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表題作奥様はα

井坂隆臣(α),エリートサラリーマン
井坂一昌(α),造園業,実家が由緒正しき家柄

その他の収録作品

  • Prologue(描き下ろし)
  • Epilogue(描き下ろし)

あらすじ

政略結婚で見つけた奇跡みたいな恋心、
だけど挿入は譲れない!!

由緒正しきαの家柄である太刀上家は今や破産の危機に陥っていた。
一家離散もやむなし!?という状況を救ったのは一代で成り上がった井坂家との縁談。
援助が欲しい太刀上家と名前が欲しい井坂家、双方の利害の一致により長男の隆臣と一昌は結ばれることになる。
ラッキーなことに2人の間には恋愛感情も芽生える。全ては順風満帆かと思いきや……どちらも攻め!?
大好きなのにセックスのこだわりだけがすれ違う、可愛くてコミカルなオメガバースBL☆

作品情報

作品名
奥様はα
著者
夏下冬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
シリーズ
私立帝城学園-四逸-
発売日
電子発売日
ISBN
9784865894783
3.9

(301)

(108)

萌々

(103)

(58)

中立

(21)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
26
得点
1147
評価数
301
平均
3.9 / 5
神率
35.9%

レビュー投稿数26

呃攻媽真的讓我幻視一些“惡婆婆”

攻受兩個人的反差我覺得很可愛,氮素為什麼攻媽戲份那麼多?最後還要下藥blahblah,這萬一最後發生什麼事情也不是你能真的控制得了的吧?我真無語了,什麼都能幹非得下藥,還威脅受說你生不了孩子別人也能生,能生的人已經跟攻關在一個房間下好藥了,都做到這一步了最後作者輕飄飄說哦,攻媽其實不會讓攻真的跟醫生上床的……呃我好無語,是不是腦殘啊,我真的很討厭很討厭這種惡婆婆設定,這麼事兒,受以後日子難過咯,真惡心,真惡心真惡心,我看個漫畫還要看受被“婆家”刁難,婆家戲份還這麼多,真惡心。

1

愛があふれている

新しいオメガバース!

アルファ×アルファだと「お前を抱いてやるよ!」という挑発的な作品が多い中、こちらは愛に溢れている、、ただの政略結婚×エッチな本だと思っていたのでビックリしました

お互いにふかーく愛し合っているけど、そこだけは踏ん切りがつかない。あるよなあ、そういうこと、、

カウンセラーさんがオメガなのは予想外でしたが、たしかに二人と比べると線が細くて儚い感じ。間違いが起こらなくてほんっとうによかった!

にもかかわらず、、評価が低いのはどうしても手の噛み跡が気になって集中できなかったからです。オメガなカウンセラーを傷つけないように自分の手を歯形だらけにして、そっから初ソーニューです

0

逆も見たい

すっかりレビューした気になってました。この作品、ちるちるポイント1000オーバーなんですね!発売から時間経ってもレビューがじわじわ増えてます。オメガバースのα×αの走りみたいな作品だからでしょうか。

普通だったら結婚するまでの波乱を描くところ、そこは飛ばして初っ端から相性良く結婚!その後の性生活にまつわるアレコレを存分にお見せしますという構成勝ち!

セックスシーン、いかにも雄らしいα同士のまぐわいが迫力あって好きなのですが、隆臣の手が怖すぎて全く集中できないことだけが難点でした。歯形だらけで怖いの…

「私立帝城学園-四逸-1」に彼らの番外編が収録されています。気になる方は是非あわせて。

0

最高夫夫!

絵がきれいで、読みやすかったです。

1

深い「夫夫愛」があふれてる!

オメガバースの定番といえばαとΩが本能で惹かれ合うロマンティック・ラブ。
けれど、本書で描かれるのはタイトルのままに、
受け攻めともに【α同士】のカップルなのでした。

代々続く由緒正しい家柄ではあるものの、落ちぶれた実家を救うため、
一代で成り上がった井坂家の跡継ぎ・隆臣の元へ嫁ぐことになった一昌。

始まりは政略結婚でしたが、形だけでなく、二人の間に
きちんと愛情が感じられたのがとてもよかったです。

ラブラブ新婚生活も始まり、幸せの絶頂かと思われた二人。
しかし、そこにはただ一つ、問題がありました。
それは ポ ジ シ ョ ン 争 い だったのです!

だよねー。二人ともαだもんねー。
夫婦関係は良好なものの、互いに攻めポジションだけは譲れず、
結婚後も体は繋がらないままの二人なのでした。

クールだけど、生真面目で包み込むように深い愛を注ぐスパダリ隆臣と
褐色肌&鍛え抜かれたボディがワイルドでセクシーさを滲ませる一昌。
タイプは違えど、確かに攻め感溢れる二人です。

互いへの愛はあるのに、性別の問題で…というのがなんだか切実でした。
まぁ、愛があっても無理なものは無理だよね…

でも、それって逆に考えると性別や性的嗜好は関係なく、
二人が純粋に人として愛し合っているということなんですよね♡

一昌が納得できるまで無理強いはしないという隆臣でしたが、
姑から子供のことをせっつかれた一昌はカウンセリングに通うことに。

この姑がまた超曲者でした。
自社と息子想いなのはわかるけれど、手段が強引すぎてもはや鬼!

