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吸血鬼は心臓の夢をみる

vampire ha shinzou no yume wo miru

  • 電子専門
  • 電子書籍【PR】

表題作吸血鬼は心臓の夢をみる

緋佐人(吸血鬼・カフェのオーナー)
市川朱里(大学生)

あらすじ

「頼まれれば誰とでも寝てくれますよ、俺とでも」親代わりの吸血鬼・緋佐人(ひさと)に長い間想いを寄せる大学生・朱里(しゅり)。欲しがればキスもセックスも。愛の言葉だってくれるけど…。緋佐人が待ち焦がれる、たったひとりの「運命の人」になりたい朱里は、彼に近づく人間を容赦なく排除しているけれど――吸血行為で得られる快楽を求め、緋佐人に血とカラダを捧げたがる人間は後を絶たず…。央川みはらが描く、エゴイスティック・ラブ!

吸血鬼は心臓の夢をみる(1) 38ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(2) 28ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(3) 27ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(4) 24ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(5) 28ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(6) 30ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(7) 28ページ
吸血鬼は心臓の夢をみる(8) 27ページ

作品情報

作品名
吸血鬼は心臓の夢をみる
著者
央川みはら 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シガリロ
電子発売日
4.2

(10)

(4)

萌々

(4)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
42
評価数
10
平均
4.2 / 5
神率
40%

レビュー投稿数3

吸血鬼好き

吸血鬼が主人公の作品は、どんなものでも〜とても好き。
永遠の命と引き換えに、孤独・絶望・空虚を背負いながらの生き様がストーリーに奥行をだすよねぇ。
そして何より、その美しさにゾクゾクする。

「吸血鬼は心臓の夢をみる」は、1冊になるのずっと待ってる作品の1つ。
1冊になるのを待てなくて、分冊で買ってしまったもの。
キーポイントは、「第二の心臓」。
この設定は、初めてで新鮮だった。
キラキラした宝石の様な緋佐人の心臓。
朱里がそれを口にする。
朱里が死ねば、緋佐人も死ぬ。

ぅぅぅぅ〜これこそ、ロマンティックだわ。


0

おもしろい

元々吸血鬼モノが好きだったので買いました

1話無料で呼んで2話3話と買ってハマってました。

絵も綺麗だし話も好きだしで買って良かったです

吸血鬼好きだけど外れた〜って思うこと多い中これは良かったなぁと思えました

個人的に6話(話でいいのかな)推しです
泣けます
ぶわ〜ってきます

神でもいいかな〜と思ったけど、6話を読み終わったとき7話を期待しすぎていたためにちょっとん?ってなってしまったので萌2で(別につまらない訳では無いです)

0

とにかく受が健気…抱きしめたい!

幼い頃に自分を引き取って育ててくれた吸血鬼・緋佐人に、長いこと片思いしている大学生の朱里。
200年以上を生きる吸血鬼である緋佐人は、たった一人の「心臓」を探している。
吸血鬼にとっての「心臓」とは、「ただ一人心から愛する人。その人となら、不老不死とも言える自分の命を終わらせてもいいと思える人」。
吸血鬼が持つ第2の心臓。
それは外から攻撃したり取り出すことは出来ず、あくまで吸血鬼本人が差し出すことでしか、体内から出ることはない。
緋佐人はその「心臓」である人を、ずっと探し続けていてー…。

というお話です。
この本の設定では、吸血鬼はあくまで人間であるらしいです。
V症候群という先天的な病という扱いで、昔は差別され酷い扱いを受けましたが、今では人間と同等の権利を与えられていると。
ただほぼ不老不死であり、長生きする吸血鬼は1,000年近く生きることもあるため、吸血鬼達が自らを人間とは認めていません。

攻・緋佐人。
美形で優しい物腰。
供血人(ボランティアとしてきちんと認められた人)の女性達からも、すぐに惚れられてしまいます。
幼い頃から「みんな平等に、同じくらい好き」という感覚の緋佐人。
供血人の女性達は皆「緋佐人さんは優しい」と言いますが、朱里に言わせれば「優しいとは違う」。
誰から「好き」と言われても「うん、僕も好きだよ」と言い、誰にでも優しい緋佐人。
確かにそれは、優しさを超えて残酷ですね。
けしてチャラい訳ではなく、緋佐人にとっては当たり前のことで、何て言うんだろ…自分に良くしてくれる人が、自分を好きだと言う。なら自分が相手を好ましく思うのは当たり前じゃないか?みたいな。
ただこの「好ましい」は、恋とか愛とかではなく、あくまで「いつも助けてくれてありがとう」くらいのもの。
200年以上を生きているのに、誰一人として緋佐人にとって特別な愛情を持つ相手にはならなかった。
それは実の母ですら…。
そんな緋佐人ですから、朱里が他の吸血鬼から血を吸われようと「ご自由にどうぞ。朱里は優しいからね」くらいのリアクションです。
ロマンチストで、「心臓」となる人間は一目でわかるはずだと夢見ています。

受・朱里。
普通の人間であり、幼い頃に両親に捨てられ、緋佐人に引き取られました。
一目惚れなのかな?初めて会った時からずっと、緋佐人の「心臓」になりたいと思い続けています。
かなりクールで毒舌なキャラです。
それが緋佐人の前でだけ(まあ緋佐人にも毒吐きますけど)、一途で可愛い表情をするんですよ。
本当に一途で、報われなさすぎて抱きしめてあげたくなります(普通に拒絶されるでしょうが)。

緋佐人は「心臓に会えば一目でわかるはず」と夢見ているので、初めて会った時に何も感じなかった朱里のことも「心臓」の対象外です。
もうね、ネタバレになるから書かないけど、途中朱里がすんごい健気で可愛い笑顔を浮かべるんですよ。
その笑顔を見た瞬間、緋佐人の頭をピコポンハンマーか何かで叩きたい気分になりましたね。
「あんたちゃんと目の前の人を見なさいよ!どう考えてもあんたにとっての「心臓」は朱里でしょ!?何でわかんないかなー!?」と。

二人がようやくくっつくシーン、緋佐人の気持ちがちょっとわかりにくいんですが、あの緋佐人が嫉妬するようになってたり、表情が以前と明らかに違うんですよね。
なので「ああ、ちゃんと緋佐人も、朱里のこと好きなんだな。特別なんだな」とわかります。
何か「心臓」を夢見すぎて「心臓はこういうもののはずだ!」みたいに変な先入観を持ってしまって、「こういうもののはずだから、朱里は違う」みたいに変なフィルターというか鍵かけちゃってる感じだったのかな?
それさえとっぱらって単純に考えれば、朱里以上に特別な人なんていないのに。

個人的にシリアスやダークな漫画は苦手なのですが、この本はセーフでした。
途中途中コミカルな会話も多いし、絵がすごく綺麗だし、何よりハッピーエンドだし。
「神」評価と「萌2」評価で迷ったのですが、ここまで絵もテンポも完成してるのに「神」評価つけなかったら、何を「神」評価するんだ?と思ったので、「神」評価にしました。

10

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