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表題作快感ヴァージニティ

本多恵,30歳,風俗潜入ライターの上司
天宮 晴斗,イマドキな22歳,新米風俗ライター

同時収録作品快感ヴァージニティ

本多 望,29歳,ゲイ風俗タチ専,恵の弟
天宮 晴斗(イマドキな22歳・新米風俗ライター)

同時収録作品有栖川 イン アンダーグラウンド

有栖川倫堂,27歳,保育士
白郎,保育士,風俗の副業

同時収録作品有栖川 イン アンダーグラウンド

有栖川倫堂,27歳,保育士
松戸,高校の同級生,風俗キャスト

同時収録作品有栖川 イン アンダーグラウンド

有栖川倫堂,27歳,保育士
お隣さん

あらすじ

天涯孤独で何もかも中途半端に生きていた晴斗。
そんなチャラチャラした自分を変えたくて、
観光ライター募集の記事を見て面接を受けることに。
当日、採用試験に現れた顔の整ったイケメン上司・恵に渡されたのは
初めて見る大人のオモチャ…いわゆる、マスターベーションカップ(オナホ)!?

仕事の内容が、男子従業員接待店の"風俗ライター"
だと知った晴斗[童貞]は動揺するも意地悪く煽ってくる恵に
その場で慣れないオナホを使って見返そうとするも
はじめて使ったオモチャの快感にとろとろになってしまいーー、
童貞風俗ライター、爆誕!!?

資格なし免許なし経験なし!!!
風俗潜入ライターとして童貞を捨てるはずが、まさかの処女喪失危機!?

いじわるデキメン眼鏡上司×純情チャラ男[DT]の快感先行型ラブ★

作品情報

作品名
快感ヴァージニティ
著者
上原あり 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
ISBN
9784801965164
3.4

(84)

(13)

萌々

(29)

(31)

中立

(6)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
15
得点
280
評価数
84
平均
3.4 / 5
神率
15.5%

レビュー投稿数15

ちょっと爛れた近未来

上原あり先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
エロ 4
風俗 4
可愛い 3
純情 3
な感じだと思います。

意地悪上司の恵さん×純情な風俗ライターの晴斗くんのカプです。ライターの募集を見て面接に来た晴斗くん。採用担当の恵さんからの採用試験内容は、オナホの使い心地をレポート記事にするものだった。動揺する晴斗くんに対して意地悪く煽ってくる恵さんの目の前でオナホを使う晴斗くんだったが…。

今作は表題作の他に短編が1作品同時収録されています。因みに表題作の世界観が22世紀で観光大国日本としてカジノや要となる性風俗が賑わっています。

恋人がいたことが無い晴斗くん。その為、前も後ろも経験無し。そんな純情で、オナホすら知らない、性の知識が乏しい晴斗くんは恵さんに気に入られ風俗潜入ライターに採用されます。その為、メインカプは恵さん× 晴斗くんですが、風俗店に訪れるので、最後まで繋がってはいませんが、晴斗くんと脇役キャラのキスや素股などの絡み描写があります。勿論最後まで繋がるのは恵さんとだけですが、色々な体験を、快感を味わう晴斗くんのリアクションがエロ可愛いです。

同時収録の短編は、性欲強めなフツメン保育士の倫堂さんが不思議の国のアリスをモチーフにした風俗店を訪れます。白ウサギや帽子屋など、様々な登場人物とそれぞれ絡み描写があるので、ほんと倫堂さんの性欲が凄まじいですね。そして最後の続きが気になります。

今作は全体的にエロくて可愛いお話で、ツラい描写は殆どないので、色んなキャラとの絡みが大好きな人は是非とも読んでほしいです。

0

近未来

表題作は近未来の日本が舞台。
あらすじに「天涯孤独」とあったので
晴斗に実は重ためな過去があったり…?
なんて思っていましたが
出生のしくみが現代と違い、技術が進んでいて
両親が居なくても子供が生まれるような時代で
本当に身寄りがないという、そういう点でも近未来なお話でした。

欠点もなければ秀でた才能もない若者の晴斗が
新米風俗ライターとして上司の恵の指導(?)のもと
潜入取材やこれまで何の経験もなかったことを重ねてエロスキルを上げていくわけですが
一周まわって恵のもとに戻ってきて
好きだと自覚する晴斗がすごく可愛かったです。

恵の晴斗に対するアメとムチのバランスがすごく良くて
両想いになったあとの甘々な雰囲気も最高でした。

朱鷺郎や望もいいキャラだったので、脇キャラメインのお話も読んでみたいなと思いました。

0

童貞くん、風俗ライターになる!の巻

物語の舞台は試験管ベビーが割と一般的になっていて、
少子化対策で保護を受ける女性に代わり男性が性産業の
中核を担う近未来。

家族なし・恋人なし・資格なし・免許なし・経験なし!!
無い無い尽くしの天宮晴斗は観光ライターの面接を受けに来ていた。

ちょっぴりSっ気のあるイケメン上司の恵に気に入られ、
無事採用されることになるが、ちょっとした勘違いから
"風俗ライター"として男性向けの風俗店に潜入することに。

チャラついた外見とは裏腹にエロに免疫もなければ
エロ知識もなく、まっさらな童貞・処女な晴斗。

ちょっと恵にオナニ―を手伝ってもらったくらいで
「ひとにしてもらったら ほぼセックスになっちゃうだろぉ…」
なんて言ってしまうくらい性に対しては初心っ子で。

それなのに、ソープやヘルス、ストリップ劇場と
めくるめく快楽の海に飛び込むことになっちゃいます!

当初は潜入先で脱童貞!という名目があったのですが、
恵の執着により途中から「童貞・処女のまま潜入」に
切り替わり、エロ体験をしてゆくことに。

潜入先で本番なしの制限付きでフェラや素股など
ギリギリラインのエロを実体験をしてゆくのですが、
はじめのうちは上司として晴斗を見守っていた恵に
少しずつ嫉妬心が芽生えてゆきます。

晴斗も早い時点から恵を特別意識しているのですが、
恋愛未経験の晴斗が鈍すぎて、なかなか恋に発展しません。

しまいには「セックスがしてみたい」と恵の元に押し掛け
抱かれるのだけれど、それでもまだ恋を自覚できておらず、
「仕事のため」と言い放ったときには流石に恵が気の毒でした(笑)

周囲には恵の他にも同僚の朱鷺郎や恵の弟の望など、
色気溢れ、魅惑のテクニックをもつタチ男子が登場しますが、
個人的にはスーツ萌えなのでやっぱり恵推しでした。
ちょっとSっ気ありつつも、根が真面目なところや
包容力があるところとか、たまりません。

童顔な晴斗と並ぶと年の差感じてちょっと
犯罪っぽいけれど、淡い背徳感がまたそそります♥
イキションやらかして「年いくつだ?」て抱っこされてる
ところなんか完全にペットかお子ちゃまだよ、かわいいけどさ(笑)

エロが主題ではありますが、独創的な近未来設定や、
両想いまでの晴斗と恵のプラトニックな関係性など
ストーリーも作り込まれていて面白かったです♬

同時収録の『有栖川 イン アンダーグラウンド』は
表題作と対照的にエロ無双でストーリ―性はあまり感じられずでした。

0

こんな意見もある、というだけです。

表紙の絵は好みで表紙買い、ウキウキで読み始めたものの…

開いてみて数ページで断念、残りはパラ読みしました。作者さん、背景が苦手なのか、でも空白が嫌なのか…多分、トーンの柄入れ自体が好きなのだと思いますが、私には貼られたトーンがガチャガチャチカチカして読みづらかったです…。プラスで横書きの文字が入った瞬間に酔いました。

でも、言いかえれば、ハイセンス。トーンが沢山入れられているからカラーみたいで楽しいです。好みの別れる、読み手を選ぶ作品かと思います。

個人的に、キャラの顔の描かれ方が単純に好みでなかったのもあります。表紙の受けの顔は割りと好みで、そこしか見ていなかったこともあり、、
漫画の中の描画線が何故か薄く感じ、キャラの目のサラッと描かれた感じと鼻が気になってしまいました。

ですが、表紙の絵と漫画の中の絵、そう変わりなく、表紙詐欺ではないです。絵も下手ではないです。

だからこそ、何故かイマイチ受け付けない自分にがっかりしてます…ウキウキの分だけ悲しみがおさえきれませんでした…

0

ソフトな近未来設定です。

上原あり先生の作品は、お話の内容によっては読む人を選ぶこともあると思いますが、こちらは比較的地雷無くハッピーでラブラブENDかと思います。

近未来の設定ですがまだ上原先生の作品を未読の方にもおすすめ出来ます。

晴斗はちょろくてあほな子(褒めてる)ですが、真面目で一生懸命で愛され体質かなーと思います。上手く言えませんが、とっっってもかわいいです。

上原先生の作品は男の子の身に付けている装飾品(服・アクセ・靴)がデザインとても素敵ですが、この作品では近未来ということで更にいいとこ取りなMIX加減がツボです。


同時収録の有栖川の方は以前Qpanoで掲載された読み切りです。
ジェットコースターのような目まぐるしい展開に主人公のようにあわわわわっ!となっていたら夢オチ!!というお話です。
個人的には続きめっちゃ読みたいです。。夢で見るということは現実でもBL展開あるのでは…!?と期待しています。

電子で連載される毎に楽しみにしていて、途中ぱったりと連載なくなり心配しましたが、こうしてコミックスとして発売されて心から嬉しいです。
先生には最後までご執筆頂けて幸せです。
出版社様もありがとうございます。

1

可愛いんだけれどなぁ…

 ピンク地にナイスポージング賞な表紙はお気に入りv近未来設定のあれこれやオシャレ可愛いキャラデザは良かったんですけれど…。

 無知な晴斗の体当たりレポートが売りなのは解るのだけれども、恵とは画面の向こうのやり取りになってしまい、お店ではラブに直結するHシーンでは無かったので萌え度が低かったです。

 読者から見れば、恵が晴斗に好意を抱き、様々な場面でヤキモチを妬いているのは何となく解るのですよ。でも相手の内心までは解らないから、晴斗本人にそれは伝わりにくいと思う。
 あの座薬を入れてすっぽかす行為は何の意味が?読者以上に晴斗は恵の本音を知らないから、オモチャにされていると思うのも解るような気がします。
 
 初Hの時、頑張りを認めて欲しくて「仕事のため」を強調する晴斗、それが内心辛い恵は怖い抱き方に変わる…ちょっと大人気無いんじゃないかなぁ。晴斗にしてみたら良い事言ったハズなのに、何でいきなり豹変したかなんて解る訳が無い。

 もう少し素直にならないと、気持ちは伝わらないと思うのですよ。「恋する馬鹿男」を認めたくなくてそういう態度なのかもしれないけれど、それだと晴斗が可哀想…。
 確かにキスだとか、みんなを巻き込んでの「お前が好きだ」と言う言葉はあるのだけれども、それだって仕事柄、練習やプレイとしての一環だとか、LIKEの意味に取ってしまうじゃないですか、鈍い晴斗なら尚更。

 結局、恵の気持ちを一番伝えてくれたのは朱鷺郎なように見えます、それにより晴斗も自分の本音に気付く事が出来ましたし。望や朱鷺郎にも晴斗と深く関わる見せ場がきちんとあるのは良かったです。

 お漏らしは尿意だとはっきり解る前兆描写があってこそ。そういうテーマの作品では無いので、これくらいで良いのかもしれないけれど、私にはこの予兆が尿意だと解りにくく、いつもは喜ぶ要素に何も感じられなかった…。

 同時収録は「有栖川インアンダーグラウンド」、そう言えば元ネタとなった童話もこんなオチだったような?と幼き日に読んだ絵本を思い出しました。

 アイデアは面白いのだけれども、ラブ度は低くひたすらH。でも最後に白郎先生と仲良くなれるチャンスが巡って来たのには、ちょっとほっこりしました。
 私は生意気なお隣さんがお気に入り、暴言吐き散らすのも酷くして貰う為わざとなのでは?とか勝手に思ってしまう、まぁオチまで見てしまうと関係無くなってしまうのだけれども。

 直球好きの私にはちょこっとラブ萌えが足りなかったかな。愛が無いHも含めて楽しめる人なら、晴斗の無邪気で初々しい可愛さや、一生懸命頑張る姿、最後はそこに愛が加わった幸せにもっと萌えられるかもしれません。

1

明るくHに

Qpaらしい作品。

未来都市が舞台で、DTなのに風俗のライターに採用されてしまった試験管ベビー、ハレトと、かっこいい上司の恵。
あれこれと潜入ルポするも無傷で帰還。そんなんで仕事になるのか?と思うが、そこはファンタジーで、とにかくウブだけど感じやすいハレトと、だんだん手放せなくなってしまう恵のかわいらしい恋をのんきに楽しめば良し。

恵の右腕、朱鷺朗くんと、恵の弟、望はどちらも風俗経験あり(望は現役)だが、こちらで何かカップル成立しそうな予感がありますね。

あとは、保育士さん同士のバカっぽくかわいい恋のお話も入っています。
かっこいいパパさんやHなお隣さん、かわいい同僚とめくるめく。。というのは夢オチで、でも同僚さんとはうまく行きそうな、というお話でした。

0

同時収録なしで楽しみたい、おばかえろワールド

上原先生の作品は「天然受粉シュガーベイビー」、「ミダス」、「セックスフレンズ」を読みました。
正直、どれも倫理観カッチカチ系のわたしには厳しいテーマで、この作者さんとは合わないのかなと思っていましたが、これは!
良かったです。

ひとが試験管で生まれて、生体番号で管理される未来のお話です。
と言ってもその設定はあまり重要ではなく、軸になるのは外国人観光客向け風俗リポートを生業にする会社の上司と新人バイトくん。
ただの観光リポートだと勘違いしてバイトに応募してきたおばかな処女童貞くんが、風俗潜入体験で奮闘しつつ...、というストーリーです。
わたしは生粋の眼鏡萌えなので、上司のビジュアルがたまりませんでした。
過剰におばかな受けは苦手なのですが、新人くんのおばか具合も絶妙で良かった。
冷静で百戦錬磨っぽい上司が、ぐいぐい新人くんに引き込まれていく様子も良くて、受けが先に攻めにめろめろになって、もだもだする設定が好きではない方にはおすすめしたい展開です。

全体的に軽く読めるので、サクっとほんわからぶ気分(どんなだ)を味わいたいときにはぴったりだと思います。

ただ。
同時収録はいらなかった…。
ファンタジー風、夢オチ風、え、でも本当は現実?みたいな短い作品で、きれいにまとまってはいて、上原先生の他の作品が好きな方には楽しめる作風なのかなと思いますが、1対1至上主義のわたしはだめでした。
しあわせふわふわ気分から一気にゲンナリしてしまいました。残念。

他の作者さんの作品でも言えることですが、いくつか似たテーマのものを読んで、「ああ、この方の考える萌えとはわたしは相容れない...」とやめてしまうより、新しい発見と新しい萌えを求めて読破するといいことがありますね。
表題作は本当におススメです。

1

キスシーンが綺麗でした

絵が綺麗なコメディでした。
設定は近未来でストーリーはファンタジー要素も。
童貞処女の主人公が可愛くて、面接で採用した恵は自分では気づいてなくても一目で気に入ってたんですね。でも、鈍感なものだから好きな子に風俗の潜入レポなんかさせてしまって、危うく自分の実の弟に童貞を奪わせてしまいそうになるし、しかもそれを実況で見ちゃうし、とにかく色々危ない目に合いそうになるも、ギリギリのところでなんとかどちらも奪われる前に晴斗が気づいて…。絵が綺麗なので、恵のオフィスで初めてのキスシーンも構図が美しかったです。

0

快感に弱いのは

かわいい、おバカエロラブコメ。
表題作の主人公、見た目はチャラいが初な童貞くん。
あまりにも物知らずなため、うっかり性フーゾクのレポートライターに応募してしまい、、、。
この、危ないところで間一髪、スパダリに助けられてドキドキ、な展開は、絵の可愛さに似合った展開です。
この二人、結局自分の気持ちに鈍感なだけで、めでたく結ばれるんですが、、、おもらし、、、。
個人的にはスカにはそれほど萌えないので、主人公君の役柄設定的にはかわいくて似合ってはいるけどちょっと、萎えたかも。

同録作品はもっと夢カワでエッチな妄想満載のお話。

かわいい絵のエロを頭空っぽにして楽しみたい気分の時におすすめ。

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脇役に大注目!

【快感ヴァージニティ】

近未来が舞台だと知らずに購入したので、1P目から驚きました。
しかし設定がしっかりしているからか、抵抗なく読めます。

エロエロだけどストーリーもあるバランスのとれた作品だと思いました。


メインカプも可愛いのですが、私が気になったのは日向朱鷺郎です。
朱鷺郎はヨシワラで働いていた頃重度のストーカーに困っており、恵からの誘いを受け転職。恵の右腕の様な存在です。

プロフィールでインテリ系と出ているのに、晴斗が暴行された時止めに入る度胸があるし、なかなかくっつかないメインカプのキューピットをやってのけるいいやつだし、あんな綺麗なお顔をしておいてバリタチだし、とにかく脇役にしておくにはもったいない逸材です。
友情と恋愛の境目などまったく気にしないタイプと言っていますが、朱鷺郎にも"唯一"の人ができたらいいなと思います。
そしてそれを読めたら私はとっても嬉しいな!!!!


【有栖川インアンダーグラウンド 】

エロエロコメディ!!!
これはもう深くは考えずにえろいね!可愛いね!えろいね!て言って楽しむものかと。
ファンタジックなエロエロ衣装が素敵でした。

1

エロいけどエロ不足(ウズウズ)

フリーターで童貞処女で無知純真なアホ晴斗が、男ヨシワラで雇われ風俗ライターになるお話。
エロいシーンはそこそこあるけどお店では本番はしない晴斗。
なーんかいいかんじにエロ展開になるけど結局ソコ止まりなので中盤まで物足りなさがデカい。

上司(?)の恵とついに初セックスできるけど・・・
イキションしちゃう晴斗は可愛かったwww
2回目は「オフィスだから漏らさないでくれ」と恵に言われるもきっちり恵にぶっかけイキション(笑)

もっともっと二人のラブラブセックスが読みたかったー!!!

0

作者比あっさりめで、かわいい感じ(※QRのこと追記しました)

他社の1話1エロ系の電子レーベルで描かれていた作品をQpaさんがコミックス化したもので、上原ありさんの他の作品に比べるとシンプルにエロを楽しむ系の1冊でした。
全5話の表題作+後ろに1本読み切りが入ってます。

ちなみに蛍光ピンクでぎりぎりアングルなこの表紙、
【(Qpaの)担当さんが「攻めが受けのちんちんをさわってないことをはっきりとさせてください」って都庁のほうを見ながら言ってたので
わたしも「わかりました‼️攻めはちんちんさわってないし、ましてやはいってもいない‼️」って敬礼しながら描いた表紙です☺️✨✨】
だそうです(笑)


舞台は今よりちょっとだけ未来の22世紀、観光大国として発展した日本はいまや外国人観光客向けのカジノと男性性産業が大盛況。
見た目はチャラいけど童貞処女の純情22歳〔晴斗(ハレト)〕が観光ライターだと思って応募した仕事が、実はそういった観光客向けの宣伝ライター(要するに風俗ライター)だった……!というお話です。
(作者の作品ではめずらしく、今回の主人公は正真正銘のおバカちんでした☆)

・・・というわけで、主人公の晴斗が夜な夜な男性向け風俗店の体験取材に行っては【童貞処女のまま】エッチな体験をいっぱいしてくるお話です。
面接での人前オナホ初体験から始まって、一年中桜が咲く大人の歓楽街“ヨシワラ”(近未来の吉原はすでに男性娼夫の地!)でソープを初体験したり、ヘルスに体験入店したり、その合間に上司にかゆかゆ坐薬とエネマグラでお尻開発されたり、ストリップ劇場に店員として潜入したりしてます。
なお、BLとしてのお相手は上司の〔恵〕になりますので、ファーストキスやらバージンやらは恵がちゃんといただきます。

ちょっと難しいところなんだけど、率直な感想書いてしまおう。
上に書いたように大事なところはモブではなくちゃんと攻めがいただくっていうBLジャンルの暗黙のルールを忖度しているので、エッチな体験といってもどれも中途半端に終わっちゃうんですよね。
だからエロ目当てで読むにしてもがっつりエロエロってこともなく不完全燃焼で、でもエロ先行型なのでストーリーを読むには物足りなかったり急展開が否めなかったり。
最初からQpaで描かれていたらもっと突っ切れただろうなーって感じなんですけどねー。Qpaさんは萌えエロBL分野においては超推せる優秀なレーベルなので。
そういう意味で全体的に遠慮された印象のあっさり感が私的にはちょい物足りないぜー!な読後感でした。

晴斗が親も兄弟もいない試験管ベイビーで、未成年育成条例によるレイティングとゾーニングが無駄に成功した例(=22歳になっても性のことをなにも知らない青年)として描かれているあたりは、上原さんらしい皮肉めいた主張があって好きです。
試験管から生まれた晴斗が自分のことを【境遇からなにから特別なことはなにもない】って言ってたり【俺ふつーにカントー人口局の試験管っ子だもん】って言ってたりするんだけど、自称賢い大人達は少子化少子化叫ぶわりには性教育を軽んじて、ゲームや漫画の過激な性描写は締め出して、スマホはブロッキング・・・純粋培養された子供達はそれでどうなっていくのかね?
晴斗みたいな【ふつー】の子達がこれからたくさん生まれるのかな?
22世紀って設定が結構絶妙にリアリティありますね。


「有栖川 イン アンダーグラウンド」
説明するまでもなく「アリス イン ワンダーランド」ネタのおバカエロです。
作者のえっちでかわいい衣装を着たえっちでかわいい子がだぁ〜いすきな読者としてはたまらーん♡♡♡読み切りでした!
えっちな白うさぎさん、かわいいマッドハッター、口の悪いチェシャ猫、そして最後にハートの女王❤︎
欲求不満精子脳の攻めが次々登場するアリス仕様のコスプレ受けちゃん達と流れ作業的に致していく総攻めエロコメ短編です。(もちろんお約束的オチあり)
ふふ、Qpaだとこういうのが描けるよね。
深みとかは特にないです。上原さんのかわいい絵とエロを堪能してください♪
*****
(追記)
ツイッターで発信されていたので書いちゃってOKかな?
この短編内のどこかにスペシャルページに飛べるQRコードが仕込まれています!
すぐ見つかりますのでまだ見てない人は探してみてくださいねー
(電子で買った+スマホ1台しかないって方は、スクショ撮ってその画像をLINEの友だち追加のQRコード機能で読み込めば見れますよ)
*****


電子についてるおまけ漫画、4ページが相場なんですが今回6ページもありましたヽ(^o^)
表題カプの尿道プレイ〜♡
おもらしが癖になっちゃってる晴斗が《栓》をする目的で試してみようと、安定のおバカを発揮しているショートストーリーでしたw
もっとエロエロでも良いのよ?と思いましたが、バカップルの微笑ましい後日談でした。


【電子】レンタ版:修正○、カバー下○(コンテンツなし)、裏表紙○、電子限定描き下ろし(6p)付き

3

エロ先行ラブがお好きな方向け♡

上原あり先生の作品って、キレイ可愛い絵柄に誘われてひょいっと手を出すと、思ってもみない温度に火傷してしまうような意外性に溢れていることが多い。
『楽園』や『ミダス』のように元々設定がスパイシーなときはもちろん、いかにも〔甘エロ〕な雰囲気の表紙のときでも、決して油断はできません。

今作はいかにもエロいタイトルとあらすじ。
ポップでエロ可愛い表紙。
さてどうなるのか!?

舞台は近未来の東京。
女性に代わって性産業の中核を担うのは男性たち…という時代。
天宮晴斗(22歳童貞)は、ライターを目指し〈センゾク観光宣伝ライター〉の採用面接に出向くも、それは男性観光客向けゲイ風俗の宣伝ライターの募集だった!
採用担当の恵(めぐむ)にオナホを差し出され、まずはそれを使ってレポートを書くよう求められた晴斗は…

描きこまれた近未来の街のデザインとか、相変わらずかっこいいー!!!
でも今回は辛さよりも甘さが強く、入り込みやすい世界だったと思います。

ストーリーに戻って…
早速のオナホを使ってのエロ。
これがまた、DTくんらしい敏感さで、感じる表情とかがめちゃくちゃエッチなの〜〜!
あらすじにもあるように、完全にエロ先行ラブなんですが、ウブで純な受けは可愛いし、やり手で晴斗に執着を見せる攻めはカッコいいです。

ただし、性産業の体験レポ!的なお仕事のため、風俗店で働く恵の弟〔望〕からのフェラや素股シーンがあります。
苦手な方はご注意ください。

お話としては、軽めのエロかなぁ。
ラブに至る決定的な何かは描かれていない気がする。
経験の少ない晴斗が、かっこいい大人の恵とアレコレしちゃって惹かれていく…っていうのは恋の始まりとしてアリだと思うし、心情的にもわかります。
恵が初々しい晴斗に執着する気持ちもわかります。
でも、なんとなくくっついちゃった感があり、少し盛り上がりに欠けてしまったのがもったいない。

せっかくの近未来設定も、上原先生の美麗絵を楽しむ…で終わってしまい、こちらももったいない。

個人的には、先生の絵もエロも好きなので、萌えどころもたくさんありましたが(*^^*)


・有栖川 イン アンダー グラウンド
(ネタバレしてます。ご注意ください)


保育士でゲイの有栖川は性欲が強い27歳。
同僚の可愛い白郎先生や、淡い恋心を抱いていた高校の同級生・松戸くん、オナニーしてる声を聞かれちゃった怪しいお隣さん、好みのタイプのるいくんパパ…
そんな彼らを夢のような風俗店で抱きまくる!

残念ながらるいくんパパは抱けずに夢オチ〜というおまけつき。

特にラブ展開はないものの、いかにも精子脳!って感じの妄想過多なお話で、意外と楽しめました♪

全体的に、エロ先行カモーン♡な読者向け作品かな、と思います。

6

童貞処女くんはエロいけど、いろんな所で ”おいてけぼり” …

上原あり先生の作品、どれを読んでもひねりが効いてて面白いから期待してたのですが、、、

22世紀の近未来を舞台に、天然くんがエロ体験していくストーリー。
童貞処女くんがエロいことされちゃうところはかわいかったけど、でも恋愛展開もいきなりで…
なんか戸惑ったまま読み終わっちゃったなって感じです。

表題作と、さらに不思議な短編が1話収録されています。


●「快感ヴァージニティ」
22世紀の近未来、少子化対策で女性は保護され、性産業を担うのは男性がメイン。
シン・トウキョーには海外から連日ゲイシャ・ボーイ目当てに観光客がやってくる。

晴斗は22歳のフリーター、試験管から生まれたから親兄弟はいない。
興味本位でライターに応募したら、それは性風俗体験ライターで、面接官の恵からレトロなオナホ(TENGAっぽい)のレポを求められてしまった!

そして恵の目の前でそれを使ってみせると、恵が手伝いはじめて…
「ひとにしてもらったらセックスになっちゃうだろぉ」と戸惑っちゃう晴斗はかわいい♪
で、恵は晴斗の髪にチュッとして、二人に恋が芽生える予感がします。

でも、風俗体験のお相手1人目は恵の弟・望で、晴斗はお口でのご奉仕を初体験。
童貞を捨てたかったのに、望はタチ専だから叶わず、恵がやめてもいいって言ってくれたから、晴斗は清らかな身体のまま生還w

その後、恵が晴斗のファーストキスを奪ったり、望が晴斗を気に入ってる風に登場したり、トライアングスストーリーっぽい感じもしたのですが、、、

キャスト潜入レポで、他のキャスト達に襲われそうになった後、「セックスがしてみたい」って晴斗の希望を恵が叶えます。
二人が惹かれ合ってるのはわかるんだけど、恵は晴斗の童貞処女リアクションを楽しんでた風だったし、それを活かしたレポも書かれてないのに、上司の恵が晴斗の処女を奪っちゃうのは、なんかイキナリに感じてしまう…

まぁ、恵は晴斗を気に入ってるから抱いたのだけど、晴斗は仕事のためだって勘違いしてるすれ違い。
二人のラブストーリーは順序立てて描かれてはいるけど、当て馬的は望はヒョウヒョウとしてるっていうか、二人の仲をかき乱すわけでもなく…

近未来設定も、風俗レポも、望をプラスしたトライアングルストーリーも、全部が全部なんだったんだろう?と、”おいてけぼり” をくらってます。


●「有栖川 イン アンダーグラウンド」
保育士の有栖川は、同僚の白郎先生の美人ぶりに見惚れ、怪しいお隣さんを気にしつつ、両片想いだった同級生・松戸との再会の約束を楽しみにしている。
でも松戸に急用が入ってしまって、オタマジャクシ君たちの戦闘モードを収めるために、園で拾ったチラシの風俗に行くと、そこには白郎先生が…

そして白郎先生をバックで激しく抱いた後、メインとして通された部屋には松戸が!
白郎先生は何だったの?と思いつつ、両片想いの再会愛に盛り上がったのに、、、

その後は怪しいお隣さん、さらに気になっていたパパさんまで登場…
もう何が何だか?さらにオチまで何が何だか…


うーん、作者さんの勢いは感じます。
でも、作者さんのひとりよがりなオナニープレイを見せつけられたって感じの読後感…
表題作も、同時収録も、私には付いていけませんでした…

4

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