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あかりと彼はなやましい

akari to kare wa nayamashii

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表題作あかりと彼はなやましい

若宮瑞貴,26歳,会社員
桜井あかり,16歳,高校2年生

同時収録作品番外編「おあずけ」「かなわない」

(仮)三上勇斗,16歳,高校2年生
(仮)里涼一,16歳,高校2年生

その他の収録作品

  • あかりと彼
  • 友人
  • 忘れもの
  • 夏の日
  • あかりと三上
  • 連行
  • 落としもの
  • あかりと瑞貴
  • あかりと瑞貴は悩ましい(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • 電子限定描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

「ノンケのあんたが俺を好きになれんの?」

友だち(ノンケ)の男2人がくっついた。
ゲイを公言する男子校生・あかりは、それが何だか面白くない。
うらやましい? それとも嫉妬? ……なんじゃそりゃ。
俺にだって、きっといつか「好きな人」ができるはず…!
意気込んで向かったゲイバーで出会ったのは、
正論を振りかざすムカつく大人で――!?

pixivコミックでフォロワー20万人突破の「三上と里はまだやましくない」スピンオフ!
コミックスでしか読めない描きおろしは初めての×××!

作品情報

作品名
あかりと彼はなやましい
著者
鶴亀まよ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビボピーコミックス
シリーズ
三上と里はまだやましくない
発売日
ISBN
9784799741825
4.3

(228)

(122)

萌々

(66)

(34)

中立

(1)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
20
得点
977
評価数
228
平均
4.3 / 5
神率
53.5%

レビュー投稿数20

よく頑張ったと褒めてあげたい

めちゃくちゃ最高でした!本当に大好きな作品で、何度も読み返させていただいてます!!

あかり(受)は大人びていてひねくれてる印象だったので、初めは「あんまり可愛げのない子だなあ」と思っていたのですが、物語が進んで行くとどんどん可愛くなっていきます。
自分の欲しい物を得ようと走るけど転んでしまう。それでも一生懸命走り続けようとする。16歳になるまでに傷の痛みを知りすぎたうえに不器用なので走り方が分からず、臆病にウロウロして周りを見て切羽詰まってしまう子です。
ほんとに愛くるしいし、めちゃくちゃ応援したくなる。
そんな彼のもとに現れたのが、包容力増し増しの年上王子、瑞樹(攻)!!
体から「優しい」が溢れ出てる方です。
あかりの絆創膏の下を見た瑞樹は傷跡を撫でながらあかりの欲しい物を次々と与えていきます。対するあかりは、保険をかけ、時には突き放し、どこまでも臆病に受け取っていきます。このやりとりがめちゃくちゃ尊い!

苦難を乗り越え、2人が結ばれたときは涙がでました。おめでとう泣 よく頑張った泣 今までの分、沢山幸せにしてもらえよ泣 と。笑

書き下ろしも最高でした。
ずっとあかりにおめでとうって言ってました。
えっちが少ないと物足りなくなってしまうことが多いのですが、この作品は全然物足りなく感じません。むしろ初夜でおなかいっぱいになります。えっち少なめか…と思っている方、ぜひ呼んでください!!
あと、瑞樹の髭ですが、包容力と年上味にマッチしすぎて途中から全然気にならなくなるので(私は、ですけど)髭で躊躇っている方も読んでください!!

幸せの気持ちでいっぱいになる作品に出会えて幸せ。。ほんとにありがとうございました!

2人に幸あれ!!

0

理想の恋人

”みかさと”より好きでした。好きすぎます…。
社会人と未成年というカップリングのとき、なぜか心の大人ストッパーが発動してしまい萌えにくかったりするんですが…ジャンル的にどーでもいいことなんですけど!作中の社会人の倫理観がちゃんとしてるとめっちゃ萌える性癖みたいですw(他に同じ理由で刺さりまくったのが”グッドバイライラック”)。

みかさとの低温キャラ。一見低温キャラほど内に秘めたものは熱いってね!気になってましたよ、あかり君。人と違う(ゲイである)ということに悩んで、人より早く成熟した感のある彼が居心地のよい場所と、甘えられる相手を見つけられてよかったよ~幸せになってね~という気持ちでいっぱいになりました。

そのお相手、世話焼き兄さん・若宮の”さりげない”優しさは、読者の心にも沁み沁み。相手の気持ちを尊重して、踏み込みすぎず、でも他人なので(汗)控えめに見守って、ここ!というところでちゃんとリードする。人生の先輩として、恋人として、過不足ない理解と愛情を示す理想の年上の恋人だなと思いました。大人になってしまえば10歳差ってたいしたことないけど、10代の10歳差って、いろんな意味で大きいんだな~と改めて思える尊みがあります。

最後に、”え!?”と思ったのは、あかりは攻めたかったんですね。でも若宮が好きだから受でいい♪(うんうん、そうしてあげて…)っていう”どっちがどっち”問題もグッときました。いつか逆転する日がくるのだろうか…。

1

悩めるDKの恋

「三上と里はまだやましくない」のスピンオフとのこと。元の作品は未読でしたが、全く問題なく読めました。

LGBTQが何かと取り上げられる昨今、今時のゲイの若者は大昔よりも多少は生きやすい環境になってきているのではと勝手に想像しておりましたが、この作品を読むと、やはり個人の人生におけるマイノリティとしての悩みはいつの世も変わらずに存在し続けるように思えます。ゲイであることで色んなことを諦めてきた主人公が救われるストーリーは、王道ものとして素直に楽しめました。

ただやはりDK相手は18歳になってからでも良かったのでは?うーん、あかりに自分の気持ちを信じてもらうには必須な流れとは思いますが。その一点だけはフィクションながら心配になりました。

0

瑞貴視点がうれしい

あかりは三上と対照的な性格だけど、こちらも1人でぐるぐるするタイプですね。

でも、瑞貴が大人で冷静であかりのことを考えてあげられるやさしい人なので、いい組み合わせだなと。

三上と里は〜では、ほぼ三上視点だったのが私は一本調子に見えてダルく感じてしまったのですが、本作では、瑞貴視点があったのでよかったです(複数の視点で描かれるのが好みなので)。
瑞貴があかりをどう見て、どう好きになっていくのかがよくわかって萌えでした。

それに、お付き合いが順調な三上と里がちょいちょい出てきて、あかり一本やりだとしんどそうなところをほっこりさせてもらえました。

続編も楽しみに読みます。

0

あかりと彼はすごくいい

あのあかりが主人公です。
前作ではクールなイケメンだと思っていたら、こんなに面倒くさ可愛い男の子だったんですね。

たった一回行ったゲイバーで会った人と一度だけ初めてホテルに入るところを、たまたま同級生に見られて写真撮られてみんなに回されるなんて!

運が悪いですね…。
そりゃあ不幸体質にもなりますよ。
学校にも家にも居場所がなくて。

そんなところで出会った十個年上のノンケリーマン瑞貴。クールなのにお人好しで面倒見が良くてノーと言わなさそうな男の人。
お互いそんなことされたら好きになっちゃうよ〜な日々で。

あかりがゲイであること瑞貴がノンケであることにこだわりすぎて、あかりは素直になれず。
そんなあかりに瑞貴が言う言葉がどれも刺さるんですよね!

最後はあかり!良かったね!!!
でもいきなり一生とか言っちゃって大丈夫?

2巻があるということは、まさかゲイとノンケや男同士の苦しい辛いイベントがあるのかな?

ノンケ社会人とゲイ高校生の年の差もの、よくある組み合わせですが、とても新鮮でした。
瑞貴の懐の深さと若干のほだされ、いいですね!

里と三上カップルも出てきます。
里、男前ですね!あかりを支えて離れずにいて。だからあかりを心配するんでしょうね。

目の前で二人がくっついたら、そりゃああかりも複雑ですよね。俺だって…?って。

2

なんつー切なくなる仕様……

2巻発売のタイミングでセールになっていて、試し読みをしたところのめり込んで購入しました。

あかりは普段愛想が無く何でもない風に過ごしているのに、実は心に蓋をして、切ない気持ちをやり過ごし誰も見ていないところで泣く子。(泣)

そしてお邪魔することになる社会人の若宮さんとの体格差や会話も歳の差がハッキリ描かれているのですが誇張し過ぎず、とても自然で読みやすい。何気ない仕草や雰囲気まで(スーツと制服良い〜)全然違う二人が目に嬉しいです。
表情と言うことがコロコロ変わる高校生のあかりは内面を正直に出せず、それを若宮さんがやれやれと相手したり、内心をしっかり汲み取ってくれる。二人のバランスがとても良くて大好きになりました。

そしてベタな無理矢理にエロ投入が無く、二人の恋愛ドラマとしてしんみり読めたのも良かったです。(書き下ろしではあるけど)
満足度高い一冊でした!

そして今作はスピンオフらしく、元cpの番外編が本編途中に差し込まれてます。
あかりの片想いの相手と彼氏のラブ話なんて間に挟まれたら切な過ぎるんですが?

2

本編よりすき,,,,

あかりがどんどん可愛くなっていきます
どうしよう、こんなにも幸せになってほしいと思う主人公は初めてだよ,,,,

2

心から幸せになって欲しいコ

もう大好き!瑞貴はちゃんとした思考の大人だし、あかりは本当に幸せになって欲しいーと思いながら見てしまう高校生。キャラもラブも最高な一冊でした。
あかりは言っちゃうと分かりやすい可哀想なコなんですね。ゲイバレしてハブられた過去があって、家でも邪魔者扱い。BLだと教師の家に押し掛けるタイプです。
このお話では偶然知り合った10歳年上リーマンの家に行っちゃうんですが、拙い理由の作り方が健気で涙を誘います。態度は図々しいのに、些細なものでも繋がりがないと踏み出せないギャップに萌えます。笑顔の壁が分厚くて、めんどくさすぎるキャラだけど、内側は脆くて弱そう。そんなところに瑞貴が絆されていくのが分かりすぎるほど伝わってきて、なぜか泣きそうになってしまいました。
瑞貴は思春期の不安定さをちゃんと分かってるところがすごく好きでした。まともな倫理観を持った大人。そのうえで一泊旅行を決行しちゃう大胆さに萌えます。何事にも動じなさそうで、そこまでするキャラに見えなかっただけに、意外性がたまりませんでした。
初Hは描き下ろしにて。雰囲気ぶち壊しなジタバタDKが可愛かった!この二人の奇跡の出会いに感謝したい!と、本を抱きしめながら言いたくなる作品でした。続きも楽しみ!

4

年の差がいい味出してます!

この作品は、「三上と里はまだやましくない」のスピンオフ作品です。あかりが高校生でゲイ、表紙左の瑞貴さんがリーマンでノンケです。

あかりがゲイバーに行き、そこで瑞貴さんと出会います。(瑞貴さんはマスターの手伝いに来てただけ)それで、お酒に酔ったあかりを瑞貴さんが介抱して、、という感じで関係がスタートしていきます。

「三上と里〜」では知れなかった、あかりのゲイゆえの悩みだったり気持ちを、大人な瑞貴さんが優しくひたすら優しく受け止めるさまがとても良いです!!

