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表題作恋愛不行き届き

桐島 賢人 大学生,演劇部仮部員,繊維問屋の息子
若宮 鞍馬 大学生,演劇部衣装担当

その他の収録作品

  • Cahapter7
  • Cahapter7.5-兄と先輩の場合-

あらすじ

大学の演劇部で衣装製作を担当する若宮鞍馬の秘密は、それはクローゼットゲイであること
そして、ろくに話したこともない一つ年下の後輩・桐島のことを連日オナネタにアナニーしていること。
ミステリアスな雰囲気を纏う桐島は、繊維問屋の息子で、鞍馬が所属する演劇部の仮部員。

部の強化合宿中、恒例行事だという乱パから逃れ、頭を冷やすために海へ入った鞍馬を、
自殺しようとしていると勘違いした桐島が追いかけてきて……。

ふたりの歯車が噛み合い、動き出す―――。

壮絶な色気を放つ、那木渡初コミックス登場! !

作品情報

作品名
恋愛不行き届き
著者
那木渡 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
シリーズ
ロストバージン
発売日
ISBN
9784801960268
3.2

(269)

(61)

萌々

(65)

(61)

中立

(36)

趣味じゃない

(46)

レビュー数
34
得点
784
評価数
269
平均
3.2 / 5
神率
22.7%

レビュー投稿数34

執着年下✕拗らせゲイ

キリシマ布店の跡取りである桐島と演劇部で衣装を作っている鞍馬が恋人になるまでのお話です。

演劇部で乱交パーティがあったり、桐島が女性に乱暴しようとする描写があったり、桐島と鞍馬の初夜がレイプとしか思えなかったり、鞍馬が江本先輩に拉致られたり、鞍馬が父親にセクシャリティをカミングアウトして家を出ていったりとどこで地雷を踏むか分からない作品なので、色んなレビューを参考にしたほうが良いと思います。

鞍馬が桐島への想いを拗らせているせいで、ストーリーがややこしくなっている印象です。
桐島も桐島で肝心なことを言わないから鞍馬が余計に誤解してしまうので、すれ違って可愛いというレベルを通り越して、何で伝えないの?と苛々してきます。

最後の最後でボート小屋で初夜をやり直すんだと思ったら、告白する前にやり始めちゃうので、最後もすれ違うのか!と突っ込まずにはいられませんでした。

DMMは白抜き修正でした。

0

読み応え抜群。作画もストーリーも◎

関連作品(ロストバージンの新作)が発売されたので、物語のスタートでもあるこちらを再読。
これは、、神です!

それぞれが想いを拗らせた、失敗だらけの学生時代から始まって、仕事場で(偶然ではなく)再会し、誤解を解いていく。過去の現在に絡む登場人物が二人(攻くんと受ちゃん)だけでなく、3人なのが話に深みを増していて凄く良いです。

それぞれが自分のなかに燻った想いを持っていて、学生時代はそれが暴力的なカタチで表出していたけれど、大人になり、それぞれが自省し、わかり合っていく・・・痛い場面もありますが、救いがあって好きです。鞍馬くんのお父さんの話も含めて、素晴らしいストーリー展開だと思います。

エロもエロくていい。無理やりな描写があるので、地雷な方はお気をつけください。

3

やっと読めた

先に「ロストバージン」を読んでたのですが、江本たけるというキャラが誕生したこちらの作品も読んでみたいと思ったんです。
そして賢人と鞍馬の馴れ初めも読めて良かったです。

それにしても大分絵が変わりましたね。現在の作品からこちらを見るとやはり荒っぽさを感じました。そして蝶子の雑なこと!www
その後の蝶子との余りの違いに吹いてしまってました。ある意味貴重です。

そして、この当時はちょっと作風も違いますよね。某作家さまに似てると思ってしまいました。今は全然違いますけど。ちょっと笑いもありで決して嫌いではないです。

ただこのシリーズは長治✖️たけるCPに乗っ取られたかな?「ロストバージン how to sex」は凄く良いです。

0

ロストバージンが大好きなので

この作品のスピンオフである「ロストバージン」が大大大好きなので、スピン元も読んでおかないと!と思って購入しました。

「ロスバ」の方は「ピュアラブ×エロ」ががっつり主軸に置かれていてストーリーも分かりやすく、カプの進展具合にもキュンキュンしまくれるんですが、こっちの「恋愛不行き届き」はピュアラブ要素よりも「クローゼットゲイとして生きてる鬱屈」とか「世間のゲイへの偏見」とか、そういった社会性のあるテーマの方がラブ要素よりも目立ってしまっている感じがしました。
デビューコミックスだからなのか描きたいことを沢山詰め込みすぎていてごちゃごちゃしてしまっているというか、主題がどこなのか伝わりにくくなっているように思います。

メインカプの進展や関係性よりも、カミングアウトした受けとその父親や義弟との家族関係の方が私は印象に残ってしまって、読後のキュンラブの余韻があまり感じられなかったです。

受けの性格もかなり拗らせていて頑ななので、ストーリー的にも遠回りしすぎ感があり少し気になります。「もうちょい早く素直になっても良いのでは?」と思ってしまいました。

キャラの属性も「ロスバ」の方は「経験豊富で包容力のある年上攻め」×「ピュアウブなツンデレ受け」と分かりやすいんですが、こっちの二人は二人とも色々拗らせすぎていて属性的にもちょっと表現しにくいです。

「ゲイである苦悩」とかを濃いめに絡めたBLを求めている方にはこちらも合うかもですが、「王道の可愛いツンデレ」&「王道のエロキュンラブ」が好きな方にはスピンオフ作品の「ロストバージン」の方が断然オススメです。
作画も今の方が綺麗で読みやすいですし、ストーリー的にもスピンオフの方から読んで全然問題ないので。

個人的に萌え度はちょっと低かったんですが、大好きな作品のスピン元なのでキャラたちの過去が読めたのは良かったです。

2

ちょっと理解が…

那木先生初読みです。

大筋ではわかります。
鞍馬の言わんとしていることは。

でも、ところどころ、は?なぜそうなる?ということが多すぎて。
???が続くと話が入ってこなくて途中でしんどくなってしまいました。

桐島はイケメンで体格も良くてタイプの攻めだわなんて前半思ったのが、ずいぶん前のように感じます。

引っかかったところ

まず冒頭、自宅?でミシンを踏む鞍馬、白昼夢を見て、目が覚めたのは大学?
月の温度って何?と気になりながら、このことが説明されるのは終盤で、それまでずっと?のままでした。

そして、演劇部の乱行パーティーにドン引き。
それまでにそういうフリがあればまだよかったんですが、あまりに唐突で。

海に入る鞍馬は自殺じゃないと言っているのに、二度目も桐島は勘違いしていて。
人の話を聞かないの?

で、レイプ。
鞍馬があんなに嫌がっているのにやるんですね。

嵐の中、江本が2人をストーカーしていた?
でも鞍馬が嫌がっていたとは思っていないのは、そこまで見えていなかった?

江本に簡単に連れ去られた鞍馬が、江本をボコれたんですね。

鞍馬は桐島と「別れた」??
付き合ってたの?

踏ん切りをつけるために一度だけと行為をして、喉と体調が悪くなったので、桐島を雇った後、またヤるの?

何はともあれ両思いなので、ちゃんとくっついてよかったですが、私は疑問だらけで困ってしまいました。
これ作家さんの中では全て辻褄合ってるんですもんね。理解力不足ですみません。

3

エロいっぱい

こちら那木先生の初コミックスなのですね~!
知らずに那木先生の別の作品を読んでこちらに辿り着きました。

クローゼットゲイの鞍馬(受け)と後輩の桐島(攻め)のお話。
部の強化合宿中に恒例行事だという乱パから逃れ、
頭を冷やすために海へ入った鞍馬。
海で桐島にヤられることを妄想しながらアナニーしていた鞍馬ですが、
鞍馬が自殺しようとしていると勘違いした桐島が追いかけてきます。
でも、桐島は泳げないので溺れます。
そんな桐島を助けて陸に上がったのですがー。

ここから二人の距離が近くなっていくのですが、
鞍馬の複雑な心境が痛いぐらい伝わっていて
途中の二人のすれ違いが結構切なかったです。

二人が付き合うまでに空白の3年間があるのですが
お互い好きな気持ちがあったから辛かっただろうなぁと読みながら思いました。

桐島はかなりの執着攻めなので絶対に鞍馬を手放さないと思うので
鞍馬は安心して桐島に愛されて欲しいなぁと思います。

0

山あり谷あり

脳内でとてもリアルな妄想を繰り広げる鞍馬はクローゼットゲイで、男に抱かれてみたいとずっと思っているのですが冒頭でミシンと布が相手と自分がセックスする描写になっていたのを見たときは、すごい妄想力だと感心しました。
明るめなお話かな?と思いましたが、そういうわけでもなく。
桐島と鞍馬の関係もこのまま盛り上がっていくのか…!という時にドーンと落ちてみたり。
いったりきたりで少ししんどくなったりもしましたが、結果的にまーるく収まったので良かったです。

2

揺れに揺れるゲイ心

スピンオフの『ロストバージン』を先に読んでしまったのですが、
こちらの主人公・鞍馬もまた江本に劣らず複雑な心情を抱え、
あっちへこっちへと揺さぶりの激しい人物でした。

服作りが好きで、将来自分のブランドを立ち上げるために
大学の演劇部で衣装作りに励む鞍馬ですが、その内に人には
言えない秘密を抱えています。

それはゲイであること。

けれど、同性愛に批判的な政治家の父をもったがために
自分の性癖を隠し続け、その結果抑圧された性欲は限界に達し、
妄想の中で男に抱かれる自分を思い浮かべるようになります。

しかも、相手は同じ演劇部の一つ下の後輩の桐島。
その纏うオーラから周囲からは怖れられ、鞍馬自身も
ろくに話したこともなく、その上ノンケ。

にもかかわらず、なぜか桐島のことが気になってしまい、
妄想の中で彼に抱かれ、自慰に耽る鞍馬なのでした。

ある日、部の合宿中、気分転換に鞍馬が一人海に入っていると、
自殺と勘違いした桐島が救おうとして追いかけてきます。

結果的には助けに来ておいて溺れる桐島を鞍馬が救うことに(笑)
この辺りからじわじわと滲み出ているのですが、
ミステリアスな桐島には案外ギャグ要素もあったらしく…
この後もKY発言やおっさん発言、当初のクールさからは予想もつかぬ
情熱や執着を見せるなど、意外性に富んだキャラクターでありました。

そして、桐島もまた鞍馬に対し、特別な感情を抱いていました。
しかも、5年前の鞍馬との初めての出会いからずっと。
ゲイの自覚も恋の自覚もないものの、鞍馬を意識し、大人になるにつれて
それは性欲へと変化し、密かに妄想の中で鞍馬を犯すようになっていました。