対する一昌の両親は愛情たっぷり超円満夫夫でした。
喧嘩の思い出を笑いながら話す両親に一昌が温かい家庭で
たくさんの愛を受けて育ってきたことがわかりました。
隆臣と一昌にも子供が出来たらこんな風なんだろうなぁ。

ある日、痺れを切らした姑はとんでもない強行に出ます。
母の罠にかかり、Ωフェロモンにあてられた隆臣が
耐えるために噛みついた手の傷が痛々しかったです。
ホントこのお母さん、実の息子に対してもスパルタすぎ…

でも、必至に耐える隆臣の姿に一昌以外は抱かないという強い愛を感じました。
そんな隆臣の一途さに一昌も心打たれ、ようやく、ようやく結ばれ…!

待ち望んだ瞬間だけに喜びもひとしおでした。
悩んでいたことが嘘みたいに、気持ちよさそうに
激しく愛し合う二人にうっとりでした♥

『Epilogue』では出産後の二人が描かれます。
すっかりお母さんの顔になっている一昌と普段の落ち着きはどこへやら
あわあわ&甘々な隆臣パパの顔がみれて、ニヤニヤがとまりません。

早くも二人目の話になると「次は俺が頑張るよ」
という隆臣に、本当にできた夫と惚れ惚れしました。

同時に夫婦(夫)のどちらも子供を産むこともできるという
まさにオメガバースならではの設定に可能性の広がりを改めて感じる場面でした。

一昌視点で展開するので隆臣への愛情はストレートに伝わってくる一方、
隆臣の愛情はその言動からじわじわと伝わってくるものでした。
普段はあまり表情にでないけれど、記念日にサプライズで花を贈ったり、
無理に抱くことはせず、だけど、一昌のカウンセリング通いを知ると
とても猛省するなど、照れ屋で真面目過ぎる隆臣の愛情と誠実さが
しっかりと描かれていて、そんな深い【夫夫愛】が心地よい作品でした。

結婚スタートだったので、いつか二人の出会いから
恋に落ちるまでを描いた過去のお話も見てみたいです。

1

奥様がα?一気読みでした!

初めて読む設定です。
オメガバースも色々あるんですね。

こちらの作品は差別とかなくて夫夫(ふうふ)が攻め同士でどうするの〜?なお話です。
なんと!αが妊娠出産できてα同士の結婚もあってな世界で。

冷静沈着真面目な夫とおっちょこちょい?な妻?がお互い攻めは絶対譲れないと性生活が営めず、子づくりが出来ずに困ってしまって。
愛し合ってはいるものの元は政略結婚なので跡継ぎは絶対なのです。

軽い気持ちで妻?はカウンセリングに行ってみたら…。
そこから色々動き出して。気持ちも体も。

自分のパートナーが他の男にアソコをイジられたらショックですよね。

最終的にはハッピーエンドなんですが良かったです。
愛していればもう受けでも関係ないですよね。
妊娠率も100%で無事に子供も生まれて。

最後の夫の意見に緊急会議です!

久しぶりに一気読みできた作品でした。

0

悲惨ではないけれど

評価下げてすみません。

オメガバース、α同士の夫夫です。
母親ひとりの力で成り上がった井坂家は、どうしても「名家」の名前が欲しい。
一方、太刀上家は名の知れた家柄だけど、没落しかかっている。
そんな2つの家の政略結婚巻き込まれたαの子どもたちの話です。

子どもと言ってももう十分結構な年齢なので、「これから運命に出会うかもしれないのに…」という悲壮感はありません。
α同士なので、自分を卑下するような悲壮感もありません。
お見合いで出会った2人がどうやって愛を育むか、というのが大きなテーマなのですが、そこで「α同士」というのがネックになってくるのかな。
優れた性であるαはプライドが高い。なので自分が攻めたい、みたいな。
でも井坂家の方の隆臣くんはそこのところ、拘りがないように見えます。
ぐるぐるしているのは一昌の方で。

よく分からないのは「名家の看板が欲しい」のなら、隆臣くんを婿に出す方が「名前」でマウント取れたんじゃ…?というところ。バリキャリ隆臣ママは単純に縁だけが欲しくて、名前は自分の方を残したかったのでしょうか。
没落一家を救う名目なので結納金も破格ですが、一昌の両親(こちらも夫夫)がお金のために嫌がる息子を差し出すようなキャラにも見えなかったんですよね。

気を取り直して。
どちらが受けるか、という局面に至って出てくるキーパーソンのカウンセラー。
この人物を間に挟んで、自分が悩んでることをパートナーに言えない一昌の葛藤と、大事なことを相談されずに他人の手でパートナーを変えられたことにショックを受ける隆臣という風に、ふたりの間にヒビが入ります。
そこに激しいマゴマゴ攻撃を繰り出す隆臣ママも参戦して、てんやわんやなのですが、何でしょう。熱量が感じられなくて。
既に結婚しているからというのもあるのだと思いますが、隆臣が優しくて穏やかなキャラなので、一昌を大事に思っていることは分かっても、それが「自分の愛するひととして」なのか「流れ的にこれから人生を共にするひとだから」なのかが伝わりにくく。
一昌の方も「女型がスキー」なので、人としては隆臣を気に入っているのは分かるけど、男としてはどうなのかという部分が分かりにくく。

記念日エピソードで隆臣は不器用ながら一昌を大事に思っているのは伝わるし、一昌も隆臣を理解しているのも分かる。
隆臣ママの策略でヒートになったときに、隆臣がひたすら自分の手を噛んだのは一昌を愛しているからなのか、「名家出身の一昌に子供を産んでもらう」という使命感なのか。
斜めに読みすぎですかね。

そんなわけで最後は絆が強まって、隆臣は本当に一昌のことを想っているのが分かるし、お互いにできる部分できない部分を補い合って、つらいことも半分ずつ背負っていける素晴らしいパートナーになっていくのは分かったのですが、萌えるか萌えないかで言ったら、胸がきゅんと来なかったわたしは萌えませんでした。
ごめんなさい。

2

愛が溢れるαの夫夫

初めて読んだ夏下冬先生の作品です。

サラリーマンの井坂 隆臣(α)と造園業の井坂 一昌(α)のお話。

一代で財を成したため名家との繋がりが欲しい井坂家
名家でありながら倒産の危機に陥っていた太刀上家
双方の利害関係が一致して、お互いαの息子たちを結婚させることにしました。
周囲の心配をよそに、相性が良かった隆臣と一昌。
甘い新婚生活が待っているかと思ったけど…。

ふゅーじょんぷろだくとは「全員が妊娠できる世界」なので、どの組み合わせも妊娠して出産ができます。
そして、この全員が妊娠できる世界ということはいろいろな可能性を秘めています。

隆臣と一昌はお互いに抱きたいため、未だに夫夫の営みはありませんでした。
しかし、後継ぎが欲しい隆臣のお母様は何かとプレッシャーを掛けてきます。
あれこれ悩んでいた一昌はカウンセリングに行くことに…。
そこでは、カウンセリングの延長で初めて穴に指を入れられてしまった一昌。
でも、「そちら側の素質」があったのか、だんだん自分で弄るようなります (*ノωノ) キャ

どちらが抱くのか抱かれるのか…男性同士の越えなければならない壁ですね。
恋愛結婚ではないけれど、隆臣と一昌はお互いのことを大切に想っています。
だからこそ、隆臣に内緒でカウンセリングに通っていた一昌。
それを知って、一昌だけに抱え込ませてしまい申し訳ないと思う隆臣。
大事なのは一緒に乗り越えることです。

どうしても後継ぎが欲しい隆臣のお母様は、ある策略を思い付き実行します。
それは、何も知らない隆臣と薬で発情させた京和先生を部屋に閉じ込めてしまうことでした。
ヒートを起こしたαと発情したΩ…このまま発情セックスをしてしまうのか?!
その時、一昌は?
絶体絶命のピンチですが、そこには「婚前契約」ではなく「愛」がありました。
ぜひ作品をご覧ください!
感動でグッと胸に込み上げるモノがありますよ。

この作品には当て馬は登場しません。
あやうく当て馬にされそうになったのが、カウンセラーの京和先生です。
ちなみに、京和先生はいつもクールな紳士ですよ。
脇キャラでは、隆臣のお母様、一昌の両親と同僚が登場します。
隆臣のお母様がかなりのイケイケですが、女一代で成り上がっただけのことはありますね。
一方、一昌の両親は温厚で仲がいい夫夫で、一昌の理想のカタチじゃないかなと思いました。

Hシーンは、本編に1回だけです。
隆臣の両手の噛み痕に強い意志を、全てを受け入れる一昌の優しさを感じました。
そんな愛が溢れたα同士のセックスがすごく良かったです。

描き下ろし『Prologue』
最初の結納のお話。
政略結婚なのに、もう仲良くなった2人がほほえましい。

描き下ろし『Epilogue』
妊娠した一昌が元気な赤ちゃんを無事出産したお話。
一昌と赤ちゃんを見たときの隆臣の安堵した顔がいい!
「次は俺が頑張るよ」なんて…これが、全員が妊娠できる世界なのか(涙)

最後は、2人の可愛い赤ちゃんも見られて感無量です。
スタートは政略結婚でしたがそれとは関係なく、愛し合い、妊娠し、出産する。
オメガバースの作品は圧倒的にα×Ωの組み合わせが多いですが、同種の組み合わせも素敵だなと思いました。
同種で同型の結婚や後継ぎ問題などシリアスになりそうなテーマを夏下冬先生がコミカルに仕上げているので読みやすいです。
お互いがお互いを大切にしているので、セックスを含め無理がないところも良かったですね。
オメガバースが好きな方や食傷気味な方にも、新たな発見ができる作品だと思います。

2

優しくて楽しい夫夫の物語

私がこの作者様の作品で1番最初に購入したのがこの作品です。
とにかく、画力がすごい!とっても絵がキレイです!カバー絵に惹かれて購入したのですが、内容がめちゃめちゃおもしろかったです!

私自身はオメガバースについては特に何も思うところもなく、そういう設定なのね、みたいな感じでそれぞれの作品の中の設定と解釈に沿って読むだけ、みたいな感じでした。

でも確かに、このα×αは珍しい。しかもこの作品では、αもβもΩも男も女もみーんな妊娠できる設定なのです。男女は、男型・女型と呼ばれていて、作中に一昌が、『俺は元々女型フェチで…』というようなセリフが出てくるのですが、ここで、なるほど、この設定であれば、男男、女女、男女のそれぞれのカップルが珍しくもなく普通に存在するのだな、と分かりました。

オメガバースは多くの場合は男ではΩのみ妊娠可能としている設定が多く、確かにこれだとα×αでも全然いいけど子供ができない。オメガバースの最大の特徴は男でも妊娠できる世界観という感じだったので、確かに全員が妊娠できれば話の幅も広がるかもしれないなぁと思いました。

α×αで両方攻になりたい夫夫の話。でも、二人にはちゃんと愛があって、隆臣も一昌もお互いを思いやってとっても優しいんです。

私は個人的には隆臣のファンなのですが、隆臣は時間をかけてもちゃんと一昌が納得して受け入れるまで待つつもりでいる。嫌がることは絶対しないと一昌を無理やりに抱くようなことはしません。隆臣の男らしさに惚れ惚れします。

なのに一昌がカウンセリングを受けに行くきっかけになったのが、前の夜、隆臣に抱かれたくなったら寝室に来いと言われて、本屋さんにテクニック本を買いにいったときにたまたま見つけたカウンセラーの本がきっかけという(笑)一昌、めちゃめちゃおもしろいです(笑)

この作品は随所に笑いのセンスが光っていて、クスクスしながら読める本です。αとΩの番をめぐる…みたいな重苦しい雰囲気がなく、跡継ぎを義母に切望されて悩んだり、夫婦間での性の不一致みたいな実社会でもよくあるリアルな問題に主人公たちが真面目に、ときにユーモラスに向き合っていくお話です。

この作品のスパイス的な役割となるカウンセラーの京和先生。もう、一昌と先生のやりとりがめちゃめちゃおもしろい。

一昌って本当に真面目で素直なかわいい人なんですよね。隆臣のことが好きだけど、なかなか受になりきれない自分。葛藤しながら、でもチャレンジすることも忘れないし、なによりこの問題に正面から真面目に向き合ってなんとかしようと行動する。本当に素敵な奥様です。

自宅でおもちゃ(?)を挿入して試しているところに隆臣が帰宅して見られちゃった場面(笑)読みながら声を出して笑ってしまいました(笑)一昌が真面目にやっているから、そのコミカルなやりとりがとっても可愛くて楽しい。

隆臣も結婚記念日に花を送ったり、二人でカウンセリングに行ったときは、一昌が先生に身体を触られて認識変化に至ったことが許せなかったり。心から一昌のことを大切に思っていて、めちゃめちゃ優しくてかっこいい旦那様です!

最後は隆臣ママの仕掛けた罠にはまり、めでたくセックスするのですが、京和先生のフェロモンに当てられた隆臣が、自分の手を噛んで必死に耐える場面は、その描写がすごくて隆臣の一昌への愛と信念の強さにゾワゾワしました。

別の作品にて、後日談になるお子様はαが収録されていて、子供が生まれてからの隆臣と一昌を見ることができます。

政略結婚ではあるものの、ちゃんと二人は愛しあっている普通の夫夫で、番やΩの生きずらさみたいな話がまったく出て来ないので、オメガバース作品が苦手という人でも読みやすい作品だと思います。

それに、やっぱり、隆臣と一昌の人物設定がちゃんと作り込まれていて、感情や行動の描写が丁寧。二人ともとても魅力的だし、読んでいて展開に無理がないので、気持ち良く楽しく読める作品でした!

9

墓に入れたいくらいの作品!

最近はα×αも増えてきましたが、オメガバースではα×Ωが主流ですよね。

ニッチでマニアックなところを攻める、ふゅーじょんぷろだくとらしい作品でした。

攻めの隆臣さん、とっても誠実な人です。

ドSでゴリゴリな鬼畜攻めも好きなのですが、隆臣さんのように愛妻家でマメで繊細さも併せ持つ攻めもよきですね。

相反するように、受けの一昌さんは豪快褐色イケメンです。

この一昌さんの、ちょうどいいダメンズ具合がたまらない!

そして、夏下冬さんの画力とセンスが光る、最後までしっかりと楽しめる作品でした。

本作品では隆臣×一昌ですが、一昌×隆臣も見てみたい...!

次は一昌×隆臣で出産シーンもみっちりと描いて欲しいなぁ(笑)

奥様はα 2の発行を期待したいです。

2

オメガバースという可能性

元々オメガバースは得意なほうではありません。
でも嫌い!というほどでもないので人気作は気になって読んでみる!っていうスタンスの私の戯言なのですが…

α×Ωが主流な中、α×αは目新しく「うん!上流社会では確かにこんなことも行われてそう!」と新たな世界観を感じました。

ですがいかんせんオメガバースを読み慣れてない私。というか、Ωものしか読んできてない私。
うーん、難解(^^;;
オメガバースの作品って最初に説明があるじゃないですか。
あれ、一応毎回目を通したりして理解はしてるつもりだったんだけど、「え!αも妊娠って出来るんだ!?」とか初っ端からいきなり躓いて、わけわからなくなっちゃって(^^;;
Ωだけが子供産めると思ってました、ハイ。

こんなとんちんかんなレビューしてるの私だけだし(恥ずっ)、設定に入り込めていればもっとすんなりと楽しく読めたんだろうな〜!と非常に残念であります…う。

家の問題、性生活の問題、妊娠出産にまつわる問題、いろいろなものが渦巻いていて、さらに「愛」があるからこそまた拗れたりもする。
でもやはり「愛」がすべてを超越してくれるのが、よかった。

対Ωとの抗えない本能のような関係以外にも、様々なシチュエーションが描ける題材なんだなーと、今回は勉強になりました。
いわゆる普通の男女の恋愛、結婚、出産のようなストーリーを、男同士で、また男同士ならではの斬り込み方で描けちゃうんだもんね。

やはり、何でも受け入れて世界観を楽しむのがオメガバースなのかも!?(^^)

2

要素盛りだくさん

んん〜〜‼︎
面白かった〜!「神」と「萌x2」すごく迷ってる〜!
BLの評価的には「すごく面白かった」の萌x2。
だけど、その他婚姻制度や生殖に関してのあれこれに思いを馳せさせてくれた意味ある作品、という位置付けも加味して、やはり「神」まで上げていいかな…という気分。

帯に「どっちが攻めになるのか」ってあって、あ〜攻x攻の攻防か…と萎えてたんだけど、本作は一味違う。ていうかこの帯は違うでしょう⁉︎
家名が欲しい成金α家と、おカネが欲しい貧乏名家α家の、いわば政略結婚。
そんな出会いながらちゃんと恋愛感情?というか親愛の感情が流れている夫夫のヨメ側が、抱かれる側・妊娠する側にならなければならない事は既に決定している。
ヨメである一昌は頭では理解しつつも、受ける覚悟ができないという事でセックスカウンセリングを受ける、という話なわけ。
本作はオメガバースで、言ってみればパラレルワールド的な話で決して未来の話ではないから仕方ないんだけど、家柄が欲しくての婚姻や、後継者の実子主義や、やはり胎児は誰か人間の体内で育んで出産を経なければならんのか、とか。現代にも続いてる女性を取り巻く古くからの問題よね…
会社の後継って実子だけがいいわけじゃない気がするし。
子供を「産む」という負担を人体からどう減らすか、ってSF的にもテーマになり得る未来的な命題だと思うし。その辺りは今現在のテクノロジーと同じ時間軸ではありますが。
ともかく本作。
やはり自分が抱かれようとしてカウンセリングを受ける一昌がいいし、それを知って自分ごとに寄せてくる隆臣もいいよね。カウンセラー先生の「失敗を2人で共に乗り越える事に意味がある」という言葉が核心を突きすぎててハッ……としちゃったし。
結局受ける側としてのヨメ・一昌が自ら受ける気持ちになって抱かれる。そこにはもう攻防も攻め受けの優劣も何もなく、ただ「愛」がある。(たとえ発情期誘発剤による半強制的なシチュエーションだとしても…)
このHシーンは素晴らしかった…!私はいつも「官能」を求めるんだけど、こちらのシーンはもっと切羽詰まってる。止める事ができない激情。こんなのもいい。
隆臣のスパダリ感、一昌の褐色もとても好みでした!

10

お話はいいと思いますが…

オメガバースα×Ω設定ものが好きななので、それと絵柄も苦手な感じだったので、こちらの作品は読まずにいたのですが、評価の高さに気になりとうとう買ってしまいました。

食わず嫌いはいけないので!と頑張ってみたのですが…

どうにも絵柄がダメでしたあ~(T_T)
ガチムチ系が非常に苦手でもう絵を見ているだけでお話が入ってこないんです。
お話や設定は決して悪くないと思います。
夫婦のあり方など普通に現代社会にも通じるところがあるのではないでしょうか。
α同志でも一所懸命お互いを想う二人には好感持てますし…なのですが…

最近は結構許容範囲広げたつもりだったんですけど…まあ、好みの絵柄でないと受け付けれない自分の至らなさを再確認できた作品でした。

ガチムチ系苦手な方、宜しければ Let‘s try!!

2

この時代、オメガバースという設定に忠実な作品。

ギャグ要素が多く、オメガバースという設定を重くなりすぎずに受け止めることの出来る作品です。
設定を受け入れやすいだけでなく、現実感があるところが、この作品の1番の魅力だと感じています。

①α同士の契約結婚という、この時代なら有り得る設定をテーマとしている点。
②この作品の出産シーンには帝王切開の描写が入っており、その点を珍しく感じると共に、「男性同士なら当然、そうだよなぁ……」と、納得させられる点。

オメガバースの持つある意味ファンタジーな印象を覆す、素敵な作品だと思います。

6

目からウロコ

驚きっぱなしでした。己がどれだけ固定概念に囚われていたのかよくわかります。

始めからこだわりが随所に見られ、
お見合いのシーンで一昌側に男性が2人いるので、気付かず「一昌の隣の男の人は兄貴かな?」なんて思っていたのに一昌の両親だったとは…。主人公たちが”夫夫”になるようにその親も夫夫である事も普通のことで、「俺の親も夫夫なんだ!」みたいにピックアップされるのでもなく、新婚夫夫のリアルな葛藤が展開していきます。

そうなんです!めちゃくちゃリアルなんです!!
男でも妊娠できるという設定の時点で、ファンタジーとカテゴライズしちゃいそうなところ、孫を急かす姑に悩まされたり、上手くいかない性事情という現実の夫婦も抱えている問題が夫夫にも起きていて、オメガバースがリアルを織り交ぜ、フィクションがありえそうな形として受け入れられる日常ドラマになってる事に感激しちゃいました。また、バース性があるので作中女性の事を「女型」と表記していて「外見的な違いで分けるのか!」と語彙にも徹底していてナイスだと思いました。
Ωの存在があって運命とか身分違いの恋とか、反発してでも貫く純愛というのがスタンダードだったところに一石を投じた作品になったのは間違いありません。

オメガバースもだいぶ世の中に浸透してきたと思います。今作は面白いだけではなく、視野を広げさせられ大変勉強になりました。
元々好きな世界観なので、この作品を読んで今後あえてのβ×βとかα×βとかα受けとか「これもアリだね」と今やいろんな可能性を妄想するようなっちゃいました。

最後に、そういえば先生はΩだったわけですが彼にもいろんな事情があったのかと気になって仕方ありません!なにかしらの形で先生のお話が読めたらいいなと期待しています。

21

α×αが新鮮で良かった︎☺︎

個人的にオメガバースの設定が好きで、オメガバースの作品をたくさん読ませていただいています。この作品はオメガバースものでも珍しい、α×αのものだったので、気になり読ませていただきました。

全体的に見ると、コミカルな感じでいいなぁと思ったのですが、隆臣がΩのフェロモンに当てられた時、自分の手を噛んで我慢しているところがとても印象的です。
一昌への愛や気持ちが伝わってきます。

挿入のシーンでリバはありませんが、一昌が隆臣へ仕掛ける場面もありますのでリバ好きの方にオススメです。

6

思ったよりコミカル

自分の手をガリガリと血だらけになるまで噛んで、Ωのフェロモンに耐えた攻・隆臣。
全ては「妻である一昌を傷つけたくないから」ですよね。
α同士の結婚ということで、オメガバースとしては異色の作品ですかね。
読み終わった後一瞬「α同士ってことは、二人にはそれぞれ運命の番が別に世界のどこかにいるってこと?もしその運命の番が現れちゃったら…」といらぬ心配をしてしまいましたが、この二人ならそんなのはね飛ばして愛し合い続けるんでしょう。
深い所でお互いを思い合う二人ですので。

4

新鮮

オメガバースの中では珍しい設定の漫画だなぁと思いました。α同士の作品って読んだことなかったのでとっても新鮮でしたし、どうなるんだろうとワクワクしながら読みました。

2人の出会いはお見合いでしたがお互いのことを大切に思っていることがすごく伝わってきて、出会うべくして出会ったのだなと感じました。

出産する受を見て今度は自分が出産するという攻に男気を感じました。


ただ、隆臣の母親が強烈すぎて、読んだ直後の感想は隆臣の母親やべぇしか思いつかなかったほどです。もう少し2人で考えて悩んで、2人で答えを導き出すストーリーも見て見たかったなと思いました。

2

あまりかかれない、オメガバース世界の一般的夫夫

α同士の夫夫、そしてαの出産。Ωがほぼ狂言回しくらいの存在感しかない。
今の日本のオメガバースの本のなかでは異色な存在なんですけど、
オメガバースの世界についての解説を見ると、基本的には社会階級差もあり、αはα同士がくっつくのが通常らしい。
つまり、同種婚はαとΩがつがいだなんだで熱く燃えたぎる世界をよそに粛々と結ばれるよくあることなんだろうな、と。
きっともっとモブな世界でもっと多いβ同士が普通に結ばれてるわけで。

新鮮だけど日常。なかなかないものを見せて頂きました。

4

αとΩじゃないけど運命の二人

オメガバースもので、受け攻めともα。
運命の番や何やらで波乱がある展開と思いきや、そこでオメガバースものの性質が活きるのか!となった作品でした。

お見合い結婚だが、お互い好き合って仲の良いαの二人。
でもいざHとなるとどちらも攻めたいタイプなので上手くいかず、受けがカウンセリングに行き…と話が進みます。
え?これって別にオメガバース設定関係無くね?と読み進めてたら、最後にきました!オメガバースの特異性!
二人の性生活が上手くいってない事を知った、孫を熱望する攻め母がカウンセラー(Ω)に発情誘発させ焚きつけるんです。
それを機に結ばれるけど、攻め母の手段を選ばないような行動が恐ろしい…!

良かったのがエピローグ。
出産し大変だった受けを思いやって、次は自分が受けるという攻め。
普段から誠実な攻めがとても素敵でした。

一風変わったオメガバースもので、読み応えありました。

10

キザ臣♡…しみじみと良いお話だったよ!

