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W理系メガネの 夏の恋は眩しくて
センシャスでスタイリッシュなonBLUE作品とはうって変わり、安心と信頼の?EDGE COMIXから出た本作。タイトルといい、表紙といい、実に親しみやすい。『渾名をくれ』は雰囲気こそ好みだったが、わたしには内容が難解すぎた…。(レビューがへたくそでごめんなさい。)
物語の主軸は高校生の鮎喰(あくい)と佐古のラブ実験。自宅と学校と部活だけっていうすっごい狭い世界の中で、男子二人がイチャイチャしてる図はエロいです。おまえら、健全な男子だろうが!なぜ女子に行かないのだ(笑)。だって化学部のメガネだから行けないのだ!
(以下、ネタバレ注意)
付き合うってどんな感じなのかを知りたくて始めた予行演習なのに、次第に本物の恋心に変わっていくプロセスがめっちゃエロい。えっちな行為が、ではなくて、お遊びのようでいて実はメチャクチャ真剣な二人の姿こそが。いやに積極的な佐古がとっても色っぽくて、そんな彼に翻弄されまくるヘタレ気味の鮎喰を思わず、行ったれー!って応援したくなっちゃいます。イケメンでもなんでもない冴えない二人が、「実験」の名目でお互い探り探り、接触を深めていくのだけれど…。手をつなぐ。自撮りを送り合う。デートする。プレゼント買ってあげちゃう。で、お次はやっぱ、キス?
キスが一つの転換点。その先も知りたいし、してみたいけど、言い出しっぺの佐古から、お互いの顔を見てする意味がないなんて言われたら、鮎喰はなんだか裏切られたような気持ちになる。でもカバーイラストに描かれているのが佐古メインで、彼のメガネのレンズに映るものこそが全てを物語っています。作中では特にキスシーンで小道具のメガネがいい仕事していました。初めて二人が抱き合うシーンでもね。
男子を描くのがなんて上手なんだろうか。佐古くんが男気があるのにオトメで、その年頃特有の無自覚なセクシーさを垣間見せてくれるんですよね。しつこいけど、イケメンじゃないんだよ?そこもわたしにはエロポイント。彼と鮎喰、ほんといいコンビだった。ずっと一緒にいて欲しいな。読み終えてからじわじわくる、夏にぴったりな青春BLでした。
新井煮干し子先生は、ハマッたらやみつきになる作家さまです。まずその前に絵柄がネックになる可能性もあるけど(汗)
巻末の後日談とおまけ四コママンガも楽しませてくれました。
大好き新井作品楽しみにしてました
メガネ×メガネっていうか、サブキャラもみなメガネというナイスな漫画ですw
ちょっとダサめで
化学部所属のDKって設定が活きてます!
何かにつけて理屈っぽいけど、初心な表情が可愛い二人で
佐古が持ちかけたお試し恋人に乗った時の鮎喰心情とか、先輩にカミングアウトされた時と鮎喰の動揺とか、この辺りの描き方がとても巧いです
めっちゃ共感でした
動揺した鮎喰の言動に傷つく佐古
勿論鮎喰に悪意はないし、でもそこまで大人じゃないから機転利かなくて...
佐古はなんだかんだ始めから鮎喰ならいけるかなぁくらいには予兆があったのかなぁ 自分の中でと思わせる可愛い言動がいくつもありました
帽子エピなどキュンと切なさのバランスの良いエピなどを盛り込んでまた、巧い!
「真心がないなら軽蔑する」という名言を残した天才で化学部OBで言葉足らずの先輩の言葉で自分の気持ちに気付き出す鮎喰
キスするたびに佐古を好きになるだって!!
もぅ きゃぁ!!とキュンキュンしました
晴れて両思いになってからのお布団エピも可愛かったなぁ
DKならではのバタバタ感!
スマホのライトの使い方に爆笑www
鮎喰に佐古が抱きついた時にナイスタイミングで鮎喰母が入ってきた時のバックドロップ誤魔化しにも笑いました
不器用な彼らの手探り感がとても好きで相当読み返して萌えます
タイトルの通り、化学部のメガネの2人のお話。
恋人とは一体どんなものなのか?と実験感覚で付き合うことになった
鮎喰(レンズに映っている方/攻め)と佐古(表紙の男の子/受け)。
理系クラスにいたなぁこんな感じの男の子…と思い返せるくらい、
2人ともその辺にいそうなザ・普通の男子高校生です。
付き合おうと言い出したわりに、本気なのかただの気まぐれなのか
わかり辛い佐古に振り回されて戸惑う鮎喰の図がカワイイ。
動揺した鮎喰が咄嗟に出した「お試しで付き合ってる」の一言で、ちょっとこじれる2人の関係。
なんやかんや表面上は仲直りしても、本当は佐古はずっとその一件を
引きずっていたのだろうなとあとでわかった時切ない気持ちでいっぱいになりました。
キスをするたび相手を好きになる、もっと触れたいと思う愛おしい気持ちも、
「ただのお試しの恋人」から始まった2人にとっては勘違いでしかないかもしれない、
その気持ちの正体は触れ合った結果生まれた性欲なだけで本当は誰でもいいのかもしれない…
という葛藤とすれ違いがたまらない!不思議な流れで始まった関係だからこそぶつかる壁ですよね。
なので鮎喰が佐古に思いをきちんと伝えられた時は親のような気持ちでよくやった!!と拍手しました。
ただ、鮎喰視点で展開が進むため佐古がその時々で何を考えていたのかに関する描写がやや少なく(それが佐古のつかめない感じを上手く表しているのだが)、欲を言えば佐古視点での続編も読んでみたいなぁ〜と思いました。
ストーリーだけでも十分に萌える話だったのですが、新井煮干し子先生の描く画面の雰囲気、台詞回しや間の取り方、キャラの見せる表情がとにかく素晴らしかった。他作でも感じたことだが、ベッドシーンで擬音でも台詞でもなく、お互いの眼と表情で語るさまが美しい。
あと、眼鏡をかける/かけないことの意味や演出がきちんと用意されていて、キャラ付けのためだけの設定になっていなかったのもポイント高し。眼鏡好きもそうでない人も是非読んでほしい一作です。久々に超ドツボなBLを読みました。
青春って甘酸っぱい((ノェ`*)っ))タシタシ
期待値振り切ったww
メガネばっかりの化学部。
今や残っている部員は二人のみ(もちろんメガネ)
2年の夏が終わってお互いに恋人がいなかったら
俺たち付き合おう。
唐突に始まった提案と、あっという間の夏の終わり。
付き合うとはどういうことなのか。
実験だったはずのお付き合い。
いつの間にか意識して
手が触れることにもドキドキして。
セックスまではいいや。
そんな風に思っていた気持ちは触れたいに変わる。
照れた顔がまたいじらしくてかわいらしい。
むず痒いほどの甘さが好きです。
エロ展開は薄目ではありますが、さすがな1冊。
青春キラキラです。
メガネ男子とメガネ男子、正直言って冴えない2人組がここまで輝くのか…!と驚きの一冊です。
なんとなく付き合い始めた2人が本当に恋をしていくまでの過程がとても丁寧で、本当にこんな男子高校生がいる…という気持ちにさせてくれます。
煮干し子先生の描く美しい画面が、一層等身大の青春のキラキラ感を引き出していて、読みごたえもばっちりでした。
帯はとにかくメガネを強く推してきましたが、特にメガネフェチでなくても存分に楽しめる、おすすめの一冊です。