• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作君とはこれから

戸倉史生,食品会社お客様相談室
彗太,清掃員

同時収録作品ぴったりはまる

小谷,大学生,抱きしめフェチ
西 一道,大学生

その他の収録作品

  • それから【描き下ろし】
  • あとがき【描き下ろし】

あらすじ

モンスター客、無責任な上司、適当な後輩、むちゃを言う他部署…。食品会社のお客様相談室に勤務する戸倉は日々ストレスをつもらせていた。ある日、清掃業者の彗太にストレス発散に「俺はどうよ」と誘われる。ドMで欲求不満だという彼を抱くなんて考えられなかったが、挑発された怒りからめちゃくちゃに犯してしまう。男を征服する快感に酔いしれた戸倉は以来、彗太とHするためにストレスを求めるようになり…。

作品情報

作品名
君とはこれから
著者
碗島子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
ISBN
9784778124038
4

(160)

(59)

萌々

(62)

(33)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
18
得点
647
評価数
160
平均
4 / 5
神率
36.9%

レビュー投稿数18

プレイ

◾️表題 戸倉(お客様相談室オペレーター)×彗太(清掃員)
商業作品で滅多に見られないプレイが読める作品です。本人方はそこまでプレイと思ってない…かも。割と真剣…?
彗太(受け)が片思いしている(していた?)ノンケの家に、手を縛ってローターを突っ込んだ彗太を放り込み、片思い相手にローターを抜かせるというえげつないプレイ。完全に巻き込まれ事故です。恋をするだけなら悪いことしてない、みたいな文脈が一昔前のBL作品にはよく出てきてましたが、これは完全に恋するだけから外れてるんで、片思い相手のノンケに多少傷つけられたとて免罪にならない程に大迷惑。トラウマになるぞ。まぁ読者からしてみればなかなか見ない力入った展開で嬉しいんですけどね。

◾️ぴったりはまる
こちらも攻めがお尻にローターをいれたまま受けに突っ込むというレアプレイが見られます。お好きな方は是非。

萌〜萌2

0

ツナギを着た子に弱いのです。

ドMな受のエロエロな作品かと思いきや、それだけじゃない素晴らしい作品でした!!

日々仕事でストレスを溜め、トイレで叫んで発散していた戸倉に、会社の清掃をする彗太はストレス発散に自分はどうかと誘う。
ゲイではないけど、最初はストレスを発散する為に始めた関係がいつの間にか、発散する為にストレスを求めるようになる。

最初は彗太の考えている事が分からなくて、ただのドMかと思ったのですが違うのです。そのギャップも良いし、戸倉の感情の変化も良い!!
たぶん、私彗太の顔が好みなんですよ。
だからなのか、後半コロコロ変わる彗太の表情が好きで、何度も読み返してしまいました。可愛い!!

そして、同時収録の『ぴったりはまる』も、かなりツボでした。
反応の薄い受ちゃんが、実は。。。って展開かなり好き!!
ハグすると凄くぴったりくる、可愛い2人のお話です。

2

アホかわ

性格Sで性癖はMって最高しゃないですか!!!

表題作とは別でもう1編入ってるんですが、
どちらも変態がすぎて島子先生~~~~~ってなりました。
可愛い変態を描いたら天下一品ですね!!

切ない心情も散りばめられ、きゅんなシーンもあって。
きゅんなシーンと変態の振り幅!!プレイの数々がぶっ飛んでて大変でした。
お尻にバ⚫ブ入れる攻めを見たの初めて(笑)
衝撃的だったけど、可愛いと思ってしまう。
男子ってアホかわだなとしみじみ。

3

同録作品のアホ攻めに笑わせていただきました

以前はエロが苦手な作家さんだったのですが、耐性が上がったのか楽しく読めるようになってきました。
今作のエロもクセが強めです。
とりあえず玩具とお漏らしは必須科目のようですね。
その他もモリモリ盛り沢山♡

表題作は仕事のストレスをトイレで叫んで解消している攻め戸倉と、そのストレスを俺を犯して解消しなよと誘ってきた受け彗太のお話。
彗太はドMという割に、ちょっとSな物言いで戸倉を煽って身体の関係を持つ。
そんな関係を続けるうちに彗太に情がうつっていく。
だけど彗太から好きな奴が居ると告げられ…な展開でした。

