安達の【受け】としての属性が全部盛りすぎて かすんでしまっていますが、社会人・同級生・再会モノでもあります。道理で好きなわけだ。現時点で5話(全173ページ)配信済み、そろそろ一冊にまとまるかな?今年中に紙版も発売されますように…
昨日から狂ったように読み返しているのですが。全然飽きない。
話数がすすむごとに面白さが加速していく。
安達は尻で抱くタイプの受けです!典型的?いや、違うな…
様式美?にしては魅力が ほとばしりすぎかも。
攻めの広瀬は自分でも言っていますが、序盤はクズ攻め感が否めない。安達への劣等感がちょくちょく顔を出し ヘタレてみたかと思えば、マウントを取れそう!となると すぐ調子にのっちゃう。
でも どんな広瀬のことも肯定してくれて(イケメンスマイル付き)時に 男前ムーヴでときめかせてくれる安達に、広瀬はじわじわとオチていって嫉妬に目覚め独占欲を募らせていくのです。
この過程が最高。
気持ちが通じ合うシーンも、作者さんらしく おふざけ感満載で描かれているのですが、いまいちビシッときまらないとこが広瀬らしさに溢れていて読めば読むほど愛着がわきます。
あと安達って、私的には見た目完璧なのに 変態なんですよ。
そこも推せる!!
Rentaにて購入。修正→白抜き
“匂い”が主軸にあるお話って キャラ同士の距離感がいきなり近くても違和感なく読めるので、そこは良いなと思います。
他人を誘惑してしまう自分の香りに悩まされてきた馨(受け)。
自らの特異体質と向き合い就職もフレグランス系の企業へ。
そして、その 匂い を隠せる香水完成への最後のピースとして現れたのがフリーランスの調香師・翔生(攻め)というわけです。
香水を完成させるため 自分を有効活用してみたら?という翔生の提案に悩みながらも身を委ねてみたところ・・・
【匂い】じゃない
ただの【俺】を知ってほしい
馨の切なる願いです。その思いの強さ故か、翔生の甘い?言葉に流されて「チョロすぎでは?」と感じる場面もあったりなかったり。
と同時に、思いが成就して幸せな結末を迎えてほしいと思わせる魅力が馨にはあるんですね。
翔生は、なんていうかギャップが良かった!見た目(ダウナー系イケメン)の期待を裏切らない年下攻めなのに 早朝ジョギングするし、キスの時の眼差しが優しいし、セッ…の時も「待て」が出来る優秀なワンコだし。続巻でも年下攻めとしてのポテンシャルを遺憾なく発揮して読み手を翻弄してほしい。
匂いも 馨のことも もっと知りたい
という翔生の真意は、調香師としての好奇心からか それとも恋愛的な意味で?
馨とともに読み手も焦れ焦れしながら、この恋の行く末を見守りたいと思います。
さて…冒頭で馨が落としていった ポピーの花言葉【恋の予感】なんです。こういう演出、好き。
このレビューはネタバレを撒き散らしながら進んでいくので、作品を未読な姐さまは読まないでね。なぜなら、予備知識なしで読んだ方が あなたの幸福度がアがるからです。
いいなーー。これから真っさらな気持ちで読める人。
とにかく「読みすすめたい」と「読み終わりたくない」の せめぎ合いがすごかったです。
物語の序盤から、攻めの慶司の「雄み」にノックアウト。彼の台詞の言葉のチョイスから感じられる ド攻め感がツボでした。
キスシーンが印象的な作品は ずっと心に残ります。こちらが まさにそれ。
慶司は、受けの雀さんに前半はグイグイいくわけですが真意がいまひとつ分かりづらい。気まぐれなのか 遊びなのか 満を持してなのか。で、絶妙なタイミングで攻め視点を差し込む、この辺のストーリー展開が秀逸だなと。
あと、フワフワな幸福からの急転直下、現実を突きつけられた場での繊細な感情の描き方や 切なさをユーモアで包んだ漫画的表現が すっと心に馴染んで余計に苦しくなりました。
慶司は そんなに思慮深くなさそうに見えて「ちゃんと考えられる人」。小さな親切大きなお世話同僚の謝罪を すんなり受け入れて水に流さないシーンが好きだったなぁ。すごく怒ってたんだよね、と同時に 自分が と言うより雀さんのことを思ってかな。
受けを溺愛する攻めが たまらなく好きなので、攻めの感想ばかりになってしまいました。
修正→シーモアにて購入。しっかりと描き込まれたモノに白短冊の ちゃんとナニをしているかが分かる優良修正。
眼福でしかない職場のふたりを描いた作品は「非BL」扱いなので、これが作者さんの初BLという認識でよろしいんでしょうか?
Rentaの新刊チェックで表紙を思わず二度見しましたが。
はあーー・・・BLを描いてくださり ありがとうございます!!
この作品が掲載されている【LiQulle(リキューレ)pathos】 VOL.1~VOL.3の表紙もma2先生なので、それもぜひ皆さんに見てほしい。目の保養が保証されています。
内容です。極力ネタバレなしでいきたかったけど無理かな。
その距離感、あらぬ疑いをかけられるよ的な・・・
物言わぬ、その手が その視線が、何より雄弁に語っているよ的な・・・幼馴染の剛と優介のお話。
『どうなっても知らないよ?』のセリフってどうしてこうも読み手を高まらせ昂らせるのか。
直接的なシーンがないからこそ、ちょっとした息づかいや前後の描写に想像力や妄想力がかきたてられるんです。
もう一度言いたい。BLを描いてくださり本当にありがとうございます。