• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作SMOKE 媚の凶刃 3

加賦 成晃,梅崎組組長
韮沢 柊,梅崎組組員,加賦の部下

その他の収録作品

  • 媚のオマケ。(描き下ろし)

あらすじ

三代目梅崎組組長を襲名した加賦。

『10代のガキじゃあるまいし、朝から盛ってるなんてなーーー』

ある日の昼下がり、情人の韮沢とつかのまの情事に溺れていると、若頭・嶺石から重大な案件が告げられる。

「邵堅が生きていた!!」

  警察さえ手を焼くこの宿敵が執拗に梅崎組に固執する理由とは? 
描き下ろしあり。

作品情報

作品名
SMOKE 媚の凶刃 3
著者
池玲文 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
媚の凶刃
発売日
ISBN
9784799734797
4.6

(136)

(98)

萌々

(27)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
629
評価数
136
平均
4.6 / 5
神率
72.1%

レビュー投稿数20

一連托生の愛

シリーズ5作目。
念のため、読み順を記しておきます。
①媚の椅子
②媚の凶刃(1)
③媚の凶刃(2)
④媚の凶刃〜X side〜(18禁版と通常版があります)
⑤SOMKE 媚の凶刃(3)

④の「〜X side〜」で過去や番外編などを挟んで、
今回のSMOKEで③の続きとなる邵堅との直接対決となっています。


あああ、なんかもぅ、ただただ圧倒。
凄みをきかせた加賦さんの迫力に気圧される。
容赦無く凄惨なシーンもありますので、苦手な方はご注意を…。


さて。媚の凶刃(2)で生死が曖昧に描かれていた邵堅。
やはり生きていました。
韮沢たちにヤられた傷は深く残り、肺に穴が開いて、片腕は使えず。
ただ梅崎組を潰す執念のみで生きていいるようでゾッしました。

今回は邵堅が梅崎組に絡む理由・過去が明るみに。
邵堅は皆殺しの信条としているようで、次々と狙いを定めていって…。

心配が的中して悲しい事態となり、とうとう加賦さんのトリガーが外れます。

復讐vs復讐。
寄り添い守る韮沢。
トリガーが外れたことにより、より深く繋がる気持ち。

一蓮托生の愛を重く感じ、死ぬまで離れらなれない2人の関係を実感しました。
もぅとにかく色々と重かった。。。


冒頭はすごく甘いです( ´͈ ᐜ `͈ )
加賦さんは韮沢の手料理に舌鼓をうってると思いきや、がっつり挿入中w
ご飯食べ終わるまで待てなかったみたいですよー♡
嶺石さん:「新婚かよ」のツッコミに笑ってしまったw

しかし騒動の渦中は刹那的なエロで…。
情緒不安定な加賦さんを体で慰め。
トリガーが外れ昂ぶる気持ちを体で鎮め。
加賦さんの寂しさも凶暴さも全て韮沢が体で受け止めてるのが…(;///;)
韮沢ナシでは生きられないのをエッチシーンからもヒシヒシと感じる!

加賦さんは命を投げ打ってでも守ろうとする韮沢にジレンマを抱えてましたが、
一連托生の覚悟を決め、韮沢の生き様全てを受け止める時がやってきました!

このシーンで交わすキスが、一生を誓い合うようなキスに見えてキュンキュン。
2人の重い重い愛情が堪りませんでした(;///;)

本編はシリアスで重厚感がありましたが、描き下ろしはギャグ寄りの甘々♡
加賦さんの加賦さんが富士山で大笑いw
日本一のブツをお持ちなんですね…(^//^)
寝てる韮沢にボソっと呟く言葉が最高に萌えました////
めっっちゃキュンキュンする(∩´///`∩)
はー甘い。甘い加賦さん最高。かぶにらCP大好きだー!!!

一応最終巻となってますが、要望次第ではまた2人が見られる可能性もあるようで。
次があるかどうかはかぶにらファンの声にかかってます╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !


【追記】
池さんのツイートで初めて知りましたが、
媚シリーズはAmazonさんで取り扱いがないそうです。
もし入荷待ちしてる方がいたら、別店舗購入に切り替えを…。

13

池玲文さんの描くカッコイイ男達、女達にシビれます!

