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表題作SMOKE 媚の凶刃 3

加賦 成晃,梅崎組組長
韮沢 柊,梅崎組組員,加賦の部下

その他の収録作品

  • 媚のオマケ。(描き下ろし)

あらすじ

三代目梅崎組組長を襲名した加賦。

『10代のガキじゃあるまいし、朝から盛ってるなんてなーーー』

ある日の昼下がり、情人の韮沢とつかのまの情事に溺れていると、若頭・嶺石から重大な案件が告げられる。

「邵堅が生きていた!!」

  警察さえ手を焼くこの宿敵が執拗に梅崎組に固執する理由とは? 
描き下ろしあり。

作品情報

作品名
SMOKE 媚の凶刃 3
著者
池玲文 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
媚の凶刃
発売日
ISBN
9784799734797
4.6

(136)

(98)

萌々

(27)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
629
評価数
136
平均
4.6 / 5
神率
72.1%

レビュー投稿数20

この2人が好き過ぎる!

あぁ、これでラストかと思うと勿体無くて少し寝かしてしまいました。

初っ端から面白シーンからだなんて!意表突かれました。ラブラブ新婚さんかよ?!
エプロン姿の韮沢をお膝に抱っこで挿入して朝食の卵焼きの味付けについて話してる。
そのまま食卓でエッチ。韮沢をテーブルに肘をついてもたれ掛からせ味噌汁こぼすなよ?って加賦さん言ってるけど、私は味噌汁こぼさないか心配になったよw
1時間後に嶺石さんが来るってのに2回戦突入。
事後丸わかりのシャワー後の2人でお出迎えするって言うオモロ展開です。

この後シリアス続くからこのラブラブおバカ展開があってとてもよかった。

めちゃくちゃ極道なお話。40年前の因縁。致命傷を負いながらも執念で復讐にやってくる邵堅。
誤解だ!と話そうとしてる梅崎組組長の加賦パパの話も聞かずに残虐な事するしさー。
裏切り、駆け引き、スリリングな展開が続く中、生きるか死ぬかのギリギリな時ってアドレナリン出まくりだから身体も求めちゃうんだろうね。
めちゃくちゃ濃厚なシーンもあった。
事務所内、扉の向こうには手下が沢山いてる状況でまぐわる加賦と韮沢。
もう、きっとバレてるし声も聞こえてるだろ。

姐さん達カッコいいです。覚悟を決めた極道の女!って感じ。
それに比べて男は守るものの為に情けない。
嫁と子供を人質に取られて裏切ったり、その場のみんなの命よりも愛する韮沢を守ろうとしたり。

でも、そんなところが人間臭くていいんだよー!
ヤクザ物の話とか別に好きでも嫌いでもないけど、めちゃくちゃハマって読んでしまいました。

この先も危険な事があるだろうけどその度に燃え上がる2人なんだろなー。

それはいいとしてコウキがとっても気になるからスピンオフいつか描いてくれないかなー?

紙本で購入
残念な事に完全白抜き修正に

1

二人の関係に萌える。

とうとう完結!
朝からイチャイチャして蜜月かと思いきやそうはいきません。
やはりあいつは生きていた!

すごい人物ですね。ある意味もう一人の主役かも。
真相がなんだろうが関わった人間皆殺しなんて…。

テンポが早くてあっという間?に追い詰めて、加賦が仇をうって。韮沢だけがそれを見届けて。
壮絶でした。

加賦と韮沢はもう二人で一つというか、離れられない二人というか。強い結びつきですね。韮沢の執着もゾクゾクするし、それをわかってる加賦ももう韮沢を怖がってなくて、ちゃんと言い含めて。

二人の関係に萌えます。

1

命をかけて守り抜く…最期まで

宿敵シャオチェンを倒しにいく2人が興奮しながら、お互いこの道でしか生きていけないと確かめ合うのいい。
分かち合えるのはお互いだけだと。

何より、お互いを絶対に守る、失いたくない、と抑えられない強い気持ちが、このシリーズの最初からずっと描かれているテーマですね。

シャオチェンが悪党の中の悪党でよかった。
姐さん方の度胸もさすがだなと。
息子を守ったのが、ああ母親強し。

ラスト
加賦が自分を庇って、死んだりしたら…
と怖がる韮沢。
それは加賦も同じで。
自分はそんな風に思ってもらえる人間じゃない…と泣く韮沢が悲しい。
でも、加賦から逃げるのは死ぬより怖い…と立ち上がり
怖いけど離れて生きていけない
と、お互い最期まで共にいられるよう──
のハピエンでよかったです。