二人とも本当に幸せになれ!!!という思いで読ませていただいています。

8

欲しいものを欲しいと言えない子

寂しくても「寂しくない」と、大丈夫じゃなくても「大丈夫」と言ってしまう子。
桜井あかりというのは、甘えたいのに甘え方を知らない、自分よりも人のことばかりを考えてしまういじらしい子なんだと思います。
こんな子、幸せになるしかないじゃないか。

前作が、人が人に恋をするときめきと純粋さを描いた優しいものだとするのなら、今作は、幸せを求めてやまないのに、自分で自分の足に枷をかけてしまっている子が立って歩けるようになるまでのお話だったような気がします。
ドが付くほど好みのお話でした。

居場所がないのに、居場所の求め方も分からない。
学校の友人達のことは好きだけれど、どうにも居心地が悪い部分もあって。
でも、みんな善良で気持ちの良い大らかな人間ばかりで、もやもやとしている自分ばかりがみじめで滑稽に思えてくる。
こういうことって結構あるんじゃないかななんて思う。心理描写が上手いなあ。
物事を複雑に考えすぎる自分はばかなのだと頭では分かりながらも、なかなかストッパーを外せないあかりの内面が、非常に人間くさく危うくて、そして愛らしくて仕方がないんです。

帽子を、本を、ペンを。
シンデレラがガラスの靴を置いていくように、若宮の家に"会える理由"をいつもひとつ置いていくあかり。
言葉に出来ない分、わざと忘れものをすることを若宮に認めてもらうことによって「甘えてもいいの?」と伺いを立てているかのようで、これがどえらい可愛かった…
もう、早くあかりを頭から爪先まで丸ごと包み込んでベタベタに甘やかしてほしい。
と、終始そんな気持ちになりながら読み、あかりの前に合鍵を持って現れた王子様・若宮のキャラクターにガッツポーズ。
誠実で大人。でも、あかりのためなら大人のルールから一歩踏み出すことだって出来る人。
傷付いて、不器用で一生懸命なあかりごと可愛いと言う包容力のある彼との出逢いは運命だったのかな。
里や三上の前では決して見られない、泣いたり笑ったりする、あかりの年相応な表情の数々を引き出してくれてありがとう若宮。
今までたくさん傷付いた分、あかりにはそれ以上に愛して愛されて笑っていてほしいな。

描き下ろしでの若宮の葛藤がとても良かったので、もう少し若宮視点で彼の内面が知りたかったなと思っていたら、なんと続編が出るそうで…!
ノンケとゲイということもあり、このままベタベタに甘い日々をおくってほしい気持ちと、2人が年齢差にもだもだとしながらそれぞれ葛藤する展開も読んでみたい気持ちがせめぎ合います。
続編では一体どんな2人が見られるのか?今から楽しみです。

それから、若宮がオフの日以外はサイドの髪の毛を耳にかけるように流しているのが妙に好きでした。

10

控えめにいって好き

『三上と里はまだやましくない』をpixiv連載で読んでた頃は、面白いけど購入するかはどうかなぁ…って、感じだったけど、『あかりと彼はなやましい』はとてもとても好みで、私のなかで大ヒットで発売日に購入したかったのですが、ちょっと悩みました。なぜなら、『あかりと~』はスピンオフ作品だから…スピンオフを買うなら、前作も買わないとな気がするなぁ…しかし!やはり!あかりの可愛さとイケメンな瑞貴さんににもう一度会いたくて、こちらの作品だけ買いました。
やっぱり、買って良かったー。スピンオフだけ買うのは初めて!
書き下ろしのイチャイチャしてる二人が読めて幸せです。

12

あかりにはやっぱり年上彼氏

前作で自己卑下の塊だったあかりの救済ものでした。

三上と里のようにはなれない、でも羨ましいといった捻くれた感情から出会いを求めてバーに行ってます。16歳でどうなんだと思ってたら中学生の時にも行って、ホテルに入るところをSNSでバラされて酷い目にあったのに懲りてないです。それでもずっと変わらずに友達でいた里は良い奴でした。