とうとうすべてが終わってしまったんだなぁ・・・と現在軽く放心&傷心しております。

このシリーズ、思えば1作目(媚の椅子)から私の中では、キャラ萌えというよりもキャラ“惚れ”させられるシリーズでした。
お話上では憎かった佐川や邵堅だってもちろん例外ではありません。
池さんの描かれるキャラは、主役も脇役も、男も女も、しっかりとキャラ立ちした記憶に残るキャラが多いですが、このシリーズはそれが特に際立っていたと思います。
それだけにこの最終巻の怒涛の顛末には拭えない悲しみも…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
今回の評価「神」は、脇役までひっくるめた媚シリーズの登場人物達全員に捧げます。

気付けば5冊も出ている長編シリーズですので、あらすじをさらっとおさらいしますと、
この「媚」シリーズは、加賦(攻)の父親が組長を務めていた梅崎組に何かしらの因縁があると思われる中国系マフィアの〔邵堅〕が絡んできたのがそもそもの始まり。
ただしこれまでの4冊はあくまでBLらしく加賦と韮沢のロマンスがメインに描かれており、ヤクザサイドのストーリーは添え物っぽい印象にとどまっていました。
今作「SMOKE」はそのヤクザサイドに焦点がガッツリと当てられ、かなりアウトレイジ度がアップした内容となっています。
BLでこんなに血しぶきと血溜まりを見ることがかつてあっただろうか?というレベルで血がドバドバと流れる容赦ない血闘シーンはヤバいくらいにハード&バイオレンス!
とんでもない事態になっている嵐のような最終巻でした。
す、すごかった・・・・・
アウトレイジ度がマジで「アウトレイジ」並みなんで、これから読まれる方は心して読んでほしい……

復讐が復讐を引き起こす復讐の連鎖。
これは加賦への贔屓目をいったん取っ払って、邵堅と加賦を同じ位置に並べた上で読むべきお話かもしれない。
邵堅は100%狂っているけど、邵堅が加賦の母親に刀を突きつけながら吐くセリフは案外一笑出来ないと思ったし、加賦が邵堅をめちゃくちゃに殺るシーンはそれまでの邵堅とどこが違うのかという同じ穴の狢なところをスルーしてはいけないと思う。
それでもやっぱり邵堅を否定して加賦を肯定したくなるのはこれまでに募った加賦への「情」があるからな訳で、結局人間の善と悪の基準なんてもんはまぁそんなもんだよななんて冷酷にも思ってしまう、ただ殺し合って暴れてるだけじゃない読み応えのあるストーリーになっているあたりはさすがいつも哲学的に読ませてくれる池さんの作品だなって思いました。
憎しみの感情を手がつけられないほどに暴発させた後、韮沢に抱きしめられてようやく流す加賦の涙に胸が痛みます。

相変わらず今回も本編での2人のエッチシーンは痛々しいものばかりだけど、池さん曰く「イチャイチャピュッピュ」な描き下ろしには大いに和ませて&ニマニマさせていただきました( ´艸`)
なんだかんだですでに韮沢と張れるくらいには韮沢にメロメロゾッコンな加賦さんにトキメキを隠せません♡♡♡
あー韮沢に教えてあげたい…!

今回リブレさんにしてはめずらしく電子版もちゃんと力入れていただいてるのが電書ユーザーとしては嬉しいですね!(と言いつつ、大好きな池さんなので紙本もしかと手に入れておりますが^^)
電子向けの特典ペーパーがカラーなのも「お?」と思いましたが、裏表紙や裏表紙の折り返しまでしっかりと収録してくれているのも地味に嬉しい。
ひと月前のためこうさんのはそんなことなかったから今回だけ?それとも今回からそうすることにしたのかしら?
裏表紙の折り返しは、「SMOKE」にちなんだ加賦親子好きにはたまらん生唾サービスショットでした!
これタバコだけじゃなくてきっとちんちんもくっつ…(以下自粛

