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表題作マイリトルインフェルノ 下

真神まゆみ,29歳,天才ハッカー
新井仁,19歳,大学生

その他の収録作品

  • SPECIAL TRACK
  • BONUS TRACK
  • あとがき

あらすじ

小さくて、弱くて、何の力もない「仁(ひとし)くん」。
そんなちっぽけな存在が、必死に抗って歯向かってきたのが、
新鮮で、たまらなく愉快で、可愛かった。

気まぐれに仁のもとに身を寄せたけれど、
「まーくん」を取り戻したいナカモトの画策で
仁の母が借金まみれにされてしまう。

自分のせいだと気づいた「まーくん」は、
ナカモトが誘う危険で享楽的なウラ社会へ再び戻るしかないと、
穏やかだった仁との日々に別れを告げるが……。

作品情報

作品名
マイリトルインフェルノ 下
著者
朝田ねむい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
ISBN
9784396784690
4.2

(370)

(198)

萌々

(106)

(37)

中立

(11)

趣味じゃない

(18)

レビュー数
32
得点
1536
評価数
370
平均
4.2 / 5
神率
53.5%

レビュー投稿数32

納得の実力派!!そして細かな仕掛けも楽しかったです♪

とにかく大興奮の元読み終えた上巻!
未知との遭遇の高揚感とでも言いましょうか???
すっごい面白かったです
そしてとうとうその全容が明かされる?ナカモトとの行方は??と期待した下巻!

意外にもちょっとナカモトとの関係は切なかったわぁ…(´ 。•ω•。)
そして、まーくんの悪事は結構勢いで少々煙に巻かれた感はあったかなぁ…
そんな事より「まーくんと仁くんでしょ?」って所の焦点が当たっていて、まぁ、そこはそこですっごく良かったんですけれどもね♡

そう!仁くんを可愛がるまーくんがかわえぇ~
ツンツンしまくっちゃう仁くんだけどあのまーくんの前じゃ正に赤子!
赤子の手をひねるかの如く仁くんを小脇に抱えるまーくん←まるでスーパーでお米10Kgを買って抱えてるかの様な体格差…!
なかなか激しいカップルさんだけどあの豪快に笑うまーくんに全て持って行かれちゃう!!
あんなにツンツンしてるのに、まーくんが離れないように大胆な行動にも出ちゃう所とかの危なっかしさが「放って置けない」可愛さなんだろうな~って思いました

あんまりにも素直じゃないと、普段ならそこまで好みな受けじゃなかったかもなのに。。。やっぱりまーくんの存在で仁くんもかわいく見えて来ちゃって…なんかもぉあの最後の注文の多いセックスとか笑顔で見ちゃいましたょwww

後、ちょっと普通に笑ってしまったのがまーくんが着用していたあのパチモン感バリバリのジャージ!(まーくんは”ダセー”って言ってましたねw確かに!ダセー…笑)
そのジャージのバックプリント!
サン〇オさんの稼ぎ頭のKit〇y先輩「Hello K〇tty」をもじった「Hollow Teddy」って書いてあるし、イラストもめっちゃ寄せている…笑
(Hollow→実態のない Teddy→小熊の意味でそのままキ○ィさんのパチなのか?Teddy Boyで不良の意味を示唆したか?まぁ、どちらにしろ彼らが犯してる犯罪の内容を暗喩するにはピッタリの単語ですし、Helloもモジってる辺りが秀逸です!)
このセンス、最高に笑いました!!!

初、朝田ねむい先生作品は読む前はビビり倒してましたが、読み始めたらアッと言う間で、すっごくおもしろく読めました!
訴求力の高いお話しも、キャラの創り上げも、更にキャラの動かし方や描写も、全てが実力派の先生だな!って思いました
おススメで良くお名前を耳にするだけある、ファンの方が多いのも納得でした!!
先生を知らずに終わらず良かったです⸜⸜٩( 'ω' )و //

0

おもしろかったー!最高作品

[まーくん]をめぐる[仁くん]と[ナカモト]の関係。アラジンと魔法のランプモチーフになってて面白かった。

新井仁くん(アライヒトシだが、アライジンとも読める)→アラジン、魔法のランプならぬ閉じ込められてた車のトランクに仁くんが触れたらまーくんが中から登場→ランプの魔人ジーニー、まーくんを裏社会に引きずり込み悪事三昧だった過去、もう一度2人で最強なバディを組もうと諦めないナカモト→ジャファー。

ただ、アラジンのストーリーをなぞるだけでなくてそれぞれの行動と結果が面白かった。
上巻でも思ったけどナカモトが全力でまーくんことまゆみに「公私共に俺と居る方が絶対にいい、お前の為だ」とラブコール送ってたが、まーくんは平凡でちっぽけな仁を選び負けてしまう。
仁と引き離すために仁母にネットで細工して3000万の借金を負わせたり。(そのシステムは、かつてまーくんが作った物という皮肉)

1人の男を手に入れるためにここまで必死になるナカモトがちょっと不憫に思えました。
まーくんがもっとアホで快楽主義だったら、2人で悪事働いて世界牛耳って楽しくやろうぜ!で突き進んで最後破滅ってボニー&クライドになれたんかもしれんけど、そうじゃないから仁くんに可愛げと面白みを感じたんだろうな。
なんか、ドラえもんとのび太くんみたいな関係っていうか。ダメな子ほど可愛い、なんとかしてあげたいし一緒にいたいみたいな。

のび太くんって書いたらだんだん仁くんがのび太くんに思えてきたな。(アラジンよりもドラえもんのが馴染みがある)ドラえもんは使い方次第で悪事も働けるような便利なロボットだけど、仁くんといる限りはただただ愉快に暮らすんだろうな。

2人の初エッチの時の反応、ワーワー大騒ぎ。服脱がない、バスタオルを下半身に掛けて!とか触らないで!そんな事言われても大人なまーくんは爆笑しながらちゃんと希望通りのスタイルで抱いてくれる。回数重ねたらだんだん変わってくるのかな?

登場人物が少ないけどドラマチックでとても面白かったです。今後何度も読み返したくなる作品。

シーモアで購入
修正のいらない描写

1

私「中本」推し〜

下巻。

私は切なかったよ!
ナニがって。私ご贔屓の「中本」の純情が!
もちろん「中本」の執心は愛だの恋だのだけで構成されてるわけじゃなくて、まーくんのハッキングの才能と自分の才覚があれば世界を支配できる!っていう高揚感あってのものではあるけれど。
取り戻したくてキスを誘う「中本」がエロ哀しい。(「永遠にお前の側に〜」のあと、2人はヤったと思います!私基準で!)

なのになのに。
まゆみは仁くんを選んじゃうんだね。
なのになのに。
仁くんはH拒否だね。ハハハ!ここサイコーに笑える。
多分、結局は、いつかは、挿入までいくのかもだけど、ずっと素股だけでお預けしとけばいいよ。
この世の情報とそこに繋がるカネは思いのまま、だけど生身の人間は中本も仁もままならぬ。

タツミのその後よろしくお願いします!

1

ストックホルム症候群だから

仁がまーくんを好きなのかどうなのか
やっぱりストックホルム症候群なんじゃないの?

体を触られたり見られたりするのが嫌なのは仁デブだったからだよね
あと元々ゲイじゃないもんね
それはタツミもそうだったみたいだから追々良くなるのか?
でも、吐くか吐かないかってかなり嫌な感じじゃない?良くなるのか?

まーくん、仁はダメだからドラえもんみたいに助けてやりながら楽しくやるのかしら
ストックホルム症候群だとしても、言うことをきいているのはまーくんの方だから良いのか?
主が平凡なやつならば平凡の中におさまってられる…のかな?
タツミと似合ってたけどね

0

マイリトルインフェルノ(下)

めちゃめちゃ面白いお話でした。すごく好き。親が騙されて借金してるとか、今のご時世ありそうでなさそうで、実はありそうな展開がすごく怖くて好き。世界観がリアルなのに凄すぎて現実味が無いギャップも最高でした。まーくんがカッコイイのかただのオレ様なのか、よくわかんないまま進むのがすごく好き。テンポも良いし、展開が早いし、けどめちゃめちゃ頭いい世界線のお話でゾクゾクしました。結局、離れられなくなっちゃう中毒性みたいなものがまーくんにはあるんですよね。人として魅力的なことだけはすごく伝わるし、それだけでいいんだと思う。上下巻読んですごく満足しました。何度も読み返したくなる爽快感のあるお話でした。

1

タイトルの意味を調べたら…


上下巻を読んで率直な感想は「天才な攻めの取り合い」でした。

視点が色々変わるのですが、私は攻めのまーくんを中心にした物語だなぁという印象を受けました。

というのも、このお話は二巻通して受けが二人。
信じられないくらい平和な受けの新井仁と、麻薬のような受けのナカモトサトシ。
平和だけどスリルがない、スリルはあるけど虚無感と疲労がある。
二つの道で、一体まーくんはどちらに進むのか…。
とても見応えがありました。

スパダリではありますが、まーくん実は優柔不断で一途ではないです。

ナカモトの悪魔のような囁きにフラッと行ってしまいそうになったり、過去には恋人でヤッたりするのでヒヤヒヤしました…(笑)
なので、受け一途が好きな方は苦手かもしれませんが、逆にナカモトとのカプが好きな人もいるだろうなぁと思いました。

甘々!とはいきませんが、この独特さに私はハマってしまいました。

あとがきは、ナカモトとのお話。
まーくんがナカモトの元を離れたキッカケになったシーン。少しイチャイチャしてます。


そういえば、タイトルの意味なんだろうなぁとふと思って「インフェルノ」を調べたら「地獄」「大火」とあり、おお~!と感嘆しました。

0

一筋縄ではいかない、朝田ねむいワールド‼︎‼︎

エクスクラメーションマーク、
四つも付いちゃいますよ‼︎‼︎w

あ、上下巻一気に読んでしまったので、
作品全体での感想です。

いやはや、ホント、面白いv
予想もしない展開に
あれよあれよという間に上下巻読んでしまいました!

謎多き『まーくん』と、
ビビリでいじめられっ子だった仁くん。

全く甘く無い二人の関係は、
甘く無いまま物語は終わりを迎えるのですが、
不思議とちゃんとボーイズがラブしてます!

いや、不思議では無いのか!
何故ならそこに愛があるから!v

言いたいことは沢山ある気がするのですが、
ねぇ、ちょっと読んでみて?と、
人に薦めたくなる作品。
甘々成分はちょっと少なめなので、
多少勧める相手は選びそうですが……!

とにかく予想を裏切る……というか、
予想しにくい展開で
ついぐいぐい物語に引き込まれます!

ナカモトのその後とか、スピンオフ希望!

評価はいい意味での
気持ちいい裏切りに『神』!

0

面白かった、けど、、、

割と好き嫌いが分かれそうです。攻めは最初からスパダリな訳ではなく、受けも重度のヘタレで、よくこのカップリングで書き始めたなあという意外な組み合わせです。きゅんや萌えを求めて読むには少々場違いだと思います。サスペンス?先の読めない展開?がこの作品の一番の魅力だと思いますので、ぜひネタバレなしで、恋愛マンガというよりはサスペンスドラマを読むような感覚で読むと面白いと思います。


1

まーくんの不思議な魅力?魔力?

まーくんは怖いけどカッコ良くてゾクゾクします。不思議なキャラ、洋画の主人公っぽさがありますね。
仁くんは…ヘタレ寄りの普通の大学生で、可愛い可愛いと皆さまおっしゃってますが、私には苦手なタイプの性格でした。ですが、この性格だからこそ、この骨太なストーリーが見事に成立してるわけですよねー。タツミさんは性格はクズですが顔が好みなので、スピンオフなどでもっと見たいです。あと、まーくんのほのぼのしたオカンな日常も見たいです。

1

物語としてとてもおもしろい!

おもしろかった!
中本が汚い手を使いまーくんを取り戻そうとし、能力も住んできた世界も何もかも違う2人だし、仁になすすべないやんと思ったけどあんな風にまーくんを引き戻すとは。

仁の言動に爆笑するまーくんが楽しそうで
ハピエンでよかった✨

中本(イケメン担当)の言うことや気持ちもわかる。
でも最後はあきらめてくれてよかった。
そこまで悪い奴じゃなかったのがまたよかった(やってることは悪いけど)

仁とまーくんの告白のやりとりに笑ったw
くっつくとなった時、仁が偉そうでめんどくさいのに聞いてあげるまーくん、さすがスパダリ。
オチもいい。

インフェルノ=地獄。
タイトルは仁、まーくん両方に言えることかな。

「アラジンと魔法のランプ」の使い方がかっこいい。

中本にとってまーくんは魔人のランプと言うし、まーくんが仕掛けたマルウェアが通称「魔人のランプ」

仁(新井仁で冒頭「アラジンだ」と言われている)にとっての魔人もまーくんか。

中本はまーくんと共に巨万の富や世界を支配するようなことを望んだ(魔法使い役?)

仁にとっては、自分を受け入れてくれて一緒にいてくれるのがうれしくて好きになった存在。
それがまーくん(魔人)だったのかな。

まーくんの名前が真神てのもおもしろい。

3人とも(仁、まーくん、中本)過去について必要最低限な描写もよかった。
今の話に集中できる。 

仁の母に実害なかったのもよかった(リアルに考えると怖いけど)
全体的に、怖いとか辛い展開が最小限なのも好み。
痛快でテンポ良い展開が心地よい。

しかし、平凡で友だちもおらず無力な仁がまーくんとどうなるんやろ?と思ったけど、違和感なくなるほどそうなるか!?という展開が見事でした(偉そうにすみません)

まーくんと中本(本名タツミ)の方がお似合いだしリアリティあるけど、まーくんは嫌気がさした、てのもわかる気がするのがまたうまい。

個人的にはキャラ萌えはせず、L的要素も薄く感じても、物語としておもしろかった。

欲を言えば、いちゃいちゃがもっとあったり、主要キャラがイケメンだったらうれしかった。
が、そこは作者さんの狙いとは違うんやろね。

タツミがイケメンだったけど、あの役あれはあれで良しか。

キャラ萌えはしないと言ったけど
読んでいるうちに、2人のことはどんどん好きになっていきました。
悪役的なタツミのことも。
タツミにも感情移入できたし。
そこがまたすごい力量だなと。

朝田先生の絵は、立体感はもちろん、質感とか体のぐにゃり感とかも感じるのがうまいと思う。
構図も、コマの流れも気持ち良くて好き。

あと、作品的にも、生きづらさがある中、懸命に生きる人物に救いがあったり、笑いや毒や悪や悲哀やあたたかみ等等がある物語が多くて。そこも好き。
でも陰鬱さや重さがさほどない。

BLというよりシンプルに物語としてすばらしいと思う。
絵も構成もキャラもすばらしくて、大好きな漫画家さんになりました。
うれしい。

0

ちゃんとスパダリ攻めになってます

作者さま、途中からスパダリ感なくなったとあとがきで書いてらっしゃいますが、まーくんはれっきとしたスパダリ攻めですよ〜。
仁くんのお母さんが知らぬ間に背負わされていた借金チャラにしてくれたり、上巻でも色々やってくれてましたしね!

仁くんの会えなくなるくらいなら刑務所にでも入ればいい!っていう気持ち…無自覚執着受けですよね?
もう好きじゃん、めっちゃ好きじゃん。
居なくなったと思って、半泣きで電話するのとか可愛い…。

エッチの時の恥じらいもなかなか新鮮でしたね!
バスタオルかぶせるとか!笑

あとがきの仁母の設定には驚かされました。

ナカモトもといタツミ、魅力的なキャラでした。スピンオフなど描いていただければ全私が歓喜します。

2

まさに炎のBL

炎のドラマチックBL、完結編。
最初はヘタレだった仁くんがこんなに強く成長するとは!!
大魔神を平気で尻に敷く仁くん・・本当に愛おしくて仕方ないです。

仁くんにとってまゆみはこれまでの日常が全く通用しない別次元の存在でしたが
まゆみにとっても仁くんは、自分と全く違う世界にいた存在で、
裏社会の事なんて何も知らない、まゆみがどれほどの能力を持っているかも知らない、
ただまっすぐ、まゆみと言う人間に惹かれて、無茶な行動までしてしまうほど
ようやく自分と言う人を見てくれたそんな唯一無二の存在なのでしょうね。

炎の中のまーくんはBL漫画誌上最高に鳥肌の立ったシーンでもあります。

平凡な事って幸せだなあと思わせてくれるような波乱万丈の傑作です。

そして、一通りの物語を読み終わって気を抜いてはいけません。
最後の最後のおまけのあとがきに、仰天の真実がさらっと書かれていたりする
そんな朝田先生の遊び心も大好きです。

1

可愛いんだから仕方ないよな

仁くんがまーくんにすっかり平気になって。
結構言うこと言うよね。

まーくんが仁と別れてナカモトとやり直そうとした所へ現れた仁くん。
やるじゃん!そうだよ、好きでずっとそばにいてほしいんだよね。
ナカモトに説得されかけてたけどまーくんもやっぱり仁といることを選んで。

なんか不思議な感じです。
仁は世間知らずで非力で泣き虫ですぐ吐いちゃうのにまーくんに堂々と物を言って。ダメなのに可愛くてそこがいいんだろうなあ。
まーくんは何でもできるのに、こんな仁を気に入って。

最後の短編がまーくんからナカモトの体を求めててちょっとモヤモヤ。過去の話だろうけど。

1

スパダリまーくん

徐々にまーくんと打ち解けて来た仁です。
まーくんに執着する人物が、仁の母親をターゲットに罠を仕掛けて来ます。
それを見破ったまーくんが、その人物の仕事の依頼を請けます。そして理解出来るのは自分しか居ないと、海外逃亡を持ちかけます。

荷物を処分しに戻ったまーくんを尾行して、場所を警察に通報して更にボヤを起こす仁でした。
オドオドして意思表示もろくにしない仁が、犯罪を犯してまでまーくんを引き止めようとします。まーくんは仁を選びます。まーくんは仁の平凡さにほっとするんだと思いました。


まーくんに執着する人物は自分が起こしたことで、何が起きようが何人死んでもそれを楽しむような人間でした。しかも勝手にまーくんの死亡届けを出してました。まーくんはそれに対して嫌気を感じて彼の元を去っていたのに、全然気がついてないです。

まーくんが奪ったのがこの人物の仮想コインで、抗争が起きて多数が亡くなるかも知れなかった依頼は失敗するように仕向けたみたいでした。まーくんスパダリでした。


巻末の人物設定が興味深かったです。

0

下巻は仁くんの可愛さがひたすらダダ漏れ

〖DMM電子書籍〗
修正 : 上手い具合に隠れてます
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : 仁くんの可愛さ爆発。SPECIAL TRACKとか最高すぎて。ツンデレってやつなんですかねー。まーくんとの身長差30cm以上ってのも熱いですわ。あと、まーくんって絶対性欲強いよね。

〖紙媒体〗
未読

1

お母さんの設定が気になる

紙本
修正…見えない描写
カバー下…タイトル
カバー折り返し…なし
あとがき…あり

2

Carbonara

平凡受けという触れ込みですがラストで思いっきり建物に火つけてます、「まーくんなんかつかまっちゃえばいい」と叫んで。

相手に遠くに行かれるより拘置所でもいいから会いたいという考えから起こした行動なのですが、些細な悪口すら言い返せない仁がよくここまで成長?したなぁと感慨深かったです。

そのすぐ後のバスタオルとの●ックスにセーフワード連呼は、これ完全に笑わせにかかってるよね?という感じでした。

当て馬の眼鏡はいろいろ不憫ですがやった事が色々えげつないのでまあ仕方ないかなと。

2

これはラブストーリー

ナカモトが仕掛け、仁くんのお母さんは知らない間に3000万の借金持ちになってしまう。
まーくんはそれを何とかしようとする。

下巻は、愛の物語でした。
俺とまた組もう、俺の元に返ってきてくれ、というナカモトの求愛。

仁から離れ、ナカモトに依頼された仕事を終えて海外に飛ぶ覚悟をするまーくん。

しかし、地味で平凡で、何かをする勇気のなかった仁くんは、まーくんの後をつけてやばい事務所に乗り込み、火事を起こして警察を呼ぶ。
好きだから、失いたくないと。

そしてまーくんは、仁くんが一世一代起こした求愛に答えて、ナカモトの元を去ります。

犯罪をしていたまーくんは、許されるものではないと思いますが、そういう味付けを借りたラブストーリーだと思えば楽しむことができます。

最後のまーくんの独白は感動的。

その後の初Hに挑むシーンも、仁くんがリアルな反応でかわいらしい。

後日談で、仁くんのお母さんが訪ねてくるエピソードや、若い頃のまゆみとナカモトの別れのシーンもよかった。

1

朝田先生らしいBL漫画らしくない作品

クラッカー謎男×平凡大学生

仁くんはめちゃくちゃ普通の大学生。読者が外野から見たら頭足りないな〜と思うけど、存外みんなこんなもんだよな。

まーくんは若い頃の某俳優がずっとチラつきます笑
しばらく経ったら仁くんに飽きるかな、とも思いましたが、まーくんはなんでも楽しめそうな気もする。飽きて捨てたら仁くん死にそうだし。最終話で捨てない未来を提示してくれたことに安心しました。

詰まる所BL漫画らしい感想が出てこない程度にBL漫画っぽくない。当て馬?のナカモトがエロいです。

※電子書籍 ebook
カバー裏・裏表紙なし

0

♯ツンデレのデレ成分不足ぎみ

遅ればせながら拝読させていただきました。

平凡な仁の元に突然現れた、天才ハッカーまーくん。
出会ったのは偶然で、そこから勝手に居候するわお金を使い込むわ…すっかり侵食され、仁の生活は一変する。

仁は、親や警察、国家が困ったことは助けてくれると信じている平凡な大学生。
一方、まーくんは本名住所職業一切不明。
どこからともなく大金を持ってくる怪しい大男。

まーくんと出会って、仁の生活は平凡ではなくなってしまう。
ナカモトという昔の仲間に追われるまーくん。
まーくんをランプの魔人にたとえ、自分の欲しいものを手に入れていく男…
一度はまーくんに逃げられるが、必死に取り戻そうと接触してくる。

たぶん、まーくんはナカモトに自分自身をみて欲しかったのだろう。
しかし、ナカモトもきっとまーくんが好きだったはず。
それは、きちんと本編から読み取ることができます。

初めは怯えていた仁もまーくんに惹かれはじめ、2人はお互いに好きだという気持ちを伝え合います。

正直、仁の魅力って何だか分かりませんでした。
平凡で弱いところにまーくんは癒されていたのかもしれませんが…。
しかし、仁がまーくんと離れたくない気持ちはよく伝わりました。
目の届かないよ所に行かれるより、警察に捕まって面会で会える方がマシだとまで言いましたから!

きちんと伏線が回収されており、内容には満足です。
が、もう少しラブラブな2人が見たかった…。
そこだけは、少し物足りないです…。

0

え?

いや、
これスパダリ×平凡なのか?

平凡以下のコミュ障とゲイの犯罪者にしか見えないけど

14

なんか、あれこれ凄い……

衝撃的だなぁって読み返すたびに思います。

仁の母親が身に覚えのないうちに3000万の借金を背負わされているくだりとか、ヤケにリアルで、でももし我が身にそんな事が起きたら……と思うだけでゾッとする。

ナカモトがただの当て馬とかそういう陳腐な役割ではない凄みがあって、好きにはなれないけれど抗いがたい魅力を放っている事は確かです。

まーくんがかつて作ったマルウェア「ランプの魔人」を使って、仁の母を知らないうちに窮地に追いこみ、それをネタに近寄ってくるナカモト。
私利私欲にまみれたナカモトは、まーくんという魔人を再び手に入れることを諦めておらず、まーくんの耳元で「俺だけが 永遠に お前のそばにいてやれる」と囁く……。

一方の仁は、まーくんを使ってどうこうしてやろうというつもりは全くなく、非力でありながら自分も一緒に手伝うから置いていかないで……と願う。

ナカモトと仁という、対象的な二人のどちらを選ぶのか……


私が痺れたのは、仁が言い放つ「まーくんなんか捕まればいい!」というやつ。
こんな事言うなんて思ってもいなかったので、衝撃でした。

で、悪魔めいた(奥歯が見えるような)笑い方をしながらの「なら言えよ!好きだって!」というくだりからの告白シーンが鬼気迫っててすごいーー!!
地獄の業火に包まれたような二人がすごい。
こんな告白シーン見た事ない。
で、今、インフェルノって地獄って意味だったっけ?とググったら、地獄の他にも業火という意味だったので、まさにここのシーンの事だーーっとゾクゾクしました。

そして、その後。
ナカモトが「行くな!まゆみ」と命令をするのだけど、もう既にランプの魔人はご主人様を選んだ後……と感じさせるところが好きでした。


その他
・エッチシーン、いろいろと要望の多い仁に笑った。
で、それをちゃんと聞いてあげるまーくん、意外と優しいじゃん♡と思いきや、「次は俺のペースでいいよな」「ケツ拡がるまで頑張ろうぜ。」に笑った。

・最後、仁の家でくつろぐまーてんの半纏姿が所帯じみててかわいい。

17

終わった恋と新しい恋の話

上巻ではあまり仁くんに魅力を感じなかったのですが、下巻は良かったです。

タツミ(ナカモトの本名)に洗脳されそうになるけど、結局安寧を求めて仁の元へ行くまーくん。
仁を巻き込まないために煽って諦めさせようとするところもすごく好きです。
簡単に諦めず殴りかかってくる仁もちゃんと男の子でプライドはあるんだなと思ってすごく可愛かった。
あのビビりでおとなしかった仁くんが最後の最後で行動するの、成長したなあと思ってしみじみしました。

炎の中で「なら言えよ、好きだって」って告白を促すまーくんと、「好きだから、どこにも行かないで!」って叫ぶ仁君。
そして、クールで意地悪で余裕ぶったタツミが取り乱して「嫌だ行かないでくれ」って縋るのも最高。本当にまーくんのこと好きだったんだなぁと思いました。
まーくんの言葉を聞いて、何か悟ったような、諦めたような表情が綺麗でした。
これと同じような顔を、数年前にまゆみにさせているんですけどね…タツミも。
やっぱり上巻下巻通してタツミ好きが好きです。スピンオフ出してほしいくらい好き。

仁とまーくんはラブラブですが、やはり素股どまり。
セーフワードとか決めちゃうの、手馴れてるな~。


書下ろし見てまーくんとタツミが別れた理由がなんとなくわかりました。
まーくんは好きな人と楽しくのんびり過ごしたいだけなのに、タツミはまーくんの才能を使ってスリルと興奮を求めてたんですね…。
そりゃすれ違うわけだ…。
だからまーくんは仁くんを選んだんでしょうね。
自分の才能や技術じゃなくて、自分自身を見てもらいたかったんだと思います。

「二人で出かけよう、のんびりしよう」というまーくんの提案を「つまんなこと言うな」と一蹴するタツミ。
タツミがPC片手に「楽しもうぜ」って言ったあとの寂しそうなまーくんの表情がすべてを物語ってますね。
タバコを買いに行くと言って出て行ったきり、タツミの元には戻らないわけですが…。
あ~~~切ない…。