意外な展開で、とっても良いお話でした♡
最初、α×αのガタイの良いオトコ同士。『どっちが攻めなんだろう⁇ 』などと考えながら読んでいると、やっぱり両者入れたい方、入れられたくない方の攻防戦!楽しいケンカップル♬『コメディ展開か⁇ 』などと思いながら、さらに読み進めると、今度はオツに澄ましたセックスカウンセラーが出て来ます。『なになに⁇ 当て馬なの⁇』 と考えながら読み進めていると、『あ、これ、オメガバースだった!』と、急にガツンと思い出させられます!
BLと言うのは、その前にオメガバースなんていうのは、ファンタジーに他ならないのですが。
人間関係というもの、結婚するということ、家族であるということ。
愛し合うということ。
とてもリアルに考えさせる物語でした。
キザ臣も一昌も本当に素敵なカップルだったよ。キザ臣ママもすごくカッコ良かった。(無茶やるけれど。)一昌の両親や友達など周りを取り巻く人々もいい人ばかりで、しみじみと良いお話でした。
オメガバースではよくあるシーンだけど、隆臣がΩに噛みつかないように、ガリガリと自分の手を血が出るほど噛み傷だらけにしているところでは涙しました。隆臣いい男だよ!

0

αの妊娠!

このオメガバースはすごく好き!
α×α、そう!
際立ったΩが出てこないオメガバース!とても良い!
そう言う作品好きです、不幸な人などいない!(先生は読者の感性によっては不幸な人なのかもだけど)
そして一番良い!と感じたのは、プライドの高い幼稚な俺様αが出てこない!これに限ります。

タチ同士の激しい攻防戦・ケンカップルな話かと思えばそうでもなく、最終的に受けは誰が読んでも一目瞭然。
隆臣の一昌に対する思いやりが超甘い!けどそれに負けず一昌の隆臣への思いやりもとても甘い!
エピローグの隆臣の一昌への思いやりがたぶん、女性読者にはとても理想の男性像として映るのではないでしょうか。
運命の番が出てこないオメガバースでも、ここまで甘い作品って言うのが本当によかったw
そして読み終えてから思ったのが、もし今後この2人に運命の番が現れたらどうなっちゃうんだろう?と。
一読者としては出てきて欲しくないですけど!

7

α同士の性生活とは

 あらすじや帯を読むとα×αカップルでのマウント争いが主軸かのような印象を受けますが、いざ読んでみると2人ともどうしても相手を抱きたいんだと強く主張しているわけではなかったです。あくまでお互いのことを深く思いやった関係性があった上で、2人なりの性生活をどのように営めばいいか試行錯誤するというようなストーリーでした。α同士ということもあってか、互いに男らしいビジュアルで本当にどっちが抱く側でもおかしくないカップルなんです。ただ、嫁いだ一昌は1人でカウンセリングを受けに行くほど真剣に悩んでおり、言葉の節々から自分が抱かれてもいいと思っていることが窺えます。そんな一昌を可愛いと思っていたら、今度は素股され感じる隆臣も可愛く思えたり。2人が結論を出すまでははっきりとした攻め受けがないので、2人とも可愛いしかっこよく見えるんですよね。

 そんな2人に痺れを切らした隆臣の母親が、カウンセリングをしていた先生を利用して、2人に結論を出させます。正直、子供を産むのを急かすところやこの強行手段についてはさすがにどうかと思いましたが、穏やかに進んでいく展開の中に嵐を巻き起こすという意味で必要だったのかなぁと最終的には受け入れられました。できれば2人で結論を導き出して欲しかったですが。カウンセリングの先生がまた硬派なビジュアルでΩという素晴らしい設定だったので、彼の恋愛についても知りたいなぁなんて思いました。

4

“ふうふ”の寄り添い方!

アルファ×アルファの夫夫(ふうふ)というパワーワードと
美し過ぎるジャケに目を奪われてしまいました…。

オメガバースの世界は私にとってやっぱり不思議なんですが
政略結婚だし(結納金に驚いたww)更にどちらもタチ希望となると
こじれるんだろうなぁという予想はちょっと外れまして
褐色肌の一昌がカウンセラーの手でウシロの快感を覚えてしまい
心配ないな、と安堵しましたww
カウンセラーの先生がまた美人で、
あとでキーマンとなるんですが「私は…チアリーダー」にふいてしまい
ところどころギャグをまじえつつも
お話のベースがシリアスなので要所要所でキュンとします。
旦那の隆臣は最初ツレないなぁと思いましたが
後半の健気さが素敵!!!
ああ…隆臣のお母様に強硬手段取られた時の
手の甲の痛々しさったらない……!!
その後の愛のあるおセッセは非常に読み応えがありますよ♪

なんと言っても、描き下ろしの『Epilogue』の隆臣が
最高の旦那様じゃないか!!!!!と感動してしまいました!!
やっぱり愛さえあれば色んなことを乗り越えられるんですね…。

オメガバース作品だからといって食わず嫌いは良くない事と
実は前コミックスがツボらず(すみません)
1冊だけで判断すべきじゃないなと猛省ですww

7

攻防戦の決着は曖昧

α同士の夫夫のお話。

由緒正しいが没落寸前の太刀上家と、成り上がりで家の格が欲しい井坂家の息子がお見合いしてご結婚。
物語はすでに二人が熟年夫婦みたいに馴染んでいるところから始まるので、出会いや惹かれていく過程がないせいかちょっと唐突ではあります。

財力のある井坂家の隆臣に太刀上家の一昌が嫁いでいるので、夫・隆臣、妻・一昌ですが、それとこれとは別。どちらも相手を抱きたい攻防戦の日々。
とは言え、隆臣は真面目で紳士なので、「無理強いはしない」といつも冷静。
そんな隆臣にぐいぐいと一昌が挑んでいく感じです。

行動派の一昌なので、性生活のカウンセリングにも通っちゃう。
そこで後ろを開発され、気持ちとは裏腹に体が隆臣を求めるように。
触りっこの際、後ろの疼きを抑えられない一昌が隆臣に目隠しし、そのまま自分で指を入れて感じてる姿は色っぽくてドキドキしました。
いわゆる「後ろの才能」が一昌にはあったようです。

その後は、カウンセリングに通っていることや、自身の心身の変化などを隆臣に言い出せないでいるうちに、後継ぎを急かす隆臣母の策略により、二人はついに結ばれる。
カウンセラーの京和先生Ωだったんだ!と、本筋よりそっちに気持ちが持っていかれましたが。

京和先生の発情からの流れはかなり深刻で、先生を噛むまいと自分の手を噛み跡だらけにしている隆臣が痛々しく…。
京和先生を強制的に発情させた隆臣母ですが、実は逃げ場も助ける準備もあり、表面で見せているより思慮深い人であることがわかります。
夫と別れ、父と母の二役をこなし、必死で会社を大きくしてきた苦労人でもあり、だからこそ、そんな母に逆らえない隆臣の心情が描かれていて、ちゃんとした親子関係なんだと安心しました。

描き下ろしのエピローグでは、一昌が出産した後の家族の様子が。
ここでちょっと重要なのが、もう一人頑張れそうだと言う一昌に、「次は俺が頑張る」と隆臣。匂わせ程度でもリバが苦手な方は注意です。
序盤では一昌に胸を触られて色っぽく感じていたり、素股される姿が描かれ、所々で受けっぽさが見え隠れしているので、割と予想の範疇ではありますが。

ところで一昌のご両親の秀昌さんと聡一さんですが、秀昌さんを「親父」と言っていたので、聡一さんの方が産んだのでしょうか(一昌と同じ褐色ワイルド系です)。
こちらの二人のお話も読みたいし、京和先生にも幸せになって欲しいなぁと思いました。

5

α×αの夫夫性活は前途多難…!?

政略結婚で結ばれたα×α夫夫の攻め受け攻防戦。
オメガバース設定が加わってとても面白かったです♪

男女関係なく子を成せるオメガバースだからこそ、
”どっちが挿入(産む)側になるか”で揉めて事案が出てくる。
愛はあるけど譲れない。
同性で同種の夫夫問題は中々ハードルは高く…。

当て馬…というほどではないですが、
謎のセックスカウンセラーが登場し、受けの穴開発(あくまで治療行為)したり、
第三者のセックスを生鑑賞するようなシーンがあります。
攻めが素股させられるリバっぽいシーンもあります。
また、攻めの母親が夜の夫夫生活に口出ししてきますので、苦手な方はご注意下さい。


さて。
攻め:隆臣の家は一代で財を築いた成り上がり。
受け:一昌の家は由緒正しい家柄の名前はあれど、金はなく没落寸前。

親の思惑が一致し結婚する運びとなったα×αのカップル。
キッカケは政略結婚といえど、夫夫生活が始まった後は互いに恋愛感情があります。

一昌は結婚するまで女型を好み、もっぱら挿入側。
嫁いだからといって中々性的嗜好は変えられません。
旦那側の隆臣は端から「自分が産む」という発想はない模様w

義母から孫を早くとせっつかれるし、
セックスが出来るなら一緒に楽しみたい。
一昌はセックスカウンセラーの元へ行き相談します。

そこでアナルの気持ちよさをしり、
次第に興味がムクムク。穴がウズウズ。
でもやはりどうしても挿入される側になるのは抵抗があってーーーと展開します。


一昌が抵抗し続けたのは【α】だからかもしれません。
オメガバース世界だとΩは”受け入れる身体”が元々あるのに対し、
αはヒエラルキートップに君臨する種。
嗜好だけの問題でなく本能が拒否してしまうのかな?と思いました。

それでも優秀な血を残すためにαは同種で血を繋いでいく…。
作品自体はコミカルに描かれていますが、考え出すと複雑なモノがありそう;

一昌はアレコレ頑張るけれど
隆臣は自分が…という発想がないので特に何か努力することなく…。
それでも一昌への愛情が見て取れて素敵な旦那様でした♪

そんなゴタゴタが続いたある日、
隆臣は母親の策略によりヒートを起こし意識朦朧となるのですが。
一昌を思い必死に耐える痛々しい姿にキュンときた…(;///;)
隆臣のピンチに駆けつける一昌もカッコよかった…(;///;)

そのおかげで名実ともに夫夫は結ばれ、
ヒートを起こしたαセックスにガンガンにされるαが非常に美味しかったです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
(ちなみに表紙の褐色肌が受けですよー♪)

描き下ろしのエピローグでは隆臣の意識に変化が…!
個人的にちょっと感動した。
完全リバではないですが、リバ好きさんはソワァっとするかもしれませんw

10

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