お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ

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表題作オレとあたしと新世界 2

(仮)マコト(小林誠) 会社員
(仮)しのぶ 昏睡から目覚めたゲイ

その他の収録作品

  • 番外編 夏祭り
  • ゴリラとカナリア(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下

あらすじ

感動の嵐で大ヒット、待望の第2巻!

10年の時を経て目覚めたしのぶ。
母親の百合子とマコトたちは、感動のあまり気絶したり泣き出したりと大騒ぎしていた。
だが、しのぶが日本語をしゃべれなくなっていることが判明。
さらに、絶縁していたはずの百合子がそばにいることや、東條と息の合ったマッサージをしてくれるマコトの姿。
10年間のギャップに感情が追いつかず、しのぶはマコトを遠ざけてしまい……!!

作品情報

作品名
オレとあたしと新世界 2
著者
古宇田エン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
enigma COMICS
シリーズ
オレとあたしと新世界
発売日
ISBN
9784775527238
4.6

(124)

(92)

萌々

(24)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
16
得点
572
評価数
124
平均
4.6 / 5
神率
74.2%

レビュー投稿数16

表情で魅せる内面

なんて騒々しくて愛おしい人たちなんでしょう。
浦島太郎…もとい、10年間もの長い期間眠っていた眠り姫・しのぶのそれからのお話。
10年ってあまりにも長い期間だと思うんですよ。
ずっと献身的にしのぶを見守っていたマコトにとってはとても長いもの。けれど、眠っていたしのぶにしてみれば10年前というのは昨日のことのようでまるで実感がない。
この辺りの意識や感覚の差が効いてくる2巻でした。

1巻の10年前のマコトと比べると、やはり今のマコトというのはものすごくいい男じゃないですか。
年相応に落ち着いていて、しのぶを献身的に想う優しさと深い愛情が滲み出ているような魅力的な男性。
しのぶから病院に来るなと言われれば1歩引き、物分かりも良い大人なのだけれど、でも思うところもあって…と、いわゆるスパダリと呼ばれる人間の内側の部分を見た気がしたというか。
セリフでどうこうではなく、表情やちょっとした仕草で切なくなってしまうほどマコトの心情が伝わってくるのがすごいです。コミカルな中でも魅せてくれます。
リハビリに懸命に励むしのぶや、しのぶとしのぶの母のエピソード、自分の足でマコトを迎えに行くしのぶ…他、好きなエピソードが詰まった2巻でしたが、1番好きなのは涙を流しながら抱きしめ合う2人の図でした。

10年間チクタクと変わらず時を刻み続けていた者と、10年間時を刻めてはいなかった者。一見幸せな日々が戻ったようにも見える2人。しかしながら、10年の空白と人生の歩みの差はあまりにも大きい。
幸せの中で若干の陰りが見え隠れする2巻でした。
2人の幸せを願いながら引き続きこの先の未来を見守りたいです。

0

人のぬくもりと愛と。

まず、表紙の絵がとても素敵!
小さい男の子が出てくるシーンがあるんですが、子供を描くのもお上手です。
老若男女クオリティ高いこの安心感。

9話扉絵に悩殺された人は私です。
何人の目を釘付けにしたんだろう!笑
定期的に摂取したいです。
マコちゃん、こんなに身長もあって体格がよくてモデルのような男前なのに、すっごく守りたくなる可愛さもあって…あれ?私何を見てたんだっけ?横にも縦にも大きい大人の男よね???ってなります。(錯覚)
ヒロイン感が増しています。かわいい…!
そして、眼鏡スーツはありがたすぎました!!!