彗太のアレにアレをアレして想い人の所へ行かせるプレイがさすが作者さん!でした。

都合のいい相手止まりだと誤解したまま離れてしまうのかと思いきや、戻ってきたーー。鍵間違えて良かったーーなハピエンでした。
彗太は失恋直後なので、これからな2人ですかね。

同録の「ぴったりはまる」がとても良かった。
卒業式に別れの抱擁をしたかずみちの抱き心地が忘れられなくなった小谷。
再会して抱擁を交わし、抱きしめたまま付き合おうと告白…な展開。
この小谷から伝わってくるかずみちの抱き心地がたまらずキュンとします。

小谷がアホキャラでして「俺のだきみち君…!」とか「(アレが出っ張って邪魔だから)かずみち君の中にしまうのどうかな」とか笑わせにきよるw
自分のお尻にローター入れてみるのもサイコーでした。

アホ受けも良いが、アホ攻めもまた良きモノでした。
アホですが、正式なお付き合いを申し込む小谷はカッコよかったです。

個人的に作者さんの作品の中で1位、2位を争う作品かもでした。

5

同時収録作が好き

【君とはこれから】
ストレスからトイレで叫んでいた攻めに受けがセックスを持ちかけるところから始まる話です。
受けには攻めとは別に好きな人がいて、酷く抱かれることで心の満たされない部分を埋めようとしています。

受けの想い人は受けの気持ちを知った上で受け入れず、それでもズルズルと友人関係は続けている状態なのですが、そのことを知った攻めが受けにローターを挿れたまま貞操帯を装着して友人の元へ向かわせる展開があります。正直このシーンは受けの友人を気の毒に思ってしまいました。変態同士のプレイに強制的に付き合わされるのはきつい…

上記のようなことをしでかすヤバさはあるものの、基本的に攻めが良い人なのはよかったです。あとは攻めがトイレの個室で受けに迫った時に、受けが「職場はやめろ」と止めたのも新鮮でした。昼間の主導権を握るのはあくまで受けなんですよね。


【ぴったりはまる】
こちらの作品の方が好みでした!
受けを抱きしめた感触が忘れられず、ばったり再会した時に両手を広げた攻めがとても可愛かったです…!

受けはもともと攻めのことが好きで、攻めが同級生をハグしてまわっていた卒業式の日も意を決して抱きしめられに行ったのですが、そのハグがきっかけだったんだなと思うと運命的だなーとほのぼのしました。

お試しで付き合っている間に受けは攻めと自分との噛み合わない、ぴったりとははまらないところを見て不安になったりもするのですが、それでもそんな攻めのことが「可愛い」と正式なお付き合いをスタートさせます。

エッチシーンではなんと攻めが受けに挿入しながら自分のお尻にもローターを挿れます。びっくりしましたが揃ってとろけた表情をしているのがまたすごく可愛いんですよね…

カバー裏の漫画もこの作品のおまけなので、是非カバー裏まで収録されている電子書籍サイトか紙の本で読んでほしいです。

表題作が中立寄りの萌、同時収録作が萌×2で間をとって評価は萌です。

3

俺のだきみちくん

表題作もいいのですが、同時収録がたまりませんでした。

卒業式にみんなとお別れのハグをしていた流れで、面識のない西ともハグした小谷。
あまりにもしっくりくる抱き心地が忘れられず…。
というストーリーなのですが、ありとあらゆるところに散りばめられた笑いがツボすぎました。
小谷は天然、西は自虐、周囲もツボを狙ってくる。
終始にやにやしっぱなしでした。
描き下ろしまで面白い。

からだ(というか抱き心地)目当てっぽくて、軽いノリでガンガンくる小谷の能天気さと、実は小谷をずっと好きで、「この付き合いはあくまでお試し…」と切ないポイントをついてきそうな西もちょっとズレてて切なくならないし、とにかく楽しくほのぼの読み終わってしまいました。

表題作は受けの好きな相手に対する駆け引きがちょっとあれでしたが、ストレスの捌け口だったはずがハマってしまって可愛がりたい欲求に駆られた攻めが愛おしかったです。
こちらの描き下ろしも最高でした。

楽しく読める作品なので、かなりおすすめです。

3

いじらしい受けと優しい攻めで良かった

表紙が見られたらヤバいやつですね(笑)
表題作はいきなり受けが犯していいよ、Mなんだ、何してもいいよって。そしてストレスを溜め込んだ攻めが本当にぶち犯して。どうなるの?と不安でした。

でも受けはずっと子供の頃から好きな幼なじみに傷を見せたくてコンビニに通って。
攻めもだんだん受けに酷くするのが気が引ける優しくしたくなってきて。

受けの一途さに攻めは無茶な計画を実行。
しかしなんだか上手く行ったようで。

二人の仲が壊れて自分がつけこみたい攻めでしたが、受けに優しくしたい泣いてたら抱き締めたいってキュンとしました。
受けもその後甘やかされて幸せそう。
しかし初めてのエッチがあんな形で…。塗り替えてね。

収録作
運命ですね!攻めが積極的でグイグイ行って、実は受けも攻めのことがずっと好きだったのに、この付き合いはお試しなんだろ、俺の事本気で好きなんじゃないだろと思ってつれない態度で。

でもエッチは愛が感じられて。その後は素直になれたかな?

どちらも攻めが優しくて良かったです。

2

面白かったです

配信で読めたので、久しぶりに読み返しました
独特の世界観がある作家さんですけど、この作品は読みやすいほうかと思います

きっかけは、なかなかトリッキーですけど流されて仕舞えばそこからズルズル
あらよあれよと言う間に、しっかりはまちって絆されてます

受けがキレイで、なのにどこか飛んじゃってるかと思いきや、実は純情さんだったり
攻めはなかなかはっきりしないやつ、かと思いきや決めるとこはしっかり決めるオトコマエだったり

エロエロなお話の中にときおり見せる、情とか癒しとか、うまい具合についてくる
流石な一冊でした

4

2つのお話が入っています

コールセンターで日々ストレスがたまる戸倉さんと、その会社の清掃員、彗太。いつもトイレで叫んで発散している戸倉さんに、あるとき、「オレでストレス解消しなよ」とささやく彗太。
それにふらふらとのってしまい、いつしか体の関係に。

そんな彗太だが、彼には初恋のノンケな幼なじみがいて、叶わぬ想いに鬱々としている。戸倉の方は、だんだん彗太がかわいくなり、街でみかけた温かそうなマフラーをプレゼントしようとする。
やはり恋愛関係にはなれないとつきはなされた彗太を、オレにしなよと戸倉がやさしく包み込んでハッピーエンド、かな?

もう1つ、抱き心地が最高な友達と再会し、ちょっかいをかけているうちに好きになり、というお話が入っていました。こちらは相手が元々片思いで、というハッピーエンド。

3

バランスが最高にいいウケ

この作家さんが描くタチのライトな頭のおかしさが好きで作家買いしました。

表題作のウケの「性格はちょっとS、性的にはM」というのが個人的な好みにマッチして最高でした。このSというのがどうも難しく、BL界隈のあらゆるSを見たつもりですがなかなか合わないケースが多いので、それだけでも既に神評価という所です。クールとかツンツンとか俺様とかそういう事じゃないんですよね、Sって。

ストーリーは重すぎず軽すぎす、心地いい温度でした。元々ギャグも多い作風なので、落ち過ぎずに純粋に進行を見守る事ができます。
細かい所は既に書かれているので差し控えますが、不自然な当て馬感がないのは好印象でした。後で考えると三角関係を崩す為のビッグバンが親友の立場から見てなかなかでしたが、一貫して小ボケが多くあくまでBL作品として読めるのでマイナスにも作用せず。親友視点の描写が多くないのもよかったのかもしれません。

同時収録は翳りのないタイプのもので、セックス中のタチの行動には自分も「!?」となりましたが、キャラ勝ちですね。「出っ張ってて邪魔だから中にしまおう」は言ってみたい言葉に見事ランクインです。その発想はなかった、をよく見せつけてくれて読んでいて楽しかったです。

総じて読後感はよく、ちょっと時間が空いて「可愛い」が見たい時に読みたい本だなと感じました。気疲れしないので気分的にもリセットされ不思議な元気が出そうです。
念を押すようですが、とにかくウケの子が本当にいい。それが伝わればこのレビューは満足です。

13

シリアスとほのぼのが同居した1冊。

表題作『君とはこれから』は、食品会社のクレーマー担当と幼馴染に恋をした清掃員が、身体の関係を結び、互いを利用していくお話です。
結果として2人はお付き合いをするのですが……兎に角、SM要素が強いと感じました。
苦手な人は苦手、人を選ぶ作品だと思います。

もう1作『ぴったりはまる』は ほのぼの系のお話です。
攻めの子が自分にローターを挿れてみるシーンが好きです。
「攻めに玩具を使う作品は珍しいのでは……??」と、感じています。

3

珍しくシリアス色強め

 碗島子先生の作品はシュールなギャグ要素が詰まったものが多いかと思いますが、こちらは比較的シリアスだったように思います。幼馴染に恋をしてしまい、キスしようと試みたら拒絶されたために、そこから進むことができず行き詰まっていた彗太。そんな時に清掃の仕事先で、クレーム対応をしていてストレスが溜まっている戸倉に出会い、どうせ本命とどうこうできないのなら、この男にめちゃくちゃにしてもらおうと考えて彼を誘惑します。戸倉自身はSではないのですが、ストレス解消のために彗太を強引に責めるようになります。ただ、セックス自体は激しいものの本来の優しさというか穏やかな気質はところどころで垣間見られ、彗太が戸倉に惹かれていくのがとても自然な流れに思えました。お互いに求めている存在を埋め合うような、すごくお似合いのカップルだったと思います。

 同時収録作は表題作よりもいつものシュール感が強かったです。2人が付き合うようになるきっかけがかなり特殊で、ちょっとストーリーに入り込みにくい気がしました。なので表題作について、萌評価です。

2

見ようによっては珍しい展開かも!?

最近お気に入りの作家様。
シリアス、ギャグ、変態混じりのエロ。
あらゆるバランスがとても好き。

『君とはこれから』
サクサクトロピカル チョコ
「グリーンスムージーバー(カロリーおさえめ食べる畑)」
という、意識高い系企画部スタッフが開発しちゃった劇まずゲテモノ商品!(今時コンビニとかにフツーに売ってそう!)
そのために日々クレーム電話を対応し続け、ストレスを溜めている戸倉。
人気のないトイレで愚痴を叫ぶところを、清掃員の慧太に見られ「ストレス発散に俺のこと犯していいよ」と誘われます。

怒りやストレスをセックスで慧太にぶつける戸倉と、ぶつけられて悦ぶ慧太。
でも本来優しい性格の戸倉は、ストレスがなくなり仕事に前向きになるのに比例して、どんどん慧太のことが気になり始めます。
一方慧太にはずっと想いを寄せる幼馴染の存在があり、過去に拒否されるものの友達関係は続いたまま、終着点が見つけられずにいます。

よくある展開としては、戸倉の立ち位置が当て馬で、幼馴染が徐々に絆され、最終的にはハッピーエンドになる…というものが多いように思いますが、これはそのまま幼馴染は関係を崩さず、慧太は失恋するという流れ。
ある種のリアルでしょう。
最初はストレスをぶつける戸倉に嫌な印象がありましたが、途中から「優しくしたいけどMの慧太には物足りなくないか?」と逡巡しはじめる彼のことが可愛く思えて来ました。

最後にはしっかりとラブラブな戸倉×慧太が見られました。SとMのバランスが取れた2人、末永くお幸せに。

『ぴったりはまる』
高校卒業式のハグで、すっっっごく抱き心地のよい“かずみちくん”に出会ってしまった小谷くん。
それから頭の中はかずみちくんのことばかり。
ある日道で偶然出会ったかずみちくんの前に、笑顔でハグのポーズをし立ち塞がり、抱擁しながらいきなりの告白をぶちかまします。
いやー、小谷くん、アホな子なのです。
「抱きみち君」て笑
感覚だけで躊躇なく行動し、恥ずかしげもなく歯の浮くようなセリフや、エッチな言葉を口にしちゃう。
そんな小谷くんのことを高校時代から好きだったかずみちくんは、「軽いお試し気分なんだろうな」と思いつつも、付き合いを続け…

これはすご〜く可愛いお話だった〜。
突っ込みどころ満載のラブコメ好きにはたまらなかった…
アホな子受けは元々好きだったけど、アホな子攻めもなかなかに…
だって、ノリで自分にローター突っ込んだまま攻めちゃうんだもん!
リバ以外の設定で攻めがお尻に何か入れるってあまりない描写なので、ドキっ。
新たな扉を開いちゃったかも!?

カバー裏や電子限定ページもとても楽しく、大満足の一冊でございました♪

11

すごく好き

表紙に凄くひかれて買いました。
今年の表紙ランキングに入ってくると思う。
紙本だと帯がないとエロいおもちゃが見える仕掛けもおもしろい。
碗先生の垂れ眉の悩ましげなキャラデザが好きなのですが、今回の表題作の受はえっちのときと普段の態度のギャップにも萌えました。
珍しく何回も読み直してしまった作品でした。
もう一作の方は、そのうちリバがあると思う。攻めの行動が凄く好みでした。
両方とも、もっといろいろな話が読みたいです。

7

引きずり出される”S”な本性もイイけど、甘いほうがイイ!

