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表題作因果性のベゼ 2

梶原ひろき・高校生、時計店の息子
皆本環・高校生→高校教師

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

大切な物との「ひきかえ」は
君の事故をふせぐため

梶原からたまきへの切実な告白が叶い、無事カップルとなった2人。
でもキスをすると時をさかのぼることを知っている梶原は、
どんなに想いが高ぶっても、キスだけはできないのだ。なんて身勝手な恋人!
そんな中、2人の誕生日の3月7日がやってくる。
デートの最後、梶原の部屋で熱烈に抱きあう2人。
これこそ梶原の頭に何度もフラッシュバックした、あのベッドシーンだった。
しかしその後、悲劇が起こる…!?
話題のタイムリープBL、愛と感動の完結編!

作品情報

作品名
因果性のベゼ 2
著者
阿仁谷ユイジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
因果性のベゼ
発売日
ISBN
9784799741795
4

(41)

(19)

萌々

(10)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
163
評価数
41
平均
4 / 5
神率
46.3%

レビュー投稿数7

映像で見てみたい

たまきもやっぱりタイムリープしていたんですね。
しかも梶原を事故から救うために。
ただ私の頭で理解できなかったのが、たまきはどうやってタイムリープするのか、なぜ2人一緒に頑張れたら…もう諦めないと決めたら3月8日を迎えられたのか、という点です。

タイムリープは二人の想念的な部分で起こっていて、そこが革新的に変わったから、着地点を変えることができたということでしょうか。

梶原は過去を変えることができて、その代償としてたまきの宝物が壊れてしまうというのはドラマチックだけど、仕組みがよくわからず。
たまきが言うように、本来の自分たちの世界にあるべきものだったということなんですかね。
そうなると「本来」というのは何?となるんですが、それは2人の力で勝ち取る運命の世界ということなんでしょうね。
肝心の因果性の部分でついていけず申し訳ないです。

ストーリーとしては、見応えあるし先が読めないワクワク感がありおもしろかったです。
1巻でも感じましたが、アニメや映画でぜひ見てみたいです。

あと、絵が1巻とはところどころ違う印象でした。

0

面白かった!!

もともと、SFであんまり得意じゃなくて、色々な設定を理解するのにも時間がかかる残念な頭の持ち主なのですが、これは頑張って何回も読んで、なんとか理解しました!

1巻ではヒロくん視点で進むので、タイムリープもヒロくんだけでアレコレしてる感じなのですが、本当はタマちゃんがヒロくんの命を救うためにメッチャ独りで頑張ってた。

〇タイムリープはヒロとタマがキスをすると起こる。
〇ヒロのタイムリープは、遡る時間をある程度コントロールできる。
〇タマのタイムリープは、3月7日土曜日の夜に起き、転校初日の校長室に戻る。
〇ヒロはタイムリープで過去に戻った際、行動を変えることができる。また代償付きで今後起こるトラブルを回避する事ができる。
〇タマはタイムリープで過去に戻っても、何回やろうが行動を変えられない。どんなに意志を強く持っても、体は仕組まれた通りにしか動かない。
但し、ヒロが取った行動に伴う形でなら違う行動ができる。

なので、二人の運命を変えるには、ヒロがとにかく頑張らないとどうにもならない。

この事実が分かるまで…てか、ヒロが動ける世界線に辿り着くまで、何回も転校初日から誕生日の夜までを繰り返してるタマちゃんは、ほんまに辛かったと思う。
頭では、好きにならなきゃいい、付き合わなきゃいい、その日にその場所にいなきゃいいって事は、嫌ってほど分かってる。
でも、そうなるように環境は動くし、身体もループ内の行動をなぞるし、どう頑張っても変わらない。

きっと、誕生日の雨の夜に最後のキスをしなければこのループも終わるだろうに、ヒロを助けたいタマは今度こそ…と繰り返していたのかな。それとも、キスするところまでループの行動に組み込まれていて、ほんまに無限ループだったのかな。

それが、ほんのちょっとの何かの拍子で、ヒロがタイムリープに気づいて、行動を起こせるようになって、諦念に満ちた拷問みたいなループに光が差す。

ヒロが自覚してからは、今度はヒロが頑張る番で、並行世界によってはヒロの事を全然覚えてない上に好きにもならない世界もあって、それでも心折れずに頑張り続けて、ほんとにもう2人でジタバタ足掻いて努力して、ようやく誕生日の翌朝を迎える時には、こっちももう感無量でした。

なのに、ここで終わらずに2人はまたキスをする。2人なら絶対にどうにかできるし乗り越えられるからと。

後日談は、ほえーそうくるか!て感じですね。
運命に立ち向かって頑張った2人が迎えるハッピーエンド。
ほんまに素敵なお話でした。

1

偶然だからこそ大変だったのかもしれないけれど

 いろいろと伏線が回収され、ストーリーとしてはすっきり読み終えられる2巻でしたが、やはりなかなか明るい関係になれる2人にまで辿り着かないため、結構悶々としてしまいました。お互いがお互いのために、何度も時間を巻き戻し救おうと奮闘し失敗する様子は、切なく美しいものでもあると思いますが、あまりにもそれが続くと私にとっては若干ストレスにもなり。

 梶原の死を回避するために時間を巻き戻せる環、これはある意味幸運でもありますよね。死んだことをなかったことにできるのですから。そうなってくると、もう少しこの世界でのタイムリープの仕組みの詳細を明確に描いて欲しかったかも。個人的に偶然に幸運な方に向かえたという展開は、なんだか落ち着かないので…。でも、最後に年齢が離れてしまっても意に介さず愛し合える2人にはとても安心しましたし、ここまで追ってきて良かったと思えたので、萌評価にしました。

2

二人の愛が切なくて尊い!

起こってしまう事実を回避するために繰り返すタイムリープ。

運命の日が二人の誕生日だと分かるも・・・。
お話が進むにつれて二人の愛が深いのがジンジンと伝わってきてその伝わってきた分とても切なかったです!!
たまが一生懸命なのがまたすっごく切なくて・・・泣いちゃいました。

凄く感動する尊い作品でしたが小山の話す内容がちょっと難しかったのと、最終話のラストがそのあとに収録されてる描き下ろしを読まないとスッと入って来なかったのが引っかかりました。

2

途中切なくて胸が苦しくなる。でも読み終えて「読んでかかった」としみじみ

ちょっと変わった何度もタイムスリップを繰り返して未来を変えていくってお話だった。
とても新鮮だったし、キャラもすばらしかった。

私の頭が悪いのか時間と話がどこまで飛んでるのかわからないところがいくつかあって、
読むの疲れることもあったしまだわかってないところもあるけど、
さすが阿仁谷先生、軽そうな話に見えて重くて切なくて胸にキューってくる話だった。

読み終わったあとは読んでよかったなあとしみじみ思う感じ。
最後がハッピーで途中が切ない話ってほんと大好き。

2

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