…と、さぞこういう大きな男が好みな人のように萌えを語っていますが、アリだしイケるけどドストライクではなかった人でした。
画力の高さと面白さを気に入って読んでいました。
東條先生なんて顕著。
優しくて包容力があって結婚するならこういう人が幸せだろうなぁ~とは思うけど、華よりも優しさと安心感の人というか…人として素敵だけど、好みか?と言われるとお顔も好みじゃない。大きいのも怖い。(しのマコは好み)
お分かりかと思いますが、私はこの作品に出てくるような筋肉質で恰幅のいい大きい男の魅力を知らずだったんです。
”大きくて穏やかなくまさん”の安心感と素敵さに目覚められたのは大きな収穫です。
そのよさに気づけてからは、しのマコへの好きも膨れ上がりました。
気づきをくれた東條先生には是非幸せになってほしいです。
しかしマコちゃんはあげられないので応援できないジレンマ…。
他にいい人が現れてくれないかなぁ。

この本の読者さんやこれから読もうと思われている方の何割かには、私のように登場人物たちはドストライクのタイプ(体型容姿)ではないけどお話やキャラクターが気になって…という方がいるんじゃないかと思っています。
ここに「でもイケる」と手を出してドはまりした読者がいますし、タイプじゃなくてもすごく面白いです。
そんなことはお構いなしで読んでも素敵な作品ですが、途中で目覚めた方は読み返した時の自分の目の変化も面白いと思います。
比較的供給が少ない系統の萌えをこんなに魅力的に描いてくれて、そうじゃなかった人にも魅力と萌えを伝えてしまう表現力に感服です。

0

不穏な空気が混じり始めた?

しのぶが目覚めてリハビリに励む2巻目。
回復なんてまだまだだろうに、
しのぶは東條の存在に気づいちゃったんだな~と辛いです…うぅ…。
そんなんで牽制したり嫌味言ったり、
自分の心に負担かけて大丈夫かと心配になりました。
その必死さに泣けます。

マコの方は心理描写はないけど表情には不穏なものが混じってて、
あぁ…やっぱり…となります。
情とか義務感とかが混じってないわけないんじゃないかなあ。
マコにとっては積み重ねた10年だから。
それでも瑞々しい恋心を保ってたらそっちの方がびっくりだし。
会社員になったマコは感情を隠すことも上手くなったのかな。

少しずつ続きを読むのが怖くなってきました。

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シンデレラ・ロミジュリと読んだ次は浦島太郎だと?

10年眠り続けたお姫さまを見守り続けた王子さまは 群れを嫌った元手負いの獣


外人顔の穴熊ゴリラが人馴れするまでがぺろっと抜けてるような気はしても そこを気にする暇がなかったんですよ 何せ小賢しい毒舌なお姫さまのテンションが高すぎて

しかも ちょいちょい腹の底からオッサンみたいな変な笑いが出ちゃう ガチムチおねぇ集団の言葉のチョイスや ランチキ騒ぎまで入ってくる始末


いろんな人に守られ支えられ それを糧にいつ目を醒ますかもわからない眠り姫を一途に想い費やす時間

人って弱ってくると魔が差すものなのよね きっと逢魔時みたいなもんが人生にもあって それが魔物呼び寄せちゃうんだわよ…… なんて1冊にいろんな感情ぶっ込まれてて お話の重みより状況確認だけで手一杯?


ガワだけ大人で中身は真っ新な子どものような王子さまの健気さと どんなときもテンション高めなお姫さま



なにぃぃいい まだまだ終わってなかっただとぉおおおッ!!!!!


新規開拓で徘徊してて見つけたはじめましての作家さん
3巻で終わりかと思ってたのに こんなところで気づくなんてッ! Orz ナンテコッタイ

いや 正直表紙でちょっとひくくらい絵面は濃いし いろんなもの突っ込みすぎてゴチャッとした感はあるんだけどなかなかどうして 一度波に乗ってしまえば変なテンションもクセになってくるというか とにかく王子さまのマコちゃんが出す不思議な雰囲気に微妙にハマれないでいるおねぇ設定すら気にならなくなってくる


眠っていた10年に起こった自分が知ることのない出来事 一度だけさした魔が落とす影

ツッコミどころは多々あるんだけど 10年の眠りから覚め 見た目の老いや通じなくなった言葉にかつての姫が浦島太郎になっての葛藤に エゴに 大奮闘 アホっぽいのになぜか切なくなる


好き嫌いはハッキリ別れそうだけど 個人的には面白くてしかたない
なんならこのお話の住人になってもいいくらい濃いキャラと 十年寝太郎とそれを見守り続けた王子さまの苦悩と日常 ←浦島太郎どこ行った?