0

ハードすぎる純愛の果て

媚シリーズもとうとうこの巻で最後となりました。
シリーズ通して最も過激なのではないでしょうか?なこの一冊。過激っていうのは、エロの方でなく…。
もちろん、エロもラブもしっかりありますが、かなり全体的にシリアスで暴力的にも過激な要素が多いので、苦手な人は苦手かも…?
でも、加賦と韮沢の愛の集大成がここにある…!!

展開的にはかなり驚きの連続で先の読めない展開となっておりますので、今回はネタバレなしでいこうと思います。

いつもはもう、思いっっきりネタバレをぶち込んで、感想を好きなように1人語りたい質なのですが…今回に関しては無しでいこうと思います…!


ただひとつ言いたいのは、加賦と韮沢の終着点がとても素敵だったということ。
言っても2人ともヤクザなので、これからだって身体からも心からも血が流れていくかもしれないけど、最初の頃(媚の椅子あたり)のどこか駆け引きめいて本心を隠し伺うような2人ではもうなくて、お互いを深く理解して深く愛して、だから今こんな気持ちになれる、みたいな。

私たちパンピーには理解しがたい部分もありますが、何度も命がけで愛を確かめあう2人を傍観者として追い続けられて良かったです。

そして最終巻であるこちらにも、個人的推し・コウキもチラリと登場してるので、同志の方、必読ですよ!!


……う〜ん、今回は語らない、とは言ったけど…
この媚シリーズで最も理解に苦しむキャラクターは、最大の敵キャラである邵堅(シャオチェン)で、彼のしてきた行為はあまりに目に余るので正直好きじゃないです。だけど、この「SMOKE」を読むとなんだろう、
ちょっとだけ、ちょっとだけ切なくなるのです…

痛みも、情も、悲しさとかも、全部持っていたのに、ずっと昔に落としてしまったのかなって。


まあとはいえ、5冊に渡って続いた媚シリーズもこれで最後。
色々な人物が、色々と行動します。
自分のため、大切な人のため、信念のため…
とても読み応えのある、重厚な一冊になっております。
ハードで狂気的で、これ以上ないくらい純粋で健気で一途な韮沢の愛の結末を、ぜひ見届けてみてください。


2

刺青がめちゃくちゃ色っぽい

はぁ〜
池先生の描くヤクザ、めっちゃかっこいい♡
大好きなシリーズなので逆に最終巻に手を出せなかったのですが、やっと読み終わりました。
シリーズ随一のハードさだったと思います。
特に殺戮シーンが凄かったし、カラー口絵も日本刀を担いだ血塗れの加賦さん……そして、その地を舐める韮沢。
うーん、恐ろしいのにエロい〜

因縁の相手に親父を殺された加賦さんの怒り、静かなる悲しみが辛かった。
母親に対してもですが、とても情に厚くて家族思いなんですね。
だからこそ、韮沢や組員の事も大切にしてくれると信じられる。
かっこいい男だよなあ。ホントに。

コウキもいいところ持っていくじゃーん。
この男も好きでしたね。飄々としていて読めないところがいいのよ。

エロパートは溺愛同士なので甘いのですが、今回に限っては悲しさも漂っていました。
心と体で癒す韮沢は、加賦さんの精神安定剤みたいなものなんだと思う。

これで完結ですが、またどこかでこの二人に会えたら嬉しいです。コウキのスピンオフなんかも読んでみたいなぁ。

1

自分には何かが少し物足りなかった

 『媚の凶刃』2巻並みの修羅場、再び。邵堅による加賦の父親への復讐、そして、それを受けての加賦の復讐。憎しみが憎しみを呼んで、物語はただ組の利益や矜持を守るために戦っていた時よりも、ずっとたちの悪い抗争へと展開していきます。ストーリーは非常に練られていたんですが、どうも以前のような緊張感はあまり感じられませんでした。邵堅の小物感が浮き彫りになってしまったためなのか、加賦と韮沢の関係が安定しきっているためなのか、自分でもはっきりとは分かりませんが、なんとなく今までとは異なる気分で読み終えました。

