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表題作 錆びた夜でも恋は囁く

真山 → 羽多野渉

弓 → 石川賢利

林田(かんちゃん) → 小野友樹

弓 → 石川賢利

その他キャラ
かなこ[大室佳奈]/ 先生[徳石勝大]/ 村井[土居伸之]/ おばちゃん[大井麻利衣]/ 女子A[渡邊佳美]/ ゼミ男子[松井謙典]

あらすじ

今日も殴られた。
恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、
ふたり分の体液で錆び付いているんだ。
そんな錆びた俺の前に、
中学の同級生、真山が現れて、
そしたら急に俺は気になった。
自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、あの雨の日と――。

作品情報

作品名
錆びた夜でも恋は囁く
著者
おげれつたなか 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
グランビー
脚本
佐々美沙
原画・イラスト
おげれつたなか
オリジナル媒体
コミック
メーカー
新書館〈CD〉
シリーズ
恋愛ルビの正しいふりかた
収録時間
76 分
枚数
1 枚
ふろく
初回メーカー特典:ミニドラマCD
発売日
JANコード
4560219324244
4

(27)

(11)

萌々

(9)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
107
評価数
27
平均
4 / 5
神率
40.7%

レビュー投稿数5

音だけだと耐えられた

原作未読レビュアーです。
事前情報でこちらのレビューを参考にさせていただくことが多く、
当然DVシーンについてみなさん語られているので、敬遠していたのですが、
はだける〜などを聞くにあたってやはり聞いてみたいと思い、聞いてみました。
結果、音だけだと何してるかわからないから耐えられた。
視覚情報なしでないとたぶん苦手でとめてしまうかも。
痛いの苦手なんです。辛いだけの快楽のない痛いのが。
でも受けが本当に何されても愛想笑いで返しているので、聞いててつらかったです。
後半になってそのかんちゃんの気持ちが溢れるシーンで何かある意味救われた気がしました。あ。人の心が残っていてくれてよかったと。
立ち直れるんだな。と。女性のDVが取り上げられること多いですがそれをBLで題材にしてしまうおげれつさんすごいなと。しみじみ思いました。
弓役の石川さん、BL作品初めてとのことで。初めてでかなりヘビーな題材。
正直びっくりなさったんではないでしょうか。
この作品かなりヘビーなネタで、シリアスな内容だけど、最後のコメントで
ほっこりしました。なれないというか初めてづくしのコメントコーナーの進行役も
とてもかわいかったです。
いろいろ語って来ましたがはだける怪物などを好んで聴いてらっしゃる
または気になってらっしゃる方はやはり聞いてみたほうがいいと思います。

0

せつなかった

はだける上下を聴いてから、たまたまこの作品を見つけて聴きはじめました。

かんちゃん(小野友樹くん)×弓ちゃん(石川さん)元カレ弓ちゃんとのお話なんですね。

少し重苦しいお話でしたが、おのゆーはこういった難しい役所を上手くこなしていたし、石川さんは危うくて儚げで刹那な弓ちゃんを上手く演じられていました。

この作品を聴くまで弓ちゃんは、かんちゃんに一途にラブだと思っていたので、真山(羽多野渉くん)の登場、存在に…実の所、弓ちゃんは学生時代に真山が好き(忘れられない相手)だったようですね。

お互いのためにも弓ちゃんには早くかんちゃんから離れて欲しかった。人と真剣に向き合おうとしなかった、辛いのに辛くないふりをしてきた弓ちゃん。暴言、暴力を振るわれて傷だらけで健気にバイトに行く弓ちゃんが痛々しくて可哀想だった。

最後にかんちゃんは人間らしさを取り戻して、自ら弓ちゃんを手放した。切ないおのゆーの演技が素晴らしかった。そして、弓ちゃんが笑顔を取り戻せてよかったと思いました。

1

石川さん初メイン。上手!

関連作から引き続きDV元彼は小野友樹さん。
石川さんは初メイン。よって初めて聴いたけど上手ですね!
もっと出てほしい!

