特典付き
ラブホのようなリムジンタクシー。
そんなリムジンで、夜な夜な男を咥え込んで搾り取るおじさまがいるという都市伝説。
その噂につられて修平が連絡をしてみると、現れたのは。。。
リムジンが主体となり、オムニバススタイルの一冊です。
社長、AV男優、組長、利用する人は様々。
おじさまが好きなわけではない私がですが、結構いいかも!と思えてくるエロさ。
様々な出会いがあり、飽きさせない構成で、読む手を止められませんでした。
おじさまでも、あんなにお尻が柔らかいの?
そんなに気持ちがいいの?と、ホントおじさまに興味津々です!
リムジンネタ以外にも、キラキラ輝くアイドルとマネージャーの話や、ショタなお話もあって、バラエティー豊かです。
たまには突き抜けたドエロでで汁まみれもいいんじゃない?って事で、これをおススメ。
まず「どスケベリムジン」っていう設定がエロのためのエロらしくていいよね。
で、そこで繰り広げられるあれこれは、さすがのリムジンだけあっ、てそれなりのおカネと地位のある「秘密のメスイキおじさん」のあれこれだったりするわけで。
元々テーマアンソロジーに発表された短編を「どすけべリムジン」つながりで集めているので、それぞれ味わいの違う作品が楽しめてお得です。
おじさんがメスイキしているので、設定はトンデモでもアホっぽくなり過ぎてないところも好印象。
個人的には、特に最年長の「ラスト・リムジン」が好き。
何本かアンソロで読んだことありました!
スケベリムジンを舞台に繰り広げられる、
濃厚でエロ満載の一冊です。
車内の後部座席でH出来る仕様になっているスケベリムジンは、
通称「走るラブホ」と呼ばれています。
そのリムジンを軸に起こる、
数々の人たちの人生とエロを覗き見するのが本作です。
大学生×社長、ドライバー×社長、社長×社員、運転手×ヤクザ。
いろいろなシチュがありましたが、
全て受けがオシさんなんです。
オジさん受けが好きな方は必見ですね!
ストーリーはさほど重視されてません(笑)
ただ、エロだけに偏っているわけでもないので、
そのバランスが素晴らしいと思います。
私は、ヤクザのドライバーとヤクザの会長の二人が好きでした。
どちらもオジさんだけど、
明るい未来(老後)が待ってる感じがとてもよかったです。
リムジンを舞台とした一風変わったシリーズがメインの短編集、カーセックスにここまで特化した本も珍しいと思われます。身体先行感はありますが、Hシーンに行くまでの過程や行為の最中にストーリーがきちんと組み込まれていて、エロいのに読みごたえがありました。
バイト先の上司に叶わない恋をしている修平が、ゲイ仲間が教えてくれた「メスイキおじさん」と接触して…から始まる表題作。修平の職場、外見的特徴、そして興味本位からマスクを、と言う行動…これらの偶然が積み重なった奇跡と、修平の想いがプラスされて出会うべき二人を結びつけたのでしょうね。
表題も悪く無かったんですが、私は同時収録の方が好きなので、お気に入りを2つほどピックアップさせて頂きますね。次の「メスイキリムジン午前0時」が特に気に入っています。開いて1ページ目から偉そうにまたがる今泉女王様にテンション激上り!女王様受け、自分では好きなつもりなんですが、中々好みのものに出会えなかったので嬉しいです。
いくら超常現象が起きて当たり前のBLとは言え「挿れた瞬間にイく」という描写は流石に不自然過ぎて萌えないだろ…そう思って生きてきました。攻めの神立は運転中は行為が出来ず、その間今泉さんは意地悪仕様な玩具でもどかしい刺激を与えられながら、長時間お預け状態で敏感に。その末待ちわびたやっとの挿入は、強烈な衝撃と快感に歓喜する事でしょう、このパターンなら「挿れた瞬間にイく」事が可能なのか!と妙に納得してしまった。このお話は「開発BL」掲載作品ですが、私まで新たな萌えを開発してしまいました(笑)
今泉さんとその相手をする男たち、双方にもう嫌な思いをして欲しくないから…実は優しさが隠れている神立にも好感が持てました。その後、今泉さんは何度も神立に勝負を挑み続けている、でも「勝負」なんて結局はただの口実だよねー。
ゲイビ&ハメ撮り苦手な私ですが「ハ・メ・ド・リ・ム・ジ・ン」も好きです。機材もねぇ♪タチも来ねぇ♪リムジン今日しか押さえれねぇ♪な企画倒れ寸前の大ピンチに遭遇する新米監督コンタ。そこへやって来たネコ役の男優ヒカルは機転を利かせます。機材が無いなら手元にあるもので撮影すればいい、じゃあタチ役が来ないなら…?
第三者の居ない二人だけの撮影、時折景色を見たり、おしゃべりしながらまったり流れる時間を感じさせるような穏やかなHシーン。ヒカルの柔和な表情と外見通りの柔らかい雰囲気も良く、現場慣れしたベテランの優しい励ましと助言で、コンタを勇気付け背中を押してくれるような素敵な方でした。
他にも、ややダークテイストな「追憶リムジン」、過去の思い出を振り返りながら最後は木漏れ日の中ジーンとくる「ラスト・リムジン」、アイドルのとんでもない素顔がインパクト大な「W.I.A」、正確な攻め受け描写が無く好きな方で妄想できる読後のお楽しみ付きな「48時間」、カップルの後日談では無く別の方向から切り込んだ描き下ろし…と、テイストはバラバラですがどれも楽しく読めました。アンソロジー時の特典漫画も掲載されてちょっとお得感がしますね。
アンソロに描かれた短編を単行本にまとめたもの。
様々なテーマながら、おじさんは共通しています。色んなかわいいおじさんが登場して癒やされます。
とんでもないお金持ち(リムジンもち)なのに会社で働いているというのがよく分からないけど、ものすごい体を持っているとゲイたちの間で伝説のおじさんに拾われた大学生バイトくんのお話や、長年使えた運転手とヤクザの物語など、ちゃんと関係性が描かれているのがいいですね。
ただのエロ短編ではないです。