 もしかしたら組のため、部下のため、親のために戦うヤクザ達が好きだからなのかもしれないですね。憎しみで戦うようになると、途端に一般人っぽくなり、ヤクザとしての魅力が薄れたように感じるのかもしれません。あと私が加賦の憎しみにしっかり感情移入するには、今までの巻で彼の父親への愛着を感じられるシーンがもう少し多く必要でした。そして、邵堅は小物だったけれど、親を殺された子供に罪はないのだから、彼の幼い頃の激情が昇華されるか、せめて整理されてから死んでくれれば、個人的にはもっとすっきりしたかなと思います。体を張る女性達の動きは見事でしたし、修羅場の前後の加賦と韮沢の濡れ場は十分濃厚だったので、その点には満足です。

0

バイオレンス!

まだまだ続くぞ「媚の凶刃」!
本作「SMOKE」は、冒頭こそ加賦と韮沢の新婚さんチックなデレ甘エッチシーンから始まるけれど、すぐにアノ邵堅(シャオチェン)が生きていた!という事で血で血を洗うバイオレンスな展開になっていきます。
これがもうBLの枠を超えていて、ほぼVシネマみたい。
マジにヤクザ、中国の刺客、抗争、裏切り、画策、死、血、etc…そんな世界。
私は特別バイオレンス好きというわけじゃない、どっちかというと苦手な方だけど、本作はBLという本筋を抜きにしても、もうググッと引き込まれて息を詰めて読む感じでした。

以下ネタバレ多め↓↓↓


加賦父が無惨に殺されること、加賦が凶暴な衝動に突き動かされる様、手負いの邵堅も常軌を逸していること、何と言っても、怒りの頂点で邵堅をいたぶりながら殺す加賦の姿、血まみれの加賦…!

一言、ド迫力。
邵堅の顔が変わっちゃったのが少し残念なんだけど、形相が変わるほど邵堅も狂った、という事なのでしょうか。
私的にはもはや一切エロが無くても大満足な本作だったのですが、勿論素晴らしいエロシーンもがっつりあります。
加賦さん最高です。

0

凄まじすぎて長いことレビュー出来ませんでした

媚シリーズの最終巻。
ヤクザものが得意でない私でもその世界に惹き込まれてしまう、圧倒的描写力。

この巻はまず血と暴力と殺戮の衝撃に、読んですぐには冷静にレビュー出来ませんでした。
再読して改めてその凄まじさを感じつつも、ようやく作品を冷静に見ることが出来た気がします。

冒頭は新婚さんのような甘い甘い2人の朝から。
エプロン姿で朝食を作り振る舞う韮沢とそれを美味しく食べる加賦さん…と思ったら、ハイ!食卓でずっぽりしてました。
朝からおエロいことで!ご馳走さまです!とニマニマするも、そこから一気にシリアスな展開へとなだれ込みます。

再び姿を現した邵堅。組長の死(ショックが強かった…)
たくさんの血が流れます。
目を背けたくなるほどの描写なのに、どこか美しい狂気に溢れています。
ラストは言葉になりませんでした。
シリーズ最後ですがそこに甘さはなく。
寄り添う2人の悲しみが強く心に残りました。

またどこかで2人に会えたらな!と思います。
謎多きコウキのことも気になるので、ぜひ。

最後に皆様仰られていますが、やはりこれは18禁なのでは!
読者の気持ちとしましては、「X side〜」で一度あの素晴らしい描写を見てしまっただけに、もう後戻りはきかないんですよ〜!(切実)

0

嶺石!ナイスツッコミ!

