コミック

  • 元ヤンパパ と ヒツジ先生

元ヤンパパ と ヒツジ先生

motoyanpapa to hitsujisensei

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作元ヤンパパ と ヒツジ先生

鳩山京一,元ヤンキーのやもめパパ,受の高校の同級生
日辻宏明,小学校の教師,攻の息子の担任

その他の収録作品

  • 描きおろし
  • あとがき
  • カバー下:漫画

あらすじ

初恋のヤンキーは、一児のお父さんになっていた。

これ以上近くなったら、昔の気持ちを思い出してしまう――。

「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」
高校時代、初恋の相手に言われた言葉だけを大事にして、気持ちを伝えないまま小学校の教師となった日辻宏明。
ある日、教え子の日向の父親である鳩山とスーパーで偶然出会った日辻は、懐かしい感じを覚えながら彼と話すが、鳩山はどうやら子育てについて頭を抱えているようで…。

やもめの元ヤンキー×小学校教師の愛情たっぷり育児系BL!

作品情報

作品名
元ヤンパパ と ヒツジ先生
著者
水稀たま 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
シリーズ
元ヤンパパ と ヒツジ先生
発売日
ISBN
9784040684772
3.8

(71)

(18)

萌々

(29)

(22)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
274
評価数
71
平均
3.8 / 5
神率
25.4%

レビュー投稿数8

面白くて一気にまとめ買いしてしまった

水稀たま先生の沼にはまるきっかけになったシリーズ。BL読み始めた時、最初よく名前聞くなぁ、絵を見てみよう、わああぁ可愛い絵だなぁ、から始まり試し読みして気付いたら面白くて全部揃えていました。日向くんがいい子で とにかく可愛くて。もしかしたら人生初子育て漫画にはまった瞬間かも。水稀先生の描かれるちびっこが母性本能のスイッチを押したのかも。それから可愛いのが好きになりました。本当にこのシリーズ好きで好きで最終巻読み終わった時ロスになりました。終わらないで欲しかった。

0

ほのぼのテイスト

ほのぼのとした作品でした。

高校の同級生で初恋の人がまさかの教え子の父兄って運命ですね。教え子の日向も懐いて来て可愛いです。

バツイチで元奥さんが事故死して子どもと同居なのがヘビーですが、攻めの鳩山はホストを辞めて真剣に子育てしています。
出来ない事を日辻が教えながら2人は交流を続けます。日辻が酔ってキスして告白して、祖母に日向を返して貰えない事件がありましたが、鳩山が躊躇なく好きになって来るスピードが早くてビックリしました。

描き下ろしで初エッチしてました。

もうちょっとお話に山があっても良いと思いました。

0

頑張るパパが可愛い

とても可愛いお話でした。
私は子連れパパものが好きみたいで、頑張るパパと可愛い子どもにとても萌えます。

高校の同級生だった2人が、担任と保護者の立場で再会する…というありきたりな展開です。
先が読めてしまうのですが、それでも京一の子どもの眼鏡っ子日向がとても可愛くてホッコリしました。

タイトルにあるヒツジは、日辻という先生の苗字です。
元ヤンパパとありますが、あまり元ヤン感は出ていなく不慣れな良いパパという感じでしたので、そこは物足りなかったかもしれません…

それでも、全体的に安心して読めるお話で、続編も読んでみたいと思いました。

0

たまらなく可愛い3人家族

ずっと気になっていたのですが、やっと読めました!
予想通り可愛かった…。
日向くんが可愛すぎて参りました。

高校時代、初恋の相手に「先生向いてそう」と言われて、その通りに小学校の教員になった日辻。
高校卒業から10年。
遅刻してきた児童についてきた父兄は何と…。

初恋の人でした!という話です。
金髪→黒髪って相当印象変わりますもんね。気付かなかったのも無理はないなと思うのですが、鳩山が覚えていてくれたことにまず胸きゅん1回目。
鳩山のさりげなくくった髪に胸きゅん2回目。結ぶ必要ないくらいの長さだけど、あえて結ぶ。そこが良い。
日向がカレーを食べる表情に胸きゅん3回目という感じで怒涛の勢いで胸が作動します。忙しい。

日向のママと鳩山の事情や、日向のおばあちゃん(鳩山の元義母)との関係、それに日辻の方も大学時代の嫌味な同級生など暗い要素もあるものの、自分の気持ちに忠実に真っ直ぐに向かい合ってくれる柴崎と一緒なら日辻先生もしあわせになれそうだし、陽だまりのような暖かさを持った日辻と一緒なら柴崎に足りない母性も補給されて、日向と柴崎の距離も縮まりそう。
もう本当にお似合いのご夫婦と言ってしまいたい。
近所に住んでいたら「ステキなご一家ですねー」とさらっと声をかけたい。

シングルファザーと子供、それに元同級生というと某椿くんが出てくる名作を思い出しますが、えろすに発展しない関係もいいけど、精神的にも肉体的にもパパとママ的なのもアリですね。
続編もあるようなので、ちょっと買ってきます。

0

あったかいお話でした

絵もストーリーもキャラたちもすべてに癒されました。
個人的に小さい子が出てくるお話が好きなのでそれだけで花丸なのですが、日向くんが本当に可愛い。見た目と言うよりも、お母さんを亡くして寂しい感じとか我慢してる感じとかに母性本能をくすぐられます。

さて、ボーイズのラブの方はと言うと、常に子供のいる状況なのでエッチシーンなどは本編では無いし、それに準ずるような生々しい妄想もたいしてないので、その辺が必須な方には物足りないかもしれません。けれども、一般的には望めない男同士の恋愛に子供が!と言うメリットがあるので、個人的には夢があっていいなぁと思います。唯一、ちっ!と思ったのは、鳩山くんが結婚した女性がイマイチなこと。離婚の理由もなんだか今一つ腑に落ちないし、離婚したからって息子に会わせないって、勝手すぎる!それと、担任の先生が教え子のところに料理を作りにいったりと言うのが周りにとやかく言われない環境で良かったです。


2

陽だまりのような穏やかで優しい温もりに包まれるお話。

水稀たまさんは単発電子書籍で注目していたので、紙書籍の発売が嬉しいです!
表紙が優しい色合いと雰囲気で目を引きました。
店舗特典に隠れて、あらすじが読めなかったのに購入したのは、水稀さんのお名前と表紙の力です。あと、帯の小さくも核心をついた情報のおかげ。
表紙に違わず、優しく温かいお話がじっくり読めて満足です。

日辻先生の10年にも渡る片想いが心地好いです。
熱く激しい想いでもない、じくじくした痛く重い想いでもない。
明るく輝く太陽だけれど、陽だまりのような穏やかさで傍にあった想い。

高校生時代の同級生であり、片想いの相手でもあった鳩山くんの「お前って学校の先生とか向いてんじゃね?」という言葉を大事に胸にしまって、小学校の教師となった日辻先生。
担任として注意して見守る必要があると感じた、母を昨年事故で亡くした亡斉藤日向くん(小2)のお父さんと偶然話をする機会があり、彼らの事情を知ります。
良いお父さんになろうと努力している様子が見て取れたことを素直に伝えると、「俺も話がある」と告げられ、自分の名前は斉藤ではなく鳩山京一だと明かされます。

突然の再会と変わらない笑顔に動揺するものの、鳩山くんへの想いは日辻先生にとって忘れたいものでも忘れたものでもなく、ただいつも傍にあったもの。
私にはそう感じられました。だから、担任教師として接することを宣言したのではないかと思います。
彼ら親子と接する内、また鳩山くんに惹かれていく自分に気付いて距離を取ろうとするのも。
端的に言えば、日辻先生は鳩山くんへの片想いを引きずっているのですが、自分自身の感情とは少し離れたところに置いている気がします。

大学生時代、友人にゲイであることをカミングアウトして結果として傷付いてしまった経験もあり、仕事一筋で誰とも恋愛せずに生きてきた日辻先生。
一方、女性と恋をして結婚して子どもまで授かった鳩山くん。
そういう現状に、違いに、これ以上傷付かないように予防線を張っている。
こんな状態だと卑屈になってしまいそうですが、日辻先生の人柄の良さ、心根の優しさ、思い遣りの深さによるのか、ずっと魅力的なままで。そりゃあ、鳩山くんも惚れちゃいますよ。
鳩山くんも日向くんのためにいろいろ努力したり、優しさがあったり、魅力的です。潔く自分から日辻先生に告白するところはかっこよかった!
日向くんも可愛かったです。日辻先生のおかげで僕もパパもひとりぼっちじゃなくなった、という日向くんの言葉がとても嬉しかった。

カバー裏の4コマが幸せで幸せで。
日向くんの夏休みの絵日記全ページに日辻先生がいて、最終日には「先生、ぼくの家にすめばいいのに」と書かれている……幸せ以外の何物でもない!
別の4コマでは、「パパのこと好き?」という問いに戸惑いながらも好きだと答えた日辻先生に、「パパにお願いしてみるね」と本当に嬉しそうな素敵な笑顔を返した日向くん。
この4コマのタイトルは「もうすぐママ」。
日向くん、がんがん外堀を埋めていくタイプのようです(笑)

描き下ろしの初H編もたっぷり読めて良かったです。日辻先生の童貞処女が素晴らしい。
ある意味では大学生時代の例の友人GJかもしれません。日辻先生の初めてが守られたのは彼の言葉のおかげとも言えるかも。そう考えると、傷付いた過去も悪いことばかりじゃないと思えそうです。

これからも、3人で幸せな日々を過ごしてほしいです。

3

ほんわかファミリーBL

小学校の教師の受け、受け持ちの児童の父親が攻めです。
攻めはもちろん父子家庭で、子供が産まれてすぐに離婚した母親が亡くなったため引き取ったところ、という状態です。子供との暮らしに慣れていない攻めなので、子供の担任である受けも気にかけていたところ、実は攻めが高校時代の友人で、受けの初恋の相手だったことが判明します。

いくら名字が違ったとはいえ(子供が母親の旧姓なので)、高校時代の、親友と言っても差し支えないくらいの交流があった相手なのに気づかないものかなぁ、という気はしました。あと父子家庭といってもここまで1人の児童に肩入れしても職域的に大丈夫かな、とか思ったりも。
ですが、擬似ファミリー的なほのぼのした交流がとても可愛らしく、楽しく読めました。子供がメガネっ子で大人しく、BLに出てくるちみっことしては珍しいタイプなのも新鮮でした。またその大人しい子が受けに懐いてくるのが微笑ましくて…。
途中で受けが、子供とした約束を破るのがすごくムカつきました。ちみっことの約束破るの良くない…。

攻めは、タイトルや設定では元ヤン、現在も他の児童たちにヤンキーだと言われているキャラですが、作者さんの絵が可愛い系だからかまったくヤンキーっぽさがなかったです。包容力はあるけれど家事能力はない感じ。昔受けを好きだったとかいうありがち展開はなく、完全なるノンケだったのでよかった。
受けはゲイで、高校での初恋相手がノンケ攻め、大学時代に好きになった男が小物だったため童貞処女。攻めと晴れて結ばれ、エッチの段階になったときの受けのテンパりようがすごく面白かったです。
1冊まるまる同じ話で、本編ではエロはなく、描きおろしにて本懐というまったりペースでした。カバー下のちみっこのおまけ4コマも可愛くて癒されました。

ところで、内容とはまったく関係ないのですが、この情報ページに書かれているタイトルがなぜか「元ヤンパパ」「と」「ヒツジ先生」というふうにスペースがあいてるんです。
なので、『元ヤンパパと〜』と検索しても、タイトル違いにシビアなちるちるさんでは本が出てこない。なんでこういう登録になってるんだろう、と謎です。

4

はるぽん

迷宮のリコリスさま。
教えてくださってありがとうございます。
正式タイトルがそうなってるんですね。
ほんとちるちるさんの検索は語句違いに厳しすぎますよね…。漢字とひらがなの違いとかはもう諦めましたけど、せめてスペースや句読点などはセーフになるといいな。

リコリスさまの書かれているおばあさん、私もあまりこじれなくてホッとしました。
おかげでちみっこ預かってもらって留守中に本懐、という描きおろしにつながったし、おばあさんサマサマですね。(笑)

迷宮のリコリス

はるぽん様、はじめまして!

こちらのタイトルのことですが、私もレビューするときに検索できなくて、作家名から辿りついたのですが、その時にフルールさんのサイトを見てみたら、公式のタイトル表記がこうなっているんですよ。だから公式通りに申請した結果、ちるちるでは検索しづらくなってしまったのだと思います。
ちるちるの検索がもう少し緩くなるといいですよね。まさか空欄でアウトとは厳しすぎますよね。

癒されました。

 初読み作家様です。ほのぼのあたたかなお話でした!最初、元ヤンって誰が?と思いながら読んでいたんです。現在の鳩山が黒髪のせいもあるし、思い出の中の高校時代の鳩山も全然ヤンキーに見えないんですよ。話し方もちゃんとしてます。だから元ヤンを期待して読むと肩透かしになるかもしれません。

 高校の時の初恋相手の鳩山が、担任する子供の父親だったことから再会した二人ですが、鳩山に言われるまでヒツジ先生の方は全然気が付かないんですよ。子供が母親の旧姓を名乗っているとか、10年経って見た目も変わったとかあるにしても、仮にも初恋の相手にまったく気づかないとかあるのか!?などと元ヤンの設定と共に、ちょっと解せない設定はあるのですが、登場人物たちが良い人ばかりで、心穏やかに気持ち良く読むことができました。長く子供に会わずにいた鳩山が、なんとか父親になろうと努力する姿は微笑ましくて応援したくなるし、ヒツジ先生の応援の仕方も好ましいです。まぁ、特定の生徒の家に出入りするのは本当は駄目なんだろうけど…。
 一番好きだったのはヒツジ先生が「ゲイなんです」と告白するシーン。大学時代に友人にカミングアウトして「ありえねぇ」「気持ちわりー」などとひどい言われ方をして傷ついたヒツジ先生。鳩山はただひとこと「うん」と答える。あーこういうの好きだ。

 やっと日向が鳩山に心を開きかけて、ヒツジ先生が酔って告白してしまった頃、祖母の所に行った日向が帰ってこなくなるんです。ここを読んだ時に「ああ、こういう展開か、なんかいやな予感がする」って思いました。義母(祖母)が「孫のために」と勝手に連れ出したのかな~と…。いやなオバアサン出てきちゃうの?と、がっかりしたと言うか…いや、実際嘘をついて日向を鳩山に会わせないようにしていたので似たようなものなのですが、この時の鳩山の解決の仕方がとてもよかったです。祖母が悪者にならなくて良かった。祖母もちゃんと日向を愛していて良かったと思いました。そして日向を迎えに行く勇気をくれたのがヒツジ先生なのです。「パパと帰るぅうぅ」と泣く日向がとっても可愛かったです。
 劇的な展開はないし、エロも描き下ろしのみですが、子供の周りに優しい大人が沢山いて、最後まであたたかい物語に癒されました。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP