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表題作あまのじゃくに恋して!

鴉天狗
天邪鬼,悪戯な妖怪

同時収録作品ざ☆ぴーち

桃太郎

同時収録作品いけない♡会議室

田神課長,上司 / 南,同僚
井上

同時収録作品はつちょこ!

忠実,高校生
裕城,高校生

同時収録作品ガラス越しにアイラブユー

城島拓斗,清掃員
平倉幸太郎,サラリーマン

その他の収録作品

  • あまのじゃくに恋して!(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

本当とは真逆のことを言ったり、ついつい悪戯をしてしまったり…
生まれながらのツンデレ・天邪鬼は、人間だけでなく妖怪からも嫌われ者。
唯一、天邪鬼っぷりが通用しない世話焼きの鴉天狗と会うと、最近なぜかドキドキが止まらない。
彼を喜ばせるために、他の妖怪の住処にお酒を盗みに入ったら、
あっさり見つかり媚酒を盛られてしまって――!?
大量ラブ描き下ろしありv
カッコいいから可愛いまで個性豊かな妖怪がいっぱい!
他、サラリーマンから学生の恋まで愛が詰まった一冊!

作品情報

作品名
あまのじゃくに恋して!
著者
相音きう 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799730249
3.6

(33)

(7)

萌々

(10)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
116
評価数
33
平均
3.6 / 5
神率
21.2%

レビュー投稿数9

彼は生まれながらのツンデレさん

表題作の他4編から成る短編集。
ファンタジーから男子高校生、リーマンの色んな恋が詰まった1冊でした。

個人的に一番好きだったのは表題作で、
天邪鬼ちゃんのツンデレに癒されまくりでした。

今までツンデレ好きを自覚したことは
なかったんだけれど、すごくよかったです…♡

『あまのじゃくに恋して!』
天邪鬼ね、はいはい、ツンデレツンデレとか思っていたら
想像以上に甘ツンな天邪鬼が可愛らしかったです。

妖怪の本質にとしての〝ツンデレ〟が災いし素直になれず、
つい周囲を怒らせてしまい、妖怪仲間からも嫌われ者の天邪鬼。

そんな天邪鬼の唯一の理解者でしつこくかまってくる鴉天狗。
なぜか彼にだけはツンデレが効かず、天邪鬼の本当の気持ちも
わかってしまうのでした。

口では悪態つきつつもすぐに赤面するなど態度もわかりやすくて、
押しにも弱いし、つい意地悪したくなっちゃうタイプのツンデレさんでした。
鴉天狗が独占したくなっちゃう気持ちもわかるわ~(๑´▿`๑)

天邪鬼の本質抜きにすれば素直ないい子で、好きな相手には献身的で、
エッチなことされるとすぐぐずぐずになっちゃうし、ともかくこの子
危なっかしくて目が離せません!笑

天邪鬼が鴉天狗に真っ赤な顔で「お前なんか大嫌いだ」と言う度、
「大好き」にしか聞こえず、その甘あいツン具合がいとおしくて
たまりませんでした♬

『ざ☆ぴーち』
昔話の『桃太郎』をモチーフにしたラブコメディ。
英雄・桃太郎ととその桃尻狙いという不純な動機を抱えたお供の犬。
文字通りワンコ攻めの桃太郎さん受けです。
ふんどしが食い込んだ桃尻がぷりんとしていて、とても魅力的でした。

『いけない♡会議室』
会社の同僚と上司との3Pもの。
とはいえ、暗くもねちっこくもなく、あっさりめの明るいエロでした。
今回は続編にあたり、前作は『僕たち結婚しました!』に収録されているとのこと。

『はつちょこ!』
恋人同士になって初めてのバレンタインを迎える男子高校生カップルのお話。
攻めにチョコをあげるために苦難を乗り越えチョコを用意し、
じっと渡す機会を伺う健気な受けのピュアさにキュンとしました。
短編なのが悔やまれます…またこのカップルのお話、読んでみたいです♬

『ガラス越しにアイラブユー』
ある日、失恋で傷心中の受けに清掃員の男が迫ってきて…
ノンケにもかかわらずぐいぐいくる攻めに流されがちな受け。
最後はきっと落ちるのも時間の問題?と思わせる締めくくりでした♥

0

天邪鬼、可愛い

表題作は山に住んでいる妖怪・天邪鬼と烏天狗のお話。
自分が本当に思っていることとは反対のことを言っては周りの妖怪達から返り討ちにあっている天邪鬼。
そんな彼が可愛くて仕方がない烏天狗…
でれでれしちゃってる表情から感情だだもれ!っていう感じです。
ピンチの時助けに来てくれたときのカッコいい姿や必死になっている時とのギャップ萌ですね。

天邪鬼なのにそれを直して素直になりたいって思っちゃう天邪鬼の可愛さ…!
口調は乱暴だけど憎めなくて
烏天狗がでれでれする気持ちがわかりました。

0

おとぎの国へようこそ!