前巻までで、お互いの固く結ばれた恋情と絆、想い合う心と心を確かめ合った二人。
冒頭から結構な暑苦しさでおっぱじめており、事後、予定通り訪れた嶺石はそれを察してツッコミます。「新婚かよ。」その通りだよ‼︎加賦さんの為に卵焼きを作り、味噌汁を温め、エプロン姿で抱かれる韮沢。嫁!完全に嫁!聞けば、最初、料理が不味くて、笹寿司の大将のところに連れていかれたらしい。花嫁修行なの⁈ そして加賦さんの母、組長と別れて離れて暮らしていた元姐さん、つまり韮沢にとっては、彼ママとの初めての対面。「あら…顔で選んだんじゃないだろうね。」やはり、加賦さんも言ってたことがあるが、韮沢は相当可愛いんだと思われ。「私の息子をしっかり守っておくれね。」と言われるのだ。息子をよろしくね〜的な。池先生も書かれてましたが、シリアス面と並行に、いえ、そのシリアス面すらも面白く感じさせてくれる読み方も出来るのが『媚』シリーズの魅力の一つでしょう。
本編の方は、宿敵とも言えるシャオチェンとの最後の闘いとなっており、物語も完結します。
常に死と隣り合わせで生き抜かないとならない極道の世界で、衝動的に激しく韮沢を抱くことは加賦さんにとって生きていること、そのものだと思うのです。『心地いいな…こいつの中はー…。』
それを強調するかのように、絡みのページも濃厚です。
そして、対比するかのように、今回の殺戮シーンは最も残虐でもあるので。ダメな方は要注意です。
これまでも加賦さんはちょいちょいプロポーズ的な言葉を言ってくれてましたが、本編ではっきりと言ってくれてます!加賦さんらしくて素敵です!
韮沢ーーー!いい嫁であれよ!
描き下ろしの『媚のオマケ。』も相当です。変態は韮沢の方だったんですがねぇ⁈

0

「想い合う事は失う事と近過ぎる」

媚シリーズの最終巻…
終わってしまう現実を受け入れたくなくて、今まで読めずにいました。
でも読み終えると、ヤクザのシリアスな展開も、加賦と韮沢の関係もフィナーレにふさわしい締め方で、終わりを自分でも不思議なくらいスッと受け入れてました。

始まりだけは奥様・韮沢が作った料理そっちのけでエッチなことしちゃうコミカルさでしたが、すぐにシリアスモードに突入。
因縁の邵堅に組長(父親)をむごたらしく殺され、母親を人質に取られ、加賦は韮沢とともに最終決戦に挑みます。

加賦と韮沢が”誰かを殺したいって気持ち”、”あいつを殺す喜び”、そんな殺伐とした思いを共有し合うくらい超シリアスな展開。
殺人、それも想像じゃなくて実行し、その喜びを分かち合うって一般人の私には想像できない凄まじさ…
清廉さや綺麗さとは真逆であっても、そこまでの究極の思いを共有できるっていうのも、ある意味、ベターハーフと言えるのかもしれない。

「想い合う事は失う事と近過ぎる」って加賦の言葉が心に刺さります。

加賦は組長として背負っているものがあるから、もし韮沢が命を落とすことがあっても一緒に逝くことはできない。でも自分に何かあった時、韮沢に後を追うことを許す。
それは韮沢の願いを叶えているようで、加賦自身が韮沢の未来も含めた全てに執着しているように感じました。

そして、加賦がどんなに韮沢を愛しているかがわかる一瞬!
頭ではわかっていても、咄嗟に感情で動いてしまう、だからこそのむきだしの本心!
韮沢も加賦に愛されてることがわかったはずだし、この一瞬があったから、私もシリーズの終わりを受け入れることができます!

終りは受入れましたけれども、読者のリクエストに応えたいシリーズとのことで、18禁の短編なんかで加賦と韮沢の激しすぎるエロバカップルをまた見れたら嬉しいです。
先のレビュアーさんが書いてくれていたから、修正ががっつり白抜きだってわかってましたが、シリアスな展開の中で刹那的に求め合うシーンが台無しになってるのはやっぱり悲しかった…
池先生の画力そのままでフィナーレを読みたかった…

>リブレ編集部
買いなおしになっても怒りませんから、むしろ感謝しますから、18禁版の発行を検討してください。

3

んもう18禁で出してよ!頼むよ!

終わってしまって寂しい!韮沢も加賦さんも、ずっと見ていたい…。
毎度毎度、お美しい絵に満たされていました…修正が本当に勿体無い…やな時代ですね…笑
全然18禁でも買わせて頂くので、池先生のようなお美しい絵を描く方は選択の幅が増えるといいなぁ。

と、絵や描写にばかり目が行きがちですが、ストーリーもとても良かったです◎
重厚で殺伐とした雰囲気がとても良かったです。時々くすっとさせる要素もあって。

次のお話も楽しみですヽ(。・ω・。)ノ

5

とうとう終わっちゃいましたね。

ヤクザ若頭:加賦成晃×ヤクザ組員:韮沢柊です。
前巻のレビューで本編は終わっちゃったとほざいちゃいましたが、終わってなかった!確かに解決してませんでしたもんね~。
でも今回で全部解決しましたし、残念なことに完結しちゃいましたね。
(今回は本当)
でも、「出来るだけリクエストに答える」を目標にされているみたいなので、期待しようと思ってます!

嶺石の「新婚かよ」にはマジで笑いましたね。
確かに新婚っちゃあ新婚かな~って思ったので間違いではないかと。

そしてまぁ~エロかった。もうこれ18禁でいいんじゃないの?っていうくらいエロかったですね。

最終巻なので、邵堅との最終対決なんですが・・・

加賦パパが殺されて、その葬儀の時に韮沢の
「俺は本当の両親はとっくに捨ててしまったから加賦さんが今、どんな気持ちなのかよく分からない」
って言うのがすごい辛かったですね。両親が揃っている=幸せとも限らないっていうのが。。。

両親からの愛を受けなかった韮沢が加賦が自身の身体を張ってでも守られて震えてたのがまた・・・辛いよ。もう幸せになって!!
と思って読み進めてたのですが、媚のオマケではなんだかんだで幸せそうだったので、よかったです!

3

もはや全編18禁でいいじゃない!(*゜∀゜)=3 ムハー

って思うんですよ。
よもや食卓で昼間っから盛る加賦さんに出会えるなんて。(狂喜乱舞)
っつーか、韮沢裸エプロンでいろよ!っと初っ端から突っ込んじゃったじゃないか。爆

と、まぁ、終焉に相応しく甘エロ大全開で3巻はスタートダッシュを切ったわけですが。
エロければエロいほど血が映えるっつーんですかね。
生々しい血飛沫のオンパレードでした。
匂い立つ色香をまき散らす表紙・口絵の加賦さんが手にする刀が乱れ咲いております。
邵堅が描くまさに狂気の宴。
凄く残酷なシーンではあったけれど、孤独な復讐の連鎖を断ち切る加賦さんは切なくも男前過ぎでした。
韮沢という媚の凶刃を携えた加賦さんはやはり最強だな、と。

そんでもって加賦パパ好きだったのに…。
韮沢の文金高島田姿見て欲しかったよーーーーーーっ•・゚・(ノД`)
(X Side'での韮沢は激カワでしたが。笑)
あと、先生のTwitterで赤ちゃん加賦を抱っこしてる加賦パパイラストが色男でたまらんですっ(*´д`*)ハァハァ

ってか本編の加賦さんが悪夢に魘されるシーンで気づいたんだけど、
韮沢2巻の最後で言った希望叶えてもらってたんだね。(≧∀≦)
毎日加賦さんと一緒のベット❤
オマケページでは二人の位置が逆なんで固定位置では寝ないの?ってのが気になりましたが。笑

何故かずっとイメージで「韮沢→→→→←加賦」だと思ってたんですけど、
実際は「韮沢→→←←←加賦」なんだなぁと思わずにはいられないラストでした。笑
加賦さん実は激甘なんですもんね。( ´艸`)ウフフ
韮沢に甘い刺激はメーター振り切る危険度MAXってことを知ってる加賦さんにニヤニヤが止まらなかった。

いや、もう、ホントにこれで終わり…ってのは寂しいですね。(T ^ T)
でもでも、リクエストがあれば応えてくれるらしい(?)ので、いっぱい出さなきゃです!
とりあえず全編R18で新装版を希望ですかね。笑

2

コウキ好きです

完結とのこと。この2人については様々な方が書かれていますので以下同文でございます。世界観にはまりました。

でも、敢えて言うのなら、コウキのお話を是非いただきたいです。コウキ気になります。サイコパスのような彼にもやはり過去があるようで、どこかでワンシーンだけそれを匂わせる場面がありました。
彼についての過去と未来を知りたいです。

7

最後の決着

宿敵である邵堅との最終決戦なので、緊迫した雰囲気なんだろうなぁ、とは思っていましたが、もうね・・・想像以上でした。
Hシーンはあるにしても、加賦はある事がきっかけでいつもの冷静さは失っていました。ヤクザもので、今まで読んでた方はお分かりの事でしょうが今回は流血シーンが多めな為、苦手な方はご注意を。

加賦の実母がカッコ良かったー!カタギとして暮らしているみたいで、私服(?)は清楚系なのに、とても度胸のあるご婦人でした。さすが組長の正妻。

甘いシーンは控えめだったので、まだ番外編とかでその後のイチャイチャとか見たいです!

6

期待通りのシリーズの集大成!!!

大好きな媚シリーズの集大成とも言える最終巻。読み終えた後は、本当に感慨も一塩でした。
あらすじは他の方が詳細に書いて下さっているので、私は感想のみ。

当然ながら、全てのページにおいて、一点の手抜かりもなく、池先生の色気のある美麗な絵が満載でした。今回、シリーズ中で一番暴力シーンが多かったので、絵のあまりのリアルさに、目を背けたくなったほどです。
ストーリーも、シリーズ集大成にふさわしい怒涛の展開で、おそらくこれまでで一番血も流れていたと思います(笑)。
一つ残念なのは、最後にシリーズ集大成となるはずのエチシーンがなかったのが、やはり物足りなかったです。殺された親父さんへの追悼や、殺した邵堅への弔意、無事に組を守れた安堵感、互いへの恋情…、色んな感情が複雑に絡みあって、二人が最後にどんなふうに愛し合うのか、それが一番見たかったところでもあるので(単なるエロ好きと言われればそれまでですが)。
なので、評価は限りなく神に近い萌2とさせて頂きました!

できれば、何かのおまけとかでもいいので、これからも幸せな二人を見守らせて頂きたいです!

2

池玲文さんの描くカッコイイ男達、女達にシビれます!

とうとうすべてが終わってしまったんだなぁ・・・と現在軽く放心&傷心しております。

このシリーズ、思えば1作目(媚の椅子)から私の中では、キャラ萌えというよりもキャラ“惚れ”させられるシリーズでした。
お話上では憎かった佐川や邵堅だってもちろん例外ではありません。
池さんの描かれるキャラは、主役も脇役も、男も女も、しっかりとキャラ立ちした記憶に残るキャラが多いですが、このシリーズはそれが特に際立っていたと思います。
それだけにこの最終巻の怒涛の顛末には拭えない悲しみも…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
今回の評価「神」は、脇役までひっくるめた媚シリーズの登場人物達全員に捧げます。

気付けば5冊も出ている長編シリーズですので、あらすじをさらっとおさらいしますと、
この「媚」シリーズは、加賦(攻)の父親が組長を務めていた梅崎組に何かしらの因縁があると思われる中国系マフィアの〔邵堅〕が絡んできたのがそもそもの始まり。
ただしこれまでの4冊はあくまでBLらしく加賦と韮沢のロマンスがメインに描かれており、ヤクザサイドのストーリーは添え物っぽい印象にとどまっていました。
今作「SMOKE」はそのヤクザサイドに焦点がガッツリと当てられ、かなりアウトレイジ度がアップした内容となっています。
BLでこんなに血しぶきと血溜まりを見ることがかつてあっただろうか?というレベルで血がドバドバと流れる容赦ない血闘シーンはヤバいくらいにハード&バイオレンス!
とんでもない事態になっている嵐のような最終巻でした。
す、すごかった・・・・・
アウトレイジ度がマジで「アウトレイジ」並みなんで、これから読まれる方は心して読んでほしい……

復讐が復讐を引き起こす復讐の連鎖。
これは加賦への贔屓目をいったん取っ払って、邵堅と加賦を同じ位置に並べた上で読むべきお話かもしれない。
邵堅は100%狂っているけど、邵堅が加賦の母親に刀を突きつけながら吐くセリフは案外一笑出来ないと思ったし、加賦が邵堅をめちゃくちゃに殺るシーンはそれまでの邵堅とどこが違うのかという同じ穴の狢なところをスルーしてはいけないと思う。
それでもやっぱり邵堅を否定して加賦を肯定したくなるのはこれまでに募った加賦への「情」があるからな訳で、結局人間の善と悪の基準なんてもんはまぁそんなもんだよななんて冷酷にも思ってしまう、ただ殺し合って暴れてるだけじゃない読み応えのあるストーリーになっているあたりはさすがいつも哲学的に読ませてくれる池さんの作品だなって思いました。
憎しみの感情を手がつけられないほどに暴発させた後、韮沢に抱きしめられてようやく流す加賦の涙に胸が痛みます。

相変わらず今回も本編での2人のエッチシーンは痛々しいものばかりだけど、池さん曰く「イチャイチャピュッピュ」な描き下ろしには大いに和ませて&ニマニマさせていただきました( ´艸`)
なんだかんだですでに韮沢と張れるくらいには韮沢にメロメロゾッコンな加賦さんにトキメキを隠せません♡♡♡
あー韮沢に教えてあげたい…!

今回リブレさんにしてはめずらしく電子版もちゃんと力入れていただいてるのが電書ユーザーとしては嬉しいですね!(と言いつつ、大好きな池さんなので紙本もしかと手に入れておりますが^^)
電子向けの特典ペーパーがカラーなのも「お?」と思いましたが、裏表紙や裏表紙の折り返しまでしっかりと収録してくれているのも地味に嬉しい。
ひと月前のためこうさんのはそんなことなかったから今回だけ?それとも今回からそうすることにしたのかしら?
裏表紙の折り返しは、「SMOKE」にちなんだ加賦親子好きにはたまらん生唾サービスショットでした!
これタバコだけじゃなくてきっとちんちんもくっつ…(以下自粛

媚シリーズはこれで完結ということですが、
そういえばコウキの生い立ちは分からずじまいだったなぁ。
顔は良くても人間的に一番崩壊してそうでとても気がかりです。

【電子】シーモア版:修正白抜き(紙と同じ)、裏表紙・カバー袖(表/裏)収録あり、電子限定特典(1p/カラーマンガ)+シーモア限定特典(1p/カラーイラスト)付き

11

愛もあり闘いもあり

媚の凶刃、完結巻です。
食事中にもかかわらずイタしているシーンから始まるんですが、加賦と韮沢の雰囲気が甘いです!!
そんな蜜月も邵堅が生きていたという事が分かって以降、血生臭いストーリーになっていきます。
加賦父を殺し梅崎組に固執する邵堅の思惑や、その邵堅を追う加賦ら…ドキドキしながら読み進めました。

今回、加賦の生母が登場したんですが、凄く格好良かった!
もうカタギになったとはいえ、さすが元姐さん。
生き様、その覚悟に惚れました…(*´Д`*)

邵堅との決着のため、今回も血と暴力がたくさんです。
そんな中、加賦と韮沢の愛情が強固な物になっているのが分かり萌えずにいられなかったです。
韮沢、幸せにおなり…(;ω;)

今回、紙で予約してたけど到着が遅いため、電子(シーモア)でも購入しました。
電子特典は、意外に能力の高い韮沢に気付く加賦だが…といったコミカルな1P(3コマ)漫画です。
媚でのこのコミカルなノリも大好きです(´∀`*)

読み物としての面白さとBLとしての萌えも兼ね備えた上で綺麗な終わり方の今作、間違いなく『神』でした。

8

カッコいい男たちにしびれる

表紙の加賦さんがカッコよすぎて悶えてしまった…。サブタイトルの『SMOKE』の文字とかめちゃんこおしゃれ。素敵な表紙で、表紙だけでも萌えが滾る。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。






極道の世界が舞台になっているので、痛いシーンや凄惨なシーンはかなりあります。流血が苦手な腐姐さま方は注意が必要かも。

5作目になる『SMOKE』ですが、加賦さんと韮沢の関係は甘さがアップ。1作目とか、セックスの時でさえ甘い空気は流れていなかったというのに、この二人の、というか加賦さんのデレっぷりには思わずニヤついてしまう。

