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表題作キラー

神宮聡志、科学捜査研究所所員、29歳、
河東一馬、多摩川西署刑事、29歳

あらすじ

敏腕刑事の河東一馬(かわとうかずま)と、科捜研のクールビューティー・神宮聡志(じんぐうさとし)。秘密で付き合い始めたふたりの間には、いまだに解決していない問題がある。それは、どちらが相手に「抱かれるか」ということ。好きな奴とは抱き合いたい。でも男のプライドは譲れない!! そんなふたりの前に、世間を騒がせている『怪盗X』が現れる。
一馬が追っている事件の手がかりを握っている『怪盗X』は、事件解決の情報と引き換えに、一馬にある『報酬』をねだる。
「警察がそんな条件を呑むわけがないだろう」
それに反応したのは、一馬ではなく神宮で…。
秀才・神宮vs気紛れ怪盗X――。一馬を巡り、事態は予想外の奪い合いまで引き起こす!!

作品情報

作品名
キラー
著者
いおかいつき 
イラスト
國沢智 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
リロード
発売日
ISBN
9784801911611
4

(11)

(5)

萌々

(4)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
43
評価数
11
平均
4 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数1

一馬ばかりが何故モテる!?


攻め受け攻防戦はとっくに決着がついているのに、一馬の諦めの悪さは相変わらずなシリーズ13冊目。
今回は、怪盗X(エックス)こと、通称ジローさんが新登場、なんですが…。
このジローさんに関してはまだ顔見せ的な感覚であるものの、今後に期待していいのかどうかは個人的には微妙だな…。

話のほうは、一馬が別の殺人事件を追う中で偶然接点を持ったジローさんにまで何故か興味を持たれ、神宮がいち早く警戒、嫉妬をぶつけられる=エロい目に逢うっていつも通りのお約束な流れになっている。

毎度神宮に裏をかかれ続けて後ろを取られてばかりではあるが、一馬のフェロモンに引き寄せられたかの如く、他の男複数にまで襲われそうになるって災難は5巻・フェイク以来だな。
久々のアァ―ッッ!!展開だったが、検挙率ナンバーワン刑事なはずの一馬の隙だらけな状態にイラっときてしまって正直、今回は読み進めるのにちと苦戦した。

大抵の怪盗キャラっていうと殺人を犯さない、独自の信念や美意識で標的(盗むもの)を決めるって考え、天敵である警察の裏を掻く行動、痛快さとかが魅力なんだと思う。
そんなジローさんが何故一馬に魅了されたか?って当て馬的な絡みより、事件絡みでの怪盗vs警察って話でワクワクしたいんだけどなぁ…。

大好きなシリーズなのに、今更になって一馬総受け状態に突入するの!?って心配になってきた。

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