• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作エモーション!

桜井 一樹、高2
坂本 翔平、高2

あらすじ

小さい頃から幼なじみの一樹に恋している翔平。
伝えられない想いにモヤモヤしていたある日、
転校生の稲荷が一樹を好きだと言い出して……!?

作品情報

作品名
エモーション!
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403665820
4.3

(117)

(65)

萌々

(35)

(11)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
12
得点
500
評価数
117
平均
4.3 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数12

秋平作品、最高です

ずっと前に購入していて、ようやく読みました。
さすが秋平先生。めちゃくちゃキュンキュンします。青春だなぁ。
わりと早い時点で両片想いなのはわかるんだけど、この当て馬(稲荷ん)さんが、何故当て馬してるのか。その理由を知ったら責める気になれなくなっちゃう。誰もがよく言う言葉で傷ついた稲荷ん。彼にも幸せになってもらいたい。翔平から見ると完璧な稲荷んだけど、稲荷んから見ると翔平の方が羨ましい存在なんだね。
ようやくハピエンになった2人。この先皆が呆れるくらいのバカップルになって欲しい。
麻美んにも彼氏が早くできるといいな。

0

爽やかな青春と綺麗なだけじゃない感情が混ざった作品

 秋平先生らしい清涼感が溢れていた作品でした。幼馴染で両片想いの一樹と翔平が、共にいい奴で相手に対して思いやりがあって、終始可愛かったです。翔平のライバルというか当て馬的ポジションとして登場する稲荷も、単に一樹のことが好きなわけではなく、過去の寂しさや責任から逃れられずもがいていて、一樹や翔平との交流を通してそれらを吹っ切る描写があったのも良かったです。メイン2人だけの世界で完結させるのではなく、友達3人でつるんだり、翔平が麻美という女子に恋愛相談をしたりと、高校生らしい友情に囲まれながらストーリーが展開していくのが青春らしさを強調していたように感じます。主人公達に集中できる作品もいいけど、こうやって友達とわいわいして楽しそうな作品も大好きです。

 翔平が稲荷に対して抱く感情は必ずしも綺麗なものばかりでなく、一樹を巡って暗い感情が芽生えることもあります。でも、そこに蓋をせずに自分の嫌な部分にも向き合おうとする翔平は強いなぁと思いました。人間だからずっと綺麗なままの感情でいられないのは当然だけど、一樹の気持ちを尊重して稲荷とも友情を続けることを選んだのなら、その感情と何とか折り合いをつけていくしかない。そういう心情描写も良かったですね。稲荷の一連の行動は自分勝手にも思えましたが、家族と良好な関係が築けている人ばかりではないので、本当はちゃんと好いている家族のことを軽いノリで悪く言う発言は時に誰かを傷付けることがあると、心に留めておくべきだと改めて考えさせられたりもしました。

0

青春ですな。稲荷んにも重点がおかれてますね。

青春ですな。高校2年生の仲良しコンビとお友達のお話です。

稲荷んがまさかの!
いやあ色々ありましたね。
稲荷んの再生のお話でもありますね。憎めません。

翔平と一樹は可愛いですね。
ずっとお互い大好きででも言えなくて、そこに稲荷んや麻美んが関わってきて。

稲荷んが翔平を気に入らない…なところもわからなくはないですが。最初はこちらも一樹のこと引っ掛かったよ~。

でも翔平と一樹が思いを告げあって一緒に稲荷んに謝って絶対友達止めないところは感動しました。
二人ともとってもいい子だし、稲荷んもそこまでされるものを持っているんでしょうね。

翔平が自分は一樹の足手まといで役に立たなくて…と釣り合わないと悩んでましたが、翔平にすごいね!っていってもらえることや頼られることが一樹には頑張れる原動力だったんですね。

くっついてからの二人はラブラブバカップルです。一樹がそんなに小さい頃から翔平と結ばれたり結婚したかったのかとここでも感動。

みんな良かったね!