そして、彼らを取り巻く梅崎組の皆さんの対応にも爆笑。
二人の間に流れる愛情や信頼が、しっかりと根を張っているのが分かります。

が、今作のメインになるのは邵堅との最終対決。
先代も殺され、梅崎組の面々も次々と狙われる。組を守り、親父の敵を討とうと奮闘する加賦さんと、加賦さんを自身の身体を張ってでも守ろうとする韮沢の、男としての、極道としての、そして愛する人を守りたいと思う恋心に激しく萌えてしまった。

彼がそこまで固執する理由は―。

痛いシーンは多いのですが、そこかしこに描かれているギャグにも爆笑してしまった…。
シリアスの中に混在するギャグ要素が、多すぎず少なすぎず、ちょうどいい感じ。

そして終盤に描かれている『媚のおまけ』。
エッロ!
加賦さんの雄のフェロモンヤバい‼
とか思いつつ読み進めましたが…、

オチが!
爆笑…!

加賦さん、ナイスでした☆

一応これで完結のようですが、まだまだ彼らに会いたいな。
いちゃついてる二人も。
闘う彼らも。
時には喧嘩とかしちゃったり。
そんな二人にまた会えることを願って。

6

一連托生の愛

シリーズ5作目。
念のため、読み順を記しておきます。
①媚の椅子
②媚の凶刃(1)
③媚の凶刃(2)
④媚の凶刃〜X side〜(18禁版と通常版があります)
⑤SOMKE 媚の凶刃(3)

④の「〜X side〜」で過去や番外編などを挟んで、
今回のSMOKEで③の続きとなる邵堅との直接対決となっています。


あああ、なんかもぅ、ただただ圧倒。
凄みをきかせた加賦さんの迫力に気圧される。
容赦無く凄惨なシーンもありますので、苦手な方はご注意を…。


さて。媚の凶刃(2)で生死が曖昧に描かれていた邵堅。
やはり生きていました。
韮沢たちにヤられた傷は深く残り、肺に穴が開いて、片腕は使えず。
ただ梅崎組を潰す執念のみで生きていいるようでゾッしました。

今回は邵堅が梅崎組に絡む理由・過去が明るみに。
邵堅は皆殺しの信条としているようで、次々と狙いを定めていって…。

心配が的中して悲しい事態となり、とうとう加賦さんのトリガーが外れます。

復讐vs復讐。
寄り添い守る韮沢。
トリガーが外れたことにより、より深く繋がる気持ち。

一蓮托生の愛を重く感じ、死ぬまで離れらなれない2人の関係を実感しました。
もぅとにかく色々と重かった。。。


冒頭はすごく甘いです( ´͈ ᐜ `͈ )
加賦さんは韮沢の手料理に舌鼓をうってると思いきや、がっつり挿入中w
ご飯食べ終わるまで待てなかったみたいですよー♡
嶺石さん:「新婚かよ」のツッコミに笑ってしまったw

しかし騒動の渦中は刹那的なエロで…。
情緒不安定な加賦さんを体で慰め。
トリガーが外れ昂ぶる気持ちを体で鎮め。
加賦さんの寂しさも凶暴さも全て韮沢が体で受け止めてるのが…(;///;)
韮沢ナシでは生きられないのをエッチシーンからもヒシヒシと感じる!

加賦さんは命を投げ打ってでも守ろうとする韮沢にジレンマを抱えてましたが、
一連托生の覚悟を決め、韮沢の生き様全てを受け止める時がやってきました!

このシーンで交わすキスが、一生を誓い合うようなキスに見えてキュンキュン。
2人の重い重い愛情が堪りませんでした(;///;)

本編はシリアスで重厚感がありましたが、描き下ろしはギャグ寄りの甘々♡
加賦さんの加賦さんが富士山で大笑いw
日本一のブツをお持ちなんですね…(^//^)
寝てる韮沢にボソっと呟く言葉が最高に萌えました////
めっっちゃキュンキュンする(∩´///`∩)
はー甘い。甘い加賦さん最高。かぶにらCP大好きだー!!!

一応最終巻となってますが、要望次第ではまた2人が見られる可能性もあるようで。
次があるかどうかはかぶにらファンの声にかかってます╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !


【追記】
池さんのツイートで初めて知りましたが、
媚シリーズはAmazonさんで取り扱いがないそうです。
もし入荷待ちしてる方がいたら、別店舗購入に切り替えを…。

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