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神作品

エキスパートレビューアー2023

女性ateさん

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13巻までの感想です

血で清め合うような泥沼愛憎純愛劇!!
永遠と書いて「やみ」と読ませたり、 7巻の扉"堕落した天使は淫らで激しい抱擁(セックス)を覚えた"にぐっらぐらしてたら、熱血爽やかサッカー漫画になったり、やっぱりドロドロぐちょくちょ執心溢れたり、激重兄弟愛やら絶対的な主従関係もの挟んできたり…怒涛すぎて震えっぱなし。

繋ぎ止め方、生き方の激情すぎること!晃司は泉のため、和泉はサッカーのために身を削りすぎ!なりふり構わない姿はいっそ美しくあるけれど!!

泉が好きで好きでどうしようもなくなってく晃司も、その好きを上手く昇華できない泉もずーーと苦しい!なんで?なんで?の繰り返し。最後は自分の想いより泉の尊厳を優先させる晃司に愛を感じるわけだけど、それをこんちくしょーーーって蹴り倒す勢いで迎えに行くが泉が男前すぎた!壊れそうになるたび強さ増す!!不死鳥のよう。

お耽美刹那系大好きな私も純文学好きな私もスポ根大好きな私も大歓喜でした!

副音声の再現度よ!!!

森川さんと興津さんに配役決めてくださった方、ありがとうございます~~~な最高の仕上がり!!!!!!

好き好き大好きな副音声パートと心の声をひた隠しにした現実パートとのテンションの違いよ!!
それがイケボで繰り広げるから耳に心地よくて堪りません!!
野崎の紳士さ、西田の可愛さはもちろん、愛情行き過ぎ変態発言に奥行き増す‍!!追い込み方も乱れ方もとんでもなかった~えっちなとこはえっち!!!大人の色っぽさ感じました!そしてなんと言っても吐息のように漏れちゃう本音が良い!!

副音声パートへの感情の込め方すごくてすんごくて気持ちが乗ってるからか本当にうるさかった!大変なことになってるのがすごく伝わる。監督さん?にもっと抑えてって言われたそうで、あれで!?あの激しさで!?とちょっと笑っちゃいました。

英子先生のpixivやTwitterで拝見できる収録レポやご感想も頷きまくり!!で、多岐にわたって楽しめました!!

坊ちゃん~~~

心中エンドしかないと思ってたら!!?の4巻からの最終巻!!!見事な闇BL!闇!闇鍋!!このドロドロごった煮、何が何だか分からないけど手を出さずにはいられないところがまさに闇鍋!!と闇鍋と言い表してるのお見かけして大共感したわけですが、蟷螂は誰だったのか、檻は何だったのか、最後まで読んでみて感じたずっしり感。蟷螂も最後は雌が雄をバリバリ食べるもんね。典彦さん、とんでもない人を育て上げたものです。

それでも育郎の根底は心の安らぎを与えてくれた典彦をただただひたすらに渇望する純粋な気持ちだったと思う。再会した時の笑顔といったら!!何が正しいかなんて、本人にしか決められない。飯田の気持ちも幸子も真っ当だけど、育郎にとってはハピエンだなって終わり方でした!育郎の中のものがいろいろ吹っ切れてく坊ちゃん成長記としても奥深い!

典彦にとってはどうなんでしょう。育郎と再会して「渇いたまま」と言っていたけど…足りなくて足りなくて、でも殺して丸ごと自分のものにしてしまうことはできなくて…蟷螂に寄生したハリガネムシは共生する道しかないそのもの。と思うとなんだか苦しいけれど、坊ちゃんが愛おしすぎて、坊ちゃんの伸びしろ凄すぎて、どんだけでも欲しくなるという欲深さ、愛情ゆえの「足りない」であり、それを理解し何でも受け入れ悦びに昇華してく育郎という関係を思うと完全なるハピエンですね!!!

坊ちゃん大好きのりピッピのアホエロ同人誌とさちこの気丈さがなければ乗り切れない面も多々あり、でりこ先生の振り幅に感服のシリーズでした!!!

闇主従の深いこと

完結したのを機会に再読!!
闇が深い!背徳感と高潔さの混じり具合よ!!

崇高な魂を愛してると言いながら、壊れていくことに甘美さを見出す典彦。
気丈に振る舞いながら、愛情に飢えてる育郎。
典彦が初期の初期から育郎に執着して心の悦びを見出そうとしていたことが恐ろし!!育郎の心に巧みに入り込み、育郎が求めるとスっと引く、けどまた歩み寄る。この均衡にハラハラぞわぞわします。何もかも投げ出したくて典彦に寄りかかる育郎の淫靡な可愛さもとんでもなし!

策略ばかりの大人、昭和初期のほの暗さがより一層ドロドロ感を上げてます。

当初は典彦の闇と坊ちゃんの健気さに惹かれて、読み始めたわけですが、ドロドロじっとり具合にグルグル悶えまくって、よくぞまとまったな!という本シリーズ。万人にはオススメできないけど、こんな愛し愛され方も生き方もあるんだなとずっしりきます。


なぜか5巻だけシリーズ登録されてないんですが(修正追加分からなくてすみません)、5巻完結です。

春の修羅 コミック

miso 

修羅の美しさ!!!

青春・少年時代特有の痛々しさ、脆さと危うさ、そこからしか生まれない美しさが圧巻で、なんとも言われぬ共依存がグサグサきました。

無謀で痛くて鮮烈で破滅的で、どっちが修羅でどっちが焼き尽くすのか。
触れちゃいけないのに触れたくなる。どうしようもない引力で、支え合ってるようで壊し合ってる2人。何も無いのが恐くて強い力に巻き込まれてくのが青くて痛々しかった。

補い合っているようで、焼き尽くしてしまうかのような関係性。矛盾と暴力の塊だけど、篝が春に、春が篝に見ていたものや求めていたものが、どこか詩的で純粋な気持ちも感じて、こういう疾風みたいなヒリつきに嗚呼…ってなる人間には堪りませんでした。


暴力描写やモブ姦もあるので、万人には進めづらいけど、青春の苦さと清らかさ、人間の豪を感じられる美しい作品だなと思います。


同時収録作も、ちょっとイカれたところもあり、あっけらかんとしたところ、懐の広さもあり、どうしもない2人で面白かったです。

ハラハラ、ドロドロ

受けが酷い!!!愛され体質でのらりくらりそこそこ堅実に生きてきたとこに、部下のド執着!執拗!強引!!さを喰らって、拒絶しときながら自分から舞い戻ってずぶずぶ~

"強引にむさぼられる屈辱は深い快感"
に魅入られてるのに、家庭も仕事も手放せないぐっずぐず!!!!

そんな懲りない三浦だから、惹かれるんですよね…うだうだ迷って何も捨てられなくて、いざ気づいた時は手遅れで必死なさまが、可愛い可愛い!!大の男が恋に溺れ、どうにもいかなくなるの堪りません!!

大石の強引さもヒェッてなるけど、そりゃ長年片思いして家庭があるからって抑えてた気持ちをこじ開けられて振り回されたらこうもなりますわ…ちょっと可哀想。三浦を翻弄する手腕、冷徹な態度には痺れるものがある分、情が深いところは可愛くて見える。えっちも執拗なのが良い!これほど求められたことないって三浦がぐわんぐわんしちゃうの分かる…

三浦も奥さんも距離を詰められなかったのはお互い様と思うんですけど、友人の奥さん唆して掠めとった大城はなんなんだ~三浦が奥さんに捨てられて、友人にも見限られるような人間だから仕方なし、かわいそ可愛いだから良いんですけど!!

昼ドラみたいな濃密さの中に人間の弱いところ、いとしいところ詰まって、キリキリ締め上つけられる心地良さがありました!

そして、骨の髄までむしゃぶりつくようなエロも!!
大石のド執着からの剃毛!!剃毛を迫って、丁寧に意地悪く剃ってくのも、そこからの敏感になった肌を昂らせるエッチも!滾りまくりました!!

