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その他の収録作品

  • 鬼嶋兵伍「翠玉の使者」
  • 相音きう「マリン・ブルー・マリッジ」
  • 山田小太郎「獣人専用ホール」
  • ミニワ「りゅうのあめ」
  • 西山アラタ「僕と牛くん初体験記録」
  • じんにくれーちぇ「淫魔が貞操帯をつけるとき」
  • 山本ともみつ「楽園」
  • 斑まだ「怖がり鬼の恋わずらい」

あらすじ

このカラダが欲しいか――

人ならざる者の愛し方
禁断の異種間セックス

カバーイラスト:鬼嶋兵伍
ピンナップ:拳

コミックス:
相音きう
鬼嶋兵伍
じんにくれーちぇ
西山アラタ
斑まだ
ミニワ
山田小太郎
山本ともみつ

コラム:
神沢零司
国原
硯遼
茶古ねぢを
羽純ハナ

作品情報

作品名
人外×筋肉BL
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
シリーズ
筋肉BL
発売日
ISBN
9784815500450
3.8

(14)

(4)

萌々

(5)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
53
評価数
14
平均
3.8 / 5
神率
28.6%

レビュー投稿数2

人外も筋肉も大好きだから

人外、好きです。
筋肉、とっても好きです。
というわけで、一石二鳥とばかりに読み出しました。
以下、収録順にざっと。(作者さま敬称略)

「翠玉の使者」鬼嶋兵伍
露店の骨董屋でなぜか買ってしまった宝石のついたネックレス。
その中から大きな犬型の獣人が現れて…
大きく言えば輪廻もの?そしてさすがの鬼嶋先生による筋肉同士。

「マリン・ブルー・マリッジ」相音きう
船を略奪され自ら海に飛び込んだ海賊。しかし目覚めたら海神が花嫁として自分を迎えると言う…
美形の海神xガチムチの海賊。しかも触手モノ!

「獣人専用ホール」山田小太郎
獣人の方が人間を支配している世界。獣人の奴隷として働いている少年は、獣人たちの性奴隷でもあった…
設定は重いけど、絵柄は可愛らしく少年のオーナー(獣人)への片想いが実るお話なのでそれほど暗くはないです。ショタっぽいので苦手な方もいるかも。

「りゅうのあめ」ミニワ
日照りに苦しむ村で、竜神に見初められた少年の運命は…⁉︎
大きい方が好みなので後3年待つ、と言われた隆(りゅう)は、3年の間にその身を竜神に捧げるために体を鍛え上げた。
幼い妖精の姿の竜神xガチムチ生贄、しかも生贄の方が一途という異色作。

「僕と牛くん初体験記録♡」西山アラタ
H大好きなビッチくん(人間)が牛獣人にロックオン。酔わせてお持ち帰り、襲い受け!
牛獣人さんもビッチくんの事が好きだった、ということでまるっとハッピーエンド。

「淫魔が貞操帯をつけるとき」じんにくれーちぇ
インキュバス同士のCPのお話。
顔は頬に穴があいていて牙が飛び出していたり、背中に骨が飛び出していたり(?)、絵柄は少年マンガっぽく、Hシーンもなんとなくバトルっぽい。

「楽園」山本ともみつ
ひとりぼっちの少年・オズは、誰にも秘密で化け物と過ごしていた…
触手モノ。特にオチは無く、なんとなく薄暗い。

「怖がり鬼の恋わずらい」斑まだ
永い時を生きる妖(あやかし)。昔々の人間との結ばれなかった恋を引きずって。
時を経て現代。妖と人間の愛も許される時代になり、ひとりの人間が告白してくれたが…
人外だろうが愛は素晴らしいというメッセージが感じられました。

続いて「スペシャルコラム」。テーマに沿って作家様がイラストとコメントを寄せています。
茶古ねぢを「マーマン(人魚)」男性人魚
羽純ハナ「野獣」BL版美女と野獣
硯遼「仏、鬼」ホトケやオニを緊縛する!
国原「ライオン獣人、水牛獣人」ライオンx人、人x水牛
神沢零司「ロボット」ターミネーターっぽいロボが短髪アニキみたい

最後に、作者様の作品に対する一言コメント。

人外も筋肉も画力に加えて想像力もないと。読む側からすると萌えと驚きで楽しいですよね。

2

何を求めるかによって、好きな作品が分かれそう

 筋肉BL系のアンソロジーって正直ちょっと買いづらい印象…しかし、今回はお洒落な表紙で買いやすかったです。

人外と筋肉が含まれている事以外は、組み合わせや攻め受けに統一性は無く
・人外と人間もあれば、人外同士もある
・筋肉質な人外も居れば、人間もいる
・筋肉同士のカップルもあれば、片方はスリムなカップルもある
・筋肉も人外も、それぞれ攻めの場合と受けの場合がある

 人外の容姿や身体構造も完全な獣人や化け物系から、人に近い姿のものまで、モチーフも実在動物系から空想上の存在まで様々です。

 人外も筋肉もBLの中で、ものすごく万人受けするジャンルって訳では無いと思うんですよ。その上で上記のような多種多様な組み合わせのカップル全てに平等に萌えられる方は、相当な強者だと思われます。
 主食が人外か筋肉かによっても、攻め受けの好みによっても、どんな人外を求めるかによっても、萌える作品が全く異なるでしょうから、自分の好みを再認識する事も出来ますね。過去の筋肉BLのようにガチムチ受けのみが目当てで手に取ると、少し物足りないかもしれません。
 私は萌えのキャパシティが広い方では無いので全てに萌える事は出来ませんでしたが、お気に入りの作品もいくつかあります。

 「翠玉の使者」は表紙のカップルのお話。「主様―!」ってデレデレで登場しておきながら別人と解った途端急にボロクソ、石に戻ろうとするも方法が解らず首をかしげる…アゼルの言動&行動とそれにツッコむユウジとのバトルに笑わせられながらも、二人の遭遇は必然的な出会いとも再会とも言え、その先に約束された愛に萌える。
 アンソロジーって表紙に惹かれて買っても、そのキャラは表紙のみで残念な場合もあります、今回のように表紙のカップルのお話がそのまま読めるのは嬉しいですよね。
 他にも、短い中にかなりストーリー性のある「マリン・ブルー・マリッジ」や、小さくて可愛い者同士?と思って読み始めたら、愛ゆえの努力が目に見えて解る変わり様がインパクト大な「りゅうのあめ」も良かったです。

 後はコラム…最後のドンパチロボは、人外と言うと獣人や怪物など生物を想像しがちなので「その発想は無かった!」と驚かされました。そして、後ろに控えている相手役と思われる男子が平凡っぽくて良いんだよなー。

 筋肉BLと他ジャンルの融合という大変美味しい企画なので、次もなんかしらあると嬉しいですね!人外も筋肉キャラも普通のBL以上に描くのが難しいんじゃないかな?と思うので、それらを両立されている作者の皆様を尊敬します。

 過去には「筋肉BL」2回と「雄っぱい・雄尻BL」、シャルル&デイジーはガチムチ好きに優しい、これからもよろしくお願いしますm(__)m

2

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