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表題作君は恋を知らない

岩清水蒼,サラリーマン,後輩の経理
大橋和哉,サラリーマン,営業部のエース

その他の収録作品

  • スイートバカンス(描き下ろし)・あとがき
  • カバー下:漫画、イラスト

あらすじ

どんなに難しい案件でも涼しい顔で勝ち取る大橋和哉は、冷静沈着な営業部の絶対エース。そんなエースの素顔は泣き虫で打たれ弱い苦労人。ある日、印象最悪の後輩経理・岩清水に隠し続けてきた本性がバレてしまった挙句、何故か彼と付き合うことに…… !?恋人として非の打ち所がない完璧彼氏に甘やかされて恋も仕事も絶好調な大橋だったが、岩清水の優しさには影があって……。仕事だけでよかった。なのに、この恋からは逃れられない。

作品情報

作品名
君は恋を知らない
著者
鳴坂リン 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
ISBN
9784799741788
3.5

(30)

(6)

萌々

(7)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
103
評価数
30
平均
3.5 / 5
神率
20%

レビュー投稿数4

可愛いし、イケメンだけど…

キラキラのイケメンと美人好きにはたまらない作画に惹かれて。

営業トップの完璧でクールな大橋には、ひとには言えない秘密があった。
周囲が見ている自分とは真逆の、子供っぽくて愚痴っぽい、全然冷静じゃない自分。
誰もいない屋上でじたばたするのがストレス発散法だったけれど、ある日それを社長が引き抜いたと噂の有能な経理・岩清水に見られてしまい…。

という始まりです。
女顔のせいで、素の自分では舐められる!という大橋の「子供っぽいこと」対する意識がちょっと面倒と言うか。
「横断歩道で白線しか踏んじゃだめってルールが抜けなくて〜。こんなわたし、子供っぽいかナ?」的な女子、と言ったら伝わりますでしょうか。
意識するあまりに、「え、そんなこと、気にしたこともないけど…」というようなところまで気にした結果、合コンで上記のセリフを言っちゃう系女子と同じかほりが…。

そんな大橋の弱味を知って、「人に頼ること」と「素の自分でいられる居心地良い相手がいること」を大橋に教えていく岩清水がイケメン。
ただ付き合う流れがものっすごく軽い。
「え、そんなノリでいいの?」っていうくらい軽いです。
それだけ大橋が、「素でいられる」相手に飢えていたということなんだろうなあ。

頼ることが出来なくて、全部自分で抱えていた大橋が、後輩に仕事を振れるようになるという内面的な変化だけでなく、ミスした後輩に「岩清水ならどうするだろう?」と考えて接するという対人面の変化まで見せます。
これって簡単なようで難しい。
人に仕事を振るのは、自分でやるより説明とチェックの手間がかかりますよね。
ミスのフォローも「自分がチェック不足だった」と自分のせいにするフォローは、後輩を余計に追い詰めるけれど、「ありがとう」という一言は「がんばろう」という気持ちを生むもの。
この辺り、いいなあと思いながら読んでました。

それだけに岩清水が「時間が足りない…」と言い出した辺りからが残念。
ここから一気に現実味のないラストに向かっていきます。
たしかにその展開はどうしようもなく切ない。
でもその後の大橋の決断が通る会社に驚きを隠せません。
その上、シンガポール支社に行った2人のいる場所が、完全にリゾート。
大きな契約をチームで達成した営業トップを、そんなところへやる会社、すごいなと。
現実的でない展開から、そういう皮肉めいた気持ちになってしまったのが残念でした。

最後に岩清水と大橋の最初の出会いが描かれています。
これ、最後じゃなくて途中に組み込んでも良かったのかなあと思いました。
そうしたら岩清水の提案が、軽く感じなかったのになあ、と。

素敵な作画で読むファンタジー。
仕事で疲れているときに読んだら…、「そんな都合のいいこと、起こらないよ!」ってなってしまうかも。

1

受けが可愛いぞ!

受けの大橋が可愛かったと思います^^
バリバリの営業部エースの顔と陰キャの駄々っ子キャラ、
二つの顔とギャップが良かった!
攻めの岩清水は叩き上げの努力家で、
仕事もできるし大橋にも自信ありげに迫ってきます。

ただ、ラブラブになって岩清水が大橋に同棲を持ちかけるのに、
実は付き合う前から海外赴任が決まっていたという矛盾(^◇^;)
海外赴任は後付け設定だったのかな?
しかも、大橋にあっさり別れを告げたのは納得できませんでした……
岩清水には最後まで溺愛攻めでいて欲しかったです。

結局、岩清水がグイグイきているようで、
本当に頑張っていたのは大橋ですよね。
やっぱり大橋が好きだったなぁ〜

1

途中で失速した感


試し読みした感じは凄く好きな感じだったので期待したのですが、途中で攻めの態度に?となりそのまま終わった感じがしました。
途中までよかっただけに残念。

社会人6年目営業部絶対的エース・大橋(受け)は仕事に一生懸命な美人さん。
でも本当は、弱気でくよくよしては泣いているネガティブな人。
ある日、屋上でネガティブ発動しているところを経理部の石清水(攻め)に見られてしまい正体がばれてしまいます。
正体がばれても馬鹿にしてくることもなくフォローしてくれる石清水と距離が縮まり、突然キスされ「つきあっちゃう?」という軽い言葉で「付き合う」と速攻で返し付き合うことになります。


ネガティブ駄々っ子発動してくよくよしている大橋はとてもかわいいです。
そして、屋上でくよくよしていてもすぐに気持ちを切り替えて気合を入れて仕事にいく姿は凛々しいです。
この絶妙なバランスが良かったと思います。

ただ、付き合い始めが軽すぎて、??となりました。
その後何かあるのかと警戒しましたがあまあまのままで、そんなに簡単に今まで女性としか付き合ったことのない二人が付き合うんだろうかとちょっと疑問に思いました。
石清水のアドバイスもあり大橋は他のメンバーともうまくやっていけるようになり、石清水に甘やかされて石清水がいるから頑張れるようになってからの突然の石清水の出向が決まり二人の間に暗雲が・・・


このあたりからの石清水の行動が意味わからない。
シンガポールへ出向になるけど遠距離は申し訳ないとかいって別れようとする石清水。
で、この話は付き合う前から決まってたと。
だったら、何故今まで黙ってたって感じです。
自分がいなければ生きていけないくらいにしたいといって甘やかしたのは一体何故だ。
同棲しようともちかけたのはなんだったのか。
一体、石清水は大橋をどうしたかったのか。
別れようと言っておきながら離れたくないと呟いてみたりヘタレすぎでがっかりです。

結局、大橋が一人で頑張って動いたって感じでした。問題は解決したので甘々で終わりましたが、結局石清水はこの問題に関しては何もしてないじゃん!と思ってどうも釈然としませんでした。


最後の方に石清水の大橋への執着が書かれていましたが、大橋が諦めてたら耐えられたのかと聞きたいくらいでした。前半の男前はどこへ行ったという後半のヘタレ具合が残念で。

大橋が可愛くて頑張り屋で好感が持てただけに、岩清水には絶対離さないという気概がほしかったです。

0

初めて素を出せる相手ってイイネ

営業部の絶対的エースの大橋は「クールで格好いいけど近寄りづらい」と言われているのに、屋上で一人駄々っ子になってる姿は可愛かった。

人に頼れない大橋が唯一本性がバレた石清水にだけ素を見せて本音を話せるようになるのは読んでいてホッコリしました。

でも、「これからドンドン好きになっていくんだろぉ?」とか思い始めた矢先速攻石清水が告白して即返事で付き合いだしちゃってちょっと拍子抜け…。
(読んでいくと「石清水的には【速攻】では無かったんだぁー」と後々納得はしたけど)

個人的に・・・帯の「一途執着ラブ」で過剰に期待してしまった事を後悔。。。

0

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