うーーーん 1・2巻だけでもいい具合にまとまってたけど 読めば読んだだけこの波乱しかない日常が永遠に続いてほしいと思ってしまう

完結してると思って買ったけど こうなったらどこまでも追っかけますよ このふたりも!

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マコトがどんどんいい男に〜(涙)

コマがすっきりして、絵が見やすく更にきれいになっている気がします。
特に、しのぶがマコトに抱きつく絵は色っぽくていいですね。
表情も体の密着具合や角度なんかも。

とても感動的で笑いもあり、いい話なのに胸が締め付けられるのはなぜだろう。

順調に進んでいると、どこかで不穏な展開、マコトの過去話がくるのではないかと身構えてしまう。
扉絵でマコトの背中の火傷痕が見えていたから。
でも、描きおろしで火傷はマコトの母親だと話していたので、3巻でその話がくるのでしょうか。
(子どもの虐待話が苦手でその手のエピソードがきそうで今からビクビク)

2巻の内容としては、しのぶが順調に回復してマコトと一緒に住むことになり本当によかった。

しのぶの見栄と嫉妬でマコトを遠ざけたこともちゃんと謝ったし。
「もうひとりにしないから…」
としのぶの言葉にマコトも号泣したシーンはよかった。
そこでしのぶを抱きしめるかと思いきや、腕がだらんとなったのはそれだけ脱力したということなんだろうか。

にしても、マコトがますますいい男ですね。
とにかくやさしい、かわいいのに渋くてかっこいい。
主任になり、職場でも人望があって。
会社にも最初から、しのぶとのことを話していたのがマコトらしい。

しのぶも百合子さんとの確執がなくなったのもよかった。
2人らしいやりとりで。

感動的なシーンが多いけれど、合間にテンポよく挟まれる笑いがとても好き。

マコトが職場で普通にヘビを首にまきつけていたりw
オネエさま方のやりとりは相変わらず全部おもしろいし。

しのぶがマコトとイチャイチャしようとすると邪魔が入るのはもうお約束ですかねw
3巻ではイチャイチャできるんでしょうか。

0

焦らず心の距離を縮めていけますように

 しのぶが目覚めてからの怒涛の日常、とても読み応えがありました。10年間献身的に介護し続けすっかり大人の男になったマコトと、事故以来10年間ただ目を閉ざしていたしのぶ。今はマコトの優しさや誠実さ、懐の深さのお陰で対等に話せているけれど、本来2人の間にはあまりにも大きい時間の壁が存在していて、それはいつ表面化してもおかしくないもの。最後のキバさんの言葉がとても引っかかりました。これからその壁に立ち向かわなければならない日がきっと来る。それを超えられた時、しのぶは本当の意味で先に10歳歳を重ねたマコトの隣に並べるのかな、と思いました。

 一方で、とにかくしのぶのことを第一に考え、自分のことは後回しにしがちなマコトを、しのぶが持ち前の行動力でぐいぐい引っ張っていってくれるから、2人の関係が進展していくのも事実。しのぶのその長所は、失われないで欲しいなぁとも願っています。一見マコトが振り回されているようにも見えるかもしれないけれど、周りが何と言おうと、誰よりもマコト自身がそんなしのぶの姿を嬉しく思い、救われていると思うんです。2人は多くの人に支えられた分、幸せになることには貪欲になって欲しい。3巻ではどんな2人と出会えるのか、わくわくしています。

0

愛の戦士

はー…愛、確かな…(語彙力の低下)

1巻でね、私もそりゃ思いましたよ。「マコちゃん可愛そうだからもう東條先生が幸せにしてくれればいいかな、でも本音は嫌だな」と。しのぶが起きた後も東條の存在が、しのぶにもマコちゃんにも影をおとすわけで、憎し東條。罪はなかろうとも。

ちよっとでもマコちゃんが悲しそうな表情するたびに心がキュッとします。
読者はまるっと一冊10年分のマコトの愛を見せつけられてますから、完全に愛の戦士マコトの味方ですよ笑
しゅんさん(しのぶの友人 今は牧場の人)同じく、しのぶが不穏な動きしようものなら刺しにいくレベル。

それにしてもこの表紙のマコトとか、9話のマコトとか、エッチすぎる。

※電子書籍ひかり カバー裏あり

0

一安心

とりあえず良かった。
1巻を読み終わった時に2巻がどうなるかすごくハラハラしてたので安心しました。

しのぶがものすごい回復力ですね。
リハビリする情けない姿をマコトに見られたくなくて遠ざけて。マコトも来ないでって言われてやつれて。

しのぶが東條先生とマコトのことに感づきましたね。でも牽制して。

2巻ではしのぶの生還や回復、退院をみんなで大祝福ばかりでなかなかマコトと二人でしっぽりできませんね。

結局しのぶの本名も言わず。いいのかな?どんな意味が?
母との確執はとけたみたいで良かったですね。

巻末ではマコトが母親から虐待を受けてたようですね。
早くしのぶとマコトが二人きりで思う存分イチャイチャしてほしい!でもこれはお預けな感じかな?

マコトもすっかりイケメンモテキャラで大人になって。しのぶが絶縁した自分の母親とすっかり仲良しで。浦島太郎なしのぶも色々思う所があって混乱するだろうなあ。

主治医や看護師、入院仲間やバーのキャラ達もとっても良かったです。

0

まじに待望の2巻

目覚めないしのぶを読者も待ちわびていた、そんな2巻。

ようやく目覚めて、何が起こるのか。まだまだ物語は続きます。
しのぶの母親、療法士と親しくなった誠、など脇キャラとの交流もリアルに描きながら、失われた10年間を少しずつ少しずつ埋めるように、パートナーとして歩き出す二人。

社会的にも、誠が努める会社でしのぶをパートナーとして紹介するなど、自立してオープンな関係を築きます。

しのぶには10年間の記憶がないのだろうけど、その間誠がどんな思いで過ごしてきたか、その歴史の重みを読者は感じているので、ちょっともどかしい感じもあります。

けれど、こうやってまた二人で寄り添って生きていくのだなあと、あったかい気持ちになれました。

周囲の支えてくれる人達、それがきちんとシビアで心地よいですね。

1

影のある未来がやってきそうな予感が怖い…

事故の後、10年眠り続けていたしのぶが目を覚ましました!
10年経って、マコトはダンディなリーマンに変わり、あいかわらず自分にひと筋なように見えるけど、東條先生となにか関わりがありそうなのをしのぶは察知して、マコトに病院に来るなと告げ、リハビリに励む。

目覚めたら10年後、周りが自分の知らない10年を生きてるのって、すごく怖い。
それぞれの境遇も変わって、その間の経験で性格も変わってるかもしれない。
10年ぶりに再会する人ならともかく、身近なはずの人の10年を知らないって、私だったら怖くて、リハビリなんてできないかもしれない。
「でっかい男を…担げるくらいにッ なんなきゃ…っ」って、頑張りすぎるくらいリハビリに励むしのぶは強いなって最初は思いました。

でもしゅんさんのこの言葉
「お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ
あいつはお前の苦労なんかわかっちゃいねぇぞ」
これを見て、あぁ、しのぶは敏感なようで、何もわかってないから、あんなに元気なんだと、10年生きてきたマコトと、10年死んだも同然だったしのぶとの差は思ってる以上に大きいんだと…

しのぶが目覚めてから、マコトは嬉しいっていうより、なんか疲れてるように見えるんです。しのぶと一緒にいることを義務に感じるところがあるから?

しのぶが目覚めて、約束の名前を教えてもらって、ラブストーリーはここで一区切りついたはずなのに、物語は終わらない。
なにか困難なことが起こっても、二人でそれを乗り越えて、絆を深めていくところが見たい気もする。
でも今の二人に起こる困難って、乗り越えるのがとてつもなく大変な気がして、続きが楽しみだけど、影のある未来がやってきそうな予感が怖いです…

5

めざめてハッピーハッピー!で終わらないところが好き。

まだ続くのか!と読み終わったときに思いました。

事故で昏睡状態になってしまったしのぶが10年の眠りからようやく目覚めた…というところまで描いていたのが一巻終わり。
目覚めて母親とも仲直りしてハッピー!そして、マコトとも愛を確かめ合ってハッピーエンド♪かなと思ってたんです。
眠れる森の美女のオーロラ姫のように王子様のキスで目覚めたあとは、永遠の愛を誓い合っておしまい♪みたいな感じで。
だけど…考えてみればこれは童話じゃないんで目覚めて解決!なはずがない。
オーロラ姫は100年の眠りをものともしなかったけれども、普通の人間はそういうわけにはいかない。
起きてみたら周りも老けて、自分も老けている…。その受け入れがたい現実と周囲とのズレetc etc…。

マコトが風邪ぎみなのが続いているというのが大病の伏線じゃなければいいんだけど…と嫌な予感がするのは私だけでしょうか。
それからお仲間の「お前は10年生きてきたが あいつはそのあいだ、死んだも同然だ」という警告めいたものが不気味に響く…。で、その忠告を「ども…っす」と聞き入れたときのマコトの表情…。
うわー、ざわざわする。

全体のテンションの高さは相変わらずだけど勢いだけで突っ走らず、立ち止まるべきところはちゃんと立ち止まって描いてくれるので心に響きます。
めざめてハッピーハッピー!で終わらせないところ、しっかり腰を据えて長編を描かせてくれる出版社さんにも感謝!三巻が楽しみです。

3

マコちゃんのスーツ…♡

友人にオススメよりされて読みましたが、オネエが苦手なのでずっと積んでいた漫画。
結果、「すっごく面白い!!!もっと早く読めばよかった~~~!!!」

あらすじは他の方も書いているので省略しますが、
しのぶは意識を取り戻して、マコちゃんは会社勤めに転身して…な2巻です。
2巻の個人的眼福シーンはなんといってもマコちゃんがスーツを着ているとこ…っ
すっかり丸くなって大人のダンディ色男になったマコちゃん、大変好みですヾ(*・∀・)/
そしてしのぶが回復して本当に本当によかった(´ω`。)
オネエは受けでも攻めでも苦手と思っていた私ですが、この作品はそれを覆してくれたように思います。
BLというよりも、ゲイものというか、2人の人間の人生を描いた作品だなと感じます。
しのぶの、綺麗で口達者で不器用なところが愛しいです。
1巻の終わりではどうなることかと思いましたが、
目覚めてからの後遺症もなくてよかった…!

でもそのあとの二人のあり方について、
「万々歳~」で終わるのではなくて、病院スタッフの東条さんとマコの仲を疑うしのぶもまた然り。。。
この東条さんがまた素敵キャラ!!
嫌な奴であればマコを誘惑しおって~!と思えたものの、
この先目を覚ますのかもわからないしのぶの看護で心身共に疲れているマコを癒してくれる素敵ガイに、
自分だったら流されてしまうところ…。
マコの一途さにキュンキュンしてしまいました(結局そこ)

1巻から引き続き、愉快なオネエたちのやり取りが面白かったです!
多いに笑わせて頂きました。


東条さん事件はあったものの、1巻に比べて平穏な2巻だったので
3巻でまた大きな事件が起きるのではとビクビクしていますが、この二人の行方をしっかり最後まで見守らせて頂きます。
次巻はやく~!♪

4

個人的2017年ベストコミック

ちるちるのレビュアー様が神…。3巻に続くのですね。

2018年に入ってから1・2巻と通しで読みまして何故もっと早く読まなかったのかと後悔するしてます。スルーしてたのが謎なくらいど真ん中好みでした。個人的2017年のベストです。BL枠超えての。『私の少年』と2トップかな…。

私の好みはさておき、人間愛に満ち満ちたBL読みたい方には是非おすすめしたい作品です。1巻が10年近い期間を描く怒涛の展開だったので反動で2巻に入ってダレるかと思いきや、時間の流れが穏やかになった分、心理描写が濃ゆくなって切なさ倍増、安定の濃密さです。
ここで終わってもすっきりですが、この作品世界が好きな者にとっては3巻、楽しみです。

6

しのぶの波乱人生

1巻のネタバレしてます。
1巻未読の方、注意下さい。


↓↓↓↓注意↓↓↓注意↓↓↓↓






1巻で、ノンケに恋をし、オカマ達とのワイワイ旅行で事故に遭い、10年もの間の昏睡から遂に目覚めたしのぶ。
10年の間に、ゴリラみたいなワイルド系だったマコトはダンディなリーマンになり、疎ましくて離れた母親にべったり看病され、友達のオカマ達は超絶老け込み。
浦島太郎のしのぶは、どう周囲を受け入れるか戸惑う。
心ではざわつきながらも、まず身体から。リハビリに励み回復していくしのぶ。
第2巻は、しのぶの描写が中心です。
母親との関係を受け入れ、10年の間のマコトの恋愛も受け入れ。
献身的だったマコトとの関係はどうなる?と心配だったけど、一応は退院して同居、ラブラブというところで収まりそう……
このままおさまってほしいのが私の希望ですが、なんと2巻で完結じゃなかった!まだ続きあります。
風邪ばっかりひいてるマコトが気になるし(まさか何か病気とか…)、10年のブランクが何か影響してくるとか、いやいやハッピーエンドになって欲しい〜!

巻末収録の番外編「夏祭り」は、1巻と同様の目にも耳にも騒がしいハイテンションです。読んでてちょっと疲れる〜というのがホンネだけど、この騒がしさと深遠な心情を描く事が両立するというこの作品、またBLというジャンルの奥深さに敬意を表して「萌x2」で。
3巻待ってます。

5

10年…

連載をちょこちょこ読んでたとはいえ、待望の2巻!
今巻もウルッときました…(;ω;)

ざっくりいうと、目覚めたしのぶが退院して新生活を始めるまでが今巻の内容。
10年という年月の間で変わった事は多いけど、変わらないのはマコへの気持ち。
自分が眠っている間のマコと東條との事を勘付きながらも、そうならざるを得ない感情も理解するんですね。
勘付きながらもマコには明かさず、それでいて東條を牽制しておくしのぶの強さが素敵でした…!

血の滲むようなリハビリをし、一時帰宅ができるようなったしのぶ。
マコにキスをしようとして避けられるのですが、避けたマコの理由がしのぶを思ってるからこそのものでした。
なんっっっってマコは良い男なんだ(;ω;)
しのぶと共に泣けました…。

ゲイ仲間とのわちゃわちゃした感じは変わらないので、楽しい雰囲気たくさんです。
そんな中、二人の想い合い頑張る様子にしんみりしたり。
一言でいえば、今巻も最高でした(´∀`*)

書き下ろしはゲイ仲間と夏祭りに行くお話。(季節感ー!)
しのぶに強要されてふんどしを付けるマコといい、おばけ屋敷(しのぶ?)にビビるマコといい、マコが可愛かったです(*´ω`*)

もう一本「ゴリラとカナリア」というお話もあるのですが、こちらは事故に合う前のお話。
マコの背中の傷の理由がやるせなかったです。
またこれから薬塗り続けたら良いよ…。

追記・2巻で終わりではなく、まだ続きます。

4

いろんな愛

付き合い始めてラブラブなカップルの相方が事故で10年目を覚ましません
恋人の献身的な思いが通じたのか彼が目を覚ましてメデタシメデタシ

とはいかないですよね
そりゃそうです 10年意識が無かったしのぶとしっかりその時間を生きたマコちゃんとの間にあるその距離やズレを見ないことはできません
易きに流されずしっかり人間を描いてくれる勇気に拍手
どうかどんな着地でも希望と愛がある終わりが見たいです
そして、できればあんまり待たせないでくださーい

4

この作品が収納されている本棚

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