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大正メビウスライン-千家伊織編-

taishou moebius line

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表題作大正メビウスライン-千家伊織編-

千家伊織 千家の当主,軍部の急進派
柊京一郎 死霊が見える

その他の収録作品

  • 終の棲家
  • あとがき

あらすじ

時は大正末期、日本。欧米列強に対抗するため軍国化が進められる中、帝國大学に進学するため上京してきた柊京一郎は死霊を「見える目」を持つが故に、軍人たちに目をつけられる…。軍事力に死霊を利用しようとする陸軍少将・千家伊織は護国のため京一郎の力を得るべく奸計を張り巡らせて…!?

作品情報

作品名
大正メビウスライン-千家伊織編-
著者
風雅ゆゆ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大都社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
シリーズ
大正メビウスライン
発売日
ISBN
9784864952217
4

(3)

(2)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
4 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

千家派必見の一冊

あの長いシナリオをよく単行本一冊に纏められたなぁと感心しました。
コミカライズ担当の方のご苦労が窺えます。

都合上カットされたり、改変されたシーンも多少はありますが、概ね原作に沿ったストーリー展開でした。
京一郎が軍人となり千家の部下として術式作戦に関わることになる、所謂「進軍ルート」がベースとなっているようです。

前述した通り、長いお話をかなり圧縮して漫画にしていますので、1ページ1ページの情報量が非常に多いなと感じました。
しかし、テンポが速すぎるということもありませんので、ゲームを一通りやっている方であればすんなりと読めると思います。
省ける部分は徹底的に省き、重要な場面はしっかり回収していて、全体的に過不足の無い印象です。

このように物語自体は切り詰められていますが、ラブシーンにはそれなりにページが割かれています。
ゲームではスチル化されていなかったところも描かれていましたので、個人的には非常に満足でした。

もう一つ嬉しかったのは、ドラマCD「終の棲家」が描き下ろしでコミカライズされていたことです。
ストーリーは幸せに満ちたものですが、2人には再びこのような穏やかな日々は巡ってこないのだろうと暗に察せられ、読み終わると切ない気持ちに満たされます。
特に、京一郎が時折見せる物悲しそうな笑顔には胸が締め付けられるような思いがしました。

長々と文が続きましたが、千家ファンの方も納得の素晴らしい出来だと思います。
サブタイトルに千家編とありますが、他の攻略キャラの分もこの先出るということなのでしょうか。
そちらにも期待です。

2

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