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表題作ブライトライトスプラウト 下

七五三 陽歩,フリーのイラストレーター
白戸 蓮,ワケあり高校生

その他の収録作品

  • EPILOGUE

あらすじ

ファミリータイプのマンションで一人暮しをしている高校生の蓮。
蓮は「お金を持ってきてくれるおじさん」に
生活の面倒を見てもらい生きているのだった。
お隣さんとなった陽歩によって、手作りの卵焼きが美味しいこと、
テレビを見ながらダラダラするのが楽しいこと、
湯船に入るのが気持ちいいこと…など
他の人にはあたりまえすぎる普通の日常を少しずつ知っていく蓮。
――次第に蓮には陽歩への想いが生まれて!?
市川けいの描く年の差ラブストーリー!
描き下ろしも収録!!

作品情報

作品名
ブライトライトスプラウト 下
著者
市川けい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
ブライトライトスプラウト
発売日
ISBN
9784799734834
3.4

(116)

(39)

萌々

(24)

(21)

中立

(19)

趣味じゃない

(13)

レビュー数
15
得点
373
評価数
116
平均
3.4 / 5
神率
33.6%

レビュー投稿数15

もう殆ど神なんだけど、ね‼︎

設定もストーリー自体も、
そして展開も申し分ないのですが、
本編ってここからじゃない⁈……と‼︎

この始まりがあってからの、
二人の今後が欲しいんですけど〜‼︎

いや、もう切なくてきゅんきゅんなのですけどね‼︎
この先にはラブしかないのは分かっていますが、
そこが!そこが欲しいんですよ‼︎

前の方も書かれていましたが、
六年間の蓮くんが、何を目指しどう成長したかとか、
七五三くんがどんなふうに彼を受け止めたのかとか、
後は皆様の想像に……ではなく‼︎‼︎
その辺をきっちり描いて見せて欲しいのですよ‼︎

ホントに良かったのですけれどね……
続き……切望……‼︎

評価はもう神なんですけど、
決定的にらぶらぶ不足で「萌×2」‼︎

0

でっかい疑問がふたつ

いい話では…と思うんです。
辛い境遇で育った蓮が、そういうものと受け止めて無邪気でいられるのが奇跡的で(あとがきで、不幸な境遇にいるはずなのにそう見えない子を描いてみたかったとあり、それは共感できます)
蓮は人を初めて好きになり、その気持ちがわからずピュアで切なくてその描写はとてもいい。

でも2点疑問がありまして。
・陽歩が蓮に、おじさんとそういう行為をするのを止めるよう言った時、その後の蓮の生活について考えなかったのか?
それを言う前、すごく悩んだんですよね。なのに、蓮に「そしたらこれから俺 どうやって生きてったらいいの?」と言われるのわかりきっているのにその答えを用意してなかったの? なぜそれについて何も答えない?とモヤモヤ。

・蓮が陽歩のことを好きと気づいた時、行為はしたのになぜ好きと言ってあげなかったのか…と思ったら「あの子を好きだったのかな」てマジで言ってます?!好きでしょうが!だからしたんでしょうが!?

と、私の理解力不足かもですが、その辺がめっちゃモヤモヤしました。

抱きしめるところや、ちゅうや絡みのシーンは良かっただけに、もったいない気がしました。

0

こんなブッチギリはナシです

BLに夢を求めている私としてはアウトでした。

モヤッと感が残るのは、一にも二にも終わり方です。
もう少し先、ラスト後の10分先、欲を言えば1日先くらいまでは書いてほしい。
ラストでモヤッとした後、エピローグがあって「やれやれ…そうだよねぇ、これでは終われないわぁ」と思いながら読んだから…余計に「は?」と思いました。
エピローグ、、なんでソレ?違うくない?
エピローグの話は面白いけど、求めてるのはそれじゃないわーーーーー!!

突然少年が消えた事にはまだ納得がいく。
けれど会えるのに言い捨て伝言で済まし、手紙等伝達手段一切無しのまま6年も完全放置。
あなたにとって人間関係とは、好きとは何でしょうか?

不幸な境遇で生きてきて、色んな事がマヒしていたり育っていなかったりしたとしても、たとえ両想いの自覚が無かったとしても、ならばそれなりの言い訳をしていただきたい。

もしこの2人が結ばれても、攻めさんは受けさんの突然前触れ一切なしのリセット、恐ろしい思い切りの良さがこの先トラウマになると思う。
「多分また戻ってくる」の伝言だけで6年も待ち続け、受け入れ、愛し、共に暮らすことができたとしても、受けさんがどんなに価値あるすばらしい子になっていたとしても、多分攻めさんはこのトラウマは消えないと思う。
ハッピーエンドマニアとしては、それら不安材料を覆すだけのラストが欲しかったです。
言ってみれば「ブライトライト~」の上・下は二人の長いプロローグ。
だからプロローグだけで「完」って無いよね!ってことで中立。

1

とてつもなく重い

蓮(受け 上巻表紙)が学校ではイジメられてたりしなかったのが救い。

しかしこの終わり方はなんだかなぁという感じで、やっぱり上巻を読んだ時と同じく、市川先生にはこの方向性の漫画求めてなかったし、作品として昇華されてるかというと私はそう思えなかった。

そしてエピローグの残念感…一般で言うところのエピローグ(=本編後のお話)でもないし!読者としてこの余韻の中期待している話はそれではない!!上巻の最後でも幕間でも、どこにでももってこれたはずなのにこれは編集に疑問。
どうやら特典小冊子かペーパー的なもので平和な後日談が公開されているようで、良かったなぁと思うとともに、それエピローグにして欲しかったよというツッコミ。

様々な思い故にこの評価にしましたが、市川先生の作品は好きです!

1

共感しにくい

 先生自身が重くなり過ぎないように描いたと仰っているのでさらっと読むものなのかもしれませんが、どうしても蓮のストーリーにいまいち入り込めないんですよね。生まれた時から母親と男の行為を見せられ、自分もいつしかお金をもらう対価として体を売るようになり、そういう行為を随分長い間当たり前のこととして刷り込まれてきたわけですよね。その感覚って陽步と過ごしたこんな短い期間で変わるものなんでしょうか。今までそういう行為を求めずに何かを与えてくれる人がおらず、陽歩が初めてだったのかもしれませんが、そうして他人との比較をした上で相対的に陽歩に好意を抱いたのなら、お金を出してくれるおじさん(秘書ではなく大元の人)にも好意を抱いてもおかしくなさそうな気がします。蓮がこういう境遇でなかったら、この2人は出会っていても互いを好きになりそうにないなぁと思ってしまいました。蓮の境遇をとにかく中心にしたいのならなんだか薄っぺらいし、それをあくまで2人を引き合わせてくれたきっかけということにするのなら、蓮がそこから解放されてから2人が想いを育んでいく過程をしっかり描いた方が良かったのではないかと思います。ラストもここで終わるの?という所で終わってしまいますし、読み返そうという気にならない作品でした。

0

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