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とろける寵愛セルロイド

torokeru chouai celluloid

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表題作とろける寵愛セルロイド

サナルファム・アリ・ハシム・イスマイル,28歳,アラブの石油王
白波 冬吾,人形と言われるくらい無表情なSE

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 四コマ漫画 オマケ①②

あらすじ

職場でセルロイドと揶揄されるほどに無表情の能面男子・白波冬吾は、今日も今日とて一人淡々と日々の自己反省を繰り返していた。
そんなある夜の仕事帰り、公園で水浴びをする変質者を見かけ、つい声をかけてしまったところ異国の王子様・サーナと出会う。
冬吾の独特な雰囲気を気に入った!と強引に滞在中のホテルへ連れ込み酒を飲み交わしていた最中、
だんだん色っぽく人間らしい姿をみせる冬吾にサーナは「私がお前を暴いてやろう」と持ちかけ―…。

作品情報

作品名
とろける寵愛セルロイド
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866691206
4.2

(97)

(49)

萌々

(29)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
403
評価数
97
平均
4.2 / 5
神率
50.5%

レビュー投稿数6

ある意味安心感を持って読める

無表情なせいで“セルロイド”とあだ名を付けられてしまった主人公が、石油王に愛されて変化していくお話。地位とお金を持った攻めが無条件で一途に受けを愛でまくるやつ。アラブもの?っていうんでしょうか。
攻めの愛は変わらない中で、邪魔が入ったり受けが成長したりしながら進んでいきます。ある意味安心感を持って読める作品。
注目ポイントの一つとして、冬吾の変化が分かりやすく描かれていて良かったです。サーナは最初は冬吾を現地妻に、と言っていたのがいつの間にか本命になっていったのかな。存在そのものがファンタジーすぎて何でも良くなってきます。
ストーリーは最後の冬吾の選択が好きでした。できれば内示の件もなく現状そのままで仕事を選んでくれると最高でしたが…仕事を放り出して男について行っちゃうのは冷めるので。
それでもちゃんとハピエンです。ほっこりできるお話でした。

0

キスマークのわりに穏やかなのは 愛人 だからなの?????

昔、アラブの偉いお坊さんが 恋を忘れたあわれな男に……

って歌をくちずさんでしまうくらいの褐色のスケキヨと 挙式当日新婦に逃げられた哀れな男の噛み合わない出会いッ!

坊さんじゃないんかいッ!って話なんですが

最近読み込んでます 筋さん
なんか ハマったんでしょうね


結婚に失敗し 恋も自分のことすら煩わしく思う自分と 許嫁との結婚に不満はないけど 一度でいいから自分で選んだ恋がしたい王子

テンポも ノリも申し分ないくらいいいです
ただ 何があったのかビックリするくらいスッ飛ばされた運びで結ばれるので 笑っていいやら? 暫し茫然


コミュ障で軋轢生み出す自分を 疎まず むしろ大事に扱ってくれる異国の王子

無表情・無感情 協調性もなきゃ 他人に興味もない
なんだけど いくら人形と呼ばれようが そりゃ甘えたくもなる時もありましょうよ

だって中身は生きてるんだもん


彼への想いを自覚した矢先に現れる未来の本妻
彼の思いを知らず お家の為のような振舞いの婚約者に腹を立て 愛人とは弁えたものの つい勢いで挑んだキャットファイトの微笑ましいこと 

騒動のお陰で愛しい人と想いは通じたものの そういうときに限って運命の歯車は廻りはじめるもので……



ンホホホホ  タイトル通り 最初から最後まで王子の寵愛受けまくり キライな自分が作り替えられていく どこか陽気なくせに ちょびっと苦くて切なくて そうとう甘い 

とっても不思議 このムード? ←いつまでコーヒールンバ?


キスマークは激しいのに独占欲は控えめ
自分らしく生きることを望む 遠い異国のプリンスの穏やかな情熱を あっさりスッキリ 時々クスッと楽しみたいときに

0

とてもいい意味で表紙と中身に裏切られた


表紙がエロい雰囲気なので嫌煙しがちそうなのですが、内容とのギャップがいい意味で良かったです!!

たまたま出会った攻めがアラブの王子様で一目惚れ?されて、王子様が宿泊しているホテルに行くことになって酒を飲んで一夜の過ちを犯して、そこから関係が続きます。

結構こういうお話はどこにでもある(といったら失礼かもしれませんが)、他の作品でもたまに見かけます。
でも、そんな中でもこのお話のいいところは攻めも受けもめちゃくちゃキャラ設定がすごく良いんです!

まず、傲慢そうな王子をイメージしていましたが、実はすごく気さくで明るく、人懐こい。
愛情がストレートで、なにかにつけて受けの事を可愛い~と褒めます。
ツンデレな対応にも「そういうところも素敵だ!」とか…。
表情が豊かでよく笑うしポジティブだし、それでいて仕事の時はピシッとする一面もあります。

その分、受けはクールな女王様といった感じで社内では「セルロイド(人形)」と呼ばれていますが夜の顔が、まぁ~~可愛らしい。
これぞ、ザ・ギャップ萌え。

王子様が受けのいい所を褒めてくれたり励ましてくれたりと接していくうちに、今まで険悪だった職場の人たちとも良くなって、受けはそれをちゃんと攻めにありがとうと伝える。

結婚当日に逃げた花嫁を悪く言うこともなく、人に感謝ができる。
人間としてちゃんとしている受けに、きっと攻めも惚れたのでしょう。

また、王子様の婚約者が現れる展開も、ヒヤヒヤして良かったです。
危機的な山場があるからこそ、エンドがより一層良いものに…。

個人的にですが、王子様に仕える人たちもいい人!
名前やセリフなどは特にないのですが、キャラとしてとても良かったです。

0

アラブ攻め良きー!

BLでよくあるアラブ攻め。最近はそうでもないのかな?
外国人攻め(特にアラブ系)は雄みが強すぎてどうもなーとか読みもしないで思っててごめんなさい。
実に素敵な攻め様でした。
優しく、美形、スパダリで溺愛。え、完璧じゃない?

ちょっと寂しい感じの始まり方でしたが、いきなりぶっ飛んだコメディを入れてくるあたりが筋さんの特徴なのかなと思ってます。
いちいちセリフとかも面白くて好きです。

エロもねーエロいです!
この作品のエロ、良いですよ!
褐色肌×白肌の絡み合いが…♡
作者さん身体の描き方もマッチョ過ぎず、細過ぎず良かったです。

ストーリーもしっかりとあり、受けのトーゴの成長物語なのも良かったです。

0

とろけてほどけて

アラブの王族の末席ながらも石油王のサーナと
感情表現が苦手で理解されづらいトーゴ。

表情が硬いことからタイトルにもある『セルロイド』と
職場では揶揄され、その淡々とした立ち居振る舞いも
災いし結婚式当日に婚約者に逃げられるという
苦い経験をしているトーゴですが…

序盤の衝撃はサーナとの出会いとトーゴの豹変ぶり。
サーナのぶっ飛んだ行動に驚かされ、
あのトーゴがあんなになっちゃうなんて…!?
と、魅せ方がお上手で引き込まれます。
しかも身体だけではなく心も曝けだす姿に胸が熱く、
苦しくなりました…

そしてただ者ではないオーラ出まくりの王子様、
サーナの朗らかでいて男前な性格…
とても思慮深く優しくて、しかもおちゃめで。
素敵すぎて褐色攻めの萌えメーターの針が振り切れるかと
思うほど。
(褐色受けは『大好物」ですが、褐色攻めは
『好き』くらいの好みの個人的な差があるので)
性癖が上書き更新されるほどのどタイプでした(照)

トーゴがサーナの大きな愛に包まれてだんだん
熱を帯びていく感情とほどけていく表情の変化が
素晴らしすぎてじたばたしながら読みました。
空港でのシーンで涙腺が崩壊し、
描き下ろしでのトーゴの態度に萌えるは笑っちゃうはで
後半忙しかったです。

サーナがトーゴを愛でる可愛がりぶりがいちいち
かわいくて、いちいち悶えてしまいました。
ふたりとも愛すべきキャラですし、
サーナのお供の人もいい味だしていました。

3

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