天野かづき×陸裕千景子で贈る、蛇神様の千年の恋物語―――。

蛇神様と千年の恋

hebigamisama to sennen no koi

蛇神様と千年の恋
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
12
評価数
4
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
角川ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041051320

あらすじ

千秋は亡くなった祖父の住んでいた家の裏手にある祠で昔のことを思い出していた。すると着物の男が現れ「迎えにくると言っただろう?」と千秋を強引に連れ去る。その場所は「神域」と呼ばれる神様の世界で…!?

表題作蛇神様と千年の恋

春雷,蛇神
高尾千秋,仕事を辞め求職中の料理人

その他の収録作品

  • 蛇神様と千年の恋〜後日談〜
  • あとがき

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レビュー投稿数3

むっつり絶倫蛇神さまの花嫁

天涯孤独で、セクハラのせいで勤め先も失った受けは、亡祖父の家を訪れたときに祠で人間離れした美貌の和服イケメンと出会う。蛇神だという男に神域に連れて行かれて神気を注ぎ込まれ、人間界に戻れなくなった受けは…。


先日作者さんの異世界もの新刊『狗神様と初恋の花嫁』を読んだところ、帯がご祝儀封筒の水引のデザインで、可愛らしいなと思ったのですが、こちらのこの本も同じデザインでした。表紙デザインも角隠しだし、すごく花嫁ぽくていいです。

内容は、遠い祖先の因縁で、蛇神様の嫁になることを強要された受けと、銀髪長髪狩衣姿の蛇神様攻めの婚姻譚です。現世とつながっている世界ではあるものの、一応異世界トリップものになります。
攻めが蛇神なので、舌先が2つに割れていたり、体温が低かったりするのが特徴。あと瞳孔が縦長だそうで、イラストからはそれほどわからないけれど随所に蛇っぽさがあります。
あと蛇の交尾は3日続くとか、そういう萌え設定もあり。

受けくんは、前世の因縁で無理やり連れて来られ、その上「神気を馴染ませるため」とお約束強姦をされて激おこ状態です。でも元来怒りの長続きしない性格で、攻続きめのお付きのちみっこ神使たちが可愛く、毒気を抜かれて普通の生活に。
受けは料理人だったので、異世界でも料理を作っては受け攻めと神使2人で食事を摂っています。そのへんすでに新婚生活のようで、なかなか微笑ましかったです。

恋愛的には、受けの「祖先との約束があったから自分を嫁に臨んだだけで、俺じゃなくても良かったんだ」という疑いがテーマ。割と長いこと悩んでいますが、ヤることはヤッてるのでエロ度は濃いです。蛇神攻めの絶倫ぶりも楽しかった。
攻めの口調というか、語尾がずっと「〇〇だなぁ」「だがなぁ」だったのが、微笑ましさと違和感のギリギリのラインでした。なんとなく某裸の大将を思い浮かべてしまった…。

1

蛇神様なのでエロ満載だった…!

天野かづき先生のファンタジーやトリップものは、新刊が発売される度に買って読んでは楽しませてもらっています。
今回のお話も天涯孤独の受けさんが神様の世界にトリップするというもので、今までの設定と似てるな~と思いながら読んでいました。
ただ、これまでと違ったのは攻めさんが本来嫁にする予定だった人と受けさんを代替品として嫁にするという身代わり要素も入っていて、そういった受けさんが少し不憫な状況になるお話が好きな自分としては、ワクワクと読ませてもらいました笑。

天涯孤独(更に家族愛が希薄だった)の受けさん(千秋)は、悩んだり落ち込んだりウジウジする場面もありますが、基本的にはさばさばしていて、はっきりした性格で、料理人を目指していた事から体格的にもなよなよしているわけではないので、天野かづき先生のファンタジー本の受けとしては珍しく男前だったような気がします。
前向きに頑張ってる姿は、読者としてとても好感を持てる気持ちのいい主人公でした。
そんな受けさんを包容力抜群で溺愛してやまないのが、攻めさん(春雷)でもある蛇神様。
約束の為に千秋を嫁にしたのかとハラハラさせられもしましたが続き、遠見の術でずっと千秋を見守っていたことや、その際に千秋の性格を知って好きになっていたことを後で知った時は、どんだけかっこいい出来た神様なんだ!と、きゅんきゅんしました。
そんな2人を陰ながら支える月白や桔梗の関係も気になるし!
くっつかないのかな??と、続編またはスピンオフを楽しみにしています(^^)

2

蛇神様×人間の花嫁モノ

あらすじ:
勤めていたレストランでセクハラに遭い、店を辞める羽目になった料理人・千秋(受け)。
亡くなった祖父の家を訪ねると、家の裏の祠から和服の男(攻め)が現れ…

和服の男は春雷という名の蛇神。
千年前、千秋の先祖に「迎えにくる」と約束しており、子孫の千秋を「嫁」として連れに来たという経緯があります。

いきなり拉致され、「神域」と呼ばれる神様の世界で暮らすことになる千秋。
春雷に無理やり抱かれ、神様の精を取り込んだことで、元の世界に戻れない身体に。
最初は反発しますが、人間世界での辛い日々に疲れ気味だったこともあり、徐々に神域での生活に馴染んでいきます。

千秋は母親からの愛情を受けずに育った苦労人で、その母も、世話してくれた祖父も既に亡くなっており、天涯孤独の身の上。
セクハラを苦に仕事も辞めたばかり…と、人間界に未練の残る余地が全くない設定。
ちょっと都合が良すぎる気がしないでもないですが、異世界花嫁モノとして悲壮感がない点は良いと思います。

求職中だった千秋が、春雷や、お世話係の狐やウサギに手料理を振る舞い始め、その日々に料理人としてのやり甲続き斐を感じるというエピソードにも救いがあって良かったです。

春雷は長髪が似合う美形溺愛攻めで、蛇らしく(?)Hはねちっこく結構嫉妬深いというキャラクター。
千秋を愛し執着する姿に萌がありました。

甘々王道路線の花嫁モノ・異世界ファンタジーとして、安心して読める一冊です。

4

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