半目隠し&緊縛で、碗先生にしてはエロ度高めなのかなって期待♪
2つのストーリーが収録されています。

●「君とはこれから」
営業とは名ばかりのクレーム電話対応をさせられている戸倉は、まずい商品しか開発しない企画部、頼りにならない上司、勝手な部下に振り回されてストレスMAX!
トイレで「ブチ犯してぇぇぇ」と叫ぶだけ叫ぶけど、実際はそんなことできない小心者。
でも、清掃係バイトの彗太(表紙の彼です!)に「俺ドMだから犯していいよ」と誘われ、戸惑いつつも誘いにのってみると、ノリノリな責めっぷりで…
こいつ絶対に”S”の才能ある!

こうゆう引きずり出されちゃう”S”気質好きです♪

ただ彗太は戸倉を利用していたワケがある。
彗太は片思いしていた友達・大野に告白。大野は彗太に触られるのも怯えるくらい男は対象外なのに、彗太には昔のままの友情を求めていて…
ゲイとノンケの求めてるものがすれ違いすぎてるのに、未練が残ったままなのが切ない。

ストレス解消責めエッチは何度も続くけど、戸倉は根っから”S”じゃないから、何度も抱けば彗太に情がわいてきて…

戸倉の活躍(というか暴走)は、こんなこと出来ちゃう人間だったんだ!ってビックリしました。

道具もいろいろ出てきて碗作品のなかではエロ度やっぱり高いです!
でも戸倉には善良が似合うから、”S"の勢いにのって責めてるときより、巻末の描きおろし「それから」で彗太を優しく抱いてるときのほうがシックリきます。


●「ぴったりはまる」
卒業式のハグ大会で、小谷はあまり話したこともない一道(かずみち)からハグを求められ抱きしめたら抱き心地が良すぎて忘れられない。
そして道端で再会して、思わず手を広げて抱きしめると、やっぱり気持ち良くて、”俺の抱きみち君”に付き合おうと告白!

小谷は「こんな広い世界で一道くんをつかまえたんだ」ってロマンティックなことを言っちゃうかと思えば、友達に「彼氏がー」とか口走っちゃう、良く言えば素直だけど、NO葛藤、NO気づかいな雑な奴!

でも一道は小谷の優しさ(本人は無自覚)に惹かれて、高校の時は片思いしていたから、小谷の雑な面が見えてきても、側に居られて、抱きしめられるのがやっぱり嬉しそう。

ほっこりほんわりするかわいい話でした。
(でも攻めが自分もオモチャを挿れて、そのまま受けを抱くっていうのは、初めて見るパターンな気がして、ドキドキしました…)

2編とも読後感に”カワイイ”が残る一冊です。

5

それぞれ違う味わい

二つの作品が収録されてましたが、テイストが異なりどちらも楽しめました。

「君とはこれから」
お客様相談室勤務でストレスを溜めまくりの戸倉が、会社清掃員の男にストレス解消に自分を犯して良いと誘われる事から話がはじまります。
この男=彗太が何故自分を痛めつけるようなプレイをするよう言うのか、性癖だけが理由ではないんです。
その理由が切なく痛々しかった…。

戸倉は彗太と激しいプレイでストレス解消できるけど、戸倉は本来優しい人。
彗太の事情を知った後に、戸倉が彗太にやった事は激しくて「えぇ…」となり他にやりようが無かったのかな?とは思ったけど、生ぬるいやり方だと返ってふっきれなかったかもしれないですね。

碗先生らしく汁だく濃厚なプレイにシリアスな内容、そして所々あるブラックなギャグ。
一般受けする内容ではないかもだけど、こんな碗先生の作品が私は好きです(*´ω`*)

「ぴったりはまる」
卒業式の後、友人とハグしあってた小谷は、友人じゃない男とハグ。
すると彼は自分にぴったりフィットするような抱き心地だった。
彼とはそこでお別れだったが、大学でその彼・西と再会し…。

抱き心地で付き合おうという小谷が真っ直ぐでアホ可愛い(笑)
実は西は高校時代小谷を好きだったんですが、好きなるエピソードが微笑ましいです(´∀`*)