バーで手伝いに入っていたノンケの若宮に未成年だとバレてジュースを出されたのに、反抗してお酒を飲むあたりおこちゃまです。

若宮が野良猫に懐かれたごとく面倒をみてますが、カッコいいし優しいしあかりが好きになるのは当たり前だと思いました。

あかりの今までの辛さだとかノンケに対する不安だとかを理解した上で付き合う事を決めています。
未成年だからと手を出さなかった若宮ですが、あかりの不安を見抜いて初エッチしてました。

優しい彼氏に出会えて安心しました。

7

続編が決まったようで再読

三上と里くんは未読で初見でしたが、この一冊だけでも充分楽しめました

が、やはり三上と里くん読んでもう一度読むとより楽しめます

あかりが本当にいじらしくて、捻くれてて、けど幸せになりたくて、ほんとに可愛いらしかったです

瑞貴さんは、ちゃんとした大人でした
それがすごく良かった‼︎ほんとに2人にはゆっくり幸せになってもらいたい

pixivでこの2人の続きが始まったので、再読してます

やっぱり可愛いお話です
あかりがいじらしくて、瑞貴さんの包容力が頼もしくて素敵なカップルでした

4

尊すぎて倒れる✨

三上と里のスピンオフである今作品、大好きです。
キャラクターがとても魅力的。

まず受けのあかり君、普通の男子高校生なのに、ちょっと見たことのない人間味の溢れる受けで、こじらせひねくれ面倒くさい系だったハズの彼の術中にハマった攻めの瑞貴さんの気持ちがすごくわかる。
実は健気で捨身で正直なあかりを応援したくなります。がんばれあかり!

そして攻めの瑞貴さん。攻め様総選挙で確実に神7になるであろう攻!この男に可哀想可愛いと拾ってもらえるならどんな手を使っても良い。。
とはいえ、あかりが使ったテは忘れ物をして帰る。という可愛らしい駆け引きでした‥萌
こんな良い男のノンケが、ちょっと可哀想な高校生男子を恋人にするのか‥ムリでは‥?とハラハラしながら見守りました。
細やかで説得力のある描写を積み重ねグイグイ引き込んでくれます。

瑞貴さんが四角四面じゃないところが良いのです。冒頭でモラルの高さを印象付けるエピソードがあるのに、最後彼はあかりのためにモラルを破ってくれます(涙)

互いの愛情の深さを感じられるエピソードが沢山入っていて、本当に読ませます。鶴亀先生はストーリーテラーだなと思いました。

どんなジャンルの方も一度読んでみて欲しい。
後悔させません!!!

12

あかりを真綿で包んであげて~

私の中で前作をはるかに上回りました!!
悲観的・・・ネガティブなあかりをまるっと包み込んでくれる瑞貴に本当にありがとうって言いたい!!

前作で想像してたよりあかりがかわいそうだった…
中学でゲイがバレた話はしていたけど、まさか家でも辛い思いをしていたなんて。
いつも悲しいそぶりを見せるのに直ぐに「冗談」だと言って一瞬見せた寂しそうな自分を咄嗟に隠そうとするあかりの姿は見ていて切なくなりました。

ここまで素直に甘えることが出来なくなってるあかりを心底安心させてあげられるのか微かな不安を感じつつ読んでいたけど、
ラストの”あかりは自分といても安心はできていないかも”と感じる瑞貴が”それでも手放す気はない”的な思いをしているのが、もぉ・・・たまらなかった!!

7

あかりの覚悟 若宮さんの覚悟

みかさとスピンオフ!!三上と里の友人で、ゲイのあかりのお話です( ^ω^ )待ってました!!しかも!相手は年上!大人!切なさとキュンキュンの詰まった一冊です!

あかりの若宮さんへの気持ちは、ゲイだからとかノンケだからとか、そういう事ではなく、純粋に恋だと思いました。でもあかりは"ゲイ"である事を意識して、物理的な距離感は近いのに気持ちの距離感は遠く、線引きしているようにも感じ、そこが切ない。。あかり(受)と結ばれる若宮さん(攻)は、大人で、冷静です。でも、そんな冷静な若宮さんだからこそ、ゲイであるあかりに対して"こいつ(あかり)の 覚悟"を感じて、踏み込み辛い領域に踏み込んでくれます。踏み込んでくれたことが、若宮さんの"覚悟"だなと私は感じました。私があかりの友人だったら、若宮さんにありがとうと伝えたくなります!

ノンケ同士の友人である三上と里が結ばれ、友人として2人を祝福しつつも、私には何となく"不幸そうな雰囲気"がプンプンだったあかり。"俺なんて"と卑屈そうな印象が最初ありましたが、話が進むにつれて、あかりが明るくなって、幸せを受け入れていくような顔つきになっていくように感じました。
あかり、若宮さん、お幸せに(*^▽^*)/

2

書き下ろしありがとう。

書き下ろし目当てに買いました。
大満足でした。

わたしは普段からエロ重視なので、普段読んでいるものに比べたら少なめだと思います。
でも、最後のシーンに行くまでの、あかりと瑞貴さんのもだもだした感じ。あかりのひねくれたところをずっと見てきたので、少なめでもその何十倍も萌えました。ついに……。って感じでずっと悶えていました。神っていうより萌2という感じがします。ひたすら萌えたので。

あかりが幸せそうでよかったです。いい男捕まえたねって感じです。
pixivコミックで読んだから買うの迷うなって方、ぜひ買ってください。

7

若宮で良かった

「三上と里はまだやましくない」で、里への気持ちが何なのかグルグルする三上に対して
「男が男を好きになるってふつうのことじゃないんだよ。」と言い放っていたあかりが主人公です。

中学時代にゲイバレし、友達や家族からの孤立を嫌というほど味わったあかり。
16歳なのに既に人生諦め感やどこか醒めた感があり心に蓋をしている様子に、おばちゃんとしては、まだ16歳なのに諦めたらあかん!!と歯がゆく思ってました。

ゲイバーのヘルプをしていたノンケの若宮に懐いていくあかりの様子の姿は、放置子みたいだなと思いました。
居場所がないから適度に優しくされれば付いていってしまいそうな危うさがあって冷や冷やしたし、変な男に引っかからなくて本当に本当に良かったと思う。

若宮の家に来るためにわざと忘れ物をしていくといういじらしさとか、「ずっとここにいたい‥‥」とポツリと言うも「なんてね!」と冗談にした時のあかりの笑顔には切なくなった。
それだけに、若宮から合鍵をもらって「大好き」と言う時の笑顔ときたら、この子、ちゃんと笑えるんだ!!と嬉しくなりました。
あかりってどこか自嘲めいた笑いとか社交辞令的な張り付いた笑顔をする子だなぁと思ってたので、あのナチュラルな笑顔にドキンとしちゃう若宮の気持ち、わかる。

私は、若宮が金沢の橋で「だってお前まだ16だろ」と言うんだけど、ほんとそれ!!と思いました。
16歳の当事者と、そこを通過済みの大人ならではの感情が交差していて良かったと思います。
そして「一生つきまとってやる!」というあかりの脅しがかわいい〜。

若宮視点がもうちょい欲しかったです。
誠実で責任感のある若宮が、あかりを突き放すこともできず、次第にほだされるのはわかる。
だけど、それって庇護感情なんじゃないかなぁ?って。
どこから恋愛感情に切り替わったのかなぁ?って思った。
ノンケだしさ……。

スピンオフは本編と違った良さがありましたが、高校生ものならおバカでまっすぐな、まさに「三上と里〜」のような作品が断然好みなので、もしさらに続編があれば三上と里を中心に描いて欲しいです。

そして三上と里の初合体はいつ……???
それを期待して読んだので、進展がなくてさびしい……

2

発売おめでとうございます!