互いに恋愛感情ともいえない、自分の欲を満たすためだけに
妄想の中で犯し、犯される、交わることのない秘密の存在でした。

けれど、桐島とのセックスの機会は突然やってきます。
それは鞍馬がずっと焦がれてきた瞬間だったはずなのに、
心は恐怖に塗り潰され、痛みと苦しみを与えただけでした。

その直後に強姦未遂、父へのカミングアウト、と立て続けに降りかかる
不幸に深く傷つき、絶望した鞍馬は桐島の前から姿を消してしまいます。

もちろんその間、桐島は鞍馬を必死に探しており、
数年後には遂に彼を見つけ出し、再会を果たします。

怯える鞍馬に拒絶されながらも執拗に迫り、鞍馬の仕事の
右腕として献身し、二人は再び体を繋げるようになります。

それでも頑なに桐島を遠ざけようとする鞍馬ですが、
本当は彼もまた桐島を忘れることもできずにいました。

桐島への恋も執着も自覚しながら、自分の性癖や父の呪縛から
抜け出すこともできず、あと一歩踏み出すことも出来ず、
桐島との関係を終わらせようとするも、それもできず…

桐島の心はもう決まっているので、鞍馬はYESと言えばいいだけなのですが、
臆病になり一進一退を繰り返し、ぐるぐると葛藤し、もどかしさと複雑で
入り乱れています。

これといって事件や止めがあったというわけでもなく、
気持ちの上ではとっくに両想いだったので、最後は自然と
あるべき場所に収まっていったというかんじでしょうか…

個人的には鞍馬の心情の変化を読み取るのが少し難しかったです。
でも、この行ったり来たり、まとまりのないかんじが葛藤というものなのかも。

描き下ろしでは『ロストバージン』の桐島兄と江本のはじまりのエピソードが!
なるほど、ここでのお話が次作に繋がっていたんですね。

カバー下の鞍馬の義弟のお話にはたしかに、と思えてしまいました。
格好良くて、鞍馬の理解者でもあり、血の繋がりもなく、
私もうっすらその展開は予想しないでもなかったから(笑)

4

めまぐるしい展開について行けず

う~ん。何と評価して良いのか悩む作品ですね。
クローゼットゲイの鞍馬が、ノンケの桐島をおかずにしている日々。
実は桐島も同じだった。
こりゃ、すぐに相思相愛でくっつくなぁと思いきや、お互いが意志疎通うまくいかず、レイプ状態になり、挙げ句の果てには演劇部の先輩榎本に拉致されかけ、自分の性思考を父親に話さなければなかなくなるなど、半分までで盛り沢山な内容。
もう、この時点で前半の話が頭から抜けていました私。
BLって、すんなり幸せになったりが多いから、こんな盛り沢山有り得ない!と思うかもしれないのですが、主人公の生き様なんて、普通このくらい色々あるのが当たり前なのかもしれない。
でも、やっぱりそれを一冊にまとめちゃうと、めまぐるし過ぎてついて行けなくなっちゃうのかなぁと思いました。
あと、登場人物の顔が似すぎて、誰が誰だかわからなくなっていたのは私だけなのかなぁ。。。

エロエロですが、双方が幸せになるHが少ないです。無理矢理なのが何回かあり、話の展開にはしょうがないのですが、残念です。
念願叶ったHなら、ホントにあんな風になるかなぁと、思ってしまいました。

評価下げてスミマセン。

3

皆んなの評価が行ったり来たり。そうなるのもよーく分かる‼︎

これほどまでに、評価の良し悪しが並列に並ぶ作品も無いかと思う。
非常に評価しづらいのだ。
他の方のレビューを見ていると、前半は良い、とか。中盤から謎‼︎とか、まちまちあって。
そのいずれにも大いに同意します。
私も初読の頃は、いやー無理!と、思っていて。再読を何度かしているうちに、最初の印象とは違ってくる。意外や意外。コメディとして読むことも可能なのだ。
しかし、コメディとして読むには重た過ぎるエピソードもあって。
鞍馬の父がLGBTに理解の無い政治家だとか、望まない相手からレイプされる、とか。
オカズにする程好きだった筈の桐島に抱かれたのに、彼をレイプ魔呼ばわりするとか。
そんな重たいものを引っさげながら、エロくてぎゃーぎゃー言いながら、収まるところに収まる。的な。
最初の、鞍馬が海に入って、この満たされない想いを海に垂れ流す、もとい、海に抱かれる様な。
少なからずロマンティックと言えなくもないシーンと、後半のジタバタとの温度差が凄い。
ちょいちょい入るギャグ絵の様なコマや、番外風の4コマを見るにつけ、コメディとして読んで欲しいのか? と、思ったり。
「混ぜると危険」な内容だったのかも。
セルフリメイクでも良いので、大いにシリアスバージョンと、ちゃんと最初から最後までコメディとして、描き切るっていうのをやってみて欲しい気もします。

レイプ先輩の件は割と評価も高くスピンオフ化しているので、救済されているみたいだけど、オネェ攻めは特に好きでも無いので放置で良いかなって思ってる。
気になるのは、鞍馬の義理の弟。きっと彼が父の票田を継ぐんだろうな。
桐島がカバー下で想像したように、「めくるめく」当て馬になって欲しかった。
弟くんの方がきっといい男なので、桐島が勝手に妬けば良い〜。

0

評価しずらい作品

コマ使いが独特でセリフ運びが回りくどいせいか、話が頭に入ってきづらかったです。
絵も上手いんだけどごちゃごちゃしてて情報量が多く読みずらく感じてしまいました。

しかしエロ描写のクオリティ高かったしストーリーも単調ではなかったので作風に慣れたらいい作家さんかもしれません。

お話も前半と後半で落差が激しく、決して面白くないわけではないのですが、
読む人によっては萎えてしまう作品といいますか、受けの感情変化についていけないんですよね。

受けの育った環境を考えると、逃げ腰になるのも分かるし、萌えを重視しなければストーリーは普通に面白いし、再読しないと理解しきれない奥深さもあります。

なので非常に評価しずらい…
個人的には趣味じゃないけど、何度か読み直したい魅力のある作品です。

なにより絵がとても好みだし、神作を生み出すポテンシャルを感じるので、
作家さんを追うかは他の作品も読んで判断したいと思います。

4

表紙は大切!!!

