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表題作鬼はここに居る

鶴喰月千代、側室腹の三美貌の若君18
百木雛丸、日陰の身の若君月千代の傍仕え17

あらすじ

日陰の身にもかかわらず慈悲深く麗しい主君・月千代に忠誠を誓う、近習の雛丸。なのに、自分のためにその手を穢させてしまい、無念の思いで共に出奔した。けれど月千代は軛から解き放たれたように艶やかで、獰猛さを滲ませた顔をする。「真のまぐわいというものを教えてやろう」遊女屋の主に収まった月千代に囁かれ、恍惚のまま身を任せた雛丸は、やがて物狂おしい想いに囚われ──。

作品情報

作品名
鬼はここに居る
著者
宮緒葵 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829626337
3.2

(17)

(3)

萌々

(4)

(5)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
50
評価数
17
平均
3.2 / 5
神率
17.6%

レビュー投稿数1

鬼はどこでもいる

宮緒さんの小説を読むのは1年ぶりですが、最近作風が変わった気がしました。
語りべが相手の描写を語るところで相手をベタ誉めすぎ?(今回も攻めのことを天女と描写していた)攻めがそれほど美しいか描写したいのはわかるが、何回もかかれるとちょっとしつこいような・・・?前回も「泥船」や「沼底」でそういう描写が多く、しつこいという印象で。あまり物語があまり頭に入ってきませんでした。
ストーリーは面白かったです。ただ、兄弟ものが好きな私としては攻めの月千代より長男の峻冬とつっくていもよかったな、むしろ3 Pでもよかったなと。もしくは次男の安春でもよかったような・・・個人的な好みは完全に次男の安春でしたので。
あまり攻めの月千代が好きなれなかったのは、意外とあくどいことをしているから?ですかね。受けのためを思ってやる分にはいいんですけど・・・それが攻めのマイナスポイントでした。
また、題名でもわかるように今回は鬼がテーマでしたが、鬼というのはいろんな人間の中に潜んでいるのではないかと感じました。

3

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