許可取り上手な年下攻め!!

冷静さとグイグイの塩梅が絶妙な大好きなタイプの歳下攻めでした!!

おひとり様を謳歌してた継海が仕事のパートナー兼後輩・清史郎と同棲するはめになって、こいつ以上の男っていない?幸せを感じるのもこいつだから?ってなるまでの流され具合は可愛くて、グダグダしても締めるとこは締める継海の男らしさも良い!
普段はリードしてる先輩が絆されて甘えて甘やすようになるの堪らんです!!

清史郎は、選ぶ余地を与えているようで選ばざるを得ない状況に持ち込む!ずるい!可愛い!些細な幸せ噛み締めてるのも可愛い!
さらっとしてるのに内心一生懸命なのも、押すべきとこ汲み取るとこの塩梅も、腹の中はエロいこといっぱいなのも100点満点です!!

偽造同棲を疑われないために清史郎が作った距離感縮めるリストが可愛くて策士で、それを元に少しづつ進展してくのが微笑ましい。継海が受け入れたのも、ちゃんと向き合えるようになってくのも清史郎の"僅かな可能性に賭ける固執系変態"努力と愛の賜物~あとがきにも書かれてた、"破れ鍋だろうとお構い無しに蓋をする"清史郎、推せる!

裏リストも共感しかない!!生意気で口達者な人をただただ喘がせたい、酔うと無意識で甘える継海が泥酔したらどこまで淫れるのか見たい…見たいです………

そんな裏リストは知らないけど、清史郎を歓ばせてやりたいと継海は継海で考えてるのも愛だなって胸があたたかくなるも、なかなかエッチ度高くて継海も推せる!!興奮する言葉をいっぱい言ってやる、驚かせたいからって縛ってみるとか?って!恥じらい超えて積極的になるのも良いですね。

気持ちが通じあって心を預けあえるからこその願望!ごちそうさまでした!!

最高に狂ってる!

受けの見た目が女の子みたいだし、アナ⚫?マイクプレイ??斜め上の話っぽいからどうしようかなぁって気持ちが吹っ飛ぶくらい斜め上の上の上だった!

気持ちの求め方が何とも言えず好き。明人さんが凡人なのにサイコで、でも凡人と信じてそうなとこがとても好き。普通の人が一番怖い!!なんだかとっても爽快!

見ようによっては引いちょうようなキワキワなシーンも、この2人ならって納得させる魅せ方!!やってることは突拍子もないけど気持ちは純愛なのも良い。

主役2人はもちろんだけど、大人数のダンスシーンもカッコ良く決まってて!センスがすごかった!!パンチがすごい!ハマる人には延々とハマる。

ネタバレなしで

あらすじ、ちるちるには深い所まで書かれてませんが、サイトによってはもっと書いてあって、それを読まずに(内容忘れて)読んで良かったなとひしひし感じるお話でした。


予知夢で恋するところを見たからってグイグイ攻めすぎやろ~攻めの押し具合や受けもあれよと好きになっちゃったの?と戸惑うも、ぐわんぐわん揺すぶられる展開でした!!本当に先が読めなくて、でも色々繋がってて!!!喪失感とか気持ちの動きに圧倒されて、ぎゅんぎゅんしっぱなしでした!!

胸に刺さる

ぐさぐさ来ました。聡くて度胸のあるジーンが可愛くて、普通でいようと肩肘張るトレヴァーが解されてくのも!!二人ともとても優しくて優しくて真正面から受け止める姿にじんわり、強さにはぐっときます。

「娯楽を楽しむのにも教養が必要」
とジーンの言葉にもそうだなぁとひしひし感じるものがあります。知らないで幸せなこともあるけど知識か増えて選択肢が増えるのも楽しいことで…知識を得たジーンがどんどん輝いてくの良かった!一方、苦悩を感じるようになってくのも…どうなってくいのか見届けたいです。