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表題作最低の恋人

勝利 / 幼なじみ(男)に片想い中の高校1年生
賢吾 / ゲイであることに悩む高校1年生

あらすじ

男前だけど超タラシ―そんな評判の勝利となりゆきで一晩を過ごした賢吾。
でも、高校の入学式でまさかの再会!?「自分が綺麗だって気づいてる?」口説き口調で迫ってくる勝利だけど、賢吾を抱きしめる腕はすごく優しい。
身体だけの関係と思いつつ、毎日のように学校帰りに身体を重ね合う二人。
でも次第に勝利の瞳に真剣さが宿り…!?身体の熱を持て余すセクシャルラブ。

作品情報

作品名
最低の恋人
著者
佐々木禎子 
イラスト
蓮川愛 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199002212
3

(3)

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萌々

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(3)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

友達以上、恋人未満

中学卒業後の春休み、偶然出会ったのは、タラシで有名な男だった。
入学した高校で再会した勝利に、どんどん惹かれていく健吾は…。

「惚れてしまうのではないか」と、思った時点でもう恋は始まっていて、
おまけに相手には、想い人がいることに気づいてしまった。
セックスフレンドで友人という曖昧な関係になり、
報われない恋心を紛らわせる為に、自分を代用品として抱こうとする勝利を
それでも求めてしまう健吾の恋心が切ないです。
健吾の気持ちを知りながら、曖昧な態度の勝利はズルイ…。

どちらも高校生になったばかりとは思えないほど、
一通りのお遊びも経験済みの大人びた子たちです。
勝利の天然タラシっぷりも、凄かったですが
特に健吾のただ待つだけでもなく、あきらめるでもない
我慢強さというか、開き直りにも近い在り方には驚かされました。

健吾の元セックスフレンドの存在によって、二人の関係に変化が訪れます。
けじめをきちんとつけた勝利には好印象。
最低の恋人なんかじゃないと思いますよ。

2

かゆい~

遊び人な高校生の青い恋愛。
もうなんか色々とムズがゆかったのですが、トータルとしては面白かったです。
ヤリチンの過去持ちの高校生ふたりが主役です。つまり中学時代にヤリまくってたわけだけど。ヤリチンはキライじゃないんだけど、中学時代っていうのがなァ。胸板ペラッペラのクソガキのくせに。

でまあ、高校で二人はセフレになります。
でも攻めはノンケの幼なじみにずっと片思いしてて、受けは自分の立ち位置に苦しむ。
この攻めが少しずつ受けに心惹かれてく過程は良かったです。利用してるのか甘えてるのか、曖昧な関係を続けるうちに気持ちが移り変わっていく。
寒い会話もチラホラありまして、いちいち悶えてしまったのですが、青春だから仕方ない。
あと、高校生四人組の友情にもうちょい焦点当てて欲しかったなとは思いました。

0

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