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表題作セックスフレンズ

次郎,広告代理店の社員,28歳
加藤亜輝,大学時代の同級生でタレント,28歳

同時収録作品セックスフレンズ

次郎,広告代理店の社員,28歳
紀伊国隆(リュウ) ダンサー,歌手

その他の収録作品

  • sex friend's after days(描き下ろし)
  • カバー下:漫画(描き下ろし)

あらすじ

「愛」とか「好き」は重いからいらない。
セックスで熱くなって、冷めたら終了。

仕事先で次郎が再会したのは大学時代の同級生、嘘だらけの経歴でかためられた「モデルの藤亜」。
口止めのようなセックスをしてから“そういう関係"に。

デリカシーがなく、言ってることの9割が出鱈目、尻軽で軽率な惚れっぽさ、至極どうしようもなく欠落した藤亜に、頭ではわかっているのにくやしいほど性癖がピタリと合致してしまい――。

知ってるのはこいつの"イイトコロ"だけで他はなにも知らない。
大注目作家・上原ありデビューコミックス!

作品情報

作品名
セックスフレンズ
著者
上原あり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801955882
2.8

(128)

(33)

萌々

(16)

(19)

中立

(21)

趣味じゃない

(39)

レビュー数
13
得点
307
評価数
128
平均
2.8 / 5
神率
25.8%

レビュー投稿数13

なぜ彼だったのか

 藤亜のような人ってきっとそう少なくないんでしょうね。「好き」や「愛してる」は一見崇高な気持ちのように見えて、実は相手を束縛・独占したいという醜い気持ちだということもままある。自由を奪われたくなくてそういった気持ちをなるべく遠ざけたいという感情、けっして分からなくはないなぁと思いました。

 ただ、やはりそういうスタンスの人を愛するのって結構難しいんじゃないかと思うんですね。なので、次郎が藤亜に執着し続けた理由が分かりにくかったかなと。彼のような人には、それこそリュウのような素直なタイプが一番合っているように思えて。次郎はどうして藤亜のことがこんなに好きなんだろうと考えてしまって、濡れ場に萌える余裕があまりなかったです。

0

パリピのゆるゆるまんがじゃなかった…

タイトルとメインキャラクターから、ひたすらに貞操観念ゆるゆるの明るい話かな?と思いきや、意外とずっしりストーリーあり

ジローちゃん×トウアくんだけでなく、ジローちゃん×リュウくんや、イケメンモブ×トウアくんもばっちりあるので地雷な方は注意です。ジローちゃんとリュウくんのエッチのシーンは、拘束目隠しされてるトウアくん(どんな状況!)もひっくるめて、せつないしエッチだしで大変

ジローちゃんのゼツリンぷりを楽しみながら、二人の複雑な心理状況をおっかけながら読んでください

1

上原先生デビューコミックス

次郎(広告代理店勤務)×加藤(タレント 次郎と大学の同期)

「天然受粉シュガーベイビー」があまりハマらず、懲りずに上原先生の作品を読みましたがやっぱりハマれずでした。
後半はまだ良かったのですが、「天然〜」同様前半は文章が文章を成していない感じで、読んでいて非常に疲れました。

エッチシーンが多いです。
加藤のすすめで、次郎(攻め)と加藤のタレント友達がセックスし、かつ加藤はその部屋に居るシーンがあります。一口にプレイってわけでもないようで、加藤と次郎が好き合ってる中での描写なら割と好きなのですが、いまいち2人の、特に加藤の気持ちがよくわかりません。
読み込み不足かもしれませんが、どうもやっぱり相性が良くないようです。

3

繰り返し読んでしまう大好きな作品です。

上原ありさんはとても奇特な作家さんで、作者の個性が出ている作品ほどしゅみじゃない評価が集まってしまうようなんですが、そういう作品ほどこの作家にしか描けないだろうというものが読めて、私的には面白いと感じます。
それをずっと、上原作品を好きな読者としてはジレンマだなぁと思ってきたのですが、「BL作家の心に残る一冊」で上原さんが自分自身について語ってらっしゃるのを読んで、まずは好きだとしっかり意思表示するところから始めようって思いました。

※セリフをがっつり引用している箇所がありますので注意してください。


この作品の一番好きなところは、
(言い方に悩んだんだけど一番通じやすいかな?って言い方で・・・)
次郎っていうマジョリティタイプのキャラが、籐亜っていうマイノリティタイプのキャラに振り回されることで、自分とは違う考え方についてちゃんと考えるところなんです。
籐亜が次郎のことを「勘はいい」と言ってるのは、私はそんなところだと思っています。
籐亜について考えまくって観察しまくった次郎だから言えるクライマックスシーンのセリフがめちゃくちゃグッとくるんですよね。

「おまえやたら頭いいのがコンプレックスなんだろ
普通の人間がなに考えてなにに悩んでるかわかんないって顔よくしてる
ちやほやされるか遠巻きにされるかの両極端で結局孤独で
いっそ埋もれて同じような仲間と傷舐め合いたくて芸能界入ったんだろ
そうやって……人には到底理解できない劣等感と疎外感と
絶望に絶望を重ねて出来上がったモンスターだおまえは」

ふふ、すごいよね次郎ちゃん。籐亜は多分次郎ちゃんをまだまだ甘くみてたね。
賢い籐亜なら次郎といることが何故こんなに居心地良く感じられるのかもきっとすーっと腹落ちできたことでしょう( ´艸`)

最終話でチェスの盤面に自分たちを重ねて籐亜が自分の負けを認めるところまでが、次郎の告白に対する籐亜の返事の一連の流れになってるんだけど、素直になれないめんどくさい子達の精一杯の可愛げ、めちゃ萌えでした♡
次郎は凡人の常識人だからきっとこれからも振り回されていくんだろうけど、それでもまぁ描き下ろしなんかを読めば「大丈夫でしょ!」と思えます。
適応力とか順応力ってのは変わるし、次郎ちゃんはそのへん柔軟そうですから♪

上原さんの作品のいいところは、これも言い方が難しいんだけど、普通の人たちから見たら理解できにくいかもしれないはみ出してる感じの子たちを、はみ出してるキャラクターとして描かずにあくまで特別じゃない普通の1キャラクターとして描かれるところなんですよね。
そこに心をスーッと軽くする作用があるし、モヤモヤを抱えなくて済む。
本作と「天然受粉シュガーベイビー」は上原さんの作品の中でも特に癒し度高し!
繰り返し読んでしまう大好きな作品です。

【電子】レンタ版:修正○、カバー下○、裏表紙○、電子限定描き下ろし(4p)付き

4

こういうカップルがいてもいいかな

受けがかなり病んでます。
幼い頃から、類稀な容姿で人から行き過ぎた好意を向けられることが多かったらしく、「本気の好意はいつか豹変する」という理由から体だけの付き合いを好むようになったらしいです。そんな宇宙人受けの全てを何とか受けとめようともがく攻めは健気ですが、私はそんな受けにも攻めにも共感できませんでした。私の間口が狭いのだと思います。
絵は綺麗だし、こういう歪なカップルがいてもいいと思うので、評価は中立です。

3

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