パッと目を引く表紙ですが、読み終えてから見るとまた味わい深くて...
どの作品も登場人物が死に近付いていることが多い気がしますが、今作も漏れなく“死と生“に向き合っています。
登場人物がほぼ2人だけというシンプルさながらも、多くは語られない過去や不可解な行動に惹きつけられて、2人がどうなっていくのか夢中で読み進めました。
読まれた方はみんなそうかもしれませんが... 7話のラスト、凄く好きです。他人の生き死にに対する振る舞いが誠実で...この2人の間にしか生まれない関係性や愛情を感じて、胸がいっぱいになりました。
迷われている方、是非読んでください。