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今巻では正隆が巳・午・未・猿に憑かれています。
正隆の過去が明らかになったり、婚約披露ダンスパーティーをすることになったり、花嫁行列をするとになったりと賑やかなお話でした。
正隆の孤独な過去が胡太朗の機転によって癒やされていって安心しました!
コマのお社が再建されて終わりという終わり方も綺麗でした。
シーモアは白抜き修正でした。
狼に取り憑かれた女性を助けるために正隆が女性の恋人のフリをしようとして、それを駄目だと拒絶する胡太朗が健気で可愛かったです。
しかも、発情期になって普段の胡太朗からは考えられないくらいえっちに積極的な姿が最高でした……!!
3巻は正隆の過去編からお話が始まります。
巳憑きの月になって毎晩うなされる正隆。
どうしたら…と考える胡太朗くんに正隆が見ている悪夢がどんなモンか見せてあげようか?という巳の篝。
そして胡太朗くんは正隆の夢の中に入り…。
すっごく切なかったです。
心優しい正隆の過去がこんなに悲しいものとは…。
でも人を恨まずに優しい正隆が凄いなぁと思いながら読みました。
胡太朗くんのやさしさが身に染みる回でした。
正隆と猫ちゃんが仲直り?出来て良かったです。
正隆の過去だったり、正隆と胡太朗くんの喧嘩だったり
胡太朗くんの発情期だったり色々なお話がつまっていて
今回も一冊まるごととても読みごたえがありました。
そして幸せがいっぱいつまっており、
こちらも幸せな気持ちになれる最高の作品でした。
ショタ正隆ちゃん可愛かったです。暗い過去みたいなのは無い方が自分得でしたが、致し方ない。今元気に生きてるから無問題。
三味線は猫皮(犬皮もある)らしいけど、コタくん弾くんですね…思念が弾かせてくれるって言ってるから猫的には名誉なのか?
申で一周して非常にまとまりよく終わりました。毎回その月の干支になぞらえつつ話を展開していかないといけないので、なかなか大変そう。待緒先生漫画作りうまいです。このあとまだ蜜月の章があると思うと嬉しい。"蜜月"なんてはっきり銘打ってくださって。
2巻より正隆と胡太朗にぎゅっと焦点を絞って描かれていたような気がします。濡れ場の割合も多かったような。個人的には憑く動物が代わるたびに正隆が異なる影響を受けたり、十二支達の力を借りて外での出来事を解決したりする話が好きだったので、2巻の方が面白かったかなぁと思いました。でも、ひとまず大団円を迎えるにあたっては、やはり正隆の番として胡太朗が様々な場所で認められることが必要なので、この章の最終巻としては上手く纏めたすっきりする終わり方だったとも思います。新たに登場した狼も素敵だったので、また出番があるといいですね。
現在は続編の1巻も出て、お話は続いていますが、3巻発売時には完結巻であり、正隆の内面にも触れられ、十二支が一堂に会すシーンは圧巻としか言いようがなく、シリーズの〆に相応しい3巻です!
3巻は、巳午未申の巻
巳の巻では、正隆の過去が明らかになります。
十二支の依り代である正隆と、猫憑きのコタが番になり、十二支と猫が縁を結んだ一大ニュースは神使に知れ渡り、お祝いの品が続々と届く。
猫から足跡の手紙が届くっていうのがかわいい!
でも蛇憑きの正隆は、体温調節がうまくいかなくて夢見も悪く、コタは蛇の篝の力をかりて正隆の夢に入って、正隆の過去を知る。
正隆は動物に憑かれることがわかると、実母からも毛嫌いされ、気味の悪い狂人のように隔離され、動物霊としか会話することがなかった。
シリーズ当初からコタに優しいけど、どこか浮世離れしていた正隆…
悲しい過去が原因でそうなってしまったんですね。
そして、今まで正隆に守られていたコタが、正隆の心残りを取り除こうと、正隆とずっと一緒にいたのに決裂してしまった猫を探し出して…
再会のシーンは泣かずには読めません。
そして物語は一転、午の巻。
馬憑きの正隆は雪青(馬)と、神使達へコタをお披露目するダンス披露パーティを計画中。それが派手嫌いなコタとコマにバレてしまって…
ここで二人はケンカというかすれ違いになるのだけど、ケンカしていても気配を消した正隆のことを心配しているコタがかわいかった!
そして「人との関わりが薄く欠落しているところがたくさんある…」と言う正隆に、「欠落なんてあるわけない」と言ってあげるコタ…
正隆の間に結んだ大きくて太い縁をこれからも大事にしていって欲しい。
(その後は、コタから誘い受けするものの、馬付き&縁結びでさらに絶倫力を身に付けた正隆から無理をさせられちゃうんですけどw)
未の巻は、山神の眷属・オオカミのクロが人間の娘を娶ろうとするのを阻止しようとする、正隆たちはサポート側のお話です。
そしてコタに発情期がきたのに、オオカミ対策で一日エッチを我慢しなくちゃいけなくて…といってもエッチなことは途中までしちゃってるんですが、それがカラダを知り尽くした夫婦の会話でこっぱずかしい!(そしてエロい!)
いざ解禁となった時の二人といったら!コタがそんな恥ずかしい台詞を???ってドキドキします。
申の巻は、神様と信奉している猿の蜜勝が「お披露目の花嫁行列をしないとはなにごとかー!」と怒っているのだけど、コタが花嫁行列を渋っている理由って言うのが、恋は盲目にもほどがあるわ!このラブラブバカップルが!ってもので…
笑っちゃうくらい微笑ましいです^^
そして蜜勝先導により、十二支を従えた花嫁行列!
行列中、十二支は動物の姿のまま、そして社で神様への報告の際は、十二支がヒト型になって正隆とコタを守るように囲んでいる。
よりどりみどり的に麗しいヒト型が並んだ様はまさに圧巻!
コマぶちぬきの絵は見応えアリです。
描き下ろしでは、猫神社が再建され、コマが神社に戻る「遷座祭」が執り行われます。
ここでも神式に正装した十二支たち(正隆も)がかっこいいんだ!
最終巻に相応しいキッチリした〆でしたが、新シリーズ「蜜月の章」へとお話は続きます。
動物面のかわいさも、人間のやさしい我慢も思いやりも、そして動物の要素が憑依しちゃってるエロさも、たっくさん見応えが詰まったシリーズで大好きです。
十二支にもスポットを当てて、続編はずーっと続いて欲しいです。