過去シーンがメインかと思うほど、長い。
再会して、彼氏に暴力を振るわれていると知り、
「これからは俺がそばにいるから」はいいけど、
奥手なのにキス?と唐突に感じたのは、
台詞を含めて過去シーンからの繋がりなのですね。

好きな人が怪我をして
「女じゃねーんだから、これぐらいで騒がない」
朴訥な羽多野さん、涼やかな石川さん、
だからこそ切なさが伝わってくる。

メイン3人は、確実な良い演技。
小野×石川はエロというかDV。
音だけでは何をしているかわからないけれど。

現実世界でも人様に向かって「かわいそう」と言う人がいますが…
どの立場からの発言?想像力が欠如しているのでは?と思う。
そりゃあ弓もキレるわ。

「うるせぇよ。わかってないのはてめーだろ。
わかったような口きいてんじゃねーよ」
言葉が乱暴な石川さんはイイわ。
「みじめでいたくない」そうだよね…。
触れてはいけないことってあるけど、それを自分で言うのね。
もう乗り越えているなら、DV彼氏とも別れようね。

普通に考えてDVはナシだけど、おのゆーさんだから聴けるし、
かんちゃんのほうから別れを切り出すから、
まぁ…ナシだけど、諸々中和される。

「俺が真山のこと好きで一緒にいたいって思ってるのなんで知らねーの」
なんでって言われてもね、それは無理な注文ですな…。
「一緒にいて、もう離すな」
また随分な言い分で。

雨で濡れたから脱ぐ、取って付けたような絡みが最後に一度。
羽多野さん相手に初めての石川さんが大健闘。
「どう?俺ん中入ってるけど?」強気受けもイイし、
「真山ぁ、いーい?」がエロかわいい。

総括。
ところで二人ともゲイなの?という疑問は残ったが、
収まるところに収まった10年愛。
昔の携帯を捨てられないタイプの人は感情移入できるかも。
そうでなくとも話と演技は面白い。

げんなりした点。
バイト先のおばちゃんも男子もゼミ生女子も過剰な演技とキンキン声がうるさい…。

3

ようやく聴きました、良かったです。

コミックス既読です。かんちゃんのDVのシーンがあるのでCDで聴くのは…と躊躇していましたが、話の流れの中で(辛いけど)聴くことが出来ました。弓が殴られても辛そうにしないのが、かえって苦しくなります。かんちゃんが『怪物』になってしまった時の雰囲気は小野さんさすがでした。暴力はいかんですが、自分自身をコントロールできなくなってしまっているかんちゃんの苦しみもまた伝わってきました。

途中、中学時代の思い出を挟みながらどんよりと話が進むのでキツイですが、その分、真山くんと上手く言った後のフツーにラブラブな感じ、凄くいいです。
何かで歯車が狂って苦しい関係になってしまったかんちゃんと弓に対して、素直にお互いを優しく思いやれている真山くんと弓。けっこう考えさせられます。

あと、弓の食堂のおばちゃんの声はちょっと…もう少し人好きのするおばちゃん風が良かったな、と思いました。

3

石川さんちゃんと弓でした

おげれつたなか先生の作品のなかでも、前半DVがあったり、そんなに甘々な話でもなくどちらかというとシリアスな部分が多い作品なので、音声化されたときどうなるのか正直心配だったのですが、聴いてみると確かにDVの部分とかつらいのですが、コミカルな部分もあったりして辛すぎず聴くことができました。

弓役の石川さんは、初めて聞く声優さんでBLCDもメイン初ということで、不安がありましたが、やはりプロの声優さんなのでそんな心配は杞憂に終わり、弓としてとても魅力的に演じて下さっていて安心しました。

かんちゃん役の小野さんは前作と違って、めちゃめちゃ怖くて幸せな高校時代と違ってかんちゃんの闇の部分が表現されていて、やはりお上手だなと思える安定感でした。

真山役の波多野さんは、不器用な性格ぴったりで、ああ真山だなとこちらも役そのものでとても安心して聴けました。

CDはほぼ原作どおりで、前半辛いけど最後は幸せになれるとわかっているのでなんとか聴けましたが、かんちゃん怖すぎるので次はDV部分とばしてしまうかも。
弓だけ心配だったのですが、本当に初めてとは思えないほどお上手で、もっと他の作品でも聴いてみたいと思えるくらいの安定感でした。
Hなシーンはそんなに多くないですが、真山があわあわしてる感じとか色っぽいというよりちょっと面白くなってました。
後日談はコミックスには収録されていない、多分サイン会の時に配られた冊子の内容のようだったのですが、二人らしいかわいらしいエピソードで漫画でも見てみたくなりました。

全体的にそんなにエロはないのですが、シリアスになりすぎずお話の世界に無理なく浸れたので良かったです。

キャストトークも波多野さんと石川さん、小野さんと石川さんで石川さんがちょっとテンパりつつも楽しく収録されたようなので、ほのぼのしてました。おげれつ先生が全然おげれつじゃないとか、小野さんはかんちゃんを演じつつ小野友樹としてDVの部分は心が痛んだとか楽しいお話でした。

8

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