そしてあとがきととらのあなの4Pリーフレット見てうわ~~と思いました。タツミはまーくんが初めてだったんですね。
初Hのときの反応から見るに男は初めてだと思ってたけど、やっぱり…。
まーくん上巻でタツミのこと「淫乱」って言ってたけど、淫乱にしたのはまーくんなんだよな…;;

6

アラジンの本気

上巻読み終わってから、中本とマー君がどうして破局したのか、マー君と仁君が今後どうなるのか、こうした謎が下巻を読んですべて理解しました。平凡でか弱い存在だったのに、マー君を取り戻すために一生懸命の仁君の姿、胸に焼き付くくらい印象深ったです。最後の最後までおいしいところを残し、ドラマチックで納得させられる結末に持っていき、最高としか思いません!

7

恋の本質

大好きです。

普通の人間から見ると、ナカモトと比べると仁は見た目も頭脳も度胸も平凡そのもの。ナカモトとまーくんの危ない2人組に惹かれる人は多いだろうなと思うんですよ。

でも、まーくんにとっては、ナカモトよりも仁の方が自分と共通点がない、新鮮で面白い相手なんですよね。あー、恋ってそういうもの!というピュアな読後感になりました。

(あ、でも仁もちょっと平凡とは違うかもしれない)

7

キャラの組み合わせの本当の面白さが発揮される

 最後までテンポ良く、さくさく読み進められる作品でした。仁と自分との間に埋められない溝を感じながらも、ナカモトに唆されることはなく、完全な犯罪者サイドからは手を引くことを選んだまゆみ。ナカモトとのタッグもそれなりに好きだったので、もうこの頭脳派チームの流れるような手捌きや大人の関係は見れないんだなぁと思うと少し寂しい気もしますが、自分の進む道を潔く盛大に方向転換できるまゆみの意志の強さに惚れ惚れしました。最後の描き下ろしでまゆみ×ナカモトへの未練はすっかりなくなりましたね。

 メインの仁との関係については、終始独特の空気感を纏った2人だなぁと感じました。大人と子供、世の中の仕組みを知り尽くした優秀な男と、警戒心のなさ過ぎるありふれた男。途中までは対等さもあまり感じられないし、好きっていう感情も全然分かりやすくはなくて、本当にBLなのかな?とちょっと戸惑いました。でも、仁が放火を試みたシーンで、ようやく少し納得できたような気がします。仁はまゆみと出会ったことで今までの生き方からは考えられない度胸を解放できたし、まゆみは自分がとんでもない高み且つ悪のどん底に行くこともできるからこそ、仁のような平凡で可愛らしさのある人間の傍にいることの方が落ち着けるのかな。対極的だからこそ、互いが魅力的に映る。なかなか斬新な雰囲気のある作品でした。

3

甘くなさが逆に萌えまくる!朝田ねむいワールド最高♡♡♡

もったいつけずにこれはもう最初っからエッチシーンの萌え語りをしよう。
だってめっちゃ萌えたんだもん!
むしろこういうエッチシーンを描く作家さんがいなかったのが不思議なんだけど、とにかく受け(仁)に色気がない!!!笑
両思いになって初めてのエッチで「あんまベタベタ触んないで」とか「パンツずらすだけで良くない?」とか言う受けどーよww
しかもやる気満々で脱いでる攻めにもう一回服着させるの。なんでやねん!
もうねー、にやにやにやにやしながら読ませていただきました♡
こんな萌えエロの描き方があったか!と思いました。
経験がないから照れてるんだよね。そういうのもなんか解るから「かわいいなー( ´艸`)」って、もうにまにまが止まらない♪
仁が色っぽくなる日は来るのかな??それを見られる日がいつか来るといいなぁと思ってます。
ほんと、これはいい平凡受けだった!
仁くんありきの「神」だってことを私的には一番叫んでおきたいところです!


さて、ストーリーの方へ。
このお話の登場人物は3人います。
平凡な大学生〔仁〕と、天才ハッカーの〔まーくん〕、まーくんの元カレで元相棒の〔ナカモト〕。
仁は散々書いている通り“超凡人”。まーくんは“天才”。ナカモトはいわゆる“地頭がいい”タイプ。
お話のモチーフに「アラジンと魔法のランプ」が使われているのですが、まずまーくんがディズニー版「アラジン」でいうところの魔法のランプの魔人ジーニーです。
ナカモトは魔法のランプが欲しくてたまらないジャファー。
仁は魔法のランプを手にするアラジンです。
BLなのでジャスミン王妃は出てこなくて、結ばれるのはもちろんジーニーとアラジンです(^^)

ジーニーが主人によって「善」にも「悪」にもなる魔人であるように、ダークサイドでスリリングに生きたいナカモトに誘われるままにクラッカー(=悪いほうのハッカー)として生きてきたまーくん。
ジーニーがランプから解放されたいと願うように、悪事だとわかっていても問題を与えられると解かずにはいられなくなる自分に疲れたまーくんもまた、そう願う。
そんなまーくんを無力な仁が無力なりの方法で自由にしてあげるお話でした。

魔人のジーニーが聞いてくれる願い事は3つだったよね?
「まーくんなんか捕まればいい!」
「どこにも行かないで!」
「俺を助けて!」
これが仁の3つのお願い事になるのかな?
一つ目は聞けない代わりに代替案を出してたけど、残りの2つはしっかり聞いてくれましたね♪

仁は分かりやすい凡人キャラなので、まーくんが仁の何を気に入ったのかパッと読みは理解しにくいんですが、こんなふうにアラジンと重ね合わせてみると解りやすくなるかな?
まーくんは何でもできるから(家事もそつなくできるしね)、仁に何かしてもらうことは別に求めてないと思うんだ。
いうならば、仁の存在そのものと、仁が自分と一緒にいてほしいとまーくんに願った事それ自体に意味があるんだと思う。
ナカモト(悪)と別れを告げて仁を選んだまーくんは、その天才頭脳を活かして今度こそ第2のラリー・ペイジになれるかな?


2019年始まってまだ1ヶ月半しか経ってないけど、気分的にはもう上半期暫定1位って言っちゃっていいかなってくらい!
ストーリー、萌えともに文句なしの神評価です!

※紙版カバー下なし

28

恋は地獄

落ちるという意味では同じようなもの。
読み終わって改めてタイトルを噛みしめます。語感が良すぎる。


以下ネタバレありの個人的な感想です。


まーくんが自分で作った薄暗い「ユートピア」から抜け出して出会ったのが、「「可愛い」インフェルノ」。
「可愛い」って言葉はお互いが別の世界の生き物っていうある種の壁です。まーくんは一線引いて突き放すためにもその言葉を使うんだけど、仁が最終的に壁ぶち抜いて、まーくんを引きずり落とします。無知で無垢で無鉄砲で普通で平穏な地獄。まーくんが捨ててきたものの塊。

まーくんが持ってる力は多くの人が喉から手が出るほど欲しいはずなのに、仁はそんなもの使えなくてもいいし、なんなら警察に捕まえさせてでもとにかく会えればいいって言い切るんですよね。何だそのピュアな好きは…。そりゃまーくん落ちるよ。まーくんっていう力に固執したタツミとの違いはそこですよね。
炎の前で仁に望みを言わせるまーくんの魔人感が最高でした。

まーくんは結局犯罪者ですし、普通の生活を失ったのも完全に自業自得、若気の至りの結果なので、その辺倫理的に受け入れられない人もいるかもしれません。彼は別に後悔してないし、何か償ったりしないですからね。
自分勝手なキャラって相手がかわいそうで好きじゃないんですが、このカップルは二人ともそこそこ自分勝手なのでバランス取れてるから良いです。まーくんはスパダリというよりは魔人攻だと思います。

あとこのお話、仁にハマれるかで評価がガラッと変わりそうです。タツミとの関係性の方に萌える層も結構いるのでは?
私はタツミがあまりにもまーくんへの執着を隠さないので、「おまえそんなに心丸出しで大丈夫なのかい…」と読んでて心配になりました。共感性羞恥というか…。そんなに頑張っても君は絶対選ばれないんだよ?!と。番外編で描かれてた「楽しもうぜ」のところでもう、まーくんの中では終わってたんでしょうね。案の定一分の隙もなく振られてて(おまけに金も持っていかれ)、朝田先生容赦無いです。高飛び先でいい相手が見つかるといいね。

受にズブズブになっていく攻という図が見たかったので、SpecialTrackで堪らずドタドタ出てくるまーくんが見られて良かったです。
仁は自己評価もコミュニケーションの経験値も低いから、懐いた相手にものすごく無防備なんですよね。
「可愛げ」の描写が安易に顔の造形とか性的な部分で描かれてないのがすごく良かった。そして性的なムードが居た堪れなくてついつい回避しちゃう感じがすごくリアルでした。ザ・マグロ。
これからどんどん慣れて解放的になるのかな…と妄想するのもまた楽しい。いいお話でした。

15

これからの二人もきっとかわいい

ホントよきよきぃぃ!!

元相棒のタツミにはムカつくし、なんだかんだでまーくん頼みだし、誰かさんのせいでまーくん名前ないし、いろいろと「あうぅぅぅ」ってなったところもあったけど、
そんなのもひっくるめて最高作品でしたね!
仁を見つけた時のまーくんの顔の可愛すぎたし、そのあと仁に「一生会えないより捕まって面会で会う方がいい」と言われた時の顔はたまらんかっこよかった。。。。

上巻の時からずっと思ってるけど、まーくんの大口開けて豪快に笑う姿が大好き過ぎました!!

終わり方もとても好きです!!

4

ずっと読んでいたかった

下巻読了。まさに最高としか言いようがありません!
骨太なのにスピーディ。
ストーリーもキャラクターも秀逸でした。
終わらないで〜〜!と何度思ったか。

母親が倒れたと聞き、駆けつけた仁とまーくん。
ただの貧血とわかりホッとしたのも束の間、母親が個人情報を巧みに操られ、3000万もの借金を負わされていることが判明します。
身に覚えのない母親はただの悪戯だと思っていますが、それはナカモトによって仕組まれた本物の借金で…

問題解決のため1人ナカモトの元に乗り込むまーくん。
2人は再び共に仕事をし、借金はチャラにしたものの、それをネタに一緒に海外へ高飛びしようと持ちかけられます。

悪の世界で才能を輝かせスリリングに生き続けたいナカモトと、地に足をつけて今ある生活の中で幸せに生きたいまーくん。
どうにかしてまーくんを手に入れたいナカモトの強い執着…ですが、とうに向かいたい方向性はまったく違っていたのです。

そこに入り込んできたのが仁だったんですね。
最初は、ナカモトとは真逆の、卑屈で何も持っていないような仁にまーくんが何故惹かれていくのかな?と不思議に思ったものですが、今ならわかります。
真逆の仁に惹かれる理由が。
きっと守るべきもののあるごく普通の日常…それを象徴するのが仁だったんだろうな、と思うのです。

ですが、そんな小さな幸せを諦め、自らを捨て、海外へ行こうとしたまーくん。
そのまーくんを取り戻しにきた仁の姿にはとても感動しました。
かっこ悪い登場の仕方なんだけど、あの仁が、しっかりとした意志を持って大切な人を迎えにきた!ということが嬉しかった。
可愛くて愛しいってこういうこと。

そしてそしてとうとう2人の初エッチが〜♡
…と思ったら、これがまた史上最強にムードがないんですよ〜!(これ褒めてます)
キャラに無理させず、(うんうん仁くんらしー♪)と妙に納得なエッチだったんです。

服を脱ぎ愛撫しようとするまーくんに対し、「尻に入れるんでしょ。パンツずらすだけでよくない?」と、しらーっと死体のように直立不動で寝転がる仁くん。
まるで倦怠期に仕方なくセックスに付き合う妻のようなムードのなさ(笑)
緊張かな?照れ隠しかな?エッチあんまり興味ないのかな?
いろいろと新しかった( ^ω^ )
いやー、これを持ってくる朝田先生は本当にすごい。
めちゃくちゃ面白くて可愛かったです〜♪

最後の最後まで魅力的な展開で、終わってしまうのが寂しくて寂しくて…
残りページが薄くなっていくのが本当に嫌でした。

最高の作品に文句なしの神です!

14

怒涛の展開!!!

上巻ラストの心配の斜め上行く問題発生と
そこからのまーくんの活躍(?)、
更に、それだから物語の冒頭とひとしの名前が新井仁でアラジンだったんだ!?というゾクゾク展開、最高すぎやしませんかね……!!!
ナカモトがまーくんに執着するのは当然だし
本当のまーくんを理解出来るのはナカモトだけかもしれない。
だけど弱いながらも一生懸命で
突拍子もないことをしでかす仁に惹かれてしまったんだね…。
仁の事を、たとえ事実とはいえ本人にズバズバ言ってのけたのは
手を貸したいという申し出を諦めさせる為だったにしても
大笑いするなんて酷い気もしました。
まーくんにとってはちっぽけかもしれないけど
仁の本気を笑わないで欲しかったな。
でも嫌いになれないのはなんでなんだ……。
朝田マジックかもしれない。
ナカモトについ肩入れしたくなってつい寂しくなったり
仁が安心して暮らせるようになって安堵したり
あらゆる感情がどどどっと押し寄せてきます。
でもそれが妙に心地いいのです!!
そしてカルボナーラに爆笑www
SPECIAL TRACK、BONUS TRACK、あとがきも含めて
何度読んでも素晴らしい!!
まーくんも天才だけど朝田ねむいさんも天才…。
本当にセンスの塊のような漫画家さんだと思います!!

9

シリアスと、萌えと、爆笑が詰まってる

上巻と同時発売された『マイリトルインフェルノ』の下巻。上巻が良いところで終わっていたので、いそいそと下巻も読んでみました。

上巻の内容を含めてのネタバレ表現があります。ご注意ください。








上巻の終盤で、仁のお母さんが倒れた、という連絡がきた。
真っ青になって母のもとに馳せ参じる仁くんだけれど、お母さん、超元気。貧血でふらっと来ただけなんだそうな。

なんだー。
良かった。

と思う仁くんですが、お母さんから不穏な話を聞かされます。

借りた覚えのない借金の督促状が次から次へとくる、というもの。
「詐欺だよ」と返す仁くんですが、天才ハッカーのまーくんにはピンとくるものが。

はい、そうです。
まーくんに執着するナカモトの仕業。

自分を追いかけまわすだけではなく、仁にも被害が及ぶと知ったまーくんが選ぶ道は―?

裏社会で生きてきたまーくん。
生き抜くために、彼が捨ててきたものは数知れず。

が、そんな人生に疲れていたのも事実。
仁と出会ったことで、自分が望む生き方を見つけた。だからこそ、仁を巻き込みたくない。

そんなまーくんの葛藤と想いに萌えが滾ります。

そして一方の仁。
気弱で、長いものに巻かれて生きてきた。
けれど、まーくんを守るためなら何でもできる。

何よりまーくんへの想いを自覚した彼の可愛さは犯罪級です。
ちょっとおバカで、でも健気で、一生懸命で。
けしからん可愛さです。

仁の成長に、思わず母の気持ちになって「大人になって…」と感慨深く思ってしまいました。

きちんと想いを通じ合わせて恋人同士になったまーくんと仁ですが、最後の最後にエチシーンが。

今までも素股やキスシーンはありましたが、セックスにまでは至らなかった二人。
やっと…!と思いつつニヨニヨしてしまったのですが、

挿入にまでは至らず。

まーくん本体と、まーくんの息子さんが、おっきいからですね☆
いつかちゃんとエッチできるといいね。

仁はとても素直でいい子なのですが、個人的にナカモトもすんごく気になりました。ナカモトがまーくんに執着していたのは、「お金」だけではなくって、やっぱり恋愛感情もあったんじゃないかな。

ナカモトにとって、まーくんは、彼の全てだった、と思うのです。

だからこそ、本当にナカモトを受け入れてくれる人を見つけてほしいと願ってやみません。彼救済のスピンオフが読みたいな。

上下巻並べると、帯に書かれた文句が繋がります。

最悪な出会いから、スパダリ攻になるまで。

この言葉が、この作品のすべてを物語っていると思うのです。

シリアスの中に潜む、愛情と、爆笑に萌えが爆発しました。
文句なく、神評価です。

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