媚シリーズはこれで完結ということですが、
そういえばコウキの生い立ちは分からずじまいだったなぁ。
顔は良くても人間的に一番崩壊してそうでとても気がかりです。

【電子】シーモア版:修正白抜き(紙と同じ)、裏表紙・カバー袖(表/裏)収録あり、電子限定特典(1p/カラーマンガ)+シーモア限定特典(1p/カラーイラスト)付き

11

愛もあり闘いもあり

媚の凶刃、完結巻です。
食事中にもかかわらずイタしているシーンから始まるんですが、加賦と韮沢の雰囲気が甘いです!!
そんな蜜月も邵堅が生きていたという事が分かって以降、血生臭いストーリーになっていきます。
加賦父を殺し梅崎組に固執する邵堅の思惑や、その邵堅を追う加賦ら…ドキドキしながら読み進めました。

今回、加賦の生母が登場したんですが、凄く格好良かった!
もうカタギになったとはいえ、さすが元姐さん。
生き様、その覚悟に惚れました…(*´Д`*)

邵堅との決着のため、今回も血と暴力がたくさんです。
そんな中、加賦と韮沢の愛情が強固な物になっているのが分かり萌えずにいられなかったです。
韮沢、幸せにおなり…(;ω;)

今回、紙で予約してたけど到着が遅いため、電子(シーモア)でも購入しました。
電子特典は、意外に能力の高い韮沢に気付く加賦だが…といったコミカルな1P(3コマ)漫画です。
媚でのこのコミカルなノリも大好きです(´∀`*)

読み物としての面白さとBLとしての萌えも兼ね備えた上で綺麗な終わり方の今作、間違いなく『神』でした。

8

カッコいい男たちにしびれる

表紙の加賦さんがカッコよすぎて悶えてしまった…。サブタイトルの『SMOKE』の文字とかめちゃんこおしゃれ。素敵な表紙で、表紙だけでも萌えが滾る。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。






極道の世界が舞台になっているので、痛いシーンや凄惨なシーンはかなりあります。流血が苦手な腐姐さま方は注意が必要かも。

5作目になる『SMOKE』ですが、加賦さんと韮沢の関係は甘さがアップ。1作目とか、セックスの時でさえ甘い空気は流れていなかったというのに、この二人の、というか加賦さんのデレっぷりには思わずニヤついてしまう。

そして、彼らを取り巻く梅崎組の皆さんの対応にも爆笑。
二人の間に流れる愛情や信頼が、しっかりと根を張っているのが分かります。

が、今作のメインになるのは邵堅との最終対決。
先代も殺され、梅崎組の面々も次々と狙われる。組を守り、親父の敵を討とうと奮闘する加賦さんと、加賦さんを自身の身体を張ってでも守ろうとする韮沢の、男としての、極道としての、そして愛する人を守りたいと思う恋心に激しく萌えてしまった。

彼がそこまで固執する理由は―。

痛いシーンは多いのですが、そこかしこに描かれているギャグにも爆笑してしまった…。
シリアスの中に混在するギャグ要素が、多すぎず少なすぎず、ちょうどいい感じ。

そして終盤に描かれている『媚のおまけ』。
エッロ!
加賦さんの雄のフェロモンヤバい‼
とか思いつつ読み進めましたが…、

オチが!
爆笑…!

加賦さん、ナイスでした☆

一応これで完結のようですが、まだまだ彼らに会いたいな。
いちゃついてる二人も。
闘う彼らも。
時には喧嘩とかしちゃったり。
そんな二人にまた会えることを願って。

6

最後の決着

宿敵である邵堅との最終決戦なので、緊迫した雰囲気なんだろうなぁ、とは思っていましたが、もうね・・・想像以上でした。
Hシーンはあるにしても、加賦はある事がきっかけでいつもの冷静さは失っていました。ヤクザもので、今まで読んでた方はお分かりの事でしょうが今回は流血シーンが多めな為、苦手な方はご注意を。

加賦の実母がカッコ良かったー!カタギとして暮らしているみたいで、私服(?)は清楚系なのに、とても度胸のあるご婦人でした。さすが組長の正妻。

甘いシーンは控えめだったので、まだ番外編とかでその後のイチャイチャとか見たいです!

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP