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ケーキと聞いて飛びつかないわけはなく。
レビューを書いたと思い込んでいたのですが、書いてませんでした。
仕事を終えて家に帰った途端に、同棲していた彼女にフラれたパティシエの鮎川。
途方に暮れていたところに、他店から移ってきたばかりの芳賀と出くわして…。
ルームメイトが出て行った芳賀の家にお世話になることになって、という同居もの好きにはたまらない設定。
長身の芳賀と小柄な鮎川のサイズ感もいいし、ケーキも芳賀の作る朝ごはんもおいしそう(鮎川の親子丼は除外)。
煙草を吸う芳賀を咎めて、やめる代わりに毎日1回キスというのはややありがちだけど、パティシエだし、味覚は大事だし。
芳賀のキスの仕方がまた…、イケメン。
無表情で奪ってきます。
最初は胸ぐら掴んで、っていう変わったスタイルですが、「今、したくなったんで」「今日の分、まだですよね」ってガツガツ奪いにくるのにときめきます。
肝心のストーリーですが、鮎川と会ったことがあるという芳賀と、覚えていない鮎川の認識のすれ違いがメイン。
ケーキのことは覚えていても、人の顔や名前は覚えない。
才能のあるひとって、コミュニケーション上に何らかの欠陥があることが多いけど、鮎川はまさにそれ。
そのせいで芳賀をイラつかせたり、泣かせたり。
自分にとっては人生を変えるほどの運命の出会いだったのに、相手は覚えていないというのは、たしかにかなりきつい。
その悲しさと苛立ちに切なさも混じって、絶妙な塩梅。
芳賀が「ミエル」に移ってきた理由を鳥頭・鮎川芳賀が知ってからが、ジリジリの連続でした。
意識して、すれ違って、さらにすれ違って。
このジリジリ感がたまらんのです。
良い具合にジリジリして迎えるラストもいい。
なんとなくパティシエとか、なんとなくケーキ屋が舞台だけど、あんまりケーキは出てこないよっていう作品も多い中、パティシエという設定をしっかりと使った展開で大満足でした。
描き下ろしでは、鮎川がすっかり忘れていた2人の出会いが読めます。
これは覚えてなくても仕方ないかなあ。
無表情イケメン芳賀の一途さにときめき、ケーキばかな鮎川を愛で、おいしそうなケーキを何個も見られる。
素敵な1冊です。
好きなタイプのお話でした!
小ボケに小ツッコミのかけあいがおもしろい。
香川のTシャツネタとかw
天然ギャップ萌え年上に、塩対応の年下がアンタ呼びでじわじわ迫る。ドキドキしながら、ぐんぐん読めます。
仕事っぷりもかっこいい。
香川の仕事モードが普段とのギャップで笑えるし。
2人のきっかけも仕事を通してだったしね。
香川はな〜んにも覚えていなかったけどw
芳賀が不憫だ〜。
その分、香川に言いたいこと言ってたねw
芳賀が無愛想で辛辣ながら香川を好き好きなところに萌え〜!
たまにデレるのがまたかわいい。
絵もきれいで好み。
ちゅうシーンも良いです(好き)
初めて読んだ麻酔先生の作品です。
麻酔先生は絵が綺麗で読みやすいです。
ケーキ店「ミエル」の新人パティシエ 芳賀くんとチーフパティシエの香川さんのお話。
芳賀くんは専門学校時代に参加したコンテストの講評会で出会ったチーフパティシエの香川さんに憧れ、念願かなって「ミエル」で働くことになりました。
ある夜、同棲していた彼女に別の男性と一緒に住むからと家を追い出され、道で途方に暮れていた香川さん。
偶然通りかかった芳賀くんに見つかり、事情を説明すると芳賀くんのマンションでルームシェアを提案されます。
結局、芳賀くんと同居することにした香川さんは、芳賀くんがベランダで喫煙しているところを目撃してしまいます。
パティシエは味覚が大切だから煙草を吸うことに大反対の香川さん。
そこで、芳賀くんが煙草の代わりに出した交換条件は、香川さんと1日1回キスすることで…。
芳賀くんはゲイだったのです。
芳賀くんは初めて香川さんに会った時から、ずっと好きだったのでしょうね。
香川さんに憧れて、他店で働きながら「ミエル」のパティシエ募集を待っていたのです。
そして、芳賀くんはやっと香川さんと一緒に働く夢が叶ったのですが…なんと、香川さんは芳賀くんのことを全く覚えていなかったのです(泣)
なんとか思い出してもらおうと頑張る芳賀くんの努力も空しく…。
香川さんは優しくていい人だけど、製菓以外はポンコツなのです。
コンテストで出品されたケーキは覚えていても、人の顔は覚えられません。
不愛想だけど押しが強い芳賀くんと優しいけれど流されやすい香川さんはすごくバランスがいいCPだと思います。
芳賀くんって溺愛するタイプですよね。
きっと、香川さんを公私共にサポートする「攻め嫁」になると思います。
香川さんは無自覚でポンコツなので、芳賀くんに愛されていればいいのかなと(笑)
いつか、香川さんがオーナーパティシエとして、芳賀くんとパティスリーを出せるといいですね。
とても可愛いストーリーなので、いろいろな洋菓子を含めてもっとパティシエの世界を見たかったです。
あと、香川さんがエロいHシーンも、もうちょっと見たかったです(笑)
ぜひ、続編をお願いします。次はやっと「SWEET」になるのかな?
「不愛想な年下攻め」と「流され受け」が好きな人には、特におすすめの作品です。
初めて読んだ麻酔先生。
絵がとても美しく、ボケとキュンが丁度いい割合で織り込まれ、テンポもよくとても読みやすかったです^^
コメディシーンは普通に吹き出してしまう程面白かったですw
パティシエの後輩×先輩です。
私は攻めの芳賀に萌えました!!!(*´ω`*)
寡黙、でも言いたいことはハッキリ言うところが読んでて気持ち良いですw
そのズバズバいう気質が受けの香川と相性バッチリだったということですね〜!
そんな芳賀に、年上であるはずの受けが翻弄されて戸惑うところはBLの醍醐味感ですねえ
ご馳走様です。始終にやけてました。
物語はしっかり完結していますがくっついたのがお話の終盤なので、もっと2人のイチャイチャを見たいよ〜!と思うところでエンドです。
この二人なら続編が出せると思います!出ないかなあ〜
お仕事BLとしても楽しめた1冊でした。パティシエについてきちんと調べてらっしゃる感が!麻酔先生働いてたのかしら?
年下×年上好きです!香川(パティシエ 実力者)は童顔で小さめなのであまり年上にも見えませんが、関係性は完全に後輩とその憧れの対象です。無表情で色んなことに興味薄そうな芳賀(香川の追っかけ笑)が、香川には押せ押せなのがいいですね!
ダサTシャツキャラってよくいますけど、描き文字の笑える系で、香川のTシャツは英字のガチダサなのが地味に面白かったです笑