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表題作君は明るい星みたいに

拝川晃嗣、造園工事会社社員、営業部の新人
鈴見和斗、造園工事会社社員、職人の見習い

同時収録作品君とふたりで

拝川晃嗣・造園工事会社社員・社会人2年目
鈴見和斗・造園工事会社社員・社会人2年目

その他の収録作品

  • 君とふたりで(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

造園工事会社の職人の見習い工として働く和斗は、高学歴イケメンの変わり種・拝川が大の苦手。頭も顔もいい上に、仕事まで完璧な拝川の人を小馬鹿にするスカした態度が気に食わないのだ。そんなある日、先輩からパワハラを受けている拝川を元来の正義感と勢いからかばってしまった和斗。それから妙に懐かれ、休日まで一緒に過ごす仲になるが、拝川の不愛想な表情の下に隠された、自分への不器用でまっすぐな想いにきづいてしまい・・・?

作品情報

作品名
君は明るい星みたいに
著者
ひのもとうみ 
イラスト
梨とりこ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
ISBN
9784403524356
3.2

(20)

(2)

萌々

(7)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
4
得点
61
評価数
20
平均
3.2 / 5
神率
10%

レビュー投稿数4

男前な性格の可愛い受け

久しぶりにBL小説の受けに萌え萌えしました。造園業の会社に入社した同期2人。攻めは大卒で営業、受けは専門卒で現場の仕事をしています。2つ違いの年上攻めだけど同期だからタメ語なのもよかったです。

攻めは身長も学歴も高くハイスペックですが、受けのまっすぐな気性と勇気(皆見て見ぬ振りだったパワハラ男に向かっていった)や男気のあるところを尊敬して一目置き、最終的にはメロメロになります。うん、良いカップルだ。

新入社員の2人が仕事で色々な試練に合ってしまう前半も読み応えがあったし、後半の受けの実家の農業を手伝いに行って受けの大家族の中で孤軍奮闘する攻めの話も面白かったです。

えっちなシーンも丁寧ですごく良かった。受けの男女合わせての初体験が攻めっていうのも萌えでした。触れてなかったけど攻めは絶対男同士も初めてじゃなかったと思う。あまりにも所作がスムーズでテクニシャンな感じだったもの。

梨とりこさんのイラストもいつもは受け攻め2人とも大人っぽい感じが多いですが今回は受けがどことなくショタっぽくて新鮮で可愛かったです。

ひのもとうみさん、作家買いしたい方の1人になりました。何気ない日常での話の盛り上げ方がとてもお上手だと思います。受けと攻めの愛情がたっぷり詰まった素敵な一冊でした。

タイトルが他の方のレビューと丸かぶりだったのに気づき変更しました。気をつけなきゃ。ついでに受けが弟気質もお兄ちゃん気質も持ってる所もよかったです。中間子萌え。

5

可愛い顔して男前

大好きな梨先生の挿絵で個人的マストバイ。ひのもと先生は初めましてでした。
帯が秀逸。「お前が好きだ。すげぇ待たせてごめん。」カッコいい。

人間関係構築するのが難しそうなイケメン営業(営業できんのか?)を
毛嫌いしていたけど、あることがきっかけとなって、ワンコのように
懐かれてしまって・・というお話。

カプたちは同期入社で勤め先はなんと造園工事会社。
四大卒のイケメン営業と、ちっちゃめ細めながら造園や駐車場、柵なんかも
作っちゃう職人見習いがカプ。カラー口絵では可愛い顔に、作業服+軍手。
初めてだわ、この職種(笑)(お仕事話たっぷりという訳ではないですが)
ディアプラス掲載分160Pほど + 書下ろし70Pほど。

登場人物は攻め受け+攻め受けの職場先輩ぐらい(一人、くずです)。
書下ろし部分は、受けのご家族様御一同。(受けは四男二女の三男坊)。

本編はくっつくまで+くっついた後のすったもんだ話
+くずを殴り飛ばしたくなるお話。すんごく重い訳ではないですが、
笑うとか甘いとかという印象もあんまりないです。

予想してなかったのは、受けが男前な性格だったこと。
帯のセリフを言うのが、表紙のおめめくりくり系男子!
ほっそくて、イケメン営業との身長差、大なのに、脚立担ぐガテン系という
このギャップに結構萌えました。二人の立ってるキスシーンの図ありますので
身長差萌えの方がいらしたら、きゅうきゅうなのでは。
あと目元に浮かんだ涙にちゅしてる挿絵もあり、超萌え~

