三日月ロックさんのマイページ

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女性三日月ロックさん

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嘘つきな唇

ケンカップル万歳、拗らせ片思い最高!だけに止まらせないストーリー展開にひきこまれました。
基本、受け視点ですすみますが攻め視点への導入が流れるようにスムーズで完璧。
毒親とまではいかないまでも、今までの人生 幸福と呼ぶにはワケありの二人。ほろ苦い思いを抱えながら歩いてきた二人。
一人一人だと文句なしにカッコいいのに、二人そろうと人間らしい綻びがでてくるの可愛いなぁ。
お互い、相手への寄り添い方は違うけど、肩の荷が下り 息がしやすくなったのは、まぎれもなくお互いがいたから。
一筋縄ではいかない大人ふたりのウブきゅんラブバトル、最高におもしろかったです。

そして Qpa vol.122にて続編「フェイクファクトリップス break 1」が始まっています。良と全にまた会える喜び!!

「フェイクファクトリップス」
【BLアワード2022 】BESTコミック ノミネート作品

恋のお話だけど人生の話でもある。

すごくすごく良い続編でした。
いきなり続編から読む人はいないかもしれないけど、前の話を読んでから「つづきのはなし」を読むことを強くおすすめします。
付き合うまでの姉崎さんと御門を描いた前のお話、とても記憶に残ってるんですよ。今回のように、コミカルさはしっかりあるのに姉崎さんの心情風景が切なすぎて。
それは「つづきのはなし」のテーマでもありましたね。ゲイである自分の恋愛に異性愛者である御門を巻き込んだことによって沸きあがる様々な負の感情。
そこにある幸せに諸手を挙げて飛び込めない葛藤。
好きな相手だからこそ側で見ている御門にも、それらは伝わってしまいます。
それを二人はどのように乗り越えるのか・・・
姉崎さんの祈りに似た御門への気持ち、とても美しいと思いました。

いつか終わってしまう時間
お願いだから 少しでも長く
この幸せを

姉崎さんと御門くんの未来に末永く幸あれ!

嫌よ嫌よもなんとやら。

「きつねに嫁入り」「狼に捧げたい」(←スピンオフ的な話)「狐の告白 狸の添い寝 」「恋する狐」と続く【眷愛隷属シリーズ】の第一作目です。
けも耳もので一番好きな作品は「狼の妻籠み」なのですが『同じくらい好きなのキターー』と感激しています。
大まかな、
討魔師試験→慶次の兄である信長の受難→その騒動後の余波→有生、慶次・バディとしての初仕事
という流れがあり、致し方なく行動を共にするうちに、お互いに対しての理解と(謎?)を深めていく運びとなっております。
好ましいなぁと、ニヨニヨした箇所を挙げるとすれば、慶次の素直さと へこたれなさがいい。
有生の慶次への口癖、何かにつけ愛ある罵り「馬鹿なの、馬鹿なんだね」というやつが好き。
あまり乱れた生活は眷属である白狐が許してくれないからと、意外とちゃんとしている有生のギャップがいい。なんか凄くいい。
攻めと受けの関係性、愛情なんてナイナイと言い切った直後に無自覚デレをぶっ込まれた時の読み手の情緒の振れ幅よ・・・

攻め視点で語るとすれば、
初めて会った時から気になる子がいます。
熱血野郎だし、運は悪いし、眷属は子狸だし。その子の兄貴がとんでもないピンチに…助けてくれって言われたけど、ヤだな、めんどい。本人の一大事なら別だけど。気分の乗らない仕事は引き受ける気もないし やる義理もない。
でも俺とふつうに会話できるの あの子ぐらいだし、助けてくれたらなんでもするって言ってるし。なんか俺、興奮してきた。どうにかして犯したいなぁ。
はぁ?俺があの子のこと好きかって?大いに興味はあるけど、嫌いに決まってるでしょ。

というテイストの本作、めっちゃ面白かった!!

【BL アワード 2018】BEST 小説 19位