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表題作ぼくらはみんなうそばかり

柴田 優征 復讐屋
榊 信二 会社員

同時収録作品咬み痕にプライド

木原 復讐屋
船見 ヤクザ

同時収録作品不本意ながらほだされてしまいました

(仮)草尾、黒木のファン
(仮)黒木裕也、ラノベ作家

同時収録作品うたかた恋草子

(仮)七両、赤髪の鬼
(仮)灰白、白髪の天狗

その他の収録作品

  • 咬み痕にプライド after
  • あとがき

あらすじ

昼間は地味な会社員の榊は、夜の街で一人の男に声をかけられる。復讐屋×裏の顔を持つ美人リーマンの嘘から始まる恋。
「夜だけはいつもと違う自分になれる」昼間は地味なサラリーマンの榊(さかき)は、退屈な日常を抜け出すため夜になると華やかに着飾って、見知らぬ男と一夜限りの遊びを繰り返していた。ある日声をかけられた青年、柴田(しばた)とセックスをした榊だが、気を失う程の快感をあたえられ、それ以来つい何度も彼と逢瀬を重ねてしまう。柴田は見た目の割に真面目で、榊に対しても真剣な思いをぶつけてくるが、その本当の目的は――。

作品情報

作品名
ぼくらはみんなうそばかり
著者
平眞ミツナガ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784908757334
3

(28)

(3)

萌々

(4)

(13)

中立

(8)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
78
評価数
28
平均
3 / 5
神率
10.7%

レビュー投稿数7

すべてのストーリーに意外性があり、秀逸

計4つの話が収録された短編集です。

①表題作「ナンパしてきた男x昼間は地味な会社員」
えっえっこれどうなるんー!?って何度もヒヤヒヤしました。
そう来るかー!の次にそう来たかー!と驚きの連続。
この作品だけでも多くの方にぜひ読んでほしい。
描き下ろしがいい!スパダリ!

②「復讐屋xいけおじヤクザ」①のスピンオフ
女の子がヤな奴だけどかわいいwww

③「コミュ障のラノベ作家と、カフェで話しかけてきたファン」(受け攻め不明)
短髪黒髪メガネに、ふんわりイケメンというビジュがいい。
畳みかけてくるようなオチもいい!

④「白髪の天狗、彼に助けられた一般人、赤髪の鬼」(受け攻め不明)
賛否あるようですが、私は好きです。

以上、②だけはCPの見た目が好みではなかったのですが(なので実質★4.5)、他3つが全部良かった!
絵柄自体も好き(特に体の描き方!)
大どんでん返しがすごく上手い作家さんで、本当にいつも驚かされます。
なので、ぜひ全話ネタバレなしでどうぞ。
個人的には、もっと名が知れて評価されてほしいなぁ~と思ってる作家さんなので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

0

「そこが読みたいのに!」という肩透かし

裏稼業系の表題作+スピンオフ的短編、再会もの、ファンタジーと盛りだくさん。

【ぼくらはみんなうそばかり】(前後編) 萌
綺麗な外見を持ちながら、それを隠して地味に過ごしているリーマンの信二。
彼の持つ昼の顔とは真逆に、夜の彼は男を惑わせ夢中にさせるが…。
学生時代からうまく立ち回れなかった自分を、綺麗だと持て囃してくれる世界があることを知ったものの、1人と向き合うのは怖い。だから誰とも付き合わないし、深入りしない、させない。
そんな信二の弱さが過去に一度関係を持った偏狂的な男の逆恨みを招いて…という話でした。
素の自分を受け入れられる喜びを知った信二が、復讐屋の柴田に裏切られた!もう誰も信じない!みたいな流れがないので、あっさりしてました。
ラスト、久々に柴田からメールを受け取った瞬間の信二の表情は素晴らしかったです。

【咬み痕にプライド】(1話+描き下ろし) 萌
暴力専門の復讐屋・木原と、依頼のターゲット・船見。
拳で語り合う系かと思いきや、裏取引のためにえろすへ突入。
この2人、あと2、3話読めたら萌えそう。萌えの芽は出始めていただけに、いろいろな情報を1話に詰め込んで終わりなのが残念。
描き下ろしみたいな、仕事を頼むついでにえろすというビジネスの関係から…っていう流れも読みたかったなあ。

