽいから攻め×攻めとは
認識できなかったなー。
ホストのナンバー1とナンバー2のラブコメなのですが、お客2人のキャラが濃すぎて、だれが主役なのかっていうレベルでした。結局、自分たちの拗らせた恋愛にホストを利用していただけの、めっちゃ茶番劇。あとがき漫画でやっとふたりのお話が完結した感じでした。ホスト2人がどこか庶民的で親しみやすいキャラクターなのが面白かったです。
ナンバー1の豪華部屋に比べ、ナンバー2のお部屋が極端に庶民的なのと、2人の外食がいつも屋台ラーメンなのもキャラの良い奴感が溢れてましたね…
マネージャー同士のお話は丸山さんの変身っぷりが凄かった!メガネ外して髪かきあげた姿なんてもう別人なみのイケメン…大人しそうに見えて接待のカラオケではめっちゃはじけてるし、いろいろやばい人ですね。
あとは全体的にさすがのエロさ。でもコメディ要素も強くて楽しく読めました。
ホストのNo.1聖とNo.2ナオヤは身体だけの関係。そこへ客として来た御曹司の和貴は聖に。お目付け役の芹沢はナオヤを気に入り、聖とナオヤは仕事なのだからと思いながらも、互いの事が気になり。。。
いくらホストでも、男性客に「男、経験済なんです」や「経験あります。でもバージンです」なんて、教えちゃう?なんて美味しいホストクラブ!!
和貴の表情で、オチは早々分かりましたが面白かったです。
ずっと聖が受だったのが、書き下ろしでナオヤが受なので、リバ有りです。ナオヤは受の方が合うような気がします。だから、No.1にまた返り咲いて!!
『ほんとうは悪いひと』マネージャーの話です。
メガネ黒髪の真面目なマネージャー丸山と、別の事務所のマネージャーをしている小野。
丸山はめっちゃいい人かと思ったら、かなりの腹黒。そして、まんまと騙された小野を抱いている時のメガネを取った丸山のイケメンさ!!こんなにも変わるのか?!メガネで!
自分から直接仕掛けてこない丸山の作戦に、小野がコロッと落ちるのが可愛いです。
私は、こちらの作品の方が好みかなぁ。
リバーシブルカプなんですが、すごく萌えました。帯には攻め×攻めって書いてますが、私には不思議と受け×受けに見えるというか…^^;
ホストという職業だけに、他の人とも寝るタイプなので好き嫌いがありそうですが、互いに他の客とイチャイチャしてるのが気になる、でも澄ましてる、という意地っ張り振りが可愛いです。
2人の馴れ初めは別の単行本に収録されていますが、その時はさほど萌えなかった記憶があります。読んだのが結構前で、今既に手元にないので、もう一度買って読みたい気分になりました。
前読んだときは不遜な聖にあんまり好感を持てなかったのですが、今回は俺様な性格は相変わらず、嫉妬したりで可愛いし、何より強気な聖がベッドで好きにされているところが可愛いなあと思いました。
この2人の魅力はNo.1やNo.2によってご奉仕するという姿勢をとっているところかなあと思います。しかし、ストーリーどうのこうのより何よりえろい!
そのへんの好みが合えばハマるシリーズだと思います。
フジマコさんは考えて読むより何より濃厚えろが見ていて楽しい作家さんなので、今後も楽しみにしています。
「No.1ホストが指名しています」
『君の待ってるコンビニへ』同時収録のホストシリーズ続編、前作はNo.2ホスト・ナオヤの攻め視点、今作はNo.1ホスト・聖の受け視点です。
聖にはお坊ちゃま実業家、ナオヤにはその秘書がお客につき、アフター@ホテルを希望され、ナオヤが他の男と寝るのか?とヤキモキする聖…
想い合ってるのに素直になれない秘書とお坊ちゃま、嫉妬させる当て馬にホスト2人が利用されただけで、どっちのカップルも素直になれよってオチでした。
描き下ろし「No.2ホストがご奉仕させていただきます」は、聖がナオヤを攻めるリバ。私、リバぜんぜん平気だし、タチ男がヤられてトロけさせられるのも大好きだけど(『君の待ってるコンビニへ』なんて最高に良かった!)、このシリーズはNo.2の下剋上と、受けながらヒョウヒョウと余裕なNo.1の絶妙なバランスが良かったので、それが逆転する話は見たくなかった…
「ほんとうは悪いひと」
この話は好き!芸能事務所の先輩マネージャーと新人マネージャー。
新人は先輩マネをライバル視して生意気なところがあったのに、絡まれたのを先輩マネに助けられたらすっかり素直になってるのがかわいい。
それと先輩マネは人当たりが良くて優し気なのに、腹黒な裏があるのにゾクゾクしました!
「せんせい、あのね?」
教育実習生になった元生徒と教師の再会愛。可もなく不可もなくなテンプレ枠な短編です。