稲荷んの不穏な感じが出た所で読むのをやめてしばらく寝かせておきましたがちゃんと最後まで読んで良かったです。
腐女子友達もいい相談相手という立場で良かったです。

0

翔平と一緒に恋して泣いた

翔平が可愛いんだなあ。
10年片思いし続けた幼馴染とスーパー転校生、それに腐女子を交えた胸きゅんストーリーです。

国民を代表するレベルでふつうの翔平は高校2年生。
小学1年生からずっと一緒の幼馴染・一樹が大好きで仕方ない。
恋の相談にのってくれる腐女子の麻美もいるし、美少年で何でも万能な転校生の稲荷とも仲良くなって、充実した高校生活を送っていたが…。

早い段階で泣きました。
パーフェクト稲荷んの気持ちを聞いた上で一樹にベタベタしまくる稲荷んを見せつけられるとか…。しかも女子が写メしに来るほどお似合いとか…。自分、完全に邪魔ものですねってなりますよね。
翔平の気持ちが分かりすぎて、胸が苦しくなりすぎて、体育の時間辺りは数ページ読み飛ばしてしまおうかなと思ったくらいつらくてつらくて。
作者さんが一樹の気持ちも早々にバラしてくれているにも関わらず、全然安心して読めませんでした。むしろ涙が邪魔して読めませんでしたよ。

なのに。稲荷んめ。
稲荷んの妹のことやその後の両親の稲荷んに対する態度には同情するけれど、それまでのすべてが八つ当たりだったとは…。そういう事情を全く知らなかったら、友達が遊びに来たときに妹を邪険にするのってわりとふつうにあることですよね?
妹が元気でいてくれるのに優しくしないのが気に入らない、努力しても点数取れないのを見ていたはずなのに、努力なしにすべてを手に入れてるのが気に入らない。稲荷んが翔平を嫌う理由が理不尽な言いがかりすぎて、もうこうなったら「生理的に受け付けない!」って言ってくれた方がまだ納得できたかもしれません。ただ理不尽だからこそ、稲荷んの病んでる感が出たと言えば出たのかも。
翔平たちが土下座して謝るのもオーバーに見えてしまって、台詞も学級会みたいになってしまっているし、この作品の中で2番目の見せ場のはずのシーンに気持ちがついていけませんでした。
翔平たちを探しに行こうとする稲荷んへの白石さんの対応がすごく良かっただけに残念。

翔平は可愛いし、麻美も友達思いのステキな腐女子だし、一樹はちょっと鈍感なところがイラッとしたものの良い子だし、泣きに泣いたので概ねスッキリ満足でした。
番外編は稲荷んも可愛かったし、一樹にやられました。

0

思い込みを撤回します!

実写化もされた初コミックスの『飴とキス』は、評価が高いのも知っていたのですが、表紙の甘い感じや絵柄に惹かれず、読みもしないで「この作家様は好みじゃないな」と勝手に思っていたのですが、すべて撤回します!!なんとなーく、本当になんとなくなんですがこちらの『エモーション!』をポチっとしたんです。表紙に惹かれたと言うわけでもなかったのに…。それが読んでみたら、最初から最後まで色んな感情が渦巻いて、何よりきゅんきゅん萌えまくってしまい、ストーリーもキャラも絵柄も、表紙までも大好きになりました(๑˃̵ᴗ˂̵)੭ꠥ⁾⁾

秋平しろ先生は初読みだったのですが、受けの翔平が慌てたりいじけたり「かぁぁぁっ」と照れる顔や、一樹が時折見せる男を感じさせるシリアスな顔、2人の仲を揺さぶる稲荷の読めない顔など、大変表情豊かに描かれていて、可愛いとシリアスの使い所の巧みさに、ものすごく感情移入してしまいました!
さらっと線の細い絵柄なのですが、感情がたっぷりと揺さぶられる表現が本当に良いのです!

翔平と一樹の幼馴染のエピソードや、翔平の相談相手の麻美や、転校生の稲荷のキャラの肉付けもしっかりしているためストーリーに深みがあり、DK同士の両片想いに萌え転がりながら、心に染み入るストーリーも楽しめるとても素敵な作品で、何度も読み返す一冊になりました。

電子の手軽さがなかったら、秋平作品を知らずにいたかもしれません。知ることが出来て本当に良かったです。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP