電子限定かきおろし付
「そなたは俺の観音菩薩だ」
もう初っ端から致してます(笑)
出だし50ページまでほぼずっとヤッてます。
宮緒葵先生の作品は地雷以外ほとんど集めていますが、トップに来るくらい濃厚なシーンが多めです。
やはり出版社ゆえなのでしょう…。
本編の7割くらいはエッチシーン。(ちょっと盛りました)
2割~は寝室で話してます。
残りの1割はその他。
攻めも受けも奥さん(亡くなってる)と子供がいて、その子と…。
という感じで執着されるので倫理観ぶっ飛ばし☆
あと父の方が極度の女性嫌いでまぁ登場した主要女性はもれなく地獄行き。
この潔さは逆に爽快でした(笑)
なかなかハードなエロが多く、スト重の私には胃もたれ気味に…。
あと後半は登場人物が一気に増えたのに加え、言い回しも昔の言語だったりしていて、歴史にあまり興味のない私は話の本筋よりも文字を負うのに必死でした。
ですので、私と同じような方はもしかしたらコミック版がいいかもしれません。
とはいえ、三人とも狂ってる感じはさすが宮緒葵先生です。
男の乳に興味がなさすぎてスルーしてましたが
これは良きエロス。良き狂気、そして良き作品でございました。
宮緒先生といえばのワンコ(犬?)感はなかったものの
狂気をはらんだ執着度はかなり高値なのではないでしょうかw
エロスも多めでおいしくいただきました。
始まりは、娘の浮気。
親友の息子の嫁にさしだした娘がほかの男と浮気・・・
このままでは娘は死罪
その贖罪として親友である男とその息子に手籠め・・もとい
親友の嫁として親友と息子に抱かれることに・・・
馴らされていくからだと絆されていく心。
そして実はその息子・・という展開でございます。
話の展開として、息子が実は・・という部分。
あのエピソードでだろうなと思ってしまう展開だったことだけが少し残念。
受の事しか頭にない攻が、受が出した穴だと思うことで~のエピソード
は頭おかしくて好きでした。
受視点で描かれた話でしたが、攻視点でみるとさらに狂ってて面白そうだなとおもうお話でした。
息子と共有してるのがどんな心理状態なのかが少々不思議ではあるけど
受けがこんなにも執着される理由がわからないです
美しすぎて侍従から「どこのお姫様かと思いました!」と言われ、娘からも嫉妬される美魔女w受けなんですが、美点は見た目が美しいぐらいなんですよ
攻めの職業に関しては長ったらしい説明があるんだけど、実際に仕事をしているところが出てこないのでいまいち攻めのかっこよさも伝わらない
ひどい目にあう娘は攻めが「お前(受け)に害意を抱いている!」とか言うから暗殺計画でも立ててざまあ展開なのかと思えば、単に親と夫の心のなさを見抜いて自信喪失心してただけだし
そりゃ夫と義父が実父に夢中になってりゃ嫉妬もするわw
こんな乱痴気父親ズの裏でずっと幽閉され写経してるのかと思うと娘がかわいそうで
受けも最初からまんざらでもなかったみたいだし、子供なんてもうけさせずに最初から妾にしておけよ!
子供を巻き込むのは勘弁してほしいですね
あとミソジニー(女性蔑視)が激しいので注意
ストーリーもエロも宮緒葵節満載の1冊!!
先生の作品と言えば…尋常じゃない執着愛だと思っています。今回もそんなに攻めに生まれたときから目を付けられた受けちゃんはとっても健気。
ただ、先生の作品の凄いところは最後まで面白いところ。アレだけエロいのにストーリーもちゃんと進んでてなるほど納得の最後でした!!
宮緒さんこだわりのイロモノ、エロエロ、偏愛を詰め込んで渾身の力を注いだかのような一冊。
タイトルでぶっ飛んだ後、気を取り直して読もうにも、冒頭からして朝幸(ともゆき)が菊座を解して脚を開いて夫君・菫親(ただちか)を出迎える場面に始まり、彼の息子・幸菫(ゆきただ)もなだれ込んでの3P、種付けで腹を満たすだの乳にしゃぶり付くだのといった宮緒さん独自のねっとりしたエロ描写の連続に再度吹っ飛ばされる(笑)
その圧巻のエロ描写で最後まで乗り切ったかのようでもあるが、菫親の根っからの女性嫌悪を軸にして話の筋も通っているので、愛憎劇としての一面も持ち合わせている。
あとこの話を読んで驚いたのが、菫親の用意周到な陰謀に嵌まり、正室として屋敷の奥に囲まれるようになった朝幸がうら若い美少年ではなく、三十代半ばの脂の乗った年齢という設定だ。
たとえ念友という風習があっても、娘を嫁に出した後にも続いていた身体の関係も淫靡だが、更に菫親・幸菫父子の執念と貪欲さの果ての陵辱の末、妻として乳親(*何故か母親ではない)として全ての精を受け止めようと目覚める姿に『これってもしかして”メス堕ち”ってものじゃないですか!?』と興奮してしまった。
菫親曰く、朝幸の事を観音菩薩だの天女だのと称賛しているが、自分が読み終わった後に持った彼の印象は『熟女』受けだ。
このカテゴリーって恐らく今まで無かったのでは、と思う。
『熟女』ってのはエロ小説から生まれた造語だが、これの男性版として匹敵する造語が思い浮かばないのがもどかしい。
まぁ『乳上』って強烈な言葉を考え付いた作者には到底敵うはずがないのだが。
真面目に考えると泥沼な関係の三人だった訳だが、ここまでドロドロした内容でも後味は悪くないなと感じてしまえるのは、エロ房ながらもこの話に引き込まれてしまったからだろうな。
時代物の風景も、月代(さかやき)は綺麗サッパリ省略されているものの、将軍家や大奥等の細かい薀蓄は宮緒さん独自の話の内容に溶け込んでいて楽しめた。