アンソロで読んだ短編の続編があれば読みたいなーと思っていたら、描き下ろしが収録されたコミックスがあることを知り飛びつきました。天邪鬼が可愛くて可愛くて。鴉天狗がかっこよくてかっこよくて。どうしてもこの二人のお話をもっと読みたかったので嬉しかったです。

表題作はその名の通り、妖怪の天邪鬼とその天邪鬼に恋する鴉天狗のお話。
本人の意志とは関係なく、「天邪鬼」という存在の本質として思っていることと逆のことを言ってしまう天邪鬼は常にトラブルを引き起こしてしまう。そのトラブルを仲裁したり、未然に防いだりしてくれるのが鴉天狗。そんな鴉天狗に天邪鬼は徐々に惹かれていき、何か返したいと考えて行動しますが、それがまたトラブルを招いてしまう。そして、またもや助けてくれたのは鴉天狗。鴉天狗が他の奴らと違って自分から離れていかないのが何故なのかずっと疑問だったその答えが、そこで判明します。それは、天邪鬼のことが好きで、天邪鬼の本当に言いたいことがわかるから。正に、天邪鬼に恋しているから、という理由。
天邪鬼の可愛さと鴉天狗のかっこよさを是非とも堪能していただきたいです!エロさも保証します!

そんな二人の描き下ろしは、更に甘さ増し増しのラブラブ幸せっぷりを堪能できるお話です!
描き下ろしとは言え、たっぷり40ページなので大満足。むしろ本編かもしれないというボリューム。天邪鬼の可愛さも更に増し増しです。
脇役の牛鬼(オネエ)やケセランパセランなども活躍しています。良いエッセンス。

「ざ☆ぴーち」は、昔話の桃太郎を題材にしたお話。
桃太郎さんが可愛くて。そんな桃太郎さんを狙う犬は獣らしい真っ直ぐさで身体から奪おうとしてしまうけれど、気持ちは本物で純粋。鬼退治を終えた桃太郎さんのその後がこんな人生なら嬉しいな、と心が温かくなりました。

「いけない会議室」は寝取られ系3P。
NTRが苦手なので、萌える!ということはなかったのですが、嫌悪感なく読めました。相音さんの作品が好きだから、でしょうか……?

「はつちょこ!」は高校生カップルのバレンタインのお話。
ストーリーそのものが可愛い。もだもだ感が可愛い。最後に判明する攻めの忠美の狡猾さがぐっと引き立ち、そのことが可愛いだけじゃない作品にしてくれています。

「ガラス越しにアイラブユー」は社会人もの。
攻めの城島さんのエロスが。迷いない強引さが彼の底知れなさを感じさせます。ただの思い込みが激しい強引な男かもしれないのに、かっこよさがそれを上回ってくる。

相音さんが描くがっしりとした体躯のキャラが大好きです。ショタっぽい可愛いキャラも好きですが、特にがっしりとした体躯に惹かれます。このコミックスにも何人も登場してくれています。

3

和洋折衷なBL本☆☆

この本は相音きう先生好きな腐女子には、タイトル通り和の2作品と洋の3作品の和洋折衷な本です。
ただ、【いけない♡会議室】は感想を控えたいと思っています。申し訳ありません(>_<)

【あまのじゃくに恋して!】
表紙でも出ていますが、鴉天狗×天邪鬼のCP、人外好き・鬼太郎みたいな妖怪ものも好きな私には、大いに興味をそそられました♡♡(←鬼太郎とはかなりイメージが違うので初めは戸惑いましたが(^^;))
最上級に素直な攻め×最上級に素直になれない受けなので、2人のやり取りが萌えました♡♡♡♡
この作品のケサランパサランのミニ版が可愛く、私のお気に入りのキャラです♡♡♡

【ざ☆ぴーち】
この話は桃太郎をコンセプトにした物語で、犬×桃太郎のCPといい、驚きが盛りだくさんな作品でした!!ただ、桃太郎の表情はとても可愛かったです♡♡♡

【はつちょこ!】
同級生同士のCPでバレンタインネタ、とてもありふれた設定ではありますが、素直な攻め×ツンデレ受けな部分が【あまのじゃくに恋して!】と同じなので、CP固定派な方にとっては読みやすい作品だなと思いました。あと、不謹慎ながらも裕城が落ち込んでいるときの顔はとても萌えました♡♡♡

【ガラス越しにアイラブユー】
ずっと受けを狙ってた清掃員×普通の会社員なので、社内とも社外ともいえるラブコメに食いつきました♡♡♡部長から守った城島が何とも男前で、これは受けじゃなくても落ちちゃうななんて思いました♡♡♡

和洋折衷なBL本が欲しいという方はぜひ買って見てください♡♡♡オススメします!!

0

短編の良し悪し

表題作は性格的なものかと思っていたのですが…。
あやかし妖怪の類となってしまうと少し感じる印象が違ってしまいます。
己のもどかしい程にままならない性質を憂う姿は微笑ましくほのぼのとはしますが、さくっとわかり易い分ツンデレの妙味を存分に味わうことは出来ませんでした。

同時収録「ざ・ぴーち」
昔話の桃太郎がモチーフ。
内容的にはやはりさっくりし過ぎて残念ですが、どうでもいい所の小ネタに過剰にテンションが上がって盛り上がってしまいました。
「いけない会議室」
こちらはせっかくの3Pですが、続編のせいかあっけなく事へ及んでしまいながらも、どきどきするほどのエロスとはならず。
どっちつかずのゆるふわな展開で終始してしまい物足りません。
「はつちょこ!」
高校生同士のほのぼのラブ。
好ましい展開ですが、短編の限られたページ数に思い出とイベントとエロが詰め込まれ勿体無いほど余韻に浸れません。
「ガラス越しにアイラブユー」
意識しまくりな無自覚ラブ。
その後の展開に期待したくなりますが、展開が読めてしまう分相当斜め上いかないと納得できないぞ。と念押ししたくなる王道モノ。

全体的に限られたページ数に詰め込み過ぎた感が強く、1話1話の情報量の多さに引き込まれるというよりは途中でお腹いっぱいになって萌えきれない。
そんな印象となってしまいました。

0

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