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表題作キスしてシュガーくん!

柳川 正志,高校生,弓道部,先輩
佐藤 楓,高校生,子役からの訳者,後輩

その他の収録作品

  • おまけのシュガーくん!(描き下ろし番外編)
  • カバー下 あとがき

あらすじ

弓道部のエース・柳川は、スランプに悩んでいたある日、更衣室で全裸で佇む後輩男子・佐藤と遭遇!!バランスを崩したところを不可抗力で抱きしめてしまったことをキッカケに、なぜかスランプを克服!?一方、現役高校生で若手俳優としても活躍している佐藤も、役作りに悩んでいたのだが、柳川に抱きしめられた途端、なぜか全てが上手くいったのだ!!それから”おまじない”と称し、毎日のように校内の片隅で抱きしめ合う二人だったけれど…!?

作品情報

作品名
キスしてシュガーくん!
著者
鯛野ニッケ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199607608
4

(180)

(79)

萌々

(60)

(26)

中立

(5)

趣味じゃない

(10)

レビュー数
15
得点
718
評価数
180
平均
4 / 5
神率
43.9%

レビュー投稿数15

微笑ましい

弓道部のエースである柳川と若手俳優として活躍している佐藤のお話です。

活躍の場は違ってもお互いを心の拠り所にして、それぞれに頑張る姿が微笑ましく、最後まで楽しく読めました。

佐藤が子役として芸能界にいた割に全く擦れてなく、純粋無垢そのもので可愛かったです。

真面目一辺倒な柳川が佐藤に魅入られていくところにはキュンと来ました!
佐藤に告白を待ってほしいと言われて、待ってくれる懐の深さが格好良いです。

うぶな二人なので、キス以上の描写はありませんが、そんなところも二人らしくて微笑ましかったです。

1

シュガーくんの透明感!

なかなか無いDKカップル!
二人の周りだけ空気が綺麗な気がする・・・_(:3 」∠)_スーハー

どちらかが高嶺の花的存在で片方が恐縮しちゃうストーリーや、どちらも高嶺の花的存在だけど実は無理しているだけ、など、BLに限らずマンガを読んでいるといろんな高嶺の花的コーコーセーがいますが、こちらはどっちもマジモンです。

二人の魂が美しすぎて邪な目で見ていいのか悩む!が!二人とも意外と欲望に忠実(というか、感覚派なだけかも

ただの可愛いDKが自分の仕事のために先輩を利用してやろう的ストーリーとして読むのか、各々が目標に向かって進む過程にたまたま救いの手が差し伸べられたのか、どちらのスタンスで読むか(キャラクターがどれだけ利己的だと感じるか)によってだいぶ印象が変わるお話だと思います。

個人的には後者のスタンスで読んでので、すごく心が洗われる気持ちでした。佐藤くん、小姓がハマり役だよなあ。この本はこちらで完結だと思いますが、このまま続いたら(佐藤くんの芸への熱中、奔放さに)武士先輩がどこかで剥き出しになりそうだな、と想像してギュンギュンしました笑。

1

こんな話と思ってなかった、いい意味で

2人共天然で面白かった〜!
もっとなんてことない話だと思ってた。
弓道部の柳川先輩×子役上がりの俳優佐藤楓くん

夜の弓道部部室で全裸の佐藤くんが台本読みしてるところに遭遇&ハプニングハグ
佐藤くん演劇バカで、先輩にハグして貰ったらなんか役の感覚掴めた!って大喜び。
柳川もそういつもよりいい射だったとお互いWin-Win。
それからは、昼休みはハグタイム。
エッチな意味じゃない、安心すると言いつつもっともっとってなっていってる。
先輩の話し方が武士っぽくて面白いの。
キスって言わずに口付けって言うの。
初めて聞いたかもしれん、BLで。

佐藤くんが出演する舞台と柳川の弓道の試合の行方もどうなるのか面白く読めました。
ちょうど某弓道アニメにハマっていたので、弓道を取り上げた珍しいB Lをたまたま読めて良かったです。

この作品、エッチはありませんが、可愛くてとっても好きでした。鯛野ニッケ先生はキュンキュンさせてくれるな〜。お話が上手だ。

しかし柳川先輩のお姉さん、ネットリテラシーがなってないぞ!いくら自分1人で受け止めきれんからってSNSに弟と佐藤くんの事は書いちゃダメ!
オタク友達にも言っちゃダメだぞ。
あまりにもな話なので周りは妄想として処理してくれてたけども。

hontoで購入

1

抱きついた時のホールド加減最高です!

可愛過ぎて、ものすごくツボな作品に出会ってしまいました!!
もちろん表紙の通り、受ちゃんの顔は可愛いですが、それだけではなくて作品全てひっくるめて可愛いし、内容もしっかりとしています。

弓道部の柳川は、思うように弓を的に当てられずにいた。更衣室に向かうと、そこには役者をしている後輩の佐藤が、全裸で役作りの練習中。慌てた拍子に全裸で柳川に抱きついてしまう。
抱きついた感触で役の感覚を掴んだ佐藤と、抱きつかれた心地よさで頭の中から佐藤が消えず、今まで肩肘張っていたフォームが自然に緩み調子良くなる柳川。
お互いがハグを求めるようになり。。。

こんなの恋に落ちない訳がない!!
佐藤くんがね、純粋過ぎて柳川との事に一つひとつ反応が、めちゃくちゃ可愛い!!
普通心の声となるであろう所が、全て言葉として出てます。
そんな反応されたら、柳川もやばいよ!!
ハグだけじゃなく、ある時キスを求めてしまうのですが、その言い方が古風。口付けって高校生が使う?!柳川だから許される!
そして、佐藤くんが演じる役柄が難しい役で、でも最後には掴み役を全うします。この場面は鳥肌モノ!!
彼は普段と役者の時の二面性があるのが良いですね。
柳川の姉や、先輩役者の水落くんがいい感じに脇を固めており、最後まで楽しく読めました。  是非、読んで貰いたい作品です。

1ページ目のカラーの佐藤くんのお尻が、たまりません!!

7

かわいい!甘々!最高!

最高でした!
タイトルのキスしてシュガーくん!や表紙がすでにかわいいのですが、内容もたまらなくかわいかったです!!!!
本屋でみつけてなにこのかわいい本!と思い購入。
1話目から意味分からなくて好きでした笑笑
受けの佐藤くんが初登場で全裸なのが面白いしかわいいしインパクト強すぎました。
とにかくピュアでした!
攻めの柳川も本当に武士みたいで、キスを口付けって言うところに笑ってしまいました。

佐藤くんは俳優で舞台の話もあるのですが、役作りの様子も描かれていて悩んでいたシーンを本番で演じている姿に普通に感動しました。突然役者の姿を見せられて、普段ふわふわしている佐藤くんがめちゃくちゃかっこよかったし本当に俳優なんだなと思いました!
笑いながら読んでいたのにこんな感動するシーンもあってこの作品すごいなと一気にお気に入りの作品になりました!

おまけのシュガーくん!は丁寧にキスシーンが描かれていて2人の先の物語をもっと読みたいなと思いました!!

5

求道者同士の恋愛

何度も挑んでは途中で止まっての繰り返しでやっと今最後まで読めました。

途中で悪意を持って佐藤君を傷つける人が現れるんじゃ?とか佐藤君を見てるのがしんどいとかで挫折したのだと思います。

最後まで読むと可愛いお話ですね。
悟りの天然柳川と純粋無垢な佐藤君。
どんどんお互い好きになっていくも…。

お芝居と弓道の求道者同士目指す所があり、結果を出さなければならず。
柳川への思いや自分のしてきたことやお稚児の本当の意味を知ってパニックになる佐藤君。
柳川に助けられやっぱり好き!でもお芝居終わるまで片想いでいさせてって小悪魔ですね。

佐藤君のお芝居も最高の出来で、柳川も試合で実力を出せてお互い結果を出せました。

いざ二人きりで部屋にいてもキス以上何をしていいかわからない二人が可愛かった!
でも佐藤君のズボンが開いてたのは…?

2

甘くて可愛いくて楽しい!

可愛い可愛い〜。武士先輩の語り口が良い! 佐藤君の素直なところが最高〜。
癒しが必要な時は是非読んでほしいです。この作品の良いところは、楽しくて軽やかなんだけど、サラッと読めちゃう薄っぺらい先が見えてしまうストーリー展開じゃなくて、少女漫画がBLになった訳でもなくて、しっかりとBL作品として読んで楽しめるところかも!
ヘビーなエロ作品に胸焼け気味の時には本当にオススメです。
作者さんが、あまくてかわいくてたのしいのが描きたかったとおっしゃってますが、全くその通り!
ほんとほっこり幸せな気分になれますよ!

6

微笑ましい二人

可愛い受けと格好いい攻め。
少女漫画風BLがお好きな方はハマるんじゃないかと思います。
裸(受けのみ)で抱き締め会う所から始まる恋愛。抱き合うだけで調子が良くなるってよっぽど体の相性が良いんだろうな~(健全な意味で)

受けの恍惚な表情やお芝居に入った時の表情がコロコロ変わって、いろんな顔を楽しめます。
攻めにぽーっとなってる顔が特に可愛いです。あざといけど!
攻めは逆に常に無表情なので対比が面白いです。
絵がお上手でお芝居のシーンや見せ場での魅せ方がうまいなーと思いました。

話としては抱き心地以外でお互いの何に惹かれたのかいまいち分かりにくかったので、萌えきれなかったのが残念。
キス止まりですがこの二人にはプラトニックな初々しい関係が似合うのでキスだけでも微笑ましかったです。
読んでて癒されました。

7

BLファンタジー要素に上手くハマれず

 弓道部でその道を極めたい攻めと、子役上がりで舞台で活躍したい受けが、互いに抱擁したりして良い影響を受けながらそれぞれの成長に繋げていく、という設定・展開はなかなか斬新で面白かったです。ただ、柳川の佐藤への好意があまり読み取れなかったような気がします。佐藤のお陰で弓道で的を狙う時に考え事をするようになり、当てたいという欲を捨てられるようになって上手くいくようになった。確かに彼が佐藤を抱きしめている時、とても癒されている感じは伝わってくるのですが、どこで好意に変化したのか? というか、序盤から佐藤が現れると当たり前のように抱きしめるようになっていて、ちょっとBLファンタジー感が否めないように思えました。ギャグとして笑うべきところだったのかもしれませんが、脈絡がなさ過ぎてそこを流して読むことができなかったです。

 そして、佐藤のロリータ感が大分鼻につきました。天然な受けは別に嫌いではないですが、子役のまま体だけ成長したようなキャラで、言動があまりにも幼いというか無垢で、本当に芸能界という汚い世界で生きてきたのだろうか、と疑問に思うようなキャラでした。子役ですら打算を覚えざるを得ないような世界でどうしたらこんな風に育つのか、もう少し経緯が描かれていれば説得力があったと思いますが、周りの空気を読み取ることも知らず、普段から自分の思うがまま行動するという性格に現実味がなくあまりハマれませんでした。天然無垢受けが好きな方には合っているかもしれません。

3

お尻お尻

とっても可愛いお話でした。
さらっと読めてとても読後感のいい作品。
なによりも佐藤くんのお尻が可愛かったです。
BL漫画ならではの表現にクスリと笑いが洩れました。
もう少しじっくり読みたい部分もあったのですが、萌えたので!
甘いの好きな方にぜひ、オススメします。

3

ほわわんとしつつも、悩みは真剣!

やっぱりニッケさんにはいつも驚かされます!
ホント、発想が面白い!
のっけからぶりりんなかわいい白いお尻ですからね!☆

とにかく佐藤くんが可愛くて、武士先輩恰好かわいいv
全体的にコメディタッチなんですが、
本筋は至極真面目なお話なんだと思います。
その辺は「君香……」しかり「その世のどこか……」しかり。

佐藤くんの悩みは、演劇かじった人にはよく分かるんじゃないかな。
あの辺の葛藤はなかなかリアルでした。

しかし、劇中劇のあの舞台のラストシーンは、
自分でもびっくりするくらい泣けてしまいました……
(マジで涙ぼろぼろ)

天然とういか、自然体な二人は、
じつにゆっくりと関係を恋に発展させて行くわけなのですが、
お互いにそれを恋と認識してから、
さぁどうする⁈って所で終わっているので、
願わくば、もう少し続きが読みたいです!

なんにしろ、読み終わっても作中の二人のように、
ほわわわわんvと幸せな気分が続くので、
文句なく「神」評価で!

7

武士先輩に惚れた

まず表紙めくって、佐藤くんのぷりんとしたおしりの前で構える武士先輩にクスッとしちゃうんですけど。とても可愛い2人のお話でした。武士先輩ってあだ名ピッタリです。カッコいい。
しかし、面白かった。予想以上です。プールの更衣室で全裸で演技の練習する佐藤くん。遭遇した武士先輩の表情が最高です。おしりと乳首可愛かった。あれはドキドキしちゃうと思う。武士先輩との出会いによって役者としての佐藤くんが覚醒するんですけど、あの初日の慟哭シーンには感動しました。武士先輩のお姉さんが良い味出してました。2人のキスやハグのシーンの体格差に萌えました。出来るなら、キスのその先も読みたかった。

5

胸に拡がる甘やかさ。

あらすじや試し読みなどで、あまりにも情報が少なかったので、手に取ることを悩んだのですが。読んでみて、この晴れやかさと胸に拡がる甘やかさは何だろうと…。
もしかすると私自身の情緒が不安定なのか⁇…。(皆さんの参考になるかどうか。)
自分でもその正体が分からないのだが。不覚にも泣いてしまったのだ。注)悲劇やそういう類の感動作では無い。
タイトルはプチネタバレとなっている。そう、あらすじにも既に出ている、可愛い顔した若手の俳優、佐藤くん=さとう=砂糖=シュガーである。表紙の顔を優しく包む少し大きな手はキスをしようとしている先輩の手だ。タイトル通りの甘やかさでストーリーは進む。
芝居でも例えば絵画でも音楽でも、ダンスでも何でも構わないのだが、解釈して「こう感じる」という世界。…に佐藤は住んでいて。感じることを第一義にしている。その為、少し常識からズレている。先輩は弓道を極めたいと、その若さで悟りを開くかの様に精進しており、やはり少しズレている。きっと2人は「天然系」という括りでカテゴライズされるかと思うのだ。けれど、本当にそれは騒々しく跳んだり跳ねたりの所謂「天然」ちゃんたちとは一線を画していて、私にはとても素直な子供たちに思えた。
…こんな風に素直な気持ちで生きれたらいいな、って思っちゃったりなんかして。
恋は。もしかしたらサイドストーリーであって。
心の在り処を見つけていく物語なのかとも思いました。
作中の架空の台本も良い感じの解釈が取られていて、ごく一部なんだけど、とても良い。時代劇モチーフなんだけど、確かにそういう事はあっただろうと思わせる。
シュガーくんの煽ってるかのような表情(かお)も可愛いし、人目を憚らず抱きついてクルクル回るとか。先輩が真面目過ぎて言葉遣いが堅いとか。クスっと笑えるところも沢山あって。その一つ一つがジワジワと甘く胸に拡がっていく。
そして、ハタと気づく。彼らも終盤で気づく。キスの先はどうするの⁈これが恋だと気付いて、おそらく胸の昂まりとか、性欲とかもあるんだろうけど。道のりは長そうだなっていうのも可笑しくて可愛い、とても可愛い。この甘やかさの余韻を楽しみに、これからまた再読しようと思う。

0

初々しい二人がなんともかわいい

表紙めくってまず目に入った扉のカラー絵。
険しい表情をした弓道着の男子の背景に描かれているのは、ぷりんとした艶々お尻。
なんだこの組み合わせ、ウケる!!とこれだけで購入を決めましたが、それを裏切ることないストーリーでした。
ところどころ笑いが散りばめているのだけどただのウケ狙いではなく、攻め受けがちょいズレた天然かつ大真面目なことによるおかしみ・脱力感を伴う面白さが随所にあってとても楽しめました。

ストイックなあまり「武士先輩」と呼ばれている弓道部の攻めは、本当にもののふ系。
地区大会で一射外してしまい、次の関東大会まで一射足りとも外せないと自分を追い込んでいますが、力みすぎて良い結果が得られない。

対する受けは、子役あがりの芸能人です。
次回の芝居で小姓を演ずるも子役くささが抜け切らず、お稚児という側面に必要な艶っぽさが圧倒的に足りないと指摘されるけど、どうしたら良いのか全くわからない。

そんな二人がばったり出会って…というやつなのです。
よろけた受けを攻めが支えてぎゅっと抱き合うことになってしまった二人。
何故か全裸で芝居の稽古をしていた受けのすべらかな肌の感触に、ドギマギしちゃう攻め。
体の大きな攻めにまるごとぎゅっとされて何かを得る受け。

このギュっとして以来、お互いにスランプを脱したので「おまじない」と称してギューっと抱きあうようになるのだけど、それがとってもかわいいんです。
良い方向に作用している建設的な行為だ、なんて思っている堅物攻めだけど、次第にお互いの体温が心地よく離れがたくなっていく様子にキュンとします。

二人ともタイプは180度違うけれど、道を極めたいと思っている求道者として、真摯に弓道やお芝居に取り組んでいます。
受けが演じる稚児役に「敵の刃に倒れた主君の亡骸を前に刀を突き立てる」というクライマックスシーンがあるのですが、何故愛する人の亡骸をそのように扱うのか、どのような気持ちで演ずるべきなのかわからない受けは本番を前に恐怖に陥ります。
それが攻めと一緒にいることによって自分の恋愛感情を自覚し、それらがヒントになって役柄の解釈ができていくんです。
攻めへの感情が元で子役からの脱却を遂げていく姿が良かったし、何よりその舞台は観客と一緒になって彼のお芝居に引き摺り込まれて、一緒に泣いてしまいました。

攻めが硬派堅物なタイプで、受けが無自覚天然煽り系。
どっちも恋愛初心者なのでキスに夢中になるも、その先どうしたらいいんだろう??となってしまい、エッチに至らないところも初々しくて良かったです。

6

武士先輩とあざとカワイイ君、キャラ設定が素敵すぎる!

恋愛適齢期な男達を見たい派なので、いつもの私ならショタ風味な表紙で避けるところですが、でもニッケ先生がどんな話を描いてるか気になって読んでみたら…
最初の数ページだけで、がっつり萌え心をわしづかみにされました!
もーう、キャラ設定が素晴らしすぎる!!!!!


”武士先輩”とあだ名されるほど硬派な弓道部エース・柳川と、子役からの芸能人・佐藤くん。
柳川は弓道の大きな大会を控えているのに調子が完全じゃなくて、練習後に着替えようと思ったらロッカールームに全裸の男の子が!?
そのお尻とか乳首にちょっと見とれちゃってる武士w
(いくら武士でもこれは見とれちゃうよねってくらいかわいんだ♪)

そしてつまづいた男の子を抱きとめたら、「そのままギュッとしてください」と…
それにトキメく…じゃなくて、つい白くなめらかなカラダを撫でてしまいたくなる衝動が…

それで武士先輩は「的に当てなきゃ」ってプレッシャーを余計な雑念で打消し、弓道の調子が良くなる。
全裸の男の子・佐藤くんは子役からの舞台俳優。でも稚児役が掴めなくて悩んでいたところに、武士先輩に抱きしめられ、そのドキドキ感で清廉な色気を放つ演技ができるようになる。
おたがいにとってラッキーアイテムみたいな二人、校内の公衆の面前で抱き合って喜んじゃいますw
(見てるほうがビックリするからー!)

武士先輩は袴姿が似合う和風男子で、見た目から ”武士” なんだけど、武士特有の頑なな面倒くさい系じゃなくて、タイムスリップした武士が現代に馴染んでないのがおかしくて愛嬌を感じちゃう感じ。
思ったことをさりげなく言葉にするんだけど、それがちょっとズレてるのがおかしいんだ^^
(滝修行してた武士先輩に私は惚れました!)

佐藤くんは稚児役をつかもうと一生懸命なカワイイ子です。
でも一生懸命なまっすぐさゆえに周りが見えてないところがあって、無意識だけど、いや無意識だから、かわいさがあざとくもあります。

二人とも恋愛初心者。
それが「口付けしてもいいだろうか?」なんて不器用に聞いちゃったり、明らかに両想いなのに「片思いさせていてください」なんて言っちゃったり、二人の甘酸っぱい恋心がかわいくて、焦れさえも愛らしく思えてしまう^^

佐藤くんが演じる稚児は、死んだ主君の亡骸に刀を突き立てる。
どうして敬愛する主君に刀を入れるのか?佐藤くんが悩んでいたように、私もどうしてなのか全然わからなかった。
でも佐藤くんが掴んだその答えに「なるほど」と思いました。
恋の甘酸っぱいドキドキ感をほのぼのと楽しく描くだけじゃなくて、愛の苦みもさりげなく盛り込んでいるのがすっごく良かった!


ちなみに本編はチューどまり。
描き下ろし「おまけのシュガーくん!」ではじめてのベロチューが描かれてます。
佐藤くんの舐めたい衝動、未知の感触に思わず突き放してしまう武士先輩。
でもまた吸い寄せられるように…
萌え転がること必須の口付けシーンです。たまんないっす♪
「このあとどうするんだろう?」がわからない恋愛初心者二人がかわいすぎる!

武士先輩のステキでおかしな硬派ぶりと、佐藤くんの無意識あざとかわいさ、ニッケ先生のほのぼの感を醸してる絵と心地良いテンポが良かったです。

12

この作品が収納されている本棚

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