【不本意ながらほだされてしまいました】 萌
コミュ障な小説家と、空気読まない系のファン。
と思いきや、実は中学の同級生だった黒木と草尾。
周囲と違うせいで弾かれていると思っていた過去が、本当は自分が周囲の声や行動に目を向けずに壁を作って閉じこもっていただけだったという、視点を変えたら世界が変わったという話です。
気付きっていいもの。だけどBL色は薄め。
ついでに最後から2番目のページで「黒木くん」と言うべきところが「草尾くん」になっているミスを発見。

【うたかた恋草子】 萌
命を救った子供との昔の約束を果たすべく人間界に来た天狗と、助けられた子供の曾孫、かと思いきや、着地点が違ってびっくり。
中盤までの流れから予測する方向性と、作者さんの意図する方向が違いすぎるので、「お…、おう…」となってしまって萌えそびれる危険性があります。

限られたページ数で何もかもカバーすることはできないのは、承知しております。
この作品は「このあとが面白いんだろうな」とか「そこが読みたかったのに、言葉で説明して終わらせちゃうのか…」という肩透かしが多かったです。
そのため、全体的にあっさりした印象しか残りませんでした。

1

嘘か誠か

Amazonの電子読み放題にて入手。

【ぼくらはみんなうそばかり】萌 
設定やあらすじを何も読まずに読み進めたため、攻めが実は復讐屋だったことを知った時は、へぇ!面白い!と思いました。
攻めの行動や表情が演技なのか本気なのか、これは結構読ませる作品だったと思いますが、途中から出てくる暴力専門の復讐屋のセリフまわし含め、騒々しい喋りをするキャラで作品の世界がぶった切られた感があり、なんか一気に白けてしまった・・・・。残念。

【咬み痕にプライド】しゅみじゃない
これは好みじゃない・・・前の作品にも登場した暴力専門の復讐屋(攻め)と極道おやじ(受け)。
復讐屋に依頼してきた女性も恩知らずで頭悪いし、なんか共感できない。

【不本意ながらほだされてしまいました】中立
小説家とそのファンのお話。
特に盛り上がりもなく最初から最後までファンです♪にプラス実は中学時代の同級生でした、となるだけで特に関係性が変化したりとはありません。

【うたかた恋草子】萌
ファンタジーはあまり好きじゃないので気乗りしないまま読んでみましたが、思っていたより良かったです。
ただしなぜ、天狗が子孫たちを食ってやるとなったのか、が理解できず。ちょっと怖い。

この方の絵、どこかで見たと思ったら既読の「つまらない二宮さん」を描かれた方でした。
あちらもファンタジーもの描かれていたので、お好きなんでしょうか。
評価に迷いましたが萌よりも中立です。

0

進化過程

全体的にデビュー当時から考えると線が太くなったなと
お見受けしました。
掲載作の概ねの初出が電子書籍ですので、描線の傾向の
進化は初出媒体の進化に合わせたものやも知れませんね。

表題作とそのコインの裏側の傾向は恐らくこの方にとっては
初めての筈です。
既に有る様式の中にこの方の筆加減を馴染ませようと言う
訳ですから、ある程度この方の作風を承知しておかなければ
恐らく面食らうのは致し方ないかと。
試行錯誤の一環として終わるのか、それともこちらも
掘り下げるのか。それはこれから次第かと。

併録作2作はいずれもこれまでの作風の変奏曲と言う感じですね。
こちらも正調を好むかこれでも良いかと言う受け入れ方加減で
味わいが微妙に変わるかと。
評者にとっては、スレスレの加減でこれも有りかなと。

1

攻たちがあんまりかっこよくない…

表題作
・受にフラれた男が逆恨みし復讐屋の攻めに依頼する話
・そのスピオンオフで攻の同業者×親父受
木原も、子供のころから面倒みてくれた人をボコらせるバカ女も
周囲がクズ過ぎてイライラしました

同時収録の天狗モノも、なんでそこで子供の子孫を喰う流れになるw

2

この作品が収納されている本棚

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