ただこのイケメン営業が、コミュ障か!と怒りたくなるような
日本語知らずなタイプなので、変人嫌いな方は怒るかもしれません。
冒頭は もうちょっと日本語ちゃんと使ってコミュニケーションしようよぅ、
社会人なんだからさー と思います。(段々ましになります)

書下ろしは、ご家族様ご対面&ふんわり甘めありのお話で、攻め視点!
攻め視点久しぶりだったから、なんだかフレッシュでした♡
1点すんごく違和感あったのは、
実は二人がいるのがどうやら関西圏らしいこと。
関西弁で書かないといけないことはないと思うし、
関西弁でこのお話を書かれると違うだろ と思うんですけどね。
関西出身なので少し気になってしまいました・・すいません。

7

主人公が秀逸

読んだだけで何となく泣きたくなるようなタイトルに惹かれて購入。
ひのもとさんのご本でこのタイトルですから『くそ攻め』vs『健気&不憫受け』(vsというのは間違っている様な気もしますが)だと勝手に思っていたのですが、全然違いました。
受けの和斗くん、元気な『男の子』とでもいった方が良い、おぼこいけれど潔い人でした。
この子が真っ直ぐでとても感じが良いのです。

対する排川は『嫌な奴』として登場します。
最初、あまりの無愛想というか、伝達能力のなさに「そういう人との恋愛話?」と思ったんですけれど、これも違って、単に群れない人でした。
私の思い込みの所為もあるのですが、このお話、何故か「こんな風に進むのかな?」という予想とは全然違う方向に進んでいきまして、何となく乗りきれないままに終わってしまった感があります。

2人が努める会社が造園業なんですよ。
私の全く知らない世界で、一人前になろうとしている和斗くんも必死な感じがするものですから、仕事の内容などがとても興味深かったのです。なのでもう少し、仕事の話を読みたかった気持ちもありました。

最初はくっつくとは思えない2人が、会社の人間関係を通して離れがたくなっていくストーリーですが、私にとっては、お話の最初から最後まで、主人公の和斗くんを愛でるお話でした。
ああ、確かにこの子、明るい星みたいだわ。

6

かわいい顔して男前

キスシーンの細やかな描写が好きです。
かわいがるようなキス。労わるようなキス。
ついばむようなキス。愛を確かめ合うキス。
そして、求め合わずにはいられないキス。
軽めのものから濃厚なものまで、全てに愛情が溢れんばかりにのっていて素敵。

造園工事会社に勤める同期の新人2人と、あまり多くは見かけない職業設定に惹かれました。
現場担当見習い・鈴見のお仕事奮闘描写が面白かったので、このあたりはもう少し読んでみたかったかなあと思いつつ…
受けの鈴見の素直で嫌味のない真っ直ぐな人間性が好みだった1冊です。キャンキャンかわいらしい小型犬タイプかと思いきや、思っていた以上に男前。
攻めの拝川よりも今作は鈴見が良かったですね。

第一印象からして、お互いに相手に対して決して良いとは言えない感情を持っていたはずが、ちょっとのきっかけで好相性に変化していく姿が流れるように描かれていきます。
職場でのやり取りはもちろん、部屋にあがってご飯を食べて何気ない会話をするオフ状態の2人の日常が好きでした。
少し残念だったのは中盤。
嫌なやつのテンプレート的な存在が登場するのですけれど、行動も言動もなんというか…よく見かける人というのか、このセリフを言ったらテンプレと個人的に思ってしまうセリフが出てからというもの、どんどん予想通りの展開になっていってしまって残念。
職種もメイン2人の関係性の築き上げ方も良かっただけに、この辺りはもう少しひと工夫ほしかったかも。

素直に自分の言葉で相手に気持ちを伝えられる、思いやりのあるストレートさが好印象な2人のお話でした。
そしてやはり、レビュー冒頭にも書いた愛情が伝わるキスシーンがどれもすごく素敵だったのです。
ただ、全体を通してものすごく萌えたか?となるとこちらの評価となりました。
反省も後悔も出来て行動力があって前向きな、自分をしっかりと持った受けがやっぱり好き。良い男前受けです。

その他気になる点としては、5P扉タイトルの大きな脱字が気になりました。
デザインは素敵なのにこれはもったいなさすぎる。

1

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