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表題作くちびるに銀の弾丸

澤村朗,ゲーム会社ナイトシステム広報
水嶋弘貴,業界トップのゲームディレクター

あらすじ

ゲーム会社に勤める沢村は、自他共に認めるヤリ手広報。
次の担当は、鳴り物入りで移籍してきた業界トップのディレクター・水嶋の新作だ。
高いプライドと端整な美貌をもつ水嶋に、一目で興味をもった沢村。
けれど彼はなぜか沢村にだけ冷たい。
この男を組み敷いたら、どんな顔をするだろう…。
沢村は好奇心から無理やり水嶋を抱いてしまう!ところが水嶋はその腕を拒まずに。

作品情報

作品名
くちびるに銀の弾丸
著者
秀香穂里 
イラスト
祭河ななを 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
くちびるに銀の弾丸
発売日
ISBN
9784199002793
3.4

(51)

(9)

萌々

(17)

(15)

中立

(10)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
168
評価数
51
平均
3.4 / 5
神率
17.6%

レビュー投稿数20

お仕事に萌えてしまう

BLというより、仕事部分が面白くて、つい読み進めちゃって。
現実はそんなにうまくバグ見つからないよとか、完璧なソフトなんて言える受けが凄すぎる!とか思いながら読んでました。
木内のプログラマに対する地位の低さとか、そう思っている人も多いんだろうなとか。実際、バグ仕込む人いるしねぇ。

で、Loveなお話の方は、澤村が典型的な遊び人で、それが水嶋との関係で「改心」してしまうというパターンの王道。でも、澤村の変り具合というか、カワイイと思ってしまいました。木内を殴っちゃうとこなんて、魅せ場ですよね。
試作ゲームをするところも、主人公を受けの名前、村の名前を「さわ」にしちゃうとこなんて、小学生の好きな相手を…に近くて、自分も作中で言ってるけど、可愛らしい。このギャップが萌かな。

なんてことはないストーリーかもなんですが、読み進めさせられるお話でした。続編があるようなので、そちらも読んでみます。

1

攻がホントにヤな男ですw

受が可哀想になるくらい!

女好きで傲慢で、自分本位。
そのくせ仕事は出来てテクニシャン。
作者の秀さんもあとがきで書いておられましたが、
嫌な男なんです!w

そしてそんな澤村に振り回される、
水嶋が、また耐える受けなんです!

シチュエーション的には、
私は余り好きでは無いパターンなのですが、
これも秀さんの腕なのでしょうか、
なんだかんだと最後まできっちり読破。
お仕事描写に引きずられ、
普通にドラマでも見ているような感じで。

物語は終始攻視点で語られるので、
水嶋視点で描かれていたら
また違った感想になったかも。

ドラマCDから原作に来られた方も多いようなので、
ちょっと聞いてみたいかも。
遊佐さんの水嶋……なんかハマりすぎてそう。

私的にはいまいちBL萌えしなかったので、
評価は「萌」
でも、二人のその後は大いに気になるので、
続きも読みますよ!

1

「しゅみじゃない」けどとりあえず

なぜか無性に傲岸不遜なキャラの出てくる小説が読みたくなり、手当たり次第に検索して俺様キャラの描写が凄いとのふれこみだったので手に取りました、

以下、続編「くるぶし~」とあわせての感想。
うーん、文章はしっかりしてるし、ゲーム業界のことも調べられてはいるんだろうけど、キャラに全く感情移入できなかった。
受けにノンケ男を転ばせるほどの魅力を感じられなかった。

逆に作者後書きですら「人でなし」といわれてる攻めがそこまで非常識な人間にも思えず。
単に水商売の女相手に派手に遊ぶことのなにが人でなしなの?
素人相手に何股もかけてるとかレイプまがいの非合意セックスの常習犯とかでもなし。
ゲイの男に惚れられて、断るでもなく受け入れるでもなく中途半端にあしらってるのがひどいってこと?
そんなの、大の大人なんだから辛いなら自分から関係を絶てば良いだけ。
少なくともそんなジメジメした性格の男が、恋愛でも友情でも男を引きつけることはないと思う。

他レビューを見ると攻めが受けの制作したゲームの一場面を見て受けの心情を察して云々というシーン、名シーン扱いなんだろうけど私には「今まで軽んじていた相手に違う感情を抱くようになる」というノルマを記号的にぶちこみ、ただ言葉で説明しているだけにしか見えなかった。
女しかだめな完全ノンケが、三十路おっさん相手にためらいなくBができるのには違和感しかないし、最後にCにいけるほどになるまでの心情変化に至っては、まったく説得力を感じられなかった。

このようにまずBLとしても個人的にはアウトなのだが、さらにアウトなのがゲームに関する描写。
ゲームのことは全く知らないけど、作中に登場するゲームは現実に存在する作品をそのまま流用したものらしい。
内容は「どうぶつの森」でタイトルは「ぼくらのなつやすみ」で、それだけならまだ目をつぶるんだけど「ぼくらのおやすみ」なんていう意味不明なタイトルに改変したあげくにユニークな内容だとか制作者(受け)は天才だとか…氷点下レベルの寒さ。
同じ作者の「3シェイク」という映画監督が登場する作品で、その監督が制作予定として語る作品の内容がどう見てもただの適当なのに、主人公や世間がすばらしい内容だとその映画を絶賛していてばかばかしくなったけど、そういう作家さんなんだろうか。

後半のバグ発生の話も、いくら何でもそんな理由でやらかすか?としか思えない。
第三者の悪役も唐突にしか思えなかったし。
そんなこんなで好きになれなかった作品だけど、それでも「しゅみじゃない」ではなく1段階あげているのは作中の台詞で一つだけ、刺さるものがあったから。

「ちょっとしたアイデアを一つの作品に仕立て上げるだけの根性がなくて、どうしてクリエイターになれるんだよ!」

0

萌えます❤

こちらの作品は、ちるちるユーザー様からお勧め頂きました
今から14年前の作品
攻め視点で物語は進みます
この、攻め澤村って結構な傲慢さです
受け、水嶋も素直になれない部分もあるのだけれど
むしろいじらしいと私は思いました
昭和生まれの女心をくすぐる作品ではないかなあ
今でしたら違うアプローチもあるのかもしれません

それと、祭川ななを先生のイラストがとにかく美しくて
祭川先生ってこんなに凄いのかと発見しました。

私が感じたのはバランスがいい作品だと思いました
読んで損はありません!❤

3

普通に好き

お仕事シーンが微妙に薄いのは残念だったけど、このカップルには萌えたのでよかったです。
特に攻めも澤村がねー、個人的にとても押したい。タイプというわけではありませんが、将来的に受けの水嶋さんを手放すことになっても今は自分だけのもの、っていう俺様っぷりね、いいじゃないですか。
まあそういう結末にはならないでしょうけど(笑)独占欲からでもいいんですよ。最終的に愛を得てくれれば。それに「あんたを好きになっていい権利をください」って言ってたし。
水嶋さんはTHE・ヒロインという感じ。男性か女性かといわれるとどちらかというと女性よりの人なので(澤村を拒ます受け入れるあたり)、その辺好き嫌い分かれますかね。

ふたりが幸せになってくれればいいですね。

1

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