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私はこの桜城ややさんの絵がとても好きなんですね。特に渋いイケメンの困り顔を書かせたらその色気で右に出るものはいない(私評)。
必ず買ってしまう作家さんなのですが、お話はときどきうーむと思うものもありますが(ごめんなさい)、もう絵を見ているだけでよいという。
これはストーリーも印象に残る面白い作品でした。
ある日学校で昼寝していたら、イケメンの同級生にいたずらされて。。
という冒頭。
無邪気で恋愛にうとい尾瀬。やや屈折していつも教室で一人でいるイケメン、一ヶ谷。
一ヶ谷が、尾瀬の爪にマニキュアを塗ったことから、二人の交流が始まります。
実はフィギュアなど細かいものを作るのが趣味の一ヶ谷。ネイルにも凝っていて、尾瀬はその実験台になることに。
一ヶ谷のマニアックな趣味をみても引かない尾瀬。
一ヶ谷は最初から尾瀬のことが好きなようですが、鈍感な尾瀬は全く気づかず、でも純粋で無垢で優しく、一ヶ谷はますます惹かれてしまう。
この恋の行方は?と思いながら楽しく読める作品。
こういうオタクイケメンは珍しいキャラではないかなと思います。
次作は渋いおじさんの困り顔がまたみたいものです。
大きな事件が起きたりするわけでなく、割と日常的な、ネイルアートで繋がった二人のDKの恋のお話ですね。
手先が器用な一ヶ谷くん×ちょいニブ男前な尾瀬くんです。
イケメンがチマチマとかわいいネイルをイケメンに施しているギャップは…とてもイイですね。巻末のネイル写真が尾瀬くんもノリノリで撮影されてて「楽しくやってんだな〜」ってほっこりしました。
尾瀬くんにとって、始めは普通のクラスメートだったのが、段々一ヶ谷くんを知っていって、自分の気持ちに気づいちゃった所が何とも言えずイイ反応。そして一ヶ谷くんの淡々とぐいぐい来るところよ…!
どこかにいそうなイケメンDKの指先と爪先の恋のお話、楽しかったです!
クラスでぼっちなイケメンにマニキュアを塗られた事がきっかけで
親しくなっていく硬派フツメン、という感じでしたが
マニキュアが似合わない尾瀬が照れたり戸惑ったりなのが可愛らしかった!
そう、似合わないというところがポイントです。
男の子の爪って面積大きそうで塗りやすそうですね。
プラモデルもフィギュアも何だって作れて手先が非常に器用な一ヶ谷なら
ありとあらゆるリクエストに応えて本当にプロのネイリストになれそう。
二人とも女装どうこうとかじゃなくて
二人だけの時間を楽しんでいるのがこそばゆかったです。
まだその時に尾瀬は自覚していなかったのに、
意識した途端真っ赤になってしまうとかウブ!
散々手を触れ合っていたというのにね~。
尾瀬の長所は先入観で判断しなかったり、簡単に否定しないところ。
それが一ヶ谷にとっては全て受け入れてくれるような安堵感だったでしょうから
身内以外で認めてくれる人がいるというのは大切ですね。
“そういう意味”で手を握られて驚いて逃げてしまった尾瀬は悪くないけど
ちゃんとフォローしてあげようよ…。
そこがまた恋愛に疎い感じでそんなには悪くはなかったですけども。
尾瀬のバイト仲間で、一ヶ谷の幼馴染でもある中原がかなり雑なパス寄こして
もう少しやりようがあったんじゃ…??と思いましたが
それくらいじゃないと進展しなかったかもしれません。
不慣れながらも恋に向き合い悩む二人が微笑ましかったです。
可愛い男子高校生同士の恋愛でした。
どちらも恋愛慣れしていない感じが初々しくて、良かったです。
器用でイケメンな一ヶ谷とピュアで優しい尾瀬のお話です。
模型・フィギュア作りなど、手先が器用で細かい作業をするのが好きな一ヶ谷が次に始めたのはネイル。
たまたま拾ったネイルを同級生の尾瀬に施したのをきっかけに、2人は徐々に距離を縮めていく。
恐らく、一ヶ谷のネイルは尾瀬に対するマーキングみたいなものだと思う。
自分の色を付けさせることで、安心しているところがありそう。
一方の尾瀬も、一ヶ谷の意外な一面を知っている優越感からまんざらでもない。
少しずつ仲良くなり、お互いに惹かれ合うまでにそう時間はかからない。
なかなか認められない尾瀬だったが、認めてからは男らしかった。
コンドームを買ったり受けに回ったり、基本的に器が大きいと思う。
ネイルという男子高校生にとっては非日常的なことをきっかけに始まった恋だが、始まってみればいたって普通の恋愛だ。
好きな人に好きになってもらうことの難しさや、嬉しさがよく表現されていたと思います。
二人の友達の中原がなかなか面白かったので、気になりました。
B L的な要素も見せて欲しかったなぁ…。
初期の頃からずっと好きな作家さんです。
久々のコミックで歓喜しておりましたが、今回はネイルという題材から、オネエ的なキャラなのかな?と勝手な苦手…印象から、購読を後回しにしてしまいました。
が…そういうキャラではなかったです(^^♪
只々、尾瀬くんとお近づきになりたい一ヶ谷くんの必死の行動ゆえからのものでした。
頑張れ!一ヶ谷くん。
尾瀬くんが、自分の気持ちに気づくまでのストーリーが丁寧に描かれています。
桜城さんの描く、若い割には大人っぽい攻めキャラが好きなのですが、今回は比較的、高校生らしい可愛いビジュアルで良かったです。
想いが通い合うまでの甘ずっぱい感じはいくつになっても読んで後味の良いもので、好きです。
メガネのお友達もいい味だしてます。
なんにしても、さすがベテラン作家さんですので、相変わらずの安定感!
特に奇抜なお話を描く作家さんではなく、何気ない日常のすぐそばにあるようなそんな世界観を描かれる正統派な作家さんです。
毎度ながら、読んで後悔しない一冊。