この二人の初Hが、攻めの小谷が自分の尻にローターを入れるんです。
「え!西の尻いじってたけど、小谷が受け!?」となりましたが、ローター入れたまま攻めます。
斬新すぎる…(笑)

書き下ろしは「君とはこれから」のその後。
あのえげつないプレイをしていた二人が、付き合ったらすっごく可愛かった!
お互いを知っていきもっと好きになっていきそうな二人にニヤニヤしました(*´Д`*)

カバー下は二つとも「ぴったりはまる」。
小谷のバカ可愛さ健在でした(笑)

5

こういう攻めが世の中に溢れたらいいのに

「ぴったりはまる」の攻めの小谷君の初挿入時に自分もアナルにローターいれちゃうプレーがとてもよかった。

3

重いのと甘いの、どちらも良いッ!

評価は神寄りです。

表紙から想像出来なかった展開でした。
SM要素があってひたすらエロく、エロで癒やされるだけのお話かと思っていたら…!
片思いの切なさがキューっと痛くて切ない気持ちになるとは…(;ω;)
息苦しさや重さもありつつエロも濃厚でとても良かったです。

同時収録は表題作と打って変わって明るく甘々(^///^)
バランスが良くて読後感も◎で面白かったです♪


◆君とはこれから

お客様相談室で客からのクレームにストレスを溜めている戸倉(攻め)。
目の下には隈。どんよりしたオーラ。
心身ともに疲れ切り、トイレで愚痴を叫んだところをビル清掃員・彗太(受け)に聞かれます。
”ストレスを溜めてるなら発散相手にどう?”と誘われーーと始まります。

戸倉のストレスがハンパないです。
読んでる方もドッと疲れました。
クレーム処理は大変だ…。

彗太から持ちかけた話とは言え、彗太の体にぶつけるようにストレスを散らすセックス。
腰を振って突き上げながら客や上司や同僚へ言えない文句を吐き出す。
おもちゃを使って手酷く彗太を弄り愛のあるセックスではありません(;ω;)

痛々しい描写ではありますが
彗太自身がMっ気があるのに加え、戸倉の本質は優しい人なので痛いだけではないというか。
エッチの最中とそれ以外のギャップが大きくてONOFFの差に萌えました。
終わった後に彗太の頭をなでなでしてる戸倉にキュンキュンする~!(^///^)

で。彗太がなぜ手酷く扱われたがるのか…。
その理由が悲しかったです。

強めのネタバレになってしまいますが、
2人以外に彗太が片思いしてる相手が加わり三角関係のような展開なんです。
全員の気持ちが噛み合わなくて息苦しさを感じます。

『答え』は出てるのにどこへも進めない3人。

彗太に惹かれ始めてる戸倉は、彗太の叶わぬ片思いを知り。
彗太は叶わぬ恋とわかっていても尚、関わることを捨てられず。
彗太の片思い相手の幼なじみは、ゲイだと知る前の『親友だった彗太』を求めていて。

答えは出てるんですよ。
幼なじみは、親友以上にはなれないけれど彗太は大切で。
彗太は、親友以上になれないなら全てを終わらせてほしくて。
そんな2人の関係を知った戸倉はーーー。

もぉぉ彗太の心の痛みがツライです(;ω;)
息苦しい切なさがズンときました。

また、濃厚セックスはプレイが多々…!
尿道攻め・目隠し・おもちゃ・縛るはもちろん、とんだ荒療治まで(´⊙ω⊙`)
その中で格別に美味だったのは描き下ろしの恋人セックスでした♡♡♡
彗太がめっちゃ可愛い~!!!

◆ぴったりはまる

こちらは抱き心地から始まるお話です。
卒業式で皆とハグしていたら、その中でピッタリ最高の抱き心地の同級生がいて。
その気持ちよさが忘れられずに大学生活を送っていた最中に偶然再会。
思わずバッと手を広げたら、相手も腕の中にポスっと収まってくれます。
もう離れたくない!的な甘くて可愛いお話でした。

最初はキュッと抱きしめてるだけが、それでは済まなくなってくんですけどね( ´艸`) ♪
エッチするときに、攻めが自分の尻にローターを入れたのが新鮮でした。
その発想はなかったのでちょっと笑ったww
てっきりリバフラグかと思ったけどそうではなかったです。

【紙本は全サペーパー企画あり。2018年5月7日応募締切】

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP