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声優さんめあてで購入。原作未読です。作品紹介やちるライブを見て聞きたくなりました。
聴いていて、ストーリーや場面がわかりやすかったです。
官能小説を口実筆記させる木島の声に、久住がたってしまうところから展開を見せるこの物語。
官能小説を読み上げる木島の声(新垣さん)が、棒読みなのにつややかでなまめかしい。なのに、品があります。
一気に作品のリアリティが増しています。
聴いて損は絶対にないです。ベットシーンは少ないですが、エロティックな雰囲気に満ちていて、満足しました。
久しぶりに聞いてみて、やっぱり好きだぁとあらためて感じました。
私はこのシリーズが大好きで、本もCDもすべて購入しました。2020年のon BLUE 9周年フェアのポスターがポルノグラファーだったため、久しぶりに聞いてみたのですが、私の中ではやはり神でした。
基本的には原作そのままで進行します。ポルノ小説の口述筆記がテーマなので、卑猥な言葉は所々カットされています。
とにかく、木島役の新垣さんがほんとにはまり役!木島の気難しく繊細な感じ。久住くんとの口述筆記のやりとりの際のテンション。活字の時には分からなかった些細な感情の起伏が、声になることでリアルに感じられ、作品世界が広がります。
久住役の古川さんは、大学生らしい感情の起伏の若々しさをとてもリアルに表現されていて、こちらも想像していた久住くんそのままでした。
そして、何より、城戸役の松田さん!もう、ほんとに色っぽくて、大人で、マンガの中から飛び出てきたような感じです。頭のなかで想像していた城戸そのもの!木島を理解し大きく受け止める城戸がそこにいました。
城戸が部屋を訪れ、酔いつぶれた木島を介抱するときの場面。城戸の『じゃあな、また連絡する』『手も大事にしろよ』『おやすみ』がほんとに優しくて、木島に対する愛情を感じます。それに対して、甘えるような声で返す、木島の『うん…』。この時の木島はまだ久住くんへの特別な感情には目覚めておらず、この『うん…』には、木島の城戸に対する依存心が表れていて、こんなに可愛く切なく表現された新垣さんにはもう、拍手しかないです…。大好きなシーンです。
木島の嘘が発覚し、久住くんが嘘をつかれていたことに怒りを露にし、告白する。この告白をしてからの木島の冷静さと久住くんの動揺の対比が、声になるとすごい。久住くんの『待って!!』が、ほんとに切羽詰まっているのが伝わります。その後、木島にいかされたあとの、『帰ります』は、今目の前で起きたことに対する半信半疑さと、実は左利きだったと言われて、まだ嘘をついて自分をからかっていたのかと、こみ上げる怒りを押さえる感情が手に取るようにわかります。新垣さんと古川さんの絶妙のやりとりで、すごい臨場感です。
そして、城戸が久住くんに合鍵を渡す場面。ここは、原作の中でも、私が1番好きな場面で、城戸の『やな気分だ』が、もうほんとに…くぅーーーって、痺れます。この独り言で呟く、久住くんへの嫉妬心。そして、自分の特別な居場所がなくなっていく喪失感。松田さんの渋くてかっこいいお声も相まって、この場面での城戸が、この物語をより味わい深いものにしています。
最後、木島を抱き締めながらの久住くんの『大丈夫…』は、言わずもがな。優しくておおらかで安心感があって、こんなふうに言われたら、誰しも久住くんのこと好きになってしまいます(笑)
セックスシーンでは久住くんの『ほんっと嘘つきだなっ』が秀逸。若い久住くんが、木島の嘘つきを呆れながらもその色気にどうしようもなく翻弄されている感が出て、活字では味わえなかった雰囲気を堪能できます。
ドラマCDを聞いたあと、マンガを読み直すと、セリフがこのお三方の声に変換されて頭の中に入ってきます(笑)それぐらいぴったりで、ベストキャスティング!何回聞いても、やっぱ最高~と何度も思う作品です!
原作未読。
キャスト買い。
樽助さん→中低音の艶のあるイケボ。ややゆったりと喋る。
古川さん→地声に近いがやや低めのイケボ。普通の大学生って感じ。
松田さん→響きのある低音イケボ。素敵~。
事故の音から始まるので最初の音量注意です。
捉えどころのない飄々とした木島を樽助さんが魅力的かつエロく演じています。
『先生はとてもいい感じの声の人だったという事である。静かだがよく通る澄んだ声だと思った』
↑こちらの表現が原作通りだとしたら樽助さんの声そのものでキャスティングGJです。
先生に振り回される普通の大学生に古川さんの声と演技がぴったりとはまっています。
表情豊かな声の演技はさすがです。
久住×先生のHシーンは最後に一度だけちょこっとですが
妄想、キス、手コキなどちょいちょいエロは挟んできますよ。
コメディ作品ではないですがセリフ回しとテンポが軽妙で久住のエロい妄想も楽しい。
後半のシリアスな場面での樽助さんと古川さんの演技は聴きごたえたっぷりです。
効果音やBGMもうるさくなく作品を引き立てていて好感の持てる作品です。
あらすじ読んでわかるとおり、出会いがまずおかしい。事故ったわびでやるような仕事じゃないだろって突っ込みを何度したことか。イレギュラーなことがたくさんあるので、それらに振り回されていたらあっという間に最後まで聴けます。できればネタバレを見ないで最後まで聴いて、考えさせられたり、こういうのも悪くないな、って思ったりして欲しい。久住くん視点で話は進むけど、要は受けの木島先生。新垣さんをキャスティングした人に金一封贈りたくなる。2017BLアワードの声優部門1位に貢献したキャラクターだと思う。
新垣さんの抑制的な喋り方で、このキャラには一癖も二癖もあるとわかる。
これは非常にCD向きの原作で、受けが官能小説家。
自分の原稿を読み上げて、大学生の攻めに口述筆記させる。
つまり新垣さんが男女ものの官能小説を読み上げるシーンがかなりある。
棒読みではなく、しかし感情を込めすぎず…という匙加減。
「掴み所の無さ」が安定した役作り。
劇中劇や「完勃ちしてしまった」の古川さんも笑いを誘う演技。
二人とも落ち着いたトーンで一定の品があり、
この作品の妙なノリに合っていると思う。
わりと淡々と進むので、劇中劇や妄想がメリハリとして機能。
攻め→受けに懐いていく若さゆえの多感も、
自分の気持ちを蔑ろにされて声を荒らげるシーンが意外と線の細いままで、
大学生らしさがあった◎
ブチギレたものの相手のほうが一枚も二枚も上なので、
「煽らないでください」のあたりでもうタジタジ。
またキレるけど、流される。
そして決別。まあそうなるわな…。
手紙の朗読は、受けの真摯な部分が伝わってきた。
匙加減という意味では、官能小説より手紙のほうが響いた。
最後に一度短い絡みがあるけど、なくてもいいし、
あるならもっと濃厚に聴きたかったけど、そうはならないのがこの話が持つ寂寥感。
トラック7の最後、一人称で語られた一節のなんと色っぽいことよ…。
エピローグはじんわりと温かいですね。
あまりBLぽくないというか、恋愛ではない交流を描いているように思う。
フリトは、新垣さんの「寂しさを押し殺して演じている」「漫画の文字を生かしたかった」という演技プランが聴けてよかった。
こういう話をどんどんしてほしい。
古川さんのあの感じは若干軽減したと思う。場数を踏んだぶん訓練されたのだろうか。