前作からずっとずっとpixivコミックでの連載を追っていました。待ちに待った単行本化、そして発売本当におめでとうございます( ; _ ; )!
サブCP厨の傾向がある私としては、こちらも話題になり本当に嬉しいです。

あかりの様な拗らせ根暗キャラ(褒めてる)は個人的にめちゃくちゃ共感してしまうので元々推しがちです...。
まだたった16歳でも色んな辛い気持ちを経験してきた中での妙に達観した部分が心に突き刺さります。

そんな彼が若宮さんのような優しくてちゃんとものを言ってくれるキラキラ眩しい素敵な恋人に出会えて本当によかったな、と思います。

結ばれるまでの過程が本当にしんどくて紆余曲折を経ながらも、その分しっかりハピエンです。皆さんどうぞ安心して読んでください(誰)!!!
もっとでろっでろにあかりのことを甘やかしてやってほしいです。これからも2人に幸あれ!

描き下ろしは まよ先生がTwitterで呟かれていた通り、20ページ超と満足以上のボリュームです。こんなに愛おしくてかわいい初夜がかつてあったでしょうか...!最高に悶えまくりました。ありがとうございます...。
また、特典コンプしたのですがどれも期待以上でとても素敵でした。カバー裏も最高でした...。
久しぶりにこんなに胸がぎゅっとなる商業BLに出会えて幸せです。本当に大好きな作品なので今後の展開にも注目しています。

12

自分の心のストッパーを外せるのは、きっと自分だけ。

「三上と里はまだやましくない」のスピンオフ。
里の幼馴染で、親友のあかりの恋の行方のお話。
中学の頃、ゲイだという事が周りにバレて、イジメを受けていたあかり。
幼馴染で親友の里に迷惑をかけてはいけないと、遠ざけようとしたけど、
親友である里は、そんな事気にするなと言って、いつも一緒に居てくれたのに。
里はノンケだった筈なのに。三上と付き合う様になっていた…。
あの頃、自分の気持ちに素直になれていたら…。何かが違っていたのかな。
里は友達だ。ずっと。
家でも、学校でも、あかりは自分の心に蓋をして生きてきた。
そんなあかりが、立ち寄ったゲイバーで、未成年はダメだと説教する瑞貴。
彼はノンケだったが、あかりの危うさが放って置けなくて。
仕方がないと構っているうちに、あかりの心のストッパーを何とかしてあげたくなって行く…。
という、ノンケ落としの王道ラブ・ストーリー。
瑞貴はとっくに、というか、ちょっ早でほだされちゃってるのですが、
あかりが臆病過ぎるので、瑞貴の優しさが、「誰にでも優しく出来る」ものだと思っていて。
「あんたが俺を気にかけてくれるのは、俺が可哀想だからでしょ⁈」
学校とか、家族とか、狭い社会で傷ついて。切羽詰まっているあかりの痛々しさ。
ストレートに描かれてはいるんだけど、瑞貴の庇護欲をそそってもいるんだろうと思う。
あかりにとって、瑞貴は王子さまなんだろうけど。
瑞貴の想いをも少し丁寧に描いて欲しかったかも。
だって、実は。瑞貴だって、あかりを逃すまいとしていた筈なのだから。

あかりの、初めての心からの告白は可愛いです。
何でも諦めてきたあかりの、初めて誰かを欲しいと願った言葉。
自分で、自分の心のストッパーを外した瞬間、溢れ出る言葉。
「あんたを全部。一生かけて、俺にちょうだい。」

ところで、大人の瑞貴が、あかりを未成年だからと一切触らないっていう…。
ちなみにムラムラもしません。
その事で、あかりは「俺が男だから…。」と、不安がります。
さっさと抱いてやればよかったんです‼︎
なので、描き下ろしでは控えめにエチが。
あかりは諦めグセが付いてるので、結構ネガ。
そこを可愛いと思ってあげられるのは、きっと瑞貴だけなので。
もっと溺愛執着してあげて欲しいです。

0

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