おまえの顔見て興奮すんの すげー変態っぽい

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表題作オレ、その顔きらいです

恩田 隆人(隣の部屋の住人 大学4年)
中嶋 祥生(大学生)

その他の収録作品

  • いつでも見える場所にいて(描き下ろし)

あらすじ

中嶋祥生はクズな父親にそっくりな自分の顔が嫌い。
それなのに大学入学を機に引っ越したアパートの隣人・恩田は祥生に瓜二つだった。
関わらないようにしたいのに、世話焼きな恩田は祥生に構ってくる。
そんな中、祥生の密かなストレス発散である、不特定多数のセフレとの関係を恩田に知られてしまい――!?

作品情報

作品名
オレ、その顔きらいです
著者
こいかわ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784047353084
4.1

(46)

(23)

萌々

(11)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
184
評価数
46
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数9

ストーリー重視の方向け

同じ顔の二人。どこへ行っても間違えられるくらいには似ているようです。
ただ性格などは対照的なようで、受けの自らの素行のせいで攻めに迷惑をかけてしまいます。
ただそれには攻めの思惑もあって…。
攻めの器がだいぶ大きいようで例によるスパダリではないのですが、スパダリの根本や資質は持っていますね…。
とにかく、ストーリー重視の方は是非必読です!
ただ、リバではないですし、モブ姦ではないのですが…攻めにそういう気配があるのが無理な方はリターンかもしれないです。

1

『嫌い』からの

相手の顔が『好き』から始まるパターンはよくお見かけしますが、『嫌い』からのスタートってどんな感じなの?と気になって拝読。

ある理由から自分の顔が嫌いな祥生。
大学進学で上京した先のアパートの隣人の恩田の顔が驚くくらいに自分に似ていて…。

1周目は恩田と祥生の双子かと見間違うほどのそっくりな顔に、匂わせられる父親の影、2歳の歳の差…などに、もしかしたらの義兄弟ダーク展開きちゃうかも?とハピエン厨のためビビりまくり、最後まで勝手にハラハラしながら探り探り読み進めていたのですが…

自分の顔を、存在をマイナスに捉えてしまっていた祥生が同じ顔をした恩田にもマイナスの感情を抱きながらも、何かと構ってきて思いもよらない行動をする恩田に惹かれ、嫌いだった顔に対してのマイナスの気持ちが薄れていく…という展開に不安は杞憂に終わり、二周目は安心して読む事ができました。
感情によってコマ割りが変化するところとか、間の使い方が好きです。

祥生の繰り出してくる変化球なデレに恩田が振り回されるというのがふたりのスタンダードになりそうで、お揃いの黒髪のふたりにほっこりしました。

1

釈然としない…

〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き
カバー折り返し : 受けと攻めのプロフィール
カバー下 : 受けと攻めの持ち物?
帯 : なし
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 関根彩さん
電子限定特典 : 漫画1P(恩田さんのバイトは家庭教師)
備考 :
ふた言 : 双子に間違われるくらいそっくりということで、実は父親が同じ異母兄弟だった‼︎というドロドロの展開を想像してたのに、本当にただのそっくりさんでしたって…祥生くん、顔の呪縛でもっともっと捻くれててもいいかなって思った。

〖紙媒体〗
未読

1

そっくりな、赤の他人

祖父母と暮らしていた祥生。不貞な父親にそっくりな自分の顔が嫌いだった。そして、祖父母の優しさがつらくて家をでる。

大学に進学し、一人暮らしを始めた祥生。しかし男性関係にだらしなく、不貞だった父とそっくりに振る舞っている。しかし、アパートの隣人で、なんと、自分そっくりな顔を持つ恩田に会う。

恩田がいいやつ。やけになっている祥生を気にかけ、まっすぐに接してくる。そのうち、祥生は、自分の寂しかった本当の気持ちを素直に出すことが出来るようになる。これが恋愛関係に発展するのかどうかは場合によるのだろうけど、祥生と恩田の場合はかけがえのないパートナーになる、というところが特別。

なかなかよいお話でした。

1

上目遣い可愛すぎる

先生がツイッターにあげてらした第1話で興味を持って買いました。期待以上に良かった!

以下、自分は知らずに読んで良かったと思える点のネタバレ含みます。

キャラデザが好きで、読み進めたら予想以上に絵が好きでした。主役2人は全く顔が同じなのですが、それを際立たせるように、サブキャラはみんな顔が違います。これ、なかなか挑戦的で、判子絵の作画じゃできないんですよね。描きわけに自信があるからできる設定だよなとしみじみ。恩田(攻め 表紙左)の友達もいい感じ。背景も過不足なくしっかり描かれてて漫画として見やすい、うまい。

ストーリーも大好きでした。父親が被ってる義兄弟展開かと思いきや、本当に全くの他人で、逆になんだか嬉しくなってしまった。
もっと暗い話で、恩田もウザい人かと思いきや、全然そんなことなく。後半から浄化されて、恩田の男気とか真面目さが際立ち、祥生(表紙右)はどんどん可愛くなります。祥生の耳が切れたときの表情から、この子スレてないんだな〜ってのが伝わって、その後の展開も説得力が増した。母親と似てる耳と髪を…って余白を読ませてくる。こういう描写がある漫画はグッときます。

恩田同じく祥生のデレにノックアウトですよ!

※電子書籍 局部描写少なめ白抜き
カバー下、裏表紙有り
限定おまけ漫画 家庭教師恩田さん

2

新鮮な驚きが有りました!

うわぁ~
これはすごい。なんか新感覚でした。

自分の顔がきらい。不倫した末に生まれて、不倫相手の父親そっくりの顔。
だから、自分のこと大切にしない。誰も大切にしてくれないから。

祥生が大学入学で、祖父母と離れて暮らしたのは、自分の顔を造り上げたベースから離れるため。
苦しいよなぁ、小さな頃から囁かれて、顔について噂されて。もう、関係ない世界に行きたいよね。
アパートの隣が、自分に良く似た恩田。

読みの浅い私は、生き別れの兄か?なんて思っちゃいましたが、そうでは有りませんでした!
似た顔に惹かれちゃうのは、どんな心理なんだろうと、個人的にはない感覚なので余計に話が面白かったです。

大切にして欲しかった祥生が、恩田と出逢ってから、どんどん頑なさが剥がれ落ちて行くのが、ぐっと胸に迫ります。
ちゃんと、祥生として愛してくれる存在が必要だったんですね。
あと、離れてこそわかる、祥生の祖父母の無償の愛とか。
新鮮な驚きのある作品でした!

今後の2人は、顔が変わって来るんだろうな。じいさんになっても一緒に生きていけると良いなと思います!

3

ドッペルゲンガー大好き♪

設定からしてめっちゃよかったけど料理の仕方も超よかった。
顔がそっくりっていう要素噛ませてるおかげで人を愛する=自分をも愛せるようになるってことがわかりやすく現れてるのが好き。今年ベストかもしれない。本当に萌えました。ありがとうございます。
あと煙の描き方もいい〜口から吐き出す煙とタバコ自体から燻る煙の描きわけが細かくてグッときた。

4

じんわり心に染みる良作

もっとライトなお話かと思っていたら、受けの家庭環境が琴線に触れるものがあり、思わずジーンと来てしまいました。
また攻めの素直な心根が良い!
受けを止めようとあんなことやっちゃうとは意外でした。
2人が両想いになるシーンも、全然ドラマチックじゃないけれど、すごく自然で、それが良かったです。
その後の2人のやり取りも慣れなくて照れちゃったり軽口叩き合ってるのがかわいくてニヤニヤしちゃいます。
空気感も好きだし、ギャグ顔も可愛い。
2人の顔が似ていることに何か意味があるのかと思いましたが、それはきっかけにしか過ぎず、でもとても良い要素のひとつになっていたと思います。
もっとこれからの2人の続きが知りたくなる、オリジナリティ溢れる素敵なお話でした。

4

想像以上に深くて温かいお話

自分自身が嫌いだから、同じ顔の奴が嫌い…みたいなお話だと思っていましたが、話はもっと深くて、私の予想を超えた面白さがありました(^^)

家庭環境の辛さから心を閉ざし誰とでも寝る祥生(受)と、友人も多くよく笑う隣人の恩田(攻)。自分にだけ冷たく接する祥生を気にかける恩田が、"祥生"と間違われて祥生のセフレと会った事で、2人の関係はグッと縮まります。
誰とでも寝ていたのは、好きだからじゃなくて、でも無理やりだったわけじゃなくて、自分をちゃんと見て欲しかった、誰かに叱られたかった、そう泣きながら本音を語る祥生。そんな祥生を叱りつつ優しくさとす恩田。恩田にだけ冷たくしていたのは、嫌いだからじゃなくて、同じ顔をしている人が楽しそうに笑っているのが羨ましかったから。むしろ、祥生は、恩田が、好き…。

2人が両思いになるシーン、私は好きです(^^)
恩田から祥生の名前の意味を言われて、急速に恩田を意識する祥生が可愛いんですよーしかも恩田も"俺を意識しちゃうってこと?""俺も対象に入るんだ?""オレたぶんおまえのこと好きだから いいこと聞いたわ"この3連告白ヤバくないですか(//∇//)!!!
同じ顔ですが、勿論両思いになったらHしますよ笑(^^)祥生は恩田に愛されてるなぁ。キュンキュンしました!
"オレが恋しくなったら 鏡でも見とけよ"冗談交じりに伝える恩田に対し、わりと真顔で"あんたもね"とかわす祥生が生き生きしていて素敵なラストでした!

構って欲しくて、叱ってほしくて、だから誰とでも寝て、派手にしてみて、誰かを待っていた…そこへ"たまたま"自分とよく似た人が現れて、自分にはないお節介な温かさを持っていて、それが心地よくて、求めていた人だった…。自分にないものを持つ"自分みたいな人"に対して、嫌悪ではなく、寄り添いたいという気持ちを抱いていた祥生の姿が、私は好きです。似てる云々は意識せず、自分にだけあからさまに違う態度をすることへの疑問から、それが"祥生を意識する"事へと代わり、気がついたら好きになっていた…そんな真っ直ぐで素直な恩田が好きです(^^)
共感できる部分がたくさんあり、物語に惹かれました。面白かったです!

7

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