題名と表紙を見るたびに、
「これどんな話だっけ?」
ってすぐに思い出せない。
内容と全くあってないように思えるのだが…。
表紙買いという言葉があるくらいだから、表紙は大切だよね。

4

“神” から “しゅみじゃない” まで脳内めちゃくちゃにされる作品

那木先生の新刊『バーレスクナイト』がとてもよかったのでこちら再読です。
初読時にかなり衝撃を受けた作品でした。

私は基本的に単調で動きの少ない作品より、この作品のように脳みそガンガン心をゴリゴリ刺激してくる方が好みです。でも、本っっ当に読み疲れたー!
“神”と“しゅみじゃない”が脳内でいったりきたりと激しくて…
脳みそめちゃくちゃに掻き回されて、息切れしちゃった。
こんなに評価に迷ったのは久しぶりです(そういえば初読時は結局評価が定まらなくてレビュー見送ったんだった)

これ、前半が本当にいいんですよ。
大学の演劇部で衣装の担当をする鞍馬は、繊維問屋の息子である後輩の桐島に抱かれたい…という願望を持つクローゼットゲイ。
一方の桐島も、密かに鞍馬を抱く妄想をしていて…

この、抑圧された欲望とセクシャリティへの葛藤の描写が素晴らしいんです!
お互いが頭の中で抱いたり抱かれたり、激しく体を求める妄想で自慰をするんだけど、それがものすごくエロいんだな〜。
ここから海辺のボート小屋での本物のセックスシーンに至るまでは、私の求める〔性への渇望〕が淫靡に描かれていて、本当に夢中になって読みました。

でもそこからの鞍馬のこじらせぶりがハンパなくて…
念願叶って抱かれたはずなのに、桐島をレイプ魔呼ばわりして何年もの間避けて逃げ続けるわ、会えば会ったで憎まれ口ばかり叩くわ、本当に訳がわからない。

鞍馬なりの葛藤やセクシャリティに向き合うことへの恐怖心があるのはわかるんだけど、それにしても酷いこじらせぶり。

前半、欲望や渇望がすごく激しく見応えたっぷりに描かれていただけに、鞍馬が桐島から逃げ出したこの中盤には、肩透かしを食らったというか、「え。なぜにこんな展開に?」とガッカリもしました。

欲望が高まって高まって、ようやくずっと求め続けていた男に抱かれたんですよ?
心身ともに満たされる素晴らしいセックスが見たいじゃないですかー。

でも、ここからの何がよかったかというと、やはり攻めの桐島ですねー!
執着攻めが大好物な私には、攻めの桐島の執着は本当に美味しかった…
よく何年もの間諦めずに鞍馬を追いかけてくれたなぁと、尊敬の念すら抱きましたよ。

とにかく、「神」から「しゅみじゃない」まで、評価がキレイに均等に分かれているのが非常によくわかる作品です。
「うげー!」ってなる描写や展開、キャラの性格等、マイナス要因がたくさんあるので。

でも、心をガツガツ刺激してくるのもたしかで、私同様、エンターテイメント性を求めるタイプの読者には、ハマる作品なのではないかな?と思います。

一つだけ…
序盤の演劇部恒例行事「乱交パーティー」。
演劇を目的としたまともな集団が、何故に乱パ??これは本当にあり得ないし、まさに「うげー!」なシーンでした。
こちらはモブと女性の絡み描写もありますので、ご注意を。

マイナス面も記しましたが、那木先生は本当にポテンシャルの高い作家様だと感じるので、今後も必ず追っていきたいです!

作中気になっていたもう一つのCP「オネエタレント蝶子×俳優江本」のスピンオフが出るので、今はそちらが非常に楽しみです。
蝶子が雄になったときのギャップが最高なんですよ〜♡
2人をじっくり追いたかったので、本当に嬉しい♪

15

なんだか小難かった

CDが出たので面白いのかな?とコミックを買ってみました。

なんだか最初から小難しいというか。
鞍馬がクローゼットゲイで桐島をオナニーネタにしていて、桐島も初めて鞍馬に会ったときから忘れられずこちらも鞍馬をオナニーネタにしていたと。

乱交パーティーで私はついていけなくなりました。

海で溺れかけて豪雨と雷の中ボート小屋で鞍馬と桐島は二人きり。チャンスでは?と思うのですがなんだか逃げ腰でしかも乱暴なレイプっぽい感じで。その後先輩に脅され…。

なんだか悪い方へ話が流れすぎてどうも。
ネタにするし、一度だけ男に抱かれてみたいのと本当に抱かれるのは衝撃が違ったのかな?

色々あって3年後再会しますが先輩は未だにストーカー。謝りたいだけらしいけど。桐島は鞍馬を守るためストーカー。

桐島を雇ったりお別れ上書きエッチしようとしてなんやかんやあって最後はボート小屋で仕切り直し。ちょっと行き違いはありましたがまあめでたしでしょう。

親の事とか、鞍馬がなにかにつけて悲観的すぎて桐島も乱暴だし萌えませんでした。ごめんなさい。

5

受けがうじうじ.....イライラしてしまう....

最初の始まりはとっても好みだったんです!!!
でも途中から受けくんがズルズルして本当に攻めくんが可哀想で可哀想で....(そして最後の最後まで思い続ける攻めくんに思わずメンタル強すぎかよ!!とツッコミを入れたくなる笑)

自分から経験したいと言っておきながら
実際その場になると怖くなってしまう、まではそれは普通だしよかったのですが、その後の被害者ヅラと攻めくんへの暴言と怒鳴り方はとても不愉快でした...みなさんのレビューを見て、納得。
(ちなみにどのくらい不快かと言うとおせっせのシーンすらもイライラするくらい...)
神率よりも趣味じゃない率高いのはなかなかないですよね、表紙とあらすじで期待していた分、落差もすごかった泣

ただ最後の社員旅行の二人の噛み合わない会話はとても面白くてとても笑ってしまったし、
なかなか他の作品ではないようなディープなBLが読みたい方にはオススメです!!!
私の趣味には合いませんでしたが、甘々BLばかりを読んでいて刺激が欲しい方とかにはマッチするのでは??

6

良い意味でも悪い意味でも疾走感のある作品

攻めも受けもお互いが好きなのにクローゼットゲイで両片思いの状態です。
エロシーンも多くて書かれる肉体美には惚れ惚れします。
ですが、申し訳ありませんが自分の趣味には合わなかった作品です…。

所属の演劇部恒例行事が乱交。この時点で頭が混乱しました。

受けは攻めに犯されたがっているくせに、いざそんな場面になると同性愛否定派の父を思い出し攻めを拒否(尚、受けは攻めを嫌いになったわけではなく、更に求めてしまう事を恐れて拒否)。更には、告白してきた攻めをレイプ魔呼ばわり…。
そのすぐ後、受けを演劇部の先輩(実はゲイ)が誘拐・本当にレイプしてます。正直お話の展開があまりに疾走感にあふれていて、この辺でもう頭が理解できなくなっていました。

受けが攻めの前から姿を消して3年後、二人は再び出会います。
攻めは3年前から受けを好きだと伝えているのに受けには伝わらず、挙句の果てには「(攻めは)女が好きなんだろ」と攻めをノンケだと思っています。受けは基本的に話を聞いてくれないし、信じてくれないし、攻めを性欲処理の道具扱いしてるいし、ちょっと見ててイライラしてしまいました。

描き下ろしの-兄と先輩の場合-は、本編とは反面して萌えました。
攻めの姉?(オカマ)と、受けをレイプした演劇部の先輩のお話です。
この場合オカマさんが攻めで演劇部先輩が受けですね。
オカマさんがカッコいいい男前なので、是非先輩を調教するような続編が見たいです!


今回は受けの性格が中々好きになれなかったのと、色々な設定・展開を詰め込み過ぎた感がありましたが、エロシーンの肉体や構図は本当に萌えが詰まっており、先生の今後の作品に期待しています。

7

悩むのは分かるけど

両片思い拗らせまくりです。
過剰なツンデレは…、という方にはオススメしません。

お互いに妄想の中で抱き、抱かれしてるのは萌えました。
あの物凄いパワーを持った焦燥を、そのままぶつけ合ってほしかったなあ。
家の事情とか父親の政治的立場は分かるけど、長いこと思い描いてきた妄想が現実になった瞬間くらい、ぱあっと弾けて、無我夢中でお互いを貪り合う!という場面が見たかったです。
その後で目が覚めて「この思い出があれば生きていける!」系逃亡なら最高に萌えたのに!

とにかく徹頭徹尾、受けが否定的です。
再会した後も、全くひとの言うこと聞きやしない。
攻めがどれだけ気持ちを伝えても、何をしても、「他の女の男…」って、いや、女、どこっていう。
ここまで自分も相手も受け入れられないとさすがに萎えてしまいました。

それと演劇部の恒例行事がおかしい。
こわい、こんな部活。

描き下ろしはあまあまでよかったです。

7

描き下ろしが良かった

惜しい!と思いました。
両片思い、クローゼットゲイである受けの葛藤や拗らせ具合、そして超攻撃的なホモファビア派議員として有名な受けの父親との確執や和解、念願叶って攻めに抱かれるも余りにも臆病過ぎる故にその後失踪しちゃった受け、そしてそれ以降三年も探し続けこっそりストーカーみたいになってる攻めとか、受けがストーカー(これまたクローゼットゲイの先輩)に拐われ陵辱されちゃうとか、かなりのシリアス題材てんこ盛り。こういうの好きなんです。私の好きな作家さん、深井さんとかにありそうな題材だと思いました。(受けが攻め以外に陵辱されちゃうのとか特に)
それなのにシリアス路線に徹底しきれておらずちょこちょこコミカル描写が交じってくるため読んでて時々戸惑いを感じてしまうところがなんとも残念でした。
初商業誌での長編(初コミック)ということで、長年あたためていたものを目一杯詰め込んで張り切ったのかなぁと。もっと推敲して余分なものを削ぎ落としてくださったら、この題材なのでもっともっと感動作になっただろうなと思います。

チャプター4くらいまでは結構楽しく読めていたのだけど、チャプター5.6あたりで急速に萎えてしまいました。
特に再会後のエッチが終わった後が酷かった…。
受けが喉だの身体だのバキバキになってそれをギャーギャー喚いてぶつぶつぶつぶつ嘆くのに幻滅。
それだけなく次の日、「桐島なんとか君だ」と攻めのことを職場紹介したりするギャグシーンにかなり戸惑ってしまい、再会エッチできた感動をきれいさっぱり吹き飛ばしてしまいました。

そして受けがとにかく臆病すぎる点もメンドくさい男だなぁと思ってしまった。最初は父親からの呪縛・影響力が大きすぎて仕方ないかなぁとは思って読み進めていたのだけど、さすがに3年諦めずずっと追いかけてきてくれた攻めに夜毎抱かれてる癖に未だにレイプマン呼ばわりしてたり「お前に俺の気持ちが判るかよ、クソノンケ」だの言い放っていたりとか身勝手だなぁって感じてしまいました。だいたい3年も男を追い続けてる男は、もはやノンケじゃないでしょ。

多分、雑誌掲載時に一話読んで、まだ次の号まで待つ…みたいな読み方だと上記で挙げた点があまり気にならないのかもしれない。だけど一冊まとめて読むと気になる。
でも描き下ろしは、2話どちらもとてもまとまっていて良かったし好きです。本編ではウザく感じたコミカル要素も上手く融合していました。あと合間合間の四コマがなんとも良かった。全部シリアスでときどき息抜き要素としてあれが入っていればベストだったのになぁ。
このかたの短編を読んでみたいなぁって思いました。

6

内容よりも気になること

かなり話題になっていたのでこの秋に購入しました。
絵柄の綺麗さやストーリーは悪くなく、分厚いだけ細かく練られているので相応の評価だったのかなと思います。
いちばんに気になったのが、1ページ内のコマと文字量が多く読み進めるのに時間がかかることや、読みにくさが際立っていることでした。片側だけでとんでもなく詰め込まれているので、見開き全体で少しごちゃごちゃした印象を持ちました。
最初に書いたようにとても綺麗な絵や細かいストーリーをかかれる方なので、この方の軽い読み切りは読んでみたいです。


5

圧倒的肉体美でした!

デビューコミックと、表紙から伝わる肉体美に唆られ購入しました。

絵が好みなのと、LGBT問題を取り上げるなど考えさせられる面も多く良かったです。メインCPも良かったのですが、個人的にはサブCPがオネェ攻めでストライクでした。

しかし、最初のお互いのオナネタ設定は必要なかったのでは....?と思いました。好きと気づくであろう展開なのに、最後の最後まで気づかずこじらせてばっかりで....見ていて歯痒かったです。

この作品がデビューコミックとのことなので、次回作も購入予定です。

2

肉体

絵が綺麗いで肉体が上手なので、かなり読み応えがありました。
これがデビュー作なので、次作も読んでみたいなと思います。

2

無理矢理拗らせてる感が…

初読みの作家さん。絵が好みで表紙買いしました。

執着する攻めもツンデレの受けもキャラとしては好きなのですが、作品としては残念ながら最後まであまり萌えれませんでした(-_-;)
お互いがお互いをオナネタにしてるサークルの先輩後輩同士で、どう転んでも付き合うしかない未来を無理矢理拗らせてる感があって、読んでてイライラモヤモヤしっぱなしでした。あんだけ妄想してたくせにその時になってお前だけは嫌だと拒否る受けの心理がわからないし、受けが本気で嫌がってるから途中まで攻めが完全にストーカーにしか見えないし、当て馬の江本が何をしたいのか意味不明だし…色々とツッコミどころ満載な気がしました。

絵や表情は魅力的なので、次作に期待してます!

4

ダークなのかコメディなのか…

なんか評価しづらい作品でした。
クローゼットゲイとかレイプっぽいこと、監禁しての暴力、LGBT問題と色んな出来事があって、読み方によってはとてもシリアスなんですが、緊張シーン、シリアスシーンで主人公二人が考えていることが可笑しかったり、下らなかったりで吹き出してしまうんです。最初の方の妄想シーンも突然始まるので妄想と現実が見分けにくいです。主人公たちが妄想と現実の区別がつかなくなってきていると言うことなんでしょうが、画面一杯に延々とやられると、「ん?どっち?」と迷いますね。

個人的にはずっと気になっていた二人、男の子っぽいふざけあい、ちょいちょい入るコメディタッチの方だけでまとめて欲しかったかもしれません。

蝶子さんがメイクを落とした時の顔が好きなので、蝶子×江本先輩の方が気になってしまいました。

4

2冊分くらいのボリュームある詰め込み感

大学の演劇部の服飾を担当している受けは、クローゼットのゲイで、一度でいいから男のtnkを挿れられたいと思っています。
そんな受けが日々アナニーのネタにしているのが、繊維問屋の御曹司である後輩攻め。相手はノンケだし、関係を持てるなどとは思ってもいなかった受けですが、演劇部の合宿中にある出来事が起こり…。


一見耽美系シリアスみたいですが、読んでみるとかなりコメディ寄りの作品でした。
ぶっ飛んだ展開やシュールなギャグがあるわけではなく、真面目に面白いセリフのやり取りがあったり、ちょっとしたカットがギャグ調だったり、キャラが天然だったり、そういうのがシリアスでヘビーな重いラブシーンにちょいちょいぶっ込まれてくる感じ。どちらかといえば毛魂一直線さんではなく重い実さん系の笑いです。
すごく面白いけど、完全シリアスにした方が一般ウケしたかも、とは思いました。このふざけた感じは好き嫌いが分かれそうな気が。

私は好きでした。かなりごちゃごちゃしているし、いい感じになったらまた揉め、くっつきそうになったらまた揉めて…という繰り返しなのでイライラはしましたが、その都度やることはヤッてるのでストレスは少なかった。
絵は粗いところはありつつも綺麗な絵柄で、攻めがすごい巨根だったのが個人的にはポイント高かったです。最初のエッチにはかなり萌えました。

11

賛否両論はあると思う作品です。

なかなか文字が多くて少し時間のある時にきちんとゆっくり読めば良かったと思いました。

漫画においてのコマ割りも今までに見たことがないような感じで、
新しい雰囲気のある描き方だな。と、作品としては斬新さを感じました。

突然乱パとかが繰り広げられてたり、
登場人物の設定がセレブだったり、ストーカーっぽいのあったり…。
詰め込まれすぎてて、無理矢理感あるのですが、
読んでるときはそういうのがそんなに感じなかったです。理由としては、内容がけっこうなシリアスに描かれてたからかな。と思いました。

LGBTの「壁」に主人公達が悩むのはBL作品の中でも多くありますが、
クローゼットゲイにすることで更に考えさせられる話になっていると思います。

キュンキュンすると言うよりはドラマですね。

5

桐島布店

気に入ってます。
まず、筋肉質な桐島くん(攻)がイケメン風でいい。裸がエロくていい。エロがエロくていい。
主人公(受)がクローゼットゲイというのを拗らせて?なぜかよくわからないけど拗らせすぎて、いつも桐島君と幸せになれそうなところで、ノンケだからどーのこーのと逃げて、近づいてはまた逃げて、といった感じなのです。一体何をそんな拗らせた?っていう原因がイマイチ伝わってこないので、桐島君がかわいそう…その桐島君もノンケなのか何なのか途中までイマイチはっきりしない…が、エロいから許すのです。
最後は円満なのでハッピーエンドがお好きな方にはオススメです。

近頃はBLでも男同士でカップルなことが当たり前だったりして、そこには一切触れず何の苦悩も感じさせない作品も多いので、この作品の主人公がモヤモヤと芸を拗らせてる感じは、むしろ好意的に見てしまいました。
初コミックスということですので、今後の作品にもすっごい期待してます。

17

注、役に立たないレビューです。

絵に一目惚れです。すっごい綺麗。中も綺麗。
1ページのコマ数はあまり気にしない派なのでちょっと不思議なコマ割りも作者様の特徴でいいなあと思いました。

話は、うーん。大好き!ってわけでもなければ嫌いというわけでもない。要は萌ですね。
こういうお話普段は好きなんですがね、、うーん、やっぱり他のお姐さまが仰る通り詰め込みすぎてるのかなあ。。漫画も結構厚いです!

あらすじは他の方が書いて下さってるのでカットします。私は私が気になったところを言おうかな!

鞍馬の先輩の江本先輩。顔とかどちゃくそタイプだ....!!って思ってたけどなんかよくわからなかった。←
えーっと、①結局先輩は鞍馬に何...ナニしたんだろう。鞍馬が殴って未遂になったってことでいいと思うんだけど。。
②私は桐島のことそんな好きじゃないかな。
③鞍馬のお父さんがなんか可愛い。
④鞍馬と義理の弟。血が繋がってないのに仲良い感じなの可愛い。こんな仲良いのもすごい。
⑤けど弟と鞍馬の昔の感じとか何もないから、血繋がってないのになんでこんな弟は鞍馬に甘い(?)んだろうって感じ。血繋がってないといけないのかな。
⑥義弟よ、義兄(これでくらまと読む)、鞍馬、兄貴、アニキ。呼び方統一してくれ笑。小さいことは気にしない方がいいですね、はい。
⑦桐島と女の子の再会がめっちゃ面白い笑

ってところです!
何の役にも立たないレビューですみません。買って漫画を読んだあとに読んだ方がいいかもしれませんね。。
(読み終わるのに結構時間がかかったし、あまり読み込んでないので誤解してる部分もあるかもしれません><)

絵は好きだしエロシーンはエロいし量も多くていいけど、特別好きってわけでもないし全然嫌いっていう作品でもない。これが私にはしっくりきてます。

6

個人的には好きです。

こちらがデビュー作ということで、今後に期待を込めて神評価です。





※以下は作品の感想ではありません。


レビューの内容はあくまで人それぞれの主観だと思います。それに対して、あーだこーだ意見するのは御門違いだと思います。
匿名の場であり、意見を言いやすいのは分かりますが、あくまで感想を述べる場で、まるで言い合いをしているようなレビューは不快です。
読みたいのは作品についての感想であり、他者の感想に対する意見ではありません。
と、思います。
失礼しました。

28

ラブコメとして読むのは好き

ラブコメか、シリアスか、どっちなんだー!!(」゚ロ゚)」

ガサガサ系の線で書き込みが多い画面なので目から入る情報も多く、更にストーリーにギャグもシリアスも入ってるせいか、とっ散らかってしまった印象。どう捉えるかによって面白さも変わり、現在評価が綺麗にバラけてるのに頷けます。


個人的には、
ラブコメな雰囲気やギャグ面は気に入りました。

攻めは受けを072のオカズにしてて、
受けも攻めを072のオカズにしてて。
脳内は「抱きたい」「犯されたい」で妄想両想いなのに、
現実は特に親しい関係ではなく、微妙な距離感が面白かったです!

距離が遠いのか近いのかよく分からない中で、
接点は増えつつあるけど脳内の煩悩が邪魔してイマイチ素直になれずw

そんなとある日の晩に起こった一線を超える夜。
ちょっとした事故により、ほぼ全裸の受けを目の前にドキワクで落ち着かない年下攻めが!(萌)
包み隠されていない股間をガン見して、
目がアナ○マーク((*)∀(*))で釘付けになってたのにめっちゃ笑ったww

この年下攻めは↑のシーンを筆頭にちょいちょいアホっぽくてツボでした!
久々に会う直前にすごく緊張してたかと思えば、ポッケにローションとゴムを用意してたり、
会話シュミレーションで「役に勃ちます!」とか言ってたり。
アホの子だー!!大好物です╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

シリアス面は…(-ω-;)ウーン

詰め込まれている要素としては好きです。
【最初で最後にするから男に抱いて欲しい】(帯より)
ホモファビアの父親の存在に怯え、自分の性癖を後ろ向きにしか捉えられない受け。
男が好きな自分との葛藤と、1度でいいから抱かれたい願望が切な重いです。

なのですが、いかんせんギャグ要素が多すぎて、切なさに浸りきれず。
どちらも中途半端で読みづらく感じました。

受けから誘ったくせに強姦魔扱いして逃げたのも後味悪く、
再会後は色々言い訳つけて攻めを性欲処理として扱うのも微妙で…。
身勝手な人という印象が残ってしまいました。


評価は面白いところと微妙なところの振り幅が大きくて悩む。
ど真ん中の萌えで上げます。

13

たるい。読みづらい。

たるい。読みづらい。
率直な感想はこれです…久しぶりに全部読むのが辛い漫画に出会いました。
途中読み飛ばしても辛い。
小説は好きで普段からよく読みますが、それを漫画に求めるか?と言われたらそうではないし。
要はテンポが悪いんですね。
しかもノリが痛いというか…疲れたわりに萌えませんでした。現代社会要素はわたしには感じられませんでしたね。どちらかと言うとBL王国!セレブAV男優!生徒会長親衛隊!みたいなBL時空テンションなのに病んで拗らせて間延びしちゃってるみたいな…
エロシーンも色気を感じなかったです。おすすめできません。

12

大ボリューム

Twitterで発売前の告知を見て気になり買おうと決めておりました!
美麗な表紙、本編も細い線で書き込まれて見応えありでした、が。個人的には内容があまり好みではなく…
お互いをオカズに妄想しあっていた2人が意識のしあいもあったりで体の関係になりますが、痛々しい…!2人ともいろいろ葛藤しますがなに考えてるのか全くわからないけど執着心がすごい…!あたたかい目で見守れない不安定なカップルでした。

他の方が書かれている性への考え方って意見を見たら確かに、と思える作品ではありました。
エロが見たい方にはよいかもです!ご○かんに近い(笑)

3

初レビューです。読みにくかったらすみません。

私は、この作品はとても感動しました。
購入前に、レビューで、文字が多く読むのに疲れたという感想がありましたが、普段小説をよく読む私的には時の多さは全く気にならず、むしろキャラの心情だったり、周りの雰囲気だったりがよく分かりとても良かったです。

性への考え方など、とても現代の状況とマッチしていてリアリティがあるなとも感じました。

紆余曲折を経て、ようやく気持ちを受け入れ、自分の気持ちにも正直になり、両思いになった時はとても萌えました。

他の方のレビューにとらわれず、まずは読んで見てほしい。そんな作品です。

21

うーん…。

画力はすごいです。
初コミックスとは思えない程。
受々しい受が苦手な私としては、受の鞍馬は長身で性格も女々しくなく、好ましかったです。

…でも、好きな作品にはならないかなぁ…。
何ていうのか、もうとにかく長い!くどい!まだそこ引きずる!?って思う展開のノロさ。
いや、肉体関係でいえば、二人が結ばれるのはかなり早いんですが、如何せん心がすれ違い過ぎ。
というか攻の桐島はまだいいです。
鞍馬好き好きだし、やり方は乱暴だけどずっと一途。
ただ鞍馬が…あんなに初っぱなから「男に抱かれたい」願望がすごくて、海でア○ニーしちゃうようなちょっと変態さんなのに。
あんなに「桐島に抱かれたい」願望が激しいのに。
いざ桐島に抱かれたら、ゲイを否定する父親のことが過り、桐島への恐怖心も過剰…だってあれほとんど合意じゃん…桐島可哀想過ぎる。

数年後再開してもまだ桐島への思いを認めようとせず。
「あいつは俺が初めて好きになった男なんだ」そんなこと言えるなら、さっさと認めろよ!
好きになった男に抱かれたのに、何であんなに怯えたの?父親にまた蔑まれるという恐怖心が、桐島への恐怖心にすり変わっちゃったの?

ぶっちゃけ台詞とか心情が文字数多くてあまり細部まで読む気が起きず…入り込めません。
普段から小説かなり読みますし、読むのも速いですが(大体1日に2冊は小説読みます。BLじゃないけど)、小説と漫画は別物ですからね。
何か「単行本にするには、何話まで話がないと成り立たない」って感じで無理矢理話を伸ばし伸ばししたような感じ。
上手い作家さんなら、ストーリーを上手く盛り込むんでしょうけど。

それに比べ脇のカップルはくっつくのが早いこと早いこと。
あっちのカップルのストーリー、もう少し読みたかった。

絵はすごく上手いので、もうちょいストーリー構成を頑張ってほしい作家さんです。

10

詰め込みすぎな気が…

インタビューで気になり購入しました。
絵柄は表紙も中も変わりません。綺麗系です。
一冊丸ごと表題作で、以下ざっくりした感想を。

ゲイというのを隠して大学の演劇部の衣装を作る鞍馬は、同じ演劇部の桐島をオカズにして自慰する毎日。
そんやある日合宿で訪れた海で、あまり接点の無かった鞍馬と桐島が近づく出来事があり…。

演劇部恒例の乱パにビックリです。
で、思ったのが情報多すぎかと。
鞍馬父が議員でホモフォビア、同じ演劇部の江本から拉致され、そしてストーカー…。
1ページに文章がギッシリあるように見え、読むのに疲れました。

合宿で桐島に無理やり抱かれ、以後桐島と離れる事になる鞍馬なんですが、2人とも会話能力無いんかい!?となりました。
気持ちを素直に話せば拗れる事も無かろうに…とイライラ。

エロはエロエロしいです。
…が、もどかしい2人に対してイライラが勝ったのか余り萌えなかった…。

とはいえ、これが初コミックスとは思えないクオリティです。
中立寄りの『萌』評価ですが、次作が